GAME SCHEDULE / RESULT

試合日程・結果

GAME RESULT 試合結果

2026/27明治安田J3リーグ 第7節

HOME

ザスパ群馬

群馬

2026.09.19 SAT 19:03 KICK OFF

正田醤油スタジアム群馬

1

0 0

1 0

0

試合終了

AWAY

高知ユナイテッドSC

高知

GOAL

  • 99 山田太郎 99'
  • 2 中村涼 70'
  • 99 山田花子 99'

ポジティブな力を結集し
新体制初陣で勝利を


前節・レノファ山口FC戦から2日後の9月14日、沖田優監督が解任され、依田光正コーチが昇格し、新監督に就任。ザスパの命運は、OB選手でもある新指揮官に託された。

もちろん、新監督一人が戦いを続けるわけではない。依田監督は「現状は沖田監督だけの責任ではなくて、一緒に戦ってきた僕らにも責任があります」と前置きしたし、風間宏希も「実際にピッチでやっているのは選手なので、本当に申し訳ないという気持ち」と語った。

残った者は、志を継がなければならない。岡田慎司もまた「責任」を口にすると同時に、「別れがすごく寂しいものだったり、悔しいものだったりというのはありますけど、そういったものをプラスに、ポジティブなエネルギーに変えてやっていこうという雰囲気でチームはやれていると思う」と、前向きな言葉も発している。

そして依田監督は、これまでのキャリアにおいて監督経験こそ少ないものの、福島ユナイテッドFC時代にシーズン途中から監督を引き継いだ経験がある。2023シーズンの福島は開幕17試合で4勝3分10敗と苦戦していたが、依田監督が指揮を執るようになってから8勝8分5敗と大きく持ち直してシーズンを終えた。

その当時を振り返ってもらうと、「ポジティブにやることがすごく大事」だったという。暗い顔をしていては前に進めないし、暗さは伝播してしまう。奇しくも、今週話を聞いた風間からも岡田からも「ポジティブなエネルギー」という同じ言葉が発せられており、今のチームには前向きさが伝播しているようだ。依田監督の福島時代の経験が、ここでも生かされることを期待したい。

もちろん、チームはメンタル面の改善だけに動いているわけではない。モハマド ファルザン佐名は今週の取り組みについて、「今までやっていたことと似ている部分もあれば、全然違う部分もある」と明かした。依田監督自身は「攻守のバランスを整える」と言及するに留めたが、これまでの積み上げを踏まえつつ、さまざまな改善を施して今節に臨むはずだ。

一方、今節群馬に乗り込んでくる高知ユナイテッドSCも、決して状況は良くない。ザスパより上の15位につけてはいるものの、勝点差はわずか2。リーグ最少の3得点、リーグワースト3位タイの13失点と苦しんでいる。ただし、13失点のうち7失点は第2節・FC岐阜戦で喫したもの。その他の5試合は無失点が1試合、1失点が2試合、2失点が2試合となっており、守備が崩れているわけではない。確かに得点力不足には悩まされているが、ポゼッションを志向する下平隆宏監督が率いるだけに、平均ボール保持率は52.2%を記録。全体的にサイズのあるチームではないものの、河田篤秀やオリグバッジョ イスマイラなど、前線には力のあるFWを擁しおり脅威だ。

いずれにしても、まずはホーム初勝利を挙げないことには、一体となって前に進むことはできない。折しも、今節は「MAEBASHI PRIDE MATCH」という冠試合である。ファン・サポーターを笑顔にして再出発するためにも、ザスパの“プライド”を懸けた一戦になる。

文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)


依田 光正監督
Q.新監督に就任されましたが、打診のあったタイミングや経緯など、話せる範囲で教えてください。
「(敗戦した」前節の翌日に話をいただきました。まず、現状は沖田(前)監督だけの責任ではなく、一緒に戦ってきた僕らにも責任があります。力になり切れなかったことに責任を感じますし、申し訳ないということを最初に思いました。ただ、この現状を打開しなくてはいけない中で話をいただいたので、自分も責任を持ってやらなければいけないという気持ちで引き受けました」

