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明治安田J2・J3百年構想リーグ 地域リーグラウンド 第4節

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ザスパ群馬

群馬

2026.02.28 SAT 14:00 KICK OFF

正田醤油スタジアム群馬

試合前

AWAY

ブラウブリッツ秋田

秋田

GOAL

  • 99 山田太郎 99'
  • 99 山田花子 99'

教訓は“勝負強さ”
前に出て行く意識で勝利を

またしても勝利はならなかったが、前節・モンテディオ山形戦では大幅に内容が向上していたザスパ群馬。相手の1.5倍以上のパスをつなぎ、それをしっかりとチャンスにまでつなげてJ2クラブに21本のシュートを浴びせたことは誇ってもいいだろう。

枠内シュート4本はやや少ないかもしれないが、実際にはゴールポストとクロスバーに阻まれた3本のシュートを足すこともできる。「運がなかった」で済ませてはいけないが、運に恵まれなかったのもまた事実。

百田真登はポストに当たったヘディングを「枠を捉えていたはずなのに、バウンドした際にコースが外側に変わってしまった」と嘆き、結果を悔やみつつも内容はポジティブに捉えている。

「チームのチャンスがどういう感じで来るかというのも(実戦で)体感できたし、チャンスに絡めていたのはFWとしてすごくポジティブなことだと捉えています」(百田)

前へ出て行く意識が高まってチャンスが増えたことを「いい兆し」と語った百田。これを続けることができれば、自ずと得点と勝点はついてくるはずだ。しかし今節の相手もJ2クラブ。厳しい戦いを覚悟する必要がありそうだ。

前節の山形はアウェイ2連勝で正田醬油スタジアム郡馬に乗り込んできたが、ブラウブリッツ秋田はアウェイ3連勝中とさらに勢いがある。前節はSC相模原を相手にアディショナルタイムで劇的な勝ち越しゴールを決めて2-1で勝利しており、枠内シュートは2本。勝負強さという意味では学ぶものが多い。

吉田謙監督体制6年目を迎えており、その徹底した秋田スタイルはザスパが最後に対戦した2024年からも変わっていない。ロングボールとセットプレーを軸としながら、走力と球際、意志の力でぶつかってくる。数少ない対戦経験者である菊地健太は「戦い方は(ザスパと)真逆で、すごくタフで結果にこだわってくるチーム」と体感している。ただそれだけに、沖田優監督は今節の対戦を楽しみにしているようだ。

「こういうゲームになるだろうなという予測もありますが、蓋を開けてみてどうなるか楽しみです。いかに相手にいつも通りのサッカーをさせずに、逆に自分たちのスタイルで封じるか。そこにチャレンジしたいですし、山形戦はそれができたかなと思っています。次はそれにプラスして結果を、というふうに挑んでいきたいと思います」

おそらくは、ザスパがボールを握って押し込む時間帯と秋田のロングボールやセットプレー攻勢を耐える時間帯との両方がピッチに現れるだろう。ザスパペースの時間帯をいかに増やせるかがカギだが、双方のチャンスが極端に少ない消耗戦となる可能性もある。スタイルを貫く力に加えて、ここ2試合で得た教訓である“勝負強さ”を発揮できるかに注目したい。

文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)


沖田 優監督
Q.前節は90分間で引き分け、PK戦での敗戦という結果になりましたが、内容は非常に良かったと思います。オフ明けからのチームの雰囲気はいかがですか。
「自分たちの積み上げ、昨季から進化している形をある程度は表現できたからこそああいうゲームになったと思いますが、自信を持っていいところと、まだまだ課題があり勝っていないというところの両面があると思います。それをしっかりと整理して意識高く練習をやってくれているので、さらにどんどん積み上がっていくんじゃないかなというふうに見えています。(ブラウブリッツ)秋田戦でも、先週より今週という自分たちの歩みを見せられたらと思っています」

