GAME SCHEDULE / RESULT

試合日程・結果

GAME DETAIL 試合詳細

明治安田J2・J3百年構想リーグ 地域リーグラウンド 第1節

AWAY

ザスパ群馬

群馬

2026.03.04 WED 18:30 KICK OFF

相模原ギオンスタジアム

試合前

HOME

SC相模原

相模原

GOAL

  • 99 山田太郎 99'
  • 99 山田花子 99'

初勝利を経て臨む中3日の“連戦”
新ヒーローの出現なるか


前節・ブラウブリッツ秋田戦で今季初勝利を挙げたザスパ群馬。開幕3試合目してようやくではあったが、時間の問題でもあったのかもしれない。

「(第2節モンテディオ)山形戦も自分が決めていれば勝っていたし、ずっと勝ってもおかしくない試合はしていたので」

勝利の立役者は、焦るなよと言わんばかりに自信に満ちていた。自身も、ザスパもまだまだこんなもんじゃないぞ、と。中島大嘉の口から発せられると、不思議と大言壮語という感じがしない。

「やっているサッカーとザスパの選手たちのクオリティと自分の力があれば、また前半から出て長い時間プレーできれば点は取れるという思いがあるので、特に驚きはないです。特別何かが良かったというようなものもないですし、自分自身にもチームにも驚いてはいないです。何ならもっとできたなって」

事実、それだけの内容をここ2試合のザスパは見せている。敵陣深くまで崩してからのクロス、PKを獲得した大きな展開、セットプレー。多少の運に恵まれながらも、バリエーションのある展開で秋田をくだした。J2でも屈指の質実剛健さを誇る相手を上回れたことは大きな自信として良いだろう。

とはいえ、パーフェクトな試合というのはなかなか存在しない。失点はアンラッキーさを含みつつも、後半は秋田に天秤が傾いていた。その点に関してはもちろん、チームとして把握済み。反省や慎重なコメントも上がっておりバランスが取れている。すべての時間帯を思いどおりに進めることは不可能だが、もっと自分たちの時間を増やす余地はあった、と。また強風など、環境に左右されない強さも身につけていく必要があるのだろう。

「後半は風を理由に受け過ぎた印象はありますね。もっともっと後半の立ち上がりから下(ロングボールではなく、ショートパスでの攻撃)を意識しても良かったんじゃないかなとは思います」(藤村怜)

「もっとつなげるシーンもあったし、それができればより自分たちの時間帯を作れたと思います」(沖田優監督)

そしてJ2クラブとの連戦がいったん終わり、次節は中止・延期となっていた第1節・SC相模原戦を迎える。昨シーズンも同カテゴリーであり勝手知ったる相手ではあるが、沖田監督は相模原のサッカーに変化があると警戒。同じJ3クラブとの対戦だからといって油断はない。

「(昨季とは)全く違うチームとして捉えていますし、危険なチームだなと思っています」(沖田監督)

さらに連戦とあって、疲労も少々気になるところ。せっかく初勝利を挙げたばかりのチームに手を加える必要が出てくるかもしれない。ただ、それすらも中島はポジティブに捉えている。まだシーズン4戦目とあって大幅な入れ替えは考えにくいが、ザスパの新たなスターが生まれる試合になるかもしれない。

「連戦も関係ないです。むしろ、『あ、この選手、いつも出ていないけどこんないいプレーするんや』っていう選手が出てくるんじゃないかなって。ファン・サポーターがそれを目の当たりにするんじゃないかと思っています」(中島)

文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)


沖田 優監督
Q.今季初勝利となったブラウブリッツ秋田戦について、改めて振り返るといかがですか。
「初勝利できたこと、ファン・サポーターの人たちにホームで勝利を見せられたことを一番うれしく思っています」

Q.前半に3点先取しましたが、ザスパ群馬が目指すサッカーの形で得点できたのではないでしょうか。
「そうですね、1点目はいい作りの中からの得点でしたし、2点目のPKを取った形も良かったと思います。今季はセットプレー練習の時間を少し増やしていますが、(第2節モンテディオ)山形戦で12本ぐらい機会がありながら取れなかった悔しさも含めて、セットプレーでも追加点が取ることができました。すごくいい3点だったと思っています」

Q.ゴールに向かうプレーや相手の深いエリアでの崩しやマークの剥がし方など、攻撃の質にも成長を感じるところはありますか。
「この3試合を通して、少なからずそういう部分も積み上げができているんじゃないかなと思っていますし、よりいいものが出た試合だったと思います。ただ、風の影響がどうしてもあった試合でもありました。本当に今までで一番くらい(の強風)でしたし、終始止まなかったですから。PKで置いたボールも転がるくらいで……。それは象徴的なシーンでしたが、あの風の強さでずっと止まなかったのは自分の中では初めてでした」