Q.福島ユナイテッドFCのコーチ時代、2023シーズンには途中から監督のバトンを引き継ぎ、成績を立て直しました。その経験から生かせるものはありますか。
「あのときとはチームも状況も違いますが、まずはポジティブにやることがすごく大事だと思ってやっていました。選手の頑張り、スタッフの頑張り、応援してくれている人たちの頑張りで打開していけましたし、みんなで一つになってやることがすごく重要だとあのとき知ることができたので、その経験は生きてくるんじゃないかと思います」

Q.継続するところや変えるところなど、今週はどのように取り組んできたのでしょうか。
「攻守のバランスを整えることと、あとは当たり前のことを当たり前にやるというところですね。ボールをしっかりと受けに行きましょうというところは変わらないですし、攻撃的な姿勢は保ちましょうということも選手たちには伝えました」

Q.就任リリースのコメントに「ポジティブでアグレッシブなサッカー」という言葉がありました。あらためて、どのようなサッカーを見せたいですか。
「常に前へ、ゴールへ向かっていく姿勢を見せたいと思っています。相手のあるスポーツですし、もちろん相手はゴールを割らせたくないので止められることもありますし、ミスをすることもあります。でも、それを恐れていたらチャレンジはできません。ポジティブにゴールへ、前へ向かっていく。それをやり続けるアグレッシブなメンタリティは大事にしたいと思っています」

Q.火曜日の公開練習では、守備についてかなり指導されていた印象があります。
「バランスの中で攻撃もあれば守備もあるので、当たり前のことを当たり前にやろうという中でのコーチングです。沖田監督のときも言っていなかったわけではないですし、引き続きやっていければと思います。(サッカーは)相手がいる競技なので、球際の争いなどで相手に勝るというのは当たり前のことかなと思っています」

Q.初陣はホームゲームとなります。意気込みをお願いします。
「本当に歯がゆい思いをさせていて申し訳ないと思いますし、まずは応援してくださる皆さんに笑顔を届けられるように、みんなでやっていきたいです。どんな形であれ、泥臭くても良いから勝利に向かっていくということをみんなに伝えて、全力で、全員でやろうと思っています」


MF 15 風間 宏希
Q.今週から新体制となりましたが、チームの雰囲気などはいかがですか。
「こういう結果になったことについて、実際にピッチでプレーしているのは選手なので、本当に申し訳ないという気持ちがまずはあります。ただ、下を向いていても仕方ないですし、今はみんなで前向きに、ポジティブなエネルギーを持ってやれているので、それを試合の結果につなげたいと思っています」

Q.長いキャリアの中で何度か監督交代を経験していると思います。こういうときだからこそ、大事にしなければいけないことはありますか。
「選手としては『やるしかない』と思うしかないですし、監督が代われば選手選考も戦術も何かが変わってくると思います。そこで自分にチャンスがあると思ってもう1回、みんなが奮起して、競争が激しくなれば良いかなと思います」

Q.前節のレノファ山口FC戦は今季初のスタメン出場でした。自身のコンディションはいかがですか。
「コンディションが良くなっている感覚は自分の中であるので、もっと上げていきたいと思っています。自分が出たときに何か違いを出せればと思いますし、ゲームを作る部分やラストパスなど、自分の良さをもっと出したいと思っています」

Q.ホームで再出発となります。今節に向けての意気込みをお願いします。
「選手、スタッフみんなが『もうやるしかない』と思って、前向きにできていると思うので、その姿を内容でも結果でも皆さんに見てもらいたいと思っています。ファン・サポーターの方々もホームでの勝利を待ち望んでいると思うので、みんなで喜べるようにやりたいと思います」


GK 78 岡田 慎司
Q.まず、前節のレノファ山口FC戦を振り返っていただけますか。試合の入り自体は悪くなかったと思いますが……。
「まさにそのとおりで、入りはすごく良い流れでしたし、ボールも保持できていました。チームとして狙っているところも出ていたのですが、そういった時間帯で失点してしまうと難しい展開になってしまいます。それが0-2という結果につながってしまったと捉えています」

