GAME SCHEDULE / RESULT

試合日程・結果

GAME RESULT 試合結果

明治安田J2・J3百年構想リーグ 地域リーグラウンド 第4節

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ザスパ群馬

群馬

2026.02.28 SAT 14:03 KICK OFF

正田醤油スタジアム群馬

3

3 0

0 2

2

試合終了

AWAY

ブラウブリッツ秋田

秋田

GOAL

  • 99 山田太郎 99'
  • 99 中島大嘉 06'
  • 99 中島大嘉 35'
  • 99 中島大嘉 45'+1
  • 99 山田花子 99'
  • 11 佐川洸介 84'

教訓は“勝負強さ”
前に出て行く意識で勝利を

またしても勝利はならなかったが、前節・モンテディオ山形戦では大幅に内容が向上していたザスパ群馬。相手の1.5倍以上のパスをつなぎ、それをしっかりとチャンスにまでつなげてJ2クラブに21本のシュートを浴びせたことは誇ってもいいだろう。

枠内シュート4本はやや少ないかもしれないが、実際にはゴールポストとクロスバーに阻まれた3本のシュートを足すこともできる。「運がなかった」で済ませてはいけないが、運に恵まれなかったのもまた事実。

百田真登はポストに当たったヘディングを「枠を捉えていたはずなのに、バウンドした際にコースが外側に変わってしまった」と嘆き、結果を悔やみつつも内容はポジティブに捉えている。

「チームのチャンスがどういう感じで来るかというのも(実戦で)体感できたし、チャンスに絡めていたのはFWとしてすごくポジティブなことだと捉えています」(百田)

前へ出て行く意識が高まってチャンスが増えたことを「いい兆し」と語った百田。これを続けることができれば、自ずと得点と勝点はついてくるはずだ。しかし今節の相手もJ2クラブ。厳しい戦いを覚悟する必要がありそうだ。

前節の山形はアウェイ2連勝で正田醬油スタジアム郡馬に乗り込んできたが、ブラウブリッツ秋田はアウェイ3連勝中とさらに勢いがある。前節はSC相模原を相手にアディショナルタイムで劇的な勝ち越しゴールを決めて2-1で勝利しており、枠内シュートは2本。勝負強さという意味では学ぶものが多い。

吉田謙監督体制6年目を迎えており、その徹底した秋田スタイルはザスパが最後に対戦した2024年からも変わっていない。ロングボールとセットプレーを軸としながら、走力と球際、意志の力でぶつかってくる。数少ない対戦経験者である菊地健太は「戦い方は(ザスパと)真逆で、すごくタフで結果にこだわってくるチーム」と体感している。ただそれだけに、沖田優監督は今節の対戦を楽しみにしているようだ。

「こういうゲームになるだろうなという予測もありますが、蓋を開けてみてどうなるか楽しみです。いかに相手にいつも通りのサッカーをさせずに、逆に自分たちのスタイルで封じるか。そこにチャレンジしたいですし、山形戦はそれができたかなと思っています。次はそれにプラスして結果を、というふうに挑んでいきたいと思います」

おそらくは、ザスパがボールを握って押し込む時間帯と秋田のロングボールやセットプレー攻勢を耐える時間帯との両方がピッチに現れるだろう。ザスパペースの時間帯をいかに増やせるかがカギだが、双方のチャンスが極端に少ない消耗戦となる可能性もある。スタイルを貫く力に加えて、ここ2試合で得た教訓である“勝負強さ”を発揮できるかに注目したい。

文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)


沖田 優監督
Q.前節は90分間で引き分け、PK戦での敗戦という結果になりましたが、内容は非常に良かったと思います。オフ明けからのチームの雰囲気はいかがですか。
「自分たちの積み上げ、昨季から進化している形をある程度は表現できたからこそああいうゲームになったと思いますが、自信を持っていいところと、まだまだ課題があり勝っていないというところの両面があると思います。それをしっかりと整理して意識高く練習をやってくれているので、さらにどんどん積み上がっていくんじゃないかなというふうに見えています。(ブラウブリッツ)秋田戦でも、先週より今週という自分たちの歩みを見せられたらと思っています」

