FW32
河田篤秀Atsushi KAWATA
ザスパ群馬
群馬
ロートフィールド奈良
1前半 1
0後半 2
試合終了
奈良クラブ
奈良
前半 | 後半 | 計 | データ | 計 | 後半 | 前半 |
---|---|---|---|---|---|---|
5 | シュート | 7 | ||||
5 | CK | 4 | ||||
GK | ||||||
6 | FK | 11 | ||||
オフサイド | ||||||
0 | PK | 0 |
GK 13 近藤壱成
DF 8 山内陸
DF 37 瀬畠義成
DF 22 高橋勇利也
DF 36 安達秀都
MF 6 米原秀亮
MF 7 西村恭史
MF 15 風間宏希
FW 2 田頭亮太
FW 32 河田篤秀
FW 11 加々美登生
GK 21 キムジェヒ
DF 43 野瀬翔也
DF 3 大畑隆也
DF 4 船橋勇真
MF 17 山中惇希
FW 20 下川太陽
FW 38 小西宏登
FW 18 田中翔太
FW 9 青木翔大
沖田優
GK 15 岡田慎司
DF 3 澤田雄大
DF 5 鈴木大誠
DF 6 中山雅斗
DF 13 都並優太
DF 40 吉村弦
MF 14 中島賢星
MF 70 川谷凪
MF 41 森田凜
MF 17 田村翔太
FW 9 酒井達磨
GK 96 マルクヴィト
DF 22 生駒稀生
DF 33 佐藤大翔
MF 10 山本宗太朗
MF 20 國武勇斗
MF 25 神垣陸
MF 23 岡田優希
MF 7 田村亮介
FW 11 百田真登
中田一三
「前節ホームで勝利して、今日はとにかくアウェイでの初勝利を目指して、自分たちの成長とアウェイでの初勝利を必ず達成しようということで1週間取り組んできました。ある程度、成長した姿は見せられた部分はあったんですけど、結果的にアウェイでの初勝利はできなかったので悔しいです。これだけ離れたアウェイにもかなり多くのサポーターの人たちが来てくれたので、その人たちにアウェイでの初勝利を見せたかったですけど、それができずにとにかく悔しいです」
Q.アウェイでの失点の多さについて、どう考えていますか。
「アウェイで失点を重ねています。アウェイでは攻撃も良くない時間を繰り返していた中で、今日は、以前のアウェイでの2試合よりは攻撃の良さを多く出せたところは成長というか、課題を克服しながら取り組めたと思いますけど、結果的には3失点してしまいました。失点はアウェイでしているので、それを何とか克服していかなければと思っています」
Q.ホームとアウェイでの違いはどう捉えていますか。
「ピッチ云々ではなくて、今日もボールはつなげていましたし、前半から相手陣地まで行けていましたし、チャンスも作れていました。結果的に自分たちはホームでは先に点を取れているけど、アウェイに来ると先に取られてしまうことが続いています。(第4節・)鹿児島ユナイテッドFC戦は先に取りながら逆転されてしまいましたけど、失点の仕方がイージーすぎるものは確かに多いので、それをできるだけ短時間で克服して、先制点を取る、追加点を取れるように準備していきたいと思います。ルヴァンカップの試合がすぐに来るので、同時進行でやっていきたいと思っています」
Q.河田篤秀選手のゴールは素晴らしかったと思います。
「篤秀はストライカーですし、シュートも上手なので、ああいうチャンスがあればかなりの確率で決めてくれる信頼感があるので、これからもどんどん得点を積み重ねてくれると思っています。実際、しっかりとプレッシャーをかけて、高い位置で奪ってからのゴールだったので、それも大きなクリアではなく、(瀬畠)義成からしっかりとつないだ形からのゴールだったので、ゴールに関しては自分たちの攻撃的な姿勢がよく出たゴールだったと思っています」
FW32
河田篤秀Atsushi KAWATA
試合を振り返って、どうでしたか。
「相手というよりは自分たちのミスですね。ゴールにならなかったところも失点してしまうところも良くないミスがきっかけということが多かったと思います。技術的なところの反省が多いですね」