Q.2失点目は守備のミスというより、相手の素晴らしいシュートでした。
「もちろん素晴らしいシュートではあったんですけど、その中でもやれることは絶対にあったと思います。あれが例えばDFに当たったりしないことが今のチームを象徴している、というわけではないですが、練習の中からもっと突き詰めないといけない部分はたくさんあるという気づきになりました」

Q.今週は新体制での再出発となりました。チームの雰囲気や選手の取り組む姿勢に変化はありますか。
「選手もそうですし、このクラブに関わる人たちが責任を感じていますが、まだ何も終わってはいません。J2復帰という目標に向かっている中で、沖田前監督との別れがすごく寂しいものだったり、悔しいものだったりというのはありますけど、そういったものをプラスに、ポジティブなエネルギーに変えてやっていこうという雰囲気でチームはやれていると思います。しっかりと次に進んでいっている感覚はあります」

Q.今節はホームでの再出発となります。
「たくさんの方々に期待してもらっていると思いますし、負けが続いている中でもホームに足を運んでくれるファン・サポーターの方々がいるので、その人たちのためにもしっかりと勝ちたいと思います」


MF 19 モハマド ファルザン佐名
 Q.今季ここまでを振り返ってみて、いかがですか。
「内容がどうこうではなく、勝負に負けているので悔しい気持ちでいっぱいです。個人としても、今年は得点やアシストなどの数字を増やしたいと思っていましたが、まだ残せていないので焦りがあります」

Q.今週は新体制でのスタートとなりました。
「今までやっていたことと似ている部分もあれば、全然違う部分もあります。自分のポジションについてもいろいろと要求されていますが、よりボールに関わることも多くなると思うので、そこでしっかりとシュートまで行ったり、ゴールに迫ったりするプレーをしたいと思っています」

Q.チームの雰囲気はいかがですか。
「監督からも『ポジティブに』と言われていますし、みんなポジティブな発言や行動ができていると思うので、大丈夫かなと思います」

Q.今節はホーム開催です。ホーム初勝利に加えて、新体制での初勝利が欲しいところです。
「アウェイでもまだ1勝しかできていないですけど、ホームではなかなか勝てていなくて、ファン・サポーターの皆さんも待ち望んでいると思いますし、僕たちも待ち望んでいます。気持ちは一緒だと思うので、絶対に勝ってファン・サポーターの皆さんの前に行けるようにしたいです。また個人としても、自分の得意なドリブルを出すことと、あとは本当に結果を残すこと。ゴールとアシスト、どちらもつけられるようにしたいと思っています」