Q.公式戦を戦うことによって自信が積み上がっていると見えていますか。
「結果が出ていないので、それについては本当に追求し続けていますし、選手も悔しいし自分もとにかく悔しいですが、その悔しさを次の試合に(ぶつけようという意識)というのは感じられます。次はJ2で長く戦い続けている秋田さんが相手です。自分たちの歩みをぶつけるには最高の相手だと思うので、ホームも3試合目ですしもっと点が入る姿や勝つ姿をお見せしたいと思っています」

Q.秋田はJ2の中でも特殊なスタイルを持つチームだと思います。
「そうですね。本当にはっきりしたスタイルが確立されて何年間もやられていますが、自分たちもスタイル自体はしっかりと持っているクラブですし、そのぶつかり合いでどちらが勝利を掴むのかというおもしろい対戦だと思っています。選手たちがどういうプレーをしてくれるのだろうという楽しみもあります。自分が監督になってからは山形戦に続き初めての対戦ですので、こういうゲームになるだろうなという予測もありますが、蓋を開けてみてどうなるかが楽しみです」

Q.どのチームも、秋田戦では相手のスタイルに巻き込まれて自分たちのスタイルを出すことに苦労している印象です。どのようにザスパのペースにもっていきたいですか。
「そういう傾向があるのは認識していますし、だからこそおもしろいんじゃないかなと。どうしてもロングボールを蹴られてしまうと思いますが、それでもいかに相手にいつもどおりのサッカーをさせずに、逆に自分たちのスタイルで封じるか。そこにチャレンジしたいですし、山形戦はそれができたかなと思っています。次はそれにプラスして結果を掴むために挑んでいきたいと思います」



DF 14 菊地 健太

Q.少し時間が経ちましたが、改めて前節をどう振り返りますか。
「シュート数も上回っていましたし、ポゼッションも上回っていた中で1点しか取れなかったのは課題だと思っていますし、アタッキングサードでの最後の質が今後も大事になると感じています」

Q.第2節のヴァンラーレ八戸戦と比べるとチャンスが大幅に増えました。
「八戸さんと(モンテディオ)山形さんで守備の仕方や強度も違う中で、山形戦のほうがボールはある程度握れましたしチャンスも多く作れたと思います。だからこそ、そこで決め切りたかったです。自分たちのミスから失点しているので、失点ゼロにできれば限りなく勝利に近づけると思っています」

Q.次の対戦相手、ブラウブリッツ秋田はまた特殊なスタイルのチームです。菊地選手は対戦経験もあると思いますが……。
「戦い方はおそらく真逆です。すごくタフなチームで、結果にこだわってくるチームだと思います。八戸さんと似ていますが、相手のフィールドに持っていかれてしまうとよくないですし、自分たちのサッカーをやらなければなりません。相手に流れを与えないように、前線の選手が相手にロングボールを蹴らせない、また自分たちディフェンスはしっかりと跳ね返すなどヘディングに勝つというところをやっていきたいです。昨季よりもみんなの切り替えが速くなっていると思いますし、新加入の(神垣)陸選手らが球際で戦ってくれるなど全員が体を張っているので、全体的に見たら失点をするような2試合ではなかったと思います。なので、あとは結果だけですね」

Q.ホーム3試合目ですし、そろそろファン・サポーターに勝利を届けたいところです。
「ファン・サポーターの皆さんも結果が欲しいと思っていると思うので、本当に勝利にこだわって頑張りたいと思います」



FW 17 百田 真登選手

Q.少し時間が経ちましたが、改めて前節をどう振り返りますか。
「点を取れなかったことが自分としてはすごく悔しく感じていますが、チームのチャンスがどのように訪れるかを体感できましたし、チャンスに絡めていたのはFWとしてすごくポジティブなことでした。“決まる、決まらない”は正直、バウンドなどのもうほんのちょっとのところで変わるものなのでそんなに気にしてないというか、チャンスに絡めたことをポジティブに捉えています」

