GAME SCHEDULE / RESULT

試合日程・結果

GAME DETAIL 試合詳細

2026/27明治安田J3リーグ 第6節

AWAY

ザスパ群馬

群馬

2026.09.12 SAT 19:00 KICK OFF

維新みらいふスタジアム

試合前

HOME

レノファ山口FC

山口

GOAL

  • 99 山田太郎 99'
  • 99 山田花子 99'

苦しい今こそ強く。
敵地山口で再出発を


前節、福島ユナイテッドFCとの対戦に敗れてしまった。リーグ戦、いまだホーム未勝利だが、下を向いている場合ではない。

天皇杯とJリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップを挟んだ7連戦を終え、2日間のオフを挟んで再始動したザスパ。今節に向けて練習を重ねる中で、選手たちは決して折れていないところを見せている。沖田優監督は「先週やれていなかったわけではないですが、オフ明けから先週よりも良いサイクルで入れたと思っています。みんなもがきながらですが、『次(のレノファ山口FC戦)こそは』という思いでやれていると思います」と選手たちの姿勢を評価。「自信やメンタリティは、こういう状況や経緯を踏まえると本当に大事なことだと思っているので、今週の冒頭ではその話のほうが多かったかもしれません」と、心理面にもフォーカスして1週間のサイクルをスタートしたようだ。

もちろん、準備はメンタル面に限ったことではない。「山口さんが今季ここまでどういう試合を歩んできたのか、しっかりとチェックさせてもらいました。相手がどういうふうにやってくるかということに対して、おおよその準備はしていますが、相手がどれを選択してきても自分たちらしさを出しつつ、勝てる試合に持っていけるよう準備してきたつもりです」と沖田監督。非公開の練習の中で、試合への準備は着々と進んでいる。

その山口は2016年にJ2へ初参戦。2018シーズンにはクラブ最高の8位を記録した一方、その後は何度か残留争いに巻き込まれ、2025シーズンに19位となって初のJ3降格を経験した。百年構想リーグから小田切道治監督を迎え、1年でのJ2復帰を目指している。ザスパとはサイクルが1年ほどずれている格好だ。

今季のリーグ戦はここまで2勝1分2敗。沖田監督が「手堅さがある」と評したように、5試合で5得点4失点とロースコア傾向にある。ただ、決して攻撃力が低いわけではない。シュート数は多く、前節のガイナーレ鳥取戦では20本を放って3-0で勝利。今季最多となる3得点を奪った。一方、5試合中3試合で無失点を記録しているように守備は堅い。

大まかに言えば、攻守にアグレッシブなスタイルを目指しており、ショートパスで組み立てながらも、相手がロングボールを多用するなら蹴り合いも辞さない。対戦相手によって異なる顔を見せるが、いずれにしても前から積極的にプレッシャーをかけてくることが予想される。ザスパとしてはリスク管理を考慮しつつ、相手の圧力によってロングボールが多くなり過ぎないよう注意する必要があるだろう。あまり蹴り合いに偏るようだと、山口のペースになる。

また、ゲームキャプテンを務めている神垣陸にとっては、ザスパで初の古巣対戦となる。尚志高校、桐蔭横浜大学を経て2021年に山口でプロキャリアをスタートさせ、3シーズンにわたってプレーした思い出の地に、約3年ぶりに帰還する。プロ1年目からリーグ戦27試合に出場するなど、先発から試合終盤のクローザー役まで、いぶし銀の活躍を見せていた。

「自分をプロの世界に入れてくれたクラブなので、本当に感謝しかないですし、今でも思い入れは強いです。離れてからもずっと結果は追っていましたし、知り合いの選手もいますので感慨深いというか、特別な思いを感じています。成長した姿を見せるのが一番の恩返しだと思うので、しっかりと勝って(成長した姿を)見せたいと思います」と本人も意気込む。

過去に在籍した選手を拍手で迎えてくれるのが山口の風土ではあるが、試合後には盛大なブーイングが飛ぶほどの活躍を期待したい。

文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)


沖田 優監督
Q.前節は敗戦となりました。オフ明けからのチームの取り組みや、選手たちの様子をどのように見ていますか。
「選手たちからはすごく悔しさが滲み出ていますが、下を向いている場合じゃない、沈んでいる場合じゃないという思いで、練習にしっかりと取り組んでくれています。自分のレベルを上げるため、チームとしても現状から脱するため、次の試合に勝つためという意識でしっかりとやってくれていると感じています。その悔しさがあるからなのか……先週やれていなかったわけではないですが、オフ明けから先週よりも良いサイクルで入れたと思っています。みんなもがきながらですが、次のレノファ山口FC戦こそはという思いでやれていると思います」