今日の試合、どんなことを意識しながらプレーしていましたか。
「相手がハイラインで背後にスペースがあることは分かっていたので、そのスペースを狙いながら、今までどおり足元でつなぐところのバランスを考えながら、背後をちょっと強めに意識してやっていました」
ゴールシーンを振り返って、どうでしょうか。
「シュートを打てる状態に自分でしたというよりは、チームメートが作ってくれたので、チームメートに感謝しています」
シュート自体は簡単ではなかったと思いますが、いかがでしょうか。
「あの状況では決めたいです。前向きに打ててスピードのあるシュートが隅にいったので、いいシュートだったと思います」
この試合の手ごたえや収穫はありましたか。
「攻撃の連係の部分は、ピッチが多少悪くて難しいところもありましたけど、狙いは共有できていた部分もあったので、そこは良かったと思います」
アウェイで勝てていない現状の中で、どんなことを意識していましたか。
「ボールを動かして相手を走らせれば、相手は連戦だったので疲弊するかなと思っていましたけど、そこがうまくいかなかったと思います」
アウェイでは苦しい試合が続いているので、失点をどう減らしていくかが大事になりますか。
「後ろからしっかりと繋ぐ分、取られてからのカウンターは苦しいので、そこは相手をしっかりと見ながら、今日で言えば背後を取れる場面は何回かあったと思います。100%つながるロングボールなら問題ないので、それをつなげるようにもっと練習しないといけません」
MF6
米原 秀亮Shusuke YONEHARA
今日もアウェイ初勝利をつかめず、いまはアウェイでの戦いが課題になってしまっていますが、いかがでしょうか。
「自分たちから崩れてしまっているところがあります。今日で言えば、追い付いたのに、後半すぐに失点してしまっているので、簡単な失い方をしないことにこだわっていかないとカウンターで仕留められてしまう回数が多くなってしまうので、そこはもっともっとやっていかないといけないと思います」
内容的には1-3になるようなゲームではなかったと思いますが、ここまでアウェイで3戦全敗と考えると、失点の部分が課題でしょうか。
「どうしても失い方が悪いですね。自分たちが(攻撃に)行きたいタイミングでやられてしまっているので。こういうサッカーをしていると、カウンターを食らうかもしれないですが、そこはしっかりと防がないといけないですし、我慢強く戦っていくことも大事かなと思います」
ホームでは結果が出ている分、今後の戦いに向けてアウェイでの戦いがポイントになると思いますが、どう考えていますか。
「ホームでは失点せずにできているのにアウェイではできないということは、そこに自分たちの弱さがあると思うので、そこは練習から突き詰めてやっていかないといけないと思いますし、要求しながら、こだわりながらやっていきたいと思います」
敗れてしまった中、手ごたえを感じる部分はありますか。
「ゴール前まで運ぶところはスムーズにいけたところもあったので、そこは続けてやっていかないといけません。ただ、ここぞのところでオフサイドがあったり、パスがズレたりしていたので、そこはチームとして高めていくことが大事かなと思います」
DF43
野瀬 翔也Shoya NOSE
Jリーグデビューとなりましたが、振り返っていかがでしたか。
「まず試合に出られてうれしかったですが、攻撃でアクセントをつけるところを求められていたので、もっとできたかなと思います」
ピッチに入って、一番意識したことはなんでしたか。
「負けていたので、これ以上の失点は避けることと、点に関与する、貢献することを意識していました」
ピッチに立って感じたことを教えてください。
「もちろん通用する部分はあったと思います。ヘディングや対人など、守るところはしっかりと通用するなと思いました」
今後にどうつなげていきたいですか。