Q.ホーム開幕戦のヴァンラーレ八戸戦ではなかなかチャンスがありませんでしたが、シュート7本とフィニッシュに多く絡めていました。
「大学時代と(前所属の)奈良クラブのときの経験でしか測れないのですが、大学のときも30パーセントぐらいの決定率で20点を取って得点王になりましたし、奈良のときもシュート決定率はリーグ上位で9点を取れました。本数が増えてくれば得点も増えてくると思うので、そこはめちゃくちゃポジティブに捉えています」

Q.八戸戦から大幅にチャンスの数が増えましたが、チームの変化を感じましたか。
「チーム全体として前に出ていこうという意識が上がれば、ああいう展開にできるとみんなで話しながら山形戦を迎えられていましたし、それを体現した結果、ああいう形になったので、いい兆しだと思っています」

Q.次もJ2クラブが相手ですが、現時点でのブラウブリッツ秋田の印象はありますか。
「すごくいいチームでJ2に長く在籍していますし、スタイルも明確なものがあると思います。FWのところでしっかりとボールを収めて攻撃の回数を増やしていけるかがひとつのポイントになると思っています。八戸もそうですけど、こういうチームとの対戦はFWとしてはチャンスが多くない展開になることも予想できますが、少ないチャンスをものにできるのが本来の自分の力だと思うので、得点できるように狙っていきたいと思います」

Q.ホーム3試合目ですし、初ゴールと初勝利が欲しいですね。
「そうですね。たくさんのファン・サポーターの方が声援を送ってくれているのはすごく伝わっています。僕自身としてはまだ、点を取ってないのでファン・サポーターに認められてないと思っています。いち早く認めてもらえるようにいい準備をして試合を迎えたいと思います」



MF 19 モハマド ファルザン佐名

Q.昨季はシーズン途中からの加入でしたが、今季はプレシーズンキャンプからチームの一員として活動しています。自身のザスパでの2年目の変化を感じていますか。
「すごくなじみやすいチームだと思います。昨季はシーズン途中からのプレーになりましが、なじみやすかったので最初から問題はなかったです。でも今年は、より慣れてきたというか、楽しくやれていると思います」

Q.その馴染みやすさは、Jリーグのなかでもボールを大事にする柏レイソルアカデミー出身ということもあるでしょうか。
「そうですね、オファーがあったときからそういうサッカーだと聞いていて、試合を見て『すごくいいな』と思ってきました。実際にやってみても本当に良かったというか、自分が好きなサッカーをやっているので、本当に自分に合うなと思っています」

Q.今季は開幕から2試合スタメンでしたが、手応えなどはありますか。
「(ヴァンラーレ)八戸戦はもう何もできなかったというか、ボールにもあまり触れなかったのですが、(モンテディオ)山形戦でようやくボールに触れるようになって、チームの攻撃の形も出てきて、完成に近づいていっている感覚はあります」

Q.普通のウイングとは少し違う独特のポジションを任されていると思いますが、感触はいかがでしょうか。
「サイドにずっといるので、たまにムズムズするときもありますけど、後ろの選手が上手につないでいい形でボールをくれるので、『来たな』っていう楽しさがあります。やっていてすごく楽しいです」

Q.次もJ2クラブとの対戦ですが、ブラウブリッツ秋田はある意味、ザスパとは対極のスタイルだと思います。どのように戦いますか。
「J2 だから格上だと思ってやっているわけじゃないですけど、秋田や八戸のようなスタイルのサッカーが得意か苦手かと言われたら得意なほうではないと思います。ただ、それを攻略してこそ『このサッカーのほうがいい』と知ってもらうことができると思うので、絶対に勝ちたいと思っています」

Q.ザスパのスタイルは現在のJリーグでは希少かもしれませんが、だからこそといった充実感はありますか。
「確かにそれはありますね。それに自分自身がそういうサッカーばかりをずっとやってきたので思うところはありますが、こういうサッカーが一番好きなので楽しいです」