progress of a match 試合経過

ザスパ群馬
高知ユナイテッドSC
前半後半データ後半前半
6シュート6
5CK2
GK
12FK8
オフサイド
0PK0

MEMBER LINEUP メンバーラインナップ

スターティングメンバー
  • GK 78 岡田慎司

  • DF 2 中村涼

  • DF 3 大畑隆也

  • DF 16 山原康太郎

  • DF 8 神垣陸

  • MF 27 藤村怜

  • MF 20 下川太陽

  • MF 17 百田真登

  • FW 22 貫真郷

  • FW 18 田中翔太

  • FW 19 モハマドファルザン佐名

控えメンバー
  • GK 13 近藤壱成

  • DF 30 小柳達司

  • DF 52 相馬丞

  • MF 4 玉城大志

  • MF 15 風間宏希

  • MF 28 野嶽惇也

  • FW 69 出間思努

  • FW 77 小竹知恩

  • FW 99 中島大嘉

監督
  • 依田光正

スターティングメンバー
  • GK 99 村田侑大

  • DF 16 上月翔聖

  • DF 4 小林大智

  • DF 22 藤森隆汰

  • DF 88 濱託巳

  • MF 14 関野元弥

  • MF 8 高野裕維

  • MF 7 金原朝陽

  • MF 44 下田栄祐

  • MF 73 田中稔也

  • FW 28 七牟禮蒼杜

控えメンバー
  • GK 17 猪瀬康介

  • DF 5 田所莉旺

  • DF 23 松本大地

  • MF 10 佐々木敦河

  • MF 26 浅野良啓

  • FW 33 長疾風

  • FW 77 佐藤丈晟

  • FW 13 河田篤秀

  • FW 19 オリグバッジョイスマイラ

監督
  • 下平隆宏

DATA 試合環境

入場者数
3181
天候
26.7℃ 67%%
主審
本多文哉
副審
井出本瞭、勝部健

COMMENT 監督&選手コメント

監督コメント

「現状は最下位というところからだったので、まず現状を打開したいというのが一番の狙いでした。内容は満足できるものではないですけれど、勝点3を取ることが今は必要だと思います。選手には『粘り強く戦って勝点3を目指そう』と伝えた中で、そのミッションを遂行してくれたことは評価できるところだと思います」

Q.初めてリーグ戦で指揮を執るにあたって、試合前に選手たちにはどのような言葉をかけて送り出しましたか。
「先ほど言ったことに近いですけど、『今日勝つのは俺たちだよ』と。『全員の力を合わせて勝点3を取ろう』というところですね」

Q.内容はまだまだ満足できないという話もありましたが、今季ホーム初勝利、就任後初勝利、今季初の無失点と、得られたものも多い試合でした。内容面の振り返りと、収穫や課題を教えてください。
「短い期間で準備してきた中で、攻撃で言えばいくつか狙ったようなところはできましたが、それは本当に数で言えば微々たるものです。もともと彼らが持っている、もっとボールを動かすとか、自分たちで主導権を握ってやるというところは、まだまだというか、今日は本当になかったと思います。守備も同じですね。いくつか狙ったような形はできましたが、本当に粘り強く守ったというところが良かったところで、もっと奪いに行くという部分を出さないといけないと思います」

Q.前半はシュート6本を放った一方、高知ユナイテッドSCにボールを保持される時間帯もありました。ハーフタイムにはどのようなことを選手に伝えましたか。
「攻撃で言えば『もっとボールを意図的に動かそう』という話をして、守備で言えば『やられてはいないけれど、このままだったらちょっとしんどいよね』というところで、少し修正の話をしました」

Q.後半は先制点を挙げる前から交代カードを切っていきました。その狙いと意図を教えてください。
「狙っている部分をどう出すかということと、ゲームの流れを感じた中で交代しました」

Q.これまで前半の失点が多かった中で、前半を無失点で終え、試合を通しても無失点に抑えました。その点についてはいかがですか。
「おっしゃるとおり、そういったゲームが多かったので、そこはみんなの中で自信になった部分じゃないかなと思います」

Q.勢いにつながる1勝になったと思います。次もホームでの試合となりますが、次戦に向けてお願いします。
「同じように目の前の1試合を大事にして、そこに向けて全力で準備しようということなので、それを続けて次に向かっていきたいと思います」

Q.今季なかなかホームで勝てなかった中で、今日は試合後に“草津節”を聞くことができました。そのときの思いを聞かせてください。
「本当に応援してくれている方々には歯がゆい思いをさせてしまって、それでもこれだけサポートしてくれる。だからみんなのために、クラブに関わってくれているみんなのために『今日、俺たちが勝つんだ』という話をしました。『最後、あそこで“草津節”をやっている姿をイメージしてくれ』という話をして、それがそのとおりになって良かったと思います」

選手コメント

選手写真

GK78

岡田 慎司Shinji OKADA


「粘り強くみんなで、本当にチーム全員で、出ている選手もそうですし、出ていない選手も、メンバーに選ばれなかった選手も含めて、チーム全員でつかみ取った勝利だとすごく感じています」

Q.試合前はどのような思いで臨みましたか。
「今週、監督が代わって、選手もすごく責任を感じていました。そんな中で、みんなでポジティブに前を向いていこうという話をして進めてきました。試合結果がどうなるかは分からなかったですけれど、みんなが本当にポジティブに一つの方向を向いてこられたことが、今日の結果につながったんじゃないかなと思います」

Q.監督が代わって時間もない中で、声かけやバランスを意識した立ち位置などを修正してきたと思います。ピッチ内ではいかがでしたか。
「なかなか時間も限られていたので、監督が求めているものをすべて落とし込めたかどうかは分からないですけれど、その中で選手はもうやるだけだと思っていました。ホームの皆さんに勝利を届けたいという思いで、みんなが声を出し合ってコミュニケーションを取れたことが結果につながったんじゃないかなと思います」