Q.公式戦を戦うことによって自信が積み上がっていると見えていますか。
「結果が出ていないので、それについては本当に追求し続けていますし、選手も悔しいし自分もとにかく悔しいですが、その悔しさを次の試合に(ぶつけようという意識)というのは感じられます。次はJ2で長く戦い続けている秋田さんが相手です。自分たちの歩みをぶつけるには最高の相手だと思うので、ホームも3試合目ですしもっと点が入る姿や勝つ姿をお見せしたいと思っています」

Q.秋田はJ2の中でも特殊なスタイルを持つチームだと思います。
「そうですね。本当にはっきりしたスタイルが確立されて何年間もやられていますが、自分たちもスタイル自体はしっかりと持っているクラブですし、そのぶつかり合いでどちらが勝利を掴むのかというおもしろい対戦だと思っています。選手たちがどういうプレーをしてくれるのだろうという楽しみもあります。自分が監督になってからは山形戦に続き初めての対戦ですので、こういうゲームになるだろうなという予測もありますが、蓋を開けてみてどうなるかが楽しみです」

Q.どのチームも、秋田戦では相手のスタイルに巻き込まれて自分たちのスタイルを出すことに苦労している印象です。どのようにザスパのペースにもっていきたいですか。
「そういう傾向があるのは認識していますし、だからこそおもしろいんじゃないかなと。どうしてもロングボールを蹴られてしまうと思いますが、それでもいかに相手にいつもどおりのサッカーをさせずに、逆に自分たちのスタイルで封じるか。そこにチャレンジしたいですし、山形戦はそれができたかなと思っています。次はそれにプラスして結果を掴むために挑んでいきたいと思います」



DF 14 菊地 健太

Q.少し時間が経ちましたが、改めて前節をどう振り返りますか。
「シュート数も上回っていましたし、ポゼッションも上回っていた中で1点しか取れなかったのは課題だと思っていますし、アタッキングサードでの最後の質が今後も大事になると感じています」

Q.第2節のヴァンラーレ八戸戦と比べるとチャンスが大幅に増えました。
「八戸さんと(モンテディオ)山形さんで守備の仕方や強度も違う中で、山形戦のほうがボールはある程度握れましたしチャンスも多く作れたと思います。だからこそ、そこで決め切りたかったです。自分たちのミスから失点しているので、失点ゼロにできれば限りなく勝利に近づけると思っています」

Q.次の対戦相手、ブラウブリッツ秋田はまた特殊なスタイルのチームです。菊地選手は対戦経験もあると思いますが……。
「戦い方はおそらく真逆です。すごくタフなチームで、結果にこだわってくるチームだと思います。八戸さんと似ていますが、相手のフィールドに持っていかれてしまうとよくないですし、自分たちのサッカーをやらなければなりません。相手に流れを与えないように、前線の選手が相手にロングボールを蹴らせない、また自分たちディフェンスはしっかりと跳ね返すなどヘディングに勝つというところをやっていきたいです。昨季よりもみんなの切り替えが速くなっていると思いますし、新加入の(神垣)陸選手らが球際で戦ってくれるなど全員が体を張っているので、全体的に見たら失点をするような2試合ではなかったと思います。なので、あとは結果だけですね」

Q.ホーム3試合目ですし、そろそろファン・サポーターに勝利を届けたいところです。
「ファン・サポーターの皆さんも結果が欲しいと思っていると思うので、本当に勝利にこだわって頑張りたいと思います」



FW 17 百田 真登選手

Q.少し時間が経ちましたが、改めて前節をどう振り返りますか。
「点を取れなかったことが自分としてはすごく悔しく感じていますが、チームのチャンスがどのように訪れるかを体感できましたし、チャンスに絡めていたのはFWとしてすごくポジティブなことでした。“決まる、決まらない”は正直、バウンドなどのもうほんのちょっとのところで変わるものなのでそんなに気にしてないというか、チャンスに絡めたことをポジティブに捉えています」

