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試合日程・結果

GAME DETAIL 試合詳細

明治安田J2・J3百年構想リーグ 地域リーグラウンド 第3節

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ザスパ群馬

群馬

2026.02.21 SAT 14:00 KICK OFF

正田醤油スタジアム群馬

試合前

AWAY

モンテディオ山形

山形

GOAL

  • 99 山田太郎 99'
  • 99 山田花子 99'

より良いバランスへの期待感
取りに行く、初ゴールと初勝利


ヴァンラーレ八戸を相手に0-1と惜敗し、6シーズンぶりの敗戦スタートとなったザスパ群馬。しかし内容はそう悪いものではなく、課題も感じつつ手ごたえを抱けるものだった。それだけに沖田優監督も選手たちも悔しさをにじませる。

「時間が経ってもやっぱり勝てなかったという悔しさが強くあります。プラスの感触はあるけどまだ勝てていない。八戸さんの勝負強さ、勝ち切れる力は学ばなきゃいけないところが多かったと思っています」(沖田監督)

「やっぱり勝ちたかったですね。ファン・サポーターの方に勝利を届けられなかったというのが一番悔しいです」(大畑隆也)

「本当にもったいなかったなというか、積み上げてきたものをある程度出せた試合だったと思うので、それを結果に結びつけたかったというのが率直な感想です」(瀬畠義成)

ボールは握れた。守備や切り替えの部分も粘り強く戦えた。それをスコアに直結できなかった。しかし昨シーズン、対戦したときのようには崩れなかった。流れが相手にある時間帯でも決定機的なピンチにほとんど陥らなかった点は確かな進歩だ。

「昨季はセットプレーの失点でリズムが悪くなってしまった感じがあった。それなりに戦えた要因の一つとして、セットプレーで失点しなかったのはあると思います。前からプレッシャーに行ってくれて、潰すところを潰してくれて、前線と中盤に助けられたので僕たち(DF)のところでピンチ対応になることもあまりなかったと思います」(大畑)

「強度など相手の土俵でも負けないシーンがあったり、球際のところで奪えたりというのは昨季より多かったかなと思います」(瀬畠)

1試合で判断するのは早計かもしれないが、八戸戦のパフォーマンスを継続できればJ2クラブが相手でもそう簡単に失点を重ねることにはならないだろう。昨季は得点数がリーグ5位ながら失点数はワースト4位という数字だったが、今季はより良いバランスに落ち着くはずだ。

ボールを保持しつつ相手陣地に入るところまでは安定感があっただけに、課題はやはり、シュートとチャンスの数。しかしそれも、課題でありつつ紙一重でもある。後方を支える大畑は「あと一歩なんだけどな」という感想を抱いていた。大きな紙一重でもあるが、チャンス未遂と言えるシーンは少なからずあった。

ほんの少しの落ち着きと精度、厚みがあればゴールは遠くないはず。瀬畠は「もっと大胆に思い切ってプレーできれば」と語り、大畑も「『これ、いつもなら(パスが)通って点が取れているわ』というシーンも本当はもっと多いはずですが、ちょっと少なかった」と首を傾げた。

今節の相手はモンテディオ山形。八戸よりも“格”のある相手だが、もとよりEAST-Aグループの相手はほとんどがカテゴリーを見れば格上だ。縮こまっていては何も始まらない。ザスパらしく今季の初ゴールと勝点3を取りに行こう。

文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)

 


沖田 優監督
Q.初戦となったヴァンラーレ八戸戦から数日が過ぎましたが、あらためて試合を振り返るといかがですが。
「時間が経ってもやっぱり勝てなかったという悔しさが強くあります。昨季の J3 リーグを戦ったときよりも、守備も攻撃もある程度上積みしている部分は見せられたのかなと思いますし、着実にステップは上がっていると思いますが、そういうプラスの感触はあるなかでまだ勝てていません。ヴァンラーレ八戸さんの勝負強さ、勝ち切れる力は学ばなきゃいけないところが多かったと思っています。