Q.無失点で抑えたことも大きかったのではないでしょうか。
「ようやく無失点で抑えられたというのは本当にホッとしています。でも僕だけではなくて、FWからDFまで最後まで体を張って守れたので、それはみんなにとってすごく自信になるんじゃないかなと思います」

Q.練習のときから意識の変化はありましたか。
「今までももちろんそういった意識でやっていました。ただ、そういった中でどうしても先に失点してしまう展開が続き、ネガティブになってしまうこともありました。そういった面で、みんなでポジティブに取り組んできたことにしっかりと結果がついてきたのは良かったんじゃないかなと思います」

Q.前半はピンチも少なかったと思いますが、後半は先制後に押し込まれる展開もありました。選手間ではどのようなことを共有していましたか。
「最後の最後でやらせないということはみんなで意識していました。本当に足をつりながら前線の選手も最後まで体を張ってくれたので、僕も絶対に失点させない、やらせないということを心がけていました」

Q.この勝利を次にどう生かしていきたいですか。
「こういう結果を続けていきたいですし、次もまたホームでやれるので、たくさんのお客さんに来てもらって、皆さんと一緒に勝利を分かち合いたいと思います。今日の結果にしっかりと自信を持って、みんながポジティブに、日々の練習から一つひとつこだわってやっていくべきだと思います。勝利という結果で次につなげられることは大きいと思うので、また練習から取り組んでいきたいです」

選手写真

FW18

田中 翔太Shota TANAKA


「個人的な反省点で言うと、前半のうちにチャンスが3本くらいあった中で全部外してしまったので、そこで僕が決めていればもっとラクな試合運びができましたし、もっと練習しないといけないと思います」

Q.後半、中島大嘉選手が入って一列下がりました。そこで意識したことはありますか。
「CBとサイドの間のスペースへ僕が背後に抜けることや、そこからクロスを上げ切ることを意識していました。1点が決まってからは、どんなサッカーをしてでも勝たなければいけないと思っていたので、勝点3を取れて本当に良かったです」

Q.前線の選手として、チームが無失点で試合を終えられたことをどう感じていますか。
「FWでも守備をおろそかにしたら試合には勝てないので、ピッチの11人とベンチメンバーも含めてみんなで協力して、全員がチームのためにやらないと勝利はつかめないと思います。今日は体が動いたほうではないですけれど、試合内容は改善しないといけないと思いますし、本当に僕個人の決定力のなさでチームを苦しい試合にさせてしまいました。次にチャンスが来たら確実に決めて、チームを勝利に導きたいです」

Q.この無失点を一過性のものにせず、今後の連勝につなげていくためには何が必要だと思いますか。
「失点しなければ試合には負けないので、そこを全員で理解して、チームで戦いながら1点をもぎ取って勝利することが大事だと思います。まずは次のロアッソ熊本戦に向けて良い準備をして、まだ7試合で2勝しかできていないので、1戦1戦良い準備をして勝っていけたらと思います」

選手写真

DF2

中村 涼NAKAMURA Ryo


「監督が代わって新しいサッカーというのもあったんですけれど、難しい展開もあった中で、みんなでしっかりと守り切って、自分も得点を取って勝つことができたので、すごくうれしいです」

Q.加入後初ゴールが貴重な決勝点となりました。あのシーンを振り返ってください。
「今週のセットプレーの練習でもやっていた形だったので、それを出せて良かったと思います。ずっと勝てていなかった中で、本当にファン・サポーターの皆さんのためにもしっかり勝点3を取ることができて良かったと思います」

Q.決まった瞬間は、かなり感情が出ていたように見えました。
「そうですね。加入してきて、結果という部分であまりチームに貢献することができていなかったので、ちょっとホッとした気持ちというか、そういうものが出て、ああいう感情になったのかなと思います」