Q.ホーム開幕戦のヴァンラーレ八戸戦ではなかなかチャンスがありませんでしたが、シュート7本とフィニッシュに多く絡めていました。
「大学時代と(前所属の)奈良クラブのときの経験でしか測れないのですが、大学のときも30パーセントぐらいの決定率で20点を取って得点王になりましたし、奈良のときもシュート決定率はリーグ上位で9点を取れました。本数が増えてくれば得点も増えてくると思うので、そこはめちゃくちゃポジティブに捉えています」

Q.八戸戦から大幅にチャンスの数が増えましたが、チームの変化を感じましたか。
「チーム全体として前に出ていこうという意識が上がれば、ああいう展開にできるとみんなで話しながら山形戦を迎えられていましたし、それを体現した結果、ああいう形になったので、いい兆しだと思っています」

Q.次もJ2クラブが相手ですが、現時点でのブラウブリッツ秋田の印象はありますか。
「すごくいいチームでJ2に長く在籍していますし、スタイルも明確なものがあると思います。FWのところでしっかりとボールを収めて攻撃の回数を増やしていけるかがひとつのポイントになると思っています。八戸もそうですけど、こういうチームとの対戦はFWとしてはチャンスが多くない展開になることも予想できますが、少ないチャンスをものにできるのが本来の自分の力だと思うので、得点できるように狙っていきたいと思います」

Q.ホーム3試合目ですし、初ゴールと初勝利が欲しいですね。
「そうですね。たくさんのファン・サポーターの方が声援を送ってくれているのはすごく伝わっています。僕自身としてはまだ、点を取ってないのでファン・サポーターに認められてないと思っています。いち早く認めてもらえるようにいい準備をして試合を迎えたいと思います」



MF 19 モハマド ファルザン佐名

Q.昨季はシーズン途中からの加入でしたが、今季はプレシーズンキャンプからチームの一員として活動しています。自身のザスパでの2年目の変化を感じていますか。
「すごくなじみやすいチームだと思います。昨季はシーズン途中からのプレーになりましが、なじみやすかったので最初から問題はなかったです。でも今年は、より慣れてきたというか、楽しくやれていると思います」

Q.その馴染みやすさは、Jリーグのなかでもボールを大事にする柏レイソルアカデミー出身ということもあるでしょうか。
「そうですね、オファーがあったときからそういうサッカーだと聞いていて、試合を見て『すごくいいな』と思ってきました。実際にやってみても本当に良かったというか、自分が好きなサッカーをやっているので、本当に自分に合うなと思っています」

Q.今季は開幕から2試合スタメンでしたが、手応えなどはありますか。
「(ヴァンラーレ)八戸戦はもう何もできなかったというか、ボールにもあまり触れなかったのですが、(モンテディオ)山形戦でようやくボールに触れるようになって、チームの攻撃の形も出てきて、完成に近づいていっている感覚はあります」

Q.普通のウイングとは少し違う独特のポジションを任されていると思いますが、感触はいかがでしょうか。
「サイドにずっといるので、たまにムズムズするときもありますけど、後ろの選手が上手につないでいい形でボールをくれるので、『来たな』っていう楽しさがあります。やっていてすごく楽しいです」

Q.次もJ2クラブとの対戦ですが、ブラウブリッツ秋田はある意味、ザスパとは対極のスタイルだと思います。どのように戦いますか。
「J2 だから格上だと思ってやっているわけじゃないですけど、秋田や八戸のようなスタイルのサッカーが得意か苦手かと言われたら得意なほうではないと思います。ただ、それを攻略してこそ『このサッカーのほうがいい』と知ってもらうことができると思うので、絶対に勝ちたいと思っています」

Q.ザスパのスタイルは現在のJリーグでは希少かもしれませんが、だからこそといった充実感はありますか。
「確かにそれはありますね。それに自分自身がそういうサッカーばかりをずっとやってきたので思うところはありますが、こういうサッカーが一番好きなので楽しいです」

Q.次もホーム開催となります。
「負けが続いているので、そろそろ勝たないと。自分のゴールで勝たせられたらと思っています」