Q.そのあたりも影響して、後半の戦いは難しさもあったのではないですか。
「向かい風が強い中で難しいのはもちろんわかっているのですが、自分たちの追い求めているものからすると、決して良くなかった後半だったと思っています。もっと(パスを)つなげるシーンもあったし、それができれば自分たちの時間帯を長く作れたと思いますから。いい攻撃が何回かはありましたが、その回数が少なかったです。ですから、いま振り返ってみても悔しさの残る後半になりました」

Q.中島大嘉選手がハットトリックを決めたのは、監督の個人的な思いも含めてうれしかったのではないでしょうか。
「(中島)大嘉の本来持っている力が出ないまま何年か過ぎていて、もどかしさがありましたし、自分が一緒にいた時間も含めて長く感じていました。ただ、ザスパのようなサッカーの中に入れば(出場)時間に比例して点が取れるとずっと思っていました。昨シーズンはケガでなかなか試合のメンバーに入れなかっただけなので、全くびっくりしてないという感覚です。ようやく結果が普通に出て良かったなと。うれしい気持ちや『大嘉良かったな』という思いはありますが、(本人が)話していたとおり、予定どおりだという感じなので驚いてはいないです」

Q.次は今シーズン初の連戦となります。ローテーションなどさまざまな選択肢があると思いますが、どう考えられていますか。
「今の体制で連戦自体をそこまで経験していないので、いい経験値になるなと思っていますし、良い状態の選手が多いので今から楽しみたいなと思います(笑)。クラブとしてこの18試合をどう戦うのかをしっかりと考えてメンバーを構成したいと思っています」

Q.ここ2試合は普段対戦しないJ2を相手に高い集中力で戦いましたが、今回はこれまで何度も戦っている相手です。油断はないと思いますが、無意識にモチベーションが上下する恐れはないでしょうか。
「油断は全くないですし、むしろ危険度が増しているという印象です。昨シーズンの対戦ではSC相模原さんが少し引いて構えてくるなど、こちらから引かせることもできましたが、今シーズンの試合を見ているとスタイルが大きく変わっています。前からボールを奪いにいく形になっていて、全く違うチームとして捉えていますし、危険なチームだなと思っています。昨季は対戦した2試合とも内容も全く違いましたし、相手のサッカーも大きく変わっているのでまた違う試合になると思っています」

Q.本来は開幕戦となるはずのカードでした。
「相模原さんがやり方を変化させているのがわかった上でやれますし、チームとしても連戦を経験できるということでポジティブに捉えています」


MF 27 藤村 怜
Q.初勝利を挙げた前節・モンテディオ秋田戦を振り返ってください。
「前半は風上ということで、押し込める時間帯が長くなるんじゃないかという想定はありました。実際にそうした試合展開の中で3点を取れたことはすごく良かったと思います。ただ後半、風を理由にちょっと受けすぎた印象はありますね。(大きく蹴り出さずに)下からつなげば風下でも関係ないと思いますし、もっともっと後半の立ち上がりから下を意識しても良かったんじゃないかなとは思います」

Q.後半はアンラッキーなオウンゴールがありました。
「あの場面は反省しないといけません。もっといい対処ができたんじゃないかという思いはあります。もっと(シュートに対して)面に当てられれば良かったのですが、風もあってボールがすごく速かったので反応しきれませんでした」

Q.後半は押され気味だったかもしれませんが、藤村選手のクロスに西村恭史選手が飛び込むシーンがあるなど、フィニッシュに絡んでいました。
「前目のポジションなので、より得点に関わっていかないといけないという危機感はありますし、常に狙ってはいます」

Q.途中出場の下川太陽選手や加々美登生選手とのポジション争いについていかがでしょうか。彼らに対してのライバル心はありますか。
「自分には自分なりの良さがあると思いますし、僕はあまりそのように(ライバル心を持っていると)は考えてないですね」

Q.3試合目で初勝利となりましたが、1試合ごとに内容も結果も上向いている印象があります。
「良くなっているところもありますし、まだまだなところもあります。どんな試合でも勝つために、勝つことを第一に考えてプレーすることをもっと突き詰めなければいけないと思います」

Q.この2試合はJ2クラブが相手でしたが、モチベーションが上がっていた部分はあったのでしょうか。
「まあ、そうですね。J2の相手に対して普通にやれれば自信にもなりますし、やれるんだぞというところを見せたいなとは意気込んでいましたけど、それぐらいですね」