でも、ネガティブ要素はそんなに多くはないですし、上積みをさらにしなきゃいけないんだよというのを突きつけられたことを再確認して今節に向けてスタートしました。もっと自分たちの力をつけた状態でモンテディオ山形さんとの試合に臨みたいと思っています。得点が取れていないので、次こそホームでちゃんと得点する、もっとゴールに向かうプレーを増やしていきたいなと思いますし、期待しています」

Q.終盤の途中出場でしたが、ルーキーの松本皐誠選手がプロデビューしました。どういった期待を込めて送り出しましたか。
「キャンプ中から、自分たちのサッカーに着実に順応しつつ、力はあるというところをちゃんと示し続けてくれていたので、チャンスがあれば使っていきたいと思っていました。点が取れる選手なので、少しでも早く得点してくれるのを期待しています」

Q.今節の対戦相手、モンテディオ山形の印象はいかがですか。
「長く J2 にいて、J1に行っている時期もあるなど、安定して力のあるチームだと思っていますし、(監督が)横内(昭展)さんになってからも攻守ともに安定していて個の力もチーム力もあると認識しています。もちろん簡単な試合ではないですが、自分たちの良さをしっかり出して勝てるように挑んでもらいたいと思っています」

Q.山形は開幕から連勝中で勝負強さを発揮しています。
「自分たちは自分たちらしく戦うのみですが、八戸さんにしてもどこかでゲームを決めてくる得点があって、自分たちは決め切れませんでした。山形の2試合を見ると、良くないゲーム展開でも我慢するところを我慢しながら、最後に勝負どころでしっかり点が取れる個もチーム力もあります。それをしっかりと認識しつつ、自分たちの良さがよりよく出て、しっかり点を取って進めるようなゲームを目指したいなと思います」

Q.八戸戦は新加入選手が3名(神垣陸、百田真登、貫真郷)スタメンに入りましたが、スムーズに試合に入れている印象でした。
「そうですね。キャンプ中の早い段階から順応する姿を見せてくれていたので、開幕のスタートで出すのもまったく違和感がありませんでした。既存の選手も交代で出た選手たちも本当にいいプレーをしてくれたので、チーム全体で底上げをどんどん図っていきたいなと思います」

Q.八戸はかなりはっきりした戦い方だったと思いますが、山形はより幅があるイメージです。ザスパ群馬のスタイルも相手にかなり知り渡ってきていると思いますが。
「今の体制としては初対戦なので、すごく楽しみですね。どういった前半になるんだろう、どういった終盤になるんだろうというのが楽しみですし、さらに力をつけられる1試合になるのは間違いないと思うので楽しみにしています」

Q.J2クラブとの対戦が続くのはなかなか大変ではないですか。
「大変というか、とてもいいことだと思います。浦和レッズさんとも練習試合をやらせてもらいましたし、この(明治安田J2・J3)百年構想リーグで強いチームと試合を重ねられるのは最高ですので、そこで勝つ力をつけたいです」


DF 3 大畑 隆也選手
Q.ヴァンラーレ八戸とのホーム開幕戦から数日が経ちましたが、試合をどう振り返りますか。
「やっぱり勝ちたかったですね。ホームでしたし、(第1節・SC相模原戦が中止となって)期間も空いていて、ファン・サポーターの方も勝利を楽しみにしていたと思うので、それを届けられなかったというのが一番悔しいという思いです」

Q.昨季は2敗を喫した八戸が相手でしたが、昨季との違いやチームの成長を感じましたか。
「お互いに新加入の選手も入って、メンバーも変わっているので違う部分はありますけど、やり方や選手の強度はあまり変わらなかったと思います。神垣陸らが入って球際などで強度を高く戦ってくれた部分で、昨季の2敗に比べるとやれていたのかなとは思います。ただ、個人的には昨季はセットプレーの失点でリズムが悪くなってしまった感じがあったので、そこがなく、うまく戦えたというところもあったと思います。勝てていないので悔しいですが、昨季に比べるとまあまあという感じでしょうか」