「失点が多いというのが現状の課題として出ています。そこは自分を含めた守備陣の責任だと思っているので、自分が中心になって失点を減らすことに取り組んでいけたらいいと思います」
アウェイゲームでしたが、多くのサポーターがいる中でのプロデビューとなりましたが、いかがでしたか。
「正直、こんなにサポーターが多く来てくれるとは思っていなくて、奈良のサポーターよりも声が聞こえていたので、だからこそ勝ちたかったですね」
悔しい結果になりましたが、自身としては次に繋げていかないといけない試合になりますか。
「そうですね。ルヴァンカップもあるので、出たらしっかりとできるプレーをして監督やチームでの評価を高めていきたいと思います」
攻め続けるも…
敵地でまたも勝てず
ザスパ群馬は、今季初のアウェイゲームでの勝利、そして連勝を目指して古都の地に乗り込んだ。前節・ガイナーレ鳥取戦からスタメンの変更は一人。安達秀都が2試合ぶりに先発を果たした。
お互いにボールを持てば近い距離感で動かし、守備となれば前線からボールを奪いに行くスタイル。ホームの奈良クラブが3分にファーストシュートを打ったかと思えば、群馬も8分にシュートを放つ。敵陣で相手のパスを引っかけた風間宏希からパスを受けた河田篤秀が右足で狙った。
そのあとも、風間と河田のコンビから何度かフィニッシュまで持ち込むシーンを作ったが、14分に一つのスキを突かれて先制点を許してしまう。相手の素早いリスタートに反応が遅れ、エリア内に一発で侵入される。奈良・川谷凪に瀬畠義成が何とか対応するも、そのこぼれ球が高橋勇利也の届かない位置に転がり、田村翔太に蹴り込まれた。
先制を許すまでは相手の鋭い出足やピッチコンディションに苦しみ、中盤のつなぎでミスが目立った群馬であったが、失点してもその姿勢は崩さずにビハインドをはね返しにかかると、22分に同点ゴールが生まれる。相手GKのフィードを瀬畠がしっかりとはね返し、そのボールを西村恭史、山内陸とつなぎ、河田が右足を一閃。強烈なシュートがゴールに突き刺さった。
追い付いてからは、群馬にペースが傾く。山内や米原秀亮が中盤で前を向いてパスを出せる場面が増え、西村が高い位置を取れるようになった。
後半もそのままいいリズムで入るかと思われたが、54分にまたしても一つのチャンスを奈良にモノにされ、再び勝ち越しを許してしまう。相手のロングボールに対して高橋が競りにいくがつぶせずにつながれてしまうと、1対2と数的不利の状況を作られた瀬畠は相手を抑え切れず、岡田優希にゴールを決められた。
もう一度追い付きたい群馬は60分に3枚替えを行う。青木翔大、山中惇希、そしてJリーグデビューとなる野瀬翔也を投入する。すると、62分に青木に決定機。ワンフェイントで相手を外して左足で狙うも、これは相手GKの好セーブにあい、得点とはならなかった。
そのチャンスから押し込む時間を長くしていき、敵陣でテンポよく動かしながらゴールに迫っていった。ただ、シュートに至るまでのチャンスは作れない中、75分に田中翔太、82分に船橋勇真を送り込むと、その船橋が右サイドの高い位置で起点となり、鋭いクロスからチャンスを演出する。そして、88分にはビッグチャンス。中盤に下りた河田のフィードに田中が抜け出し、冷静なコントロールからシュートまで持ち込むが、相手DFにブロックされ、同点とはできなかった。
その後も、押し込み続けた群馬であったが、前がかりになったところをひっくり返されてしまい後半アディショナルタイムに失点。最後までスタイルを貫き、リスクを犯した結果ではあるが、勝負を決定付けられしまう痛恨の3失点目を喫した。
またしてもアウェイでの勝利と連勝を逃してしまい、順位も後退してしまった。ただ、これまでのアウェイ2試合に比べれば、攻撃面では良さは見えたのも事実としてある。ここから中2日でJリーグYBCルヴァンカップを含めた連戦に突入するため、チーム全体で切り替え、次のゲームに向かっていきたい。
文:須賀大輔(エル・ゴラッソ群馬担当)
古都の地で3度目の正直を