Q.次もホーム開催となります。
「負けが続いているので、そろそろ勝たないと。自分のゴールで勝たせられたらと思っています」

progress of a match 試合経過

ザスパ群馬
ブラウブリッツ秋田
前半後半データ後半前半
8シュート14
4CK10
GK
12FK6
オフサイド
0PK0

MEMBER LINEUP メンバーラインナップ

スターティングメンバー
  • GK 88 キムジェヒ

  • DF 8 神垣陸

  • DF 43 野瀬翔也

  • DF 3 大畑隆也

  • DF 14 菊地健太

  • MF 37 瀬畠義成

  • MF 7 西村恭史

  • MF 27 藤村怜

  • FW 22 貫真郷

  • FW 99 中島大嘉

  • FW 19 モハマドファルザン佐名

控えメンバー
  • GK 13 近藤壱成

  • DF 5 キムグニル

  • DF 25 中野力瑠

  • MF 6 米原秀亮

  • MF 20 下川太陽

  • FW 11 加々美登生

  • FW 17 百田真登

  • FW 29 松本皐誠

  • FW 38 小西宏登

監督
  • 沖田優

スターティングメンバー
  • GK 1 山田元気

  • DF 22 高橋秀典

  • DF 2 岡﨑亮平

  • DF 5 長井一真

  • DF 13 才藤龍治

  • MF 6 諸岡裕人

  • MF 66 土井紅貴

  • MF 32 長谷川巧

  • MF 10 佐藤大樹

  • FW 34 鈴木翔大

  • FW 11 佐川洸介

控えメンバー
  • GK 23 矢田貝壮貴

  • DF 71 畑橋拓輝

  • MF 7 水谷拓磨

  • MF 14 大石竜平

  • MF 31 石田凌太郎

  • MF 77 中野嘉大

  • MF 9 中村亮太

  • FW 52 西村真祈

監督
  • 吉田謙

DATA 試合環境

入場者数
2412
天候
15.8℃ 33%%
主審
小林健太朗
副審
池田一洋、原崇

MOVIE ハイライト動画

COMMENT 監督&選手コメント

監督コメント

沖田 優監督
「ホームが3試合続いた中で、ようやくファン・サポーターの皆さんに勝利を届けられたことをとにかくうれしく思っています。風が強い中の試合でした。いろいろな環境適応の中で難しいゲームではありましたが、ブラウブリッツ秋田さんのようなスタイルをしっかりと持ったチームに対して勝利できたことについて、選手の進化を感じさせてもらえました。選手のことをしっかり評価してあげたいと思っています」

Q.スタメン出場でハットトリックの活躍を見せた中島大嘉選手をどのように評価していますか。
「ここまでケガでなかなか出場機会が得られなかった彼がスタメンという中で、さっそく得点を積み重ねてくれました。これは簡単ではないと思いますし、すばらしかったと思います。同時に、大嘉を乗らせてあげられるように、周りがしっかり彼の特長を理解して、全選手がボールをつないだ中で彼の得点機会を作り出してあげられました。記録は彼の3得点ですが、取らせてあげた選手全員がすばらしかったと思います」

Q.風の影響に関して、後半は相手のサッカーにつき合ってしまう時間も長かったように感じました。
「そうですね。本当に風の適応に苦しんだ後半だったと思っています。その環境の中で秋田さんのスタイルが強調されたゲームになったので、本来自分たちが進めたいゲーム運びがなかなかできませんでした。そのもどかしさと悔しさは、勝った中にも非常に大きく残っているのは確かです。昨シーズンであれば、こういうゲームを落としていたことも多かったと思います。秋田さんの力がより出やすい環境の中で、しっかり勝ち切れたこと、自分たちのスタイルをしっかり進化させつつ、強度の面や走り戦うという面でも秋田さんを上回ることができました。非常に価値ある1勝だと思います」

Q.ここからアウェー3連戦と厳しい日程になります。今後の試合に向けてどのような思いでしょうか。
「ホームでしっかりと勝てたこと、この秋田さんにも勝てたことを自信に変えて、次の試合、その次の試合も自分たちの目指すビジョンに向かって、1試合1試合大事に戦っていきたいです」