Q.プレーの部分、メンタリティの部分で選手たちに求めているものは何でしょうか。
「自信やメンタリティは、こういう状況や経緯を踏まえると本当に大事なことだと思っているので、今週のトレーニングの入りはそこについての話のほうが多かったかもしれません。選手たちがそこを変えよう、もっと強くなろうという姿勢で練習に取り組んでくれていたので、そこはすごくポジティブだったと思います。サッカーというものは思うようにいかないことが多いですし、良い時間帯も悪い時間帯もありますが、自分たちのやるべきことに自信を持たなければいけませんし、悪い時間でも崩れないメンタリティも大事です。それを90分持続させることは、今の自分たちにとって勝利に近づくことだと思っているので、それを選手に求めて今週はスタートしました」

Q.沖田監督体制では初対戦となりますが、山口にはどのような印象を持っていますか。
「山口さんが今季ここまでどういう試合を歩んできたのか、しっかりとチェックさせてもらいました。ボールをしっかり動かそうとトライしている中でも手堅さがあります。だからこそ直近の試合以外は僅差のゲームが多いですし、得点も失点も少なく、均衡して進むゲームが多い相手だという印象です。攻守のバランスは良いですし、手堅いながら守備だけをやっているチームではない。今まさにチーム作りをしている最中という印象もありますし、試合をやればやるほど良くなっていくチームではないかと思っています」

Q.かなり前から積極的にプレッシャーをかけてくることも予想されます。
「相手がどういうふうにやってくるかということに対して、おおよその準備はしていますが、相手がどれを選択してきても、自分たちらしさを出しつつ、勝てる試合に持っていけるよう準備してきたつもりです。前日までより良い準備をして、試合当日を迎えたいと思っています」

Q.今季は百年構想リーグで課題となっていた立ち上がりの悪さは見せていないと思いますが、悪くない入りをしながらも先制される試合が続いています。
「良い時間帯に失点してしまっていますし、後半に得点していることも多いからこそ、前半に失点しないようにゲームを運べれば、勝点につながりやすくなるとは思っています。もちろん前半の内容はみんなが重々意識していますが、福島ユナイテッドFC戦は試合後の会見でも触れたように、自分の選択というか、采配ミスでした。それがなければ、次こそはもっと良いゲームができると思っています」



DF 3 大畑 隆也
Q.前節の福島ユナイテッドFC戦を振り返ってください。
「連勝もしたかったですし、ホームで勝てていなかったので、ここで何としてもファン・サポーターの方たちに勝利を届けたいという思いで試合に入ったのですが、悔しさと申し訳なさと不甲斐なさと……そういった感情です」

Q.悪くない立ち上がりでスタートしながらも、先制されてしまう試合が続いています。
「そうですね。前節に関しては失点がさすがに早過ぎましたが、それ以外の試合では自分の感覚的にも、おそらくチームの雰囲気的にも『これはいけるぞ』という入りで失点してしまい、沈んでしまっています。チーム内で話す時間を設けたのですが、ピッチに立っている選手の中では『もう1回やるぞ』という雰囲気になっていても、上から見ていると巻き返せる雰囲気に持っていけていないときがあるということでした。それこそAC長野パルセイロ戦は、失点した中でも外から見ていて『いけるな』と感じたということだったので、そういう雰囲気の部分も大事かなと思います。もちろん、先に点を取るのが一番良いですけど、この話し合いは生かしていきたいと思います」

Q.自信などのメンタル面は、成績に引っ張られてしまうところもあると思います。
「勝てていないことで、自分たちでプレッシャーをかけてしまっている部分もあると思います。流れというか、自分も経験がありますけど、勝てるときは『なんか勝てている』という面もあります。現状を打破していくためにも、先ほど話したことなどを生かしてやっていきたいです」

Q.今節は遠方でのアウェイゲームとなります。レノファ山口FCとは2024シーズン以来の対戦です。
「力のある選手がそろっていると思いますし、J3で上位に食い込むような力のあるチームだと思っています。監督の小田切(道治)さんとはカターレ富山時代に一緒にやっていますが、前からプレッシャーをかけてくると思うので、相手に的を絞らせないようなボールの動かし方をやっていければと思います」

Q.全体練習後にはコーチから直接、守備の指導を受けていましたね?
「前回の振り返りで、映像を見てフィードバックしてもらっています。本当に細かく、常に声をかけてくれているので、そこに何としても応えたいと思っていますが、失点が重なってしまっています。次は失点ゼロで抑えて、チームに貢献できるよう頑張りたいと思います」



MF 8 神垣 陸
Q.前節を振り返っていただけますか。
「連勝するために準備していましたが、やっぱり勝たなくてはいけない相手だったし、勝たなくてはいけない状況だったと思います。うまくいかず、結果が出ていないので、本当に悔しい気持ちでいっぱいです」