Q.失点シーン以外は、悪い流れの時間帯も耐えられていた印象でした。
「最終ラインのギリギリのところでのピンチはあまりなかった印象があるのでなおさら悔しいというか、その1点だけが悔やまれる感じです。ミドルシュートに対してもうちょっと寄せなきゃいけなかったというのはありますが、本当に『やばい』となったシーンはそこまでなかった印象ですね」

Q.相手選手が「昨季より切り替えが鋭かった」という印象を語っていましたが、前線から中盤の選手が守備を頑張ってくれていた影響もありますか。
「本当に、新しく入った(百田)真登も前からプレッシャーに行ってくれますし、(神垣)陸も潰すところを潰してくれました。前線と中盤に助けられたので、僕たちのところでピンチ対応になることがあまりなかったと思います」

Q.八戸はプレスが強いチームだと思いますが、かなり剥がせて前進できていました。そこから先が課題になりますか。
「いつもどおり剥がせた感じはあったなかで、後ろのリスク管理をしながら『もうちょっと崩しのところでうまいこといけたらな。あと一歩なんだけどな』と思って見ていました。そこが一番難しいんですが、そこまで行く回数を増やして、前回よりももっといい状態で運ぶというのを続けていけばチャンスも来ると思うので、そこは続けていきたいなと思います」

Q.確かに、シュート数は少なかったかもしれませんがチャンス手前の惜しいシーンはあった印象です。
「『これ、いつもなら(パスが)とおって点が取れているわ』というシーンも本当はもっと多いはずですが、少なかったと思います。その回数を増やせるようにという感じですね」

Q.ホーム戦が続きます。次もJ2のモンテディオ山形という手強い相手になりますが、いかがでしょうか。
「相手のことは関係なく、沖さんのサッカーを、この攻撃的なサッカーを信じてやるだけと思っているので、自分たちのやるべきことに集中してやっていきたいと思います。それにプラスして、『八戸さんから学ぶ』ということも沖さんが話していて、強度や切り替えの部分は本当にものすごいものがありました。見習うべきところは見習って生かしていきたいと思います。本当に勝つことだけしか考えていないですし、そうじゃないとファン・サポーターの皆さんを喜ばせることができないと思うので、なんとしても勝利を収めたいと思います」


MF 37 瀬畠 義成
Q.少し日にちが経ちましたが、ホーム開幕戦をどう振り返りますか。
「本当にもったいなかったなというか、沖田監督体制2年目で積み上げてきたものをある程度出せた試合だったと思うので、それを結果に結びつけたかったというのが率直な感想です。ボール自体は持っていましたけど、シュートやチャンスらしいチャンスがあったかというとやっぱり少なかったと思います。ミドルサードぐらいまではある程度簡単にボールを運べていましたが、残り3分の1のアタッキングサードにどう入っていくのか。どうゴールを脅かしていくのかに関しては足りなかったですし、むしろボールを持っていない割に八戸のほうにシュートチャンスを作らせてしまったかなと思います」

Q.新加入の神垣選手が隣でプレーすることが多かったと思いますが、連係面はいかがでしたか。
「スムーズにできたかなと思います。神垣選手の良さも理解していますし、お互いやりやすいように声を掛けながら、意思疎通して声を掛けなくても自分が出たら神垣選手が入ってくるなど、スムーズにできているのかなと思います。開幕戦にしては良かったのかなと思います」

Q.最後に失点はしましたが、何度か悪い流れになっても耐えられていて、昨季のように崩されることはなかった印象です。
「昨季の途中ぐらいから守備のことや強度のところはより求められてきていますし、今はこういう気候でもあるので、そこそこ走れますから。昨季は八戸さんにボロボロにやられてしまった試合が多かったですが、今年は強度など相手の土俵でも負けないシーンがあったり、球際のところで奪えたりというのは多かったかなと思います」