選手コメント

選手写真

FW99

中島 大嘉Taika NAKASHIMA


Q.ハットトリックおめでとうございます。ご自身の評価はいかがでしょうか。
「ありがとうございます。点を取れて良かったですね。今年の目標は3試合で2ゴールを積み重ねていくことで、18試合で12ゴールぐらいの目標を設定しています。今日が出場2試合目でしたが、チームとしては3試合目。今日の3ゴールで、3試合3ゴールとなるので、目標を達成するうえで最低限はよかったという思いです。それでも、ボールロストは普段より多くありました。風も強かったという言い訳はありますが、そういった環境でももっと安定したプレーを出していきたかったです。なので、70点ぐらいです」

Q.1点目が早い時間帯に取れたのは、ご自身の心境としても少しラクになりましたか。
「風が強く、秋田の強みが出る環境ではありました。その中で早い時間帯に1点を取ってリードできたところは良かったです。2点目(のPK)も、(モハメドファルザン)佐名がPKを取ってくれました。2点目が入った時点で3点は取れると思ったので、そこからどのぐらい積み上げられるかなと思っていました。結局3点しか取れなかったですが、それでも早い時間に取れて良かったです」

Q.3点目の前にあったチャンスの場面も、シュートしか狙っていないのではないかという気迫を感じました。
「ちょっとたぎってしまったので、もう少し冷静に蹴れば良かったです。しっかりとコースを狙えれば、あの時点で3点目を取れていたと思います」

Q.3点目の場面、混戦の中で足元にボールがこぼれてくるあたりにも、好調さがうかがえました。
「俺のところにこぼれてきてくれたということは、(ボールも)俺にゴールを取ってほしかったんだろうなと思います」

Q.ザスパに来てなかなかゴールが取れなかった中で、ようやくホームでゴールを決めることができました。
「やっと取れたなと。ザスパに来てからケガばかりで長い時間試合に出られていなかったので、今日が初めてです。いまのザスパのクオリティー、それにやっているサッカーの中で長い時間、試合に出れば点は取れるし、自分の強みを出せると思っていました。今日はそれを自分自身にも証明できたので、いったんは良かったです」

Q.中島選手がベンチに下がってからチームとしては苦しい時間もあった中で、ベンチからはどんな思いで見守っていましたか。
「今シーズン勝てていなかったので、3点を守り切って勝つ、追加点も取れるとベンチから見ていて思っていました。ベンチからでも雰囲気が作れるようになればと思って声を出していました。結果的にみんなで体を張って守れましたが、昨季であれば、あの展開で失点して引き分けになったり負けになったりすること多かった中で、今日勝ち切れたのは成長かなと思います」

選手写真

MF19

モハマド ファルザン佐名Faruzansana MOHAMADO


Q.PK獲得のシーンを振り返ってください。
「斜めのボールが入ってくるところを狙っていました。相手が偏った陣形になるところで、一発のパスでいけるんじゃないかと練習でも話をしていました。風が強い中でも神垣(陸)選手がいいボールをくれたので、いい形で出ていけたなと思っています」

Q.あのプレーは特に気持ちも前に出ていたように感じます。
「毎試合、得点やアシストは絶対につけたいと思ってプレーしているので、今回はそれがいい方向にいったように思います。でも、得点やアシスト自体は取れていないので、次は取れるように頑張りたいです」

Q.群馬に来て2年目のシーズンですが、どんな部分で成長したいと思っていますか。
「繰り返しにはなりますが、やはりゴールとアシストという数字を絶対にもっとつけないといけない。それをもっと増やせるようにしたいです。左サイドから得点が取れる選手になれたら、相手にとって怖い選手になると思うので、自分の価値を上げるためにももっと取っていきたいです」

選手写真

GK88

キム ジェヒKIM JE HEE


「100パーセントを出し切れなかったので、自分の中ではまだ悔しさがあります。風があるというのは最初からわかっていたことで、その中でも本来は自分の力を出しながら、チームでやりたいことをやらなければいけません。それができなかったところは反省点です」

Q.秋田は前線からかなりプレッシャーをかけてきましたが、最後尾からどのように見えていましたか。
「他のチームよりも前線から強いプレスが来ると感じていました。その中でも、(自分たちのプレーを) できなければいけないと感じています」