Q.今季は試合の入りは良いように見えますが、その中で先制されることが多くなっています。
「福島ユナイテッドFC戦は早い時間帯で失点してしまったので、ゲームプラン的にも難しくなってしまいましたが、レイラック滋賀FC戦などは良い入りができた中で、それでも失点してしまう。そこからちょっと崩れてしまうということが多かったと思います。より前に、アグレッシブに、という意識を持ちながら入っているつもりではいますが、そのあと、うまくいっていない時間帯をどう乗り切るかというところは課題だと感じています」

Q.AC長野パルセイロ戦からは立ち位置が少し変わったように見えますが、違和感はないでしょうか。
「サイドバックは前所属チームでもやったことがあったので、そこまで違和感はないですね。チームに求められていることをやって、プラスアルファで自分の色を出すということを意識しているので、特別難しいと感じることなくやれています」

Q.神垣選手の運動量を考えると、むしろそうしたきつい役割のほうが特長を出せるようにも見えます。
「逆に、そういう結構きつい役割のほうができるのかなと思ったりします。そこは自分の特徴、武器の一つでもあるので。運動量を出せていたほうが、自分の中でもリズムに乗ってくるというのはあるかもしれません」

Q.次は古巣のレノファ山口FC戦となります。どのように臨みたいですか。
「すごく堅いチームだと思いますし、古巣にもなるので、個人的な感情で言えば絶対に負けたくないです。チームの状況的にも絶対に勝たなくてはいけないと思います。引き分けはいらないので、勝点3を取るために良い準備をしたいです」

Q.ちなみに、山口を離れてからは初めて対戦することになりますよね?
「自分をプロの世界に入れてくれたクラブなので、本当に感謝しかないですし、今でも思い入れは強いです。離れてからもずっと結果は追っていましたし、知り合いの選手もいますので、感慨深いというか、特別な思いは感じています。成長した姿を見せるのが一番の恩返しだと思うので、しっかり勝って見せたいと思います」



MF 37 瀬畠 義成
Q.まずは前節を振り返っていただけますか。
「特に前半がそうでしたが、ずっと福島のペースで、福島さんのやりたいようなゲーム展開にしてしまったと思います。そこで失点もしてしまいましたが、うまくいっていない中でも1点を取れて、1-2で折り返せたのはある意味ポジティブなのかもしれません。ただ、ああいう時間帯を自分たちのリズムにどう持っていくかは、ずっと課題にしていることだと思いますし、相手のリズムを我慢して耐えしのぐことも必要だと思います。90分トータルで見ても、もっと自分たちのリズムを作り出さなければいけない相手だったと思いますし、課題が多く出てしまった試合だったと思います」

Q.福島のボール回しに対して、ボランチのお二人がかなりやりにくそうに見えました。
「そうですね。自分の周りに相手の選手が多かったり、相手のやり方として中央に人が偏っているということはスカウティング済みではありましたが、それを捕まえ切れず、ボールにもなかなか出られず、ズルズルと簡単にボールを運ばれてしまいました。実際に失点もしてしまいました。そこを押し返したり、ボールに行けるようにしてしっかりと捕まえたりできるか。前進させずにボールを奪い返して、自分たちの攻撃のリズムにどう持っていくかは課題でしたし、そこを解決できていなかったことでもったいない試合になってしまいました」

Q.立ち上がり自体は悪くなかった印象でしたが……。
「相手陣地でサッカーをするなど、よりゴールへの意識と勢いを持って入ろうという意識はあると思うので、それが今のところうまくいっていると思います。もちろん、そこで決め切れれば一番良いと思いますが、決め切れないことも多々あります。ただそうなったときに、じゃあ次はどういう手でいくのかというところを、自分たちでもうちょっと工夫しながらできるんじゃないかなというのは感じます」

Q.結果が一つ、二つと続けて出れば内容も良くなってきそうですが、そのためにも勝たなければいけません。プレーする側としても難しさがあると思います。
「プロスポーツなので、結果がすべてというのは間違いないです。結果が出ればそれが正解だし、出なければ不正解と言われてしまいますが、その正解を出すために過程を大事にしなければいけないとも思います。シーズン序盤だからという意見もあるかもしれませんが、勝てていない現状は受け止めなければいけません。ただ、『何かを変えなければいけない』というのはちょっと大雑把なので、今は何が必要で、何が大事なのか。チーム全体やグループ全体として共有されたものがあれば、少しずつでもより良くなっていくんじゃないかなと思います」

Q.今節も遠方でのアウェイゲームになりますが、多くのファン・サポーターが駆けつけてくれると思います。どのような戦いを見せたいですか。
「選手も今はもがき苦しんでいると思いますが、投げ出している選手はいないと思います。僕らはそれをピッチの上で表現しなければいけません。結果に結びつけるためにも、必死に走って戦う必要があると思うので、それを見てもらえるように僕らも頑張っていけたらと思います」