今後の行方を占う大事な一戦だ。今季3度目のアウェイゲームを戦うべく、ザスパ群馬にとって初見参の地となる奈良に乗り込む。
2勝1分2敗と五分の成績で、開幕5試合を終えた。勝点7で順位は9位。首位とは勝点差3と上位陣を視界に捉えられる位置におり、出だしとしては悪くないと言っていいだろう。ただ、その結果の内訳を見ると、勝点7はすべてホームゲームで積み上げており、アウェイでは勝点ゼロ。さらに失点数もホームではゼロに対して、アウェイでは8失点と大きな差がある。この“アンバランス”な状態を解消していくことが、上位浮上、そして今季の絶対的な目標であるJ3優勝に向けて必要だろう。
アウェイで悔しさを味わった第3節・AC長野パルセイロ戦(2●3)と第4節・鹿児島ユナイテッドFC戦(2●5)を振り返ると、それぞれに反省点が浮かび上がってくる。前者は相手の鋭いプレッシャーに対してビルドアップを封じ込められ、ほとんど自分たちのスタイルを出せずにタイムアップの笛を聞いた。後者はいいゲームの入りを見せ先制点まで奪いながらも、自分たちから試合の主導権を手放してしまい逆転負け。今季のチームスタイルである“超攻撃的サッカー”を披露していく上で、それぞれに課題を突き付けられた。
その意味では、連敗をストップさせた前節・ガイナーレ鳥取戦(2〇0)は、課題に挙げられた相手に退場者が出て数的有利になって以降のゲーム運び以外については、いいゲーム内容だった。2分に先制して以降も畳みかける姿勢を見せ、前半のうちに追加点。後半もピッチ上の人数が変わるまでは、スタイルを貫けていた時間帯がほとんどで、アウェイ2連戦で露呈した課題の解消は見られた。
「毎試合、いいシーンも積み上がってきているし、勝っても課題が出てくるので、そこをうまくクリアしながらレベルアップして戦っていけていると思う」(高橋勇利也)
この5試合でチームとしてさまざまなシチュエーションを経験し、すでに半数以上となる20人の選手がピッチに立った。指揮官に言わせれば「まだまだ課題だらけ」だが、歩んでいる道に間違いはなさそうだ。その道をより確かなものにしていくために何より必要なのは勝利。今季初のアウェイでの勝利と連勝に向けて、西村恭史は今節・奈良戦の重要性を口にした。
「まだアウェイで勝てていないけど、(ルヴァンカップを含めた)連戦もはじまるので、ここで勝てればいい流れに乗れると思う。奈良戦はすごく大事な試合。J3優勝の目標のためにはもう負けられないので、3連戦の最初を勝ってスタートダッシュできるように全員でいい準備をできればいい」
同じことを3回は繰り返さない。古都の地で3度目の正直へ。公式戦初対戦となる奈良を叩き、群馬に帰ってくる。
文:須賀大輔(エル・ゴラッソ群馬担当)
沖田優監督
Q.連敗を止めた前節・ガイナーレ鳥取戦を振り返ってください。
「勝てたことはたしかに良かったです。選手たちにも、『2試合苦い思いをしたけど、ホームでは絶対に勝つし、ホームでの連勝を最低限の結果にしよう』と伝えた中で、鹿児島ユナイテッドFC戦で出た大きな課題を克服するようにいい修正、成長ができて、且つ勝てたことはすごく大きな1勝でした。1週間の選手の取り組みと試合のパフォーマンスとしては、すごくよくやってくれたと思います」
Q.選手の立ち位置を少し変えたように映りました。
「攻撃では特に立ち位置は変えていないですけど、守備では4バックベースから3バックベースには変えました。ただ、キャンプ中から4バックも3バックも準備してきているし、一つだけのシステムではないと最初から選手たちには説明しています。その中で鳥取戦は(守備時にCBとなる選手を)3枚でやっただけです。鹿児島戦があったからとか、2連敗をしたからとかではなく、元から自分たちのバリエーションの一つというだけですね」
Q.ポジションが変わる当事者はもちろんですが、全員がやり方を理解していないと成立しないスタイルに取り組んでいると思います。