Q.風が強い中でキックも難しそうな場面が見られました。
「そうですね。風が強い中で、完璧なキックを蹴るのはまだ難しいです。そこは自分の成長できるところだと思います」

Q.苦しい展開の中でも勝ち切れたことについて、どう評価していますか。
「もちろん今日勝てたことはすごく良かったですし、勝ち切る力は自分たちでつけていかないといけないと思います。それを含めて今日は勝てて良かったです」

SUMMARY総括

ホームで今季初勝利!
前半で中島大嘉がハットトリック達成


ホーム自由席側からビジター自由席へ向けて強風が吹き荒れる中で行われた明治安田J2・J3百年構想リーグ 地域ラウンド第4節。今季初勝利を見届けようと試合前から多くのファン・サポーターが群馬の選手たちへ声援を送った。

沖田優監督は前節のモンテディオ山形戦からからスタメンを一人変更し、中島大嘉が今季初スタメンに。一方のブラウブリッツ秋田は長谷川巧、佐川洸介と古巣対戦となる両選手が先発に名を連ねた。

試合開始直後は前線から激しくプレッシャをかける秋田にボールを保持されて押し込まれる。それでもファーストチャンスで先にネットを揺らしたのは群馬だった。5分、貫真郷が右サイドで起点を作り、サポートに入った神垣陸と西村恭史がパス交換。同サイドから西村が好クロスを供給すると、これをファーサイドで中島が合わせて先制点を奪う。

早々にリードした群馬は、向かい風で押し戻された秋田のロングキックを回収し、追加点を狙っていく。それでも22分、コーナーキックでピンチ到来。だが、秋田・高橋秀典のシュートはGKキム ジェヒが好セーブ。こぼれ球を長谷川が詰めたが、オフサイドの判定で得点は認められなかった。

押し込まれた群馬だったが、カウンターから絶好機を迎える。31分、自陣中央から神垣が左サイドに展開すると、モハマドファルザン佐名がドリブルで抜け出し、ペナルティエリア内でファウルを受けてPKを獲得。これを中島が左隅にしっかりと決めて点差を広げる。

39分にはまたも群馬にピンチ。佐藤大樹にクロスを上げられると、長谷川にヘディングで折り返されて最後は秋田・土井紅貴がボレーシュート。ヒヤリとした場面だったが、またしてもキム ジェヒが好守を見せてゴールを許さない。

すると43分には、群馬がカウンターで敵陣に仕掛けた。神垣の丁寧なパスを受けた中島が左足で切り返して強烈なシュートを放つ。これは相手GKの好セーブに遭って得点とはならなかった。

それでも群馬のゴールショーは終わらない。45+1分、菊地健太が入れたコーナーキックに対して中央が混戦に。そこでゴールに押し込んだのはまたも中島だった。足元にこぼれてきたボールを絶好調男がきっちりと詰めて、前半だけでハットトリックを達成した。

向かい風となった後半もボールを支配する群馬は49分、左サイド深くに進入した藤村玲のクロスに西村が飛び込んで合わせたが枠を捉えられない。すると50分、秋田の佐藤大樹がFKを直接狙い、それが群馬の選手に当たってネットに吸い込まれた。

後半早々のゴールと追い風によって勢いに乗る秋田が、局面で高い強度を見せてボールに襲い掛かる。これを受けて劣勢になった群馬は79分、正面から秋田の中野嘉大に打たれたミドルシュートはGKキム ジェヒが弾いたものの、こぼれ球を佐川に合わせられてしまう。しかしボールはゴール左に外れて事なきを得た。

それでも84分、左からのクロスを佐川に頭で合わせられ、2-3に。相手選手がシュートコースに入ったとしてオフサイドを主張したが、認められなかった。

最後は1点差に詰め寄られたものの、リードを守り切った群馬がホームで今季初勝利。若きエース候補が圧巻の活躍でチームを白星に導いた。このゲームから“大嘉の快進撃”、そしてそれを群馬の浮上につなげたい。

文:藤井圭(エル・ゴラッソ)