Q.逆に今節は何度も戦ってきている相手ですが、逆に注意しなければいけない点はありますか。
「J3はアグレッシブなチームが多い印象なので、そういう相手に自分たちのサッカーをどうはめ込んでいくかですかね。チーム全体としても個人としても、(相手の)プレッシャーが速い中でも自分たちのサッカーを出せるところと、最後は勝つところを見せたいです。勝つためには点を取らないといけないですし、そこにこだわってやっていきたいです」

Q.今季初の連戦となります。
「連戦は久々です。まずは回復に努めて、チーム全体としてもコンディションは悪くないと思うので、チーム全員で戦っていければと思います」


FW 99 中島大嘉
Q.前節はザスパ群馬で初のスタメン出場でした。
「トレーナーやコーチ陣たちのおかげで、スタメンで出ても壊れないフィジカルコンディションを作ることができました。昨シーズンはラスト4試合しか出てないですし、ずっとケガをしていたので、やっとザスパに移籍してきたなという感じです。久々に、普通にサッカーができたので良かったですね」

Q.それがハットトリックという、インパクトある“挨拶”になりましたね?
「まあでも、ザスパがやっているサッカーとザスパの選手たちのクオリティーと自分の力があって、長い時間出場することができれば、点は取れるという思いはあります。だから特に驚きもないです。前半で3点を取れたのは良かったですけど、特別良かったという思いはないですし、自分自身にもチームにも驚いてはいません。何ならもっとできたなって。風もあって難しい状況でしたが、もっとすごいサッカーを見せられると思っています」

Q.3試合目で今季初勝利となりましたが、チームがようやく力を発揮できてきているという印象でしょうか。
「チームとしての完成度が試合を追うごとに高まってきていると思います。モンテディオ山形戦も自分が最後に決めていれば勝てた試合でした。相手のカテゴリーは関係なく、ザスパのサッカーを出して、見ている人たちを魅了して勝つことはどこが相手もできると思います。あとはピッチコンディションや風に関係なくできるように自分たちをもっと高めていければいいですね。3試合目でやっと勝ちましたけど、ずっと勝ってもおかしくない試合はしていたので」

Q.ここ2試合はJ2クラブが相手というモチベーションもあったのではないでしょうか。
「関係ないですね。相手がJ3だから、J2だからということでモチベーションが変わっているようでは今後に輝かしい未来はないと思いますし、相手のことは関係なく自分はただスコアを重ね続けるだけです。チームは常にやるべきことをやって、ザスパ群馬のアイデンティティーをどんどん見せつけていくというところにフォーカスするだけだと思うので、相手はあまり関係ありません」

Q.SC相模原戦は今季初の連戦にもなります。
「誰が出ても同じサッカーはできるでしょうし、沖さん(沖田監督)体制になってからチームとしての総合力も積み上がっている部分があるので、連戦も関係ないですよ。むしろ、『あ、この選手いつもは出ていないけどこんないいプレーするんや』という印象を持たれるような選手が出てくるんじゃないかなと思います。ファン・サポーターがそれを目の当たりにするんじゃないかと思っています」


GK 88 キム ジェヒ
Q.ブラウブリッツ秋田戦を改めて振り返るといかがですか。
「自分としてはできたこともあったし、できなかったこともありましたが、できなかったところをできるようにしっかりと振り返って、さらに成長できるように準備したいです」

Q.2失点とも、GKからすると対処が難しかったと思います。
「でも、対応できたと思います。俺が悪かったです。(2失点目は)『オフサイドじゃないの?』という感じで見送ってしまったので、もったいなかったなと思います」

Q.ここまでの3試合、内容も結果もだんだん良くなっている印象です。後ろからチームを見ていてどうですか。
「キャンプからしっかりと準備してきましたし、このサッカーを昨シーズンからやっているので、練習と試合をやるごとに成長していると思います」

Q.試合後のコメントでは風に対応したキックの反省をしていましたが、もっとこうすれば良かったなという思いはありますか。
「非常にあります。映像を見返して、さらにそういう思いになりました。難しいですが、もっとつなげれば良かったかなと思いますね」

Q.とはいえ、いいパスも何本も通していて攻撃に貢献していました。
「『相手がこう来るだろうからここが空いている』というスカウティングどおりだったので、スタッフの人たちがいい準備してくれたおかげだと思います」

Q.今節は今季初めての連戦になります。
「普段より多く準備できるわけではないので、いつもどおりの準備をしたいです」