Q.大畑選手は「去年はセットプレーで流れを持っていかれたので、そこで失点しなかったのは大きかった」と話していました。
「やり方も少し変わっていますが、まだ1試合しかやってないので、これから答えが出てくるのかなと思います。そこは一喜一憂せずに、やり方はどうあれボールにアタックすることや空中戦で負けないとか、まずはそういう当たり前のことが必要だと思います。その部分はある程度できていたと思いますし、昨季に負けていた悔しさもあって気持ちが出ていたのかなと思いますね」

Q.攻撃は最後の段階に課題があったかと思いますが、チャンスの数にはカウントされない惜しいシーンもあったかと思います。
「自分のところでは、特に奪ったボールから背後やポケットを狙ったパスが流れてゴールキックになったシーンがあったと思います。どのチームもアタッキングサードの守備は強固ですし、なかなか難しい部分ではありますけど、そこでのクオリティで上のカテゴリーに行けるかどうかが分かれると思いますので、そこのクオリティは本当に尽きない課題です。これを常にやり続けて精度を上げていかないといけないと思います」

Q.昨季の良い時期は追い越す動きがさらに多かった印象です。初戦の硬さも影響したでしょうか。
「相手が上位カテゴリーだからこそやれることもいっぱいあると思うし、ビビらず、思い切ってやれればいいですね。相手もそのほうがイヤだと思うので、もっと大胆に思い切ってプレーできればと思います。(同グループには)幸いにも上のカテゴリーのチームが多いですし、失うものは何もないと思います。自分たちが持っている力を前面に出せればいいかなと思います」

Q.次節もホーム開催となります。
「昨季もホームで勝てない試合が多かったですし、相手はJ2のチームですが、そういう相手だからこそモチベーションは自然と上がると思います。選手たちが必死に自分たちの力を100パーセント出し切って、なおかつ勝つことができればより自信になります。このハーフシーズンがより良いものになって、2026/27シーズンにいい形で持っていければと思います。そういう意味でも本当にいい相手ですし、次こそはホームでシーズン初勝利を飾れればと思います」


DF 22 貫 真郷選手
Q.前節のヴァンラーレ八戸戦は、今季の開幕戦かつザスパ群馬でのデビュー戦でしたが、試合を振り返っていかがでしたか。
「勝たないといけない試合だったので、悔しかったです」

Q.昨年の八戸との対戦では苦戦していたことをチームメートから聞いていたと思いますが、八戸の印象はいかがでしたか。
「自分は昨季、(ラインメール青森の選手として)天皇杯で八戸と対戦しましたがいいゲームができていたので、自分的には難しい相手ではないという印象でした。なので、そこは特に考えずに試合に入れました」

Q.前半には股抜きで突破するシーンもありました。
「ワイドに張る選手としては、ああいう形をもっと増やしていかないといけないので意識してやりたいですね」

Q.守備では最終ラインまで戻らないといけないし、攻撃では最前線に張って仕掛けないといけない。なかなか大変なポジションを任されていると思います。
「自分としても成長できるタイミングなので、すごく前向きに捉えてできています。続けたいです」

Q.中盤の選手など、周囲との連係はいかがでしたか。ローテーションで崩すシーンもありました。
「キャンプに入る前よりは共通のイメージを持てていると思うので、徐々に合わせていきながらやっていきたいですね。ポケットの部分を狙うのは全選手が意識を持ってやっているので、自然に入れ替わる形にはなっていると思います」

Q.八戸戦を振り返ってみて、もう少しこういうプレーができれば良かったというのはありますか。
「個人的なところだと、ちょっと(低い位置に)落ちすぎてボールを受けようとしていたので、そこは少し違ったのかなと。(他の選手のために)スペースを開けるという感覚でポジションを取らないといけないですし、改善しないといけない部分だと思っています」

Q.次節もJ2の相手になります。
「自分たちとしてはもうチャレンジャーなので、失うものはありません。思い切って積極的に仕掛けていきたいと思います」

Q.ホーム戦が続きますが、ホームスタジアムの正田醤油スタジアム群馬の雰囲気はいかがでしたか。
「芝も良くて、すごくやりやすいですし、応援してくださっている皆さんの声がよく聞こえたので、しっかりと結果で応えて勝って終われるように頑張りたいです」