Q.今季は前半での失点が多かった中で、試合を通して無失点で終えました。ハーフタイムに選手間や監督から共有されたことはありましたか。
「前半を無失点で抑えられたんですけれど、スライドのところなどで修正が入りました。後半もその修正をした上で、まだ改善しなければいけない点はありましたけれど、そういったところも含めて無失点で抑えられたことは、自分たちの自信につながったと思います」

Q.先制点のあと、押し込まれる展開もありました。どのように守り切ったと感じていますか。
「試合前からみんなで声をかけ合っていこうという話はしていたので、しっかりとみんなで声をかけ合って、声が枯れそうになりながら最後まで試合を終えられたと思います」

Q.この勝利を一過性にせず、連勝していくために意識したいことはありますか。
「個人としては守備のところで修正しなければいけない点もあると思います。守備を安定させて、しっかりFWの選手たちが攻撃する時間を作ってあげられれば勝利に近づくと思うので、そういったところをやっていきたいです」

SUMMARY総括

依田ザスパ、白星発進。
中村涼の決勝ヘッドでホーム初勝利


是が非でもホーム初勝利が欲しいザスパ群馬。依田光正新監督の初陣となった一戦では、前節のレノファ山口FC戦からスタメンを3人を入れ替え、田中翔太、下川太陽、藤村怜を先発に送り出した。

試合前の時点で、ザスパは14失点のうち11失点が前半。対する高知ユナイテッドSCも13失点のうち7失点が前半と、ともに守備面に課題を抱える。ここまで6試合すべてで先制を許している群馬にとっては、立ち上がりが重要だった。

序盤の10分間は、ともに決定機がないまま、ザスパがボールを保持する時間が長かった。しかし15分を過ぎたあたりから、高知が最終ラインから組み立て、保持する時間を増やしていく。20分にはショートカウンターから右サイドの金原朝陽がクロスを送り、田中稔也がヘッドで合わせたが、ザスパDF陣が体を張ってゴールを割らせない。24分にも田中稔也に右足を振り抜かれたが、シュートは枠の外へ飛んだ。

ザスパはなかなか前進できず、セカンドボールも拾われる時間が続いたが、飲水タイム明けから高知陣内に押し込む時間が増える。34分には高知の最終ラインのミスを見逃さなかった田中翔太がボールを奪い、GKとの1対1を迎えたものの、シュートは枠を捉えられない。36分には下川のクロスを百田真登が折り返し、田中翔太がヘッドで合わせて枠を捉えたが、高知GK村田侑大の好セーブに阻まれた。その後もCKからチャンスを作り、43分には神垣陸のクロスを田中翔太が反らし、ペナルティエリア中央の百田が振り向きざまにシュートを放ったが、GK正面に飛んだ。

0-0で前半を終えた。課題だった前半の失点を避け、シュート数でも高知の2本に対して6本と上回ったが、決定機を決めることはできなかった。

ハーフタイムでの交代はなく、前半と同じ11人が後半のピッチに立った。後半の立ち上がりは再び高知が最終ラインからボールを回し、ザスパは耐える時間が続く。

58分、ザスパが最初のカードを切る。下川に代えて中島大嘉を投入し、田中が1列下がってインサイドハーフに、中島がセンターFWに入った。64分には藤村に代えて玉城大志、百田に代えて風間宏希をピッチに送り出す。その後は両チームとも決定機を作れないまま、時間が過ぎていった。

均衡が破れたのは70分。この日5本目のCKで風間がボールを入れると、中村涼が高い打点のヘッドで合わせてゴールネットを揺らした。ザスパが今季7試合目にして初めて先制に成功する。

先制後は、高知のショートカウンターやサイド攻撃に押し込まれる時間が増えた。それでもGK岡田慎司を中心に集中した守備を見せ、得点を許さない。82分には中村に代えて小柳達司、モハマド ファルザン佐名に代えて小竹知恩を投入し、逃げ切りを図った。

アディショナルタイムは4分。耐える時間は長く感じられたが、そのまま1-0で逃げ切った。3,181人が詰めかけた正田醤油スタジアム群馬で、ファン・サポーターに今季ホーム初勝利を届け、依田新体制の初陣を白星で飾った。

文:近藤健多朗(エル・ゴラッソ)