「まず、選手たちを信頼しています。この1週間で突然やったことではなく、(鳥取戦では)ここまでやってきたことをやったし、そういう部分を含めて選手たちの順応スピード、成長スピードは早いと思っています。選手たちそれぞれを大きく評価しているのはたしかですね。信頼感は強いですし、公式戦でできることは分かっていてやらせているので。メンバーやポジションが変わる怖さはあると思うけど、それを感じさせなかったからすごいと思っています。ただ、それは相手に退場者が出るまでですね…(笑)」
Q.退場者が出て以降の戦いについて、選手たちにはどんな話をしたのでしょうか。
「どうして同じ人数のときにできることを、相手が減ったときにできなくなって、劣勢の時間、プレーが出てしまったのかと。そこは大きな課題と捉えています。J1でもJ2でも、いい選手たちの集団であっても、点が入った瞬間、退場者が出た瞬間に流れが変わってしまうのは、サッカーではよく起きることです。ただ、自分たちはそういうときこそ、自分たちのサッカーをするならもっと畳みかけないといけない。その変化の局面だったのに、局面をつかみ切れなかったのは大きな課題です。だから正直、勝ったけれど負けたような気分でしたね。そういう意味では、まだまだ成長する部分があるなと。元から多いと思っていたけど、さらにいっぱい課題が出たと思っています」
Q.今節・奈良クラブ戦は今季3度目のアウェイゲームとなります。
「アウェイで勝利を挙げること。この試合で勝ち取らないといけないことはそこです。アウェイでまだ1勝もしていない事実を踏まえても、勝つことが今節の絶対のターゲットなので、それを選手たちとは共有しています。今週は絶対にそれを達成するためにいい準備はできているので、期待しています」
Q.敗れてしまったAC長野パルセイロ戦、鹿児島ユナイテッドFC戦を振り返ったときに反省点はありますか。
「自分たちがやろうとしたサッカーは変わっていないですが、アウェイでは2連敗していて失点も多い。でも、ホームでは失点をしていない。だからこそ、奈良戦ではホームと同じようなゲームを披露しないといけないですし、次こそはできると思っています」
MF 7 西村 恭史選手

Q.前節・鳥取戦を振り返ってください。
「アウェイ2連戦で連敗をしてしまって個人的にも悔しかったですし、チームとしても非常にもったいなかったので、ホームでは絶対に勝とうと挑んだ試合でした。とりあえず勝てて連敗を止められて良かったと思っています」
Q.きれいな3人目の動きから奪った先制ゴールのシーンを振り返ってください。
「カワくん(河田篤秀)の落としがすごく良かったですし、あの形は練習からやっている形です。あの時間帯に先制点を取れたことがゲーム運びを考えてもすごく良かったと思います」
Q.初勝利を挙げた第2節・栃木シティFC戦もそうだったように、西村恭史選手がゴール前にどれだけ顔を出せるかがポイントになります。
「今季は1個前のポジションでやらせてもらっているので、結果にはよりこだわっています。ゴール前に行くところは自分の強みでもあるし、そこから自分たちの陣地まで守備で戻れる選手を目指しています。まだまだ課題もありますけど、自分の強みを今季はすごく出せていると思います」
Q.鳥取戦はこれまでの試合と攻守で立ち位置が変わる選手もいたと思います。
「僕を含めていろいろな選手が真ん中にいますが、みんなサッカーIQ.が高いので、いろいろなポジションにいてもお互いに流動的にやれています。窮屈感はまったくないですね。誰が出てもこのサッカーができると思うし、まだまだここからさらに改善できるところもあると思うので、もっとここから良くなっていくと思います」
Q.ポジションに囚われることなく、お互いがお互いを見て、スペースを見つけてボールを動かしていく、と。
「そうですね。全員が上がってしまうと後ろがいなくなってしまいますけど、そこもバランスを見ながらやれていると思います。守備でもすぐに切り替えて奪いに行くことは練習からやっていますし、自分たちは『超攻撃的サッカー』を目指していて、ボールをつなぐチームなのでまだまだミスもありますけど、(攻守の)切り替えは監督を含めてすごく言い合っているので、そこは自分たちでも意識しています」
Q.今節の相手・奈良の印象や会場であるロートフィールド奈良のイメージはありますか。
「昨季はこの時期くらいに対戦しましたが、一昨季は夏の昼間に対戦して、めちゃくちゃ暑かった。あんまりいい思い出はないですね…(笑)。今週でいい思い出を作ろうかなと思います」
DF 22 高橋 勇利也選手

Q.連敗のシチュエーションで迎えた前節・鳥取戦を振り返ってください。
「(前々節・)鹿児島戦は自分が出られなかった中で5失点してしまって、その前の(第3節・)長野戦も自分たちの攻撃がうまくいかず、攻撃の時間が短くて失点が増える展開でした。だから、自分が入って守備を立て直すというよりも、ボールをもつ時間を長くして、自分たちのスタイルを貫く時間を長くしようと思い臨みました。それがうまくいったというか、どんどんボールを触って、失ってもすぐに奪い返して、自分たちの時間が長く作れたので無失点で終われたと思います」
Q.守備の陣形も変わった中で感触はどうでしたか。
「相手に合わせてハメやすいようにしただけなので、攻撃はいつもどおりやれたと思います。守備のときは[5-2-3]や[5-4-1]で自分が真ん中を埋める形でしたけど、そんなに不安感はなかったですね。前がボールに行けるように後ろは1対1になることもありますけど、そこは自分たちが負けずに前にパワーをもって行かせられたらいいと思っています。もっと奪いにいければいいですね」
Q.今節・奈良戦に向けて。
「アウェイではどうしてもグラウンドの感覚や雰囲気は違うので難しい試合になると思いますけど、練習で精度は上げていますし、アウェイで1回勝利をつかんで自信をつかめればいいなと思っています」
Q.過去2試合のアウェイゲームでの反省があるとすればなんでしょうか。
「自分にできることで言えば、長野戦も鹿児島戦もGKがもったときのCBの立ち位置が遠いと相手のプレスを受けやすくなってしまいます。鳥取戦は近くでどんどん触ることで相手のプレスが見えていたのでやりやすかったので、奈良戦もそうやってボールを触れる位置でリズムよくできたらいいと思います」
FW 11 加々美 登生選手

Q.前節・鳥取戦では新たなポジションを務めたと思います。
「攻撃のときは、ビルドアップのときにあまり自分は下がらずに、中盤の選手がつないでくれてラインが押し上げられていました。だから、自分や逆サイドの田頭(亮太)にボールが入ったときに、スピードアップしていければいいと思っていました。みんながうまくつないでくれて、前向きで仕掛けられるシーンは何回かあったと思います。運動量が多かったぶん、守備は少しきつかったですけど、鹿児島戦は左サイドをやられてしまったので、自分のところからはやられないようにと思っていました」
Q.チームのスタイルの中でどうやって自分の良さを出していこうと考えていますか。
「チーム全体が攻撃的なサッカーなので自分の特長は出しやすいと思います。ゴールやアシストと結果の部分で貢献していきたいですね」
Q.もっと仕掛ける回数を増やしたいですね。
「鳥取戦はクロスを上げても引っかかってしまっていたシーンもあったので、もうちょっと縦も見せたり、ドリブルで1枚はがせたりができたら、またバリエーションも増えて相手も混乱すると思うので、もっとカットインからのクロスだけでなくて違うアクセントをつけられたらいいと思います」
Q.今節・奈良戦に向けて。
「まだアウェイで勝てていないので、チームとしても連勝することが大事ですし、(前節は)90分をとおしていいサッカーができなかったので、運動量やパスの精度を意識して、90分間圧倒できたらいいと思います」
Q.そろそろゴールが欲しいですね。
「それは毎試合意識しています。チームの決まりごとは当たり前にやって、プラスアルファで自分の特長をもっと濃く出していければと思います」