GAME SCHEDULE / RESULT

試合日程・結果

GAME RESULT 試合結果

2026/27明治安田J3リーグ 第6節

AWAY

ザスパ群馬

群馬

2026.09.12 SAT 19:03 KICK OFF

維新みらいふスタジアム

0

0 2

0 0

2

試合終了

HOME

レノファ山口FC

山口

GOAL

  • 99 山田太郎 99'
  • 99 山田花子 99'
  • 13 渡邉颯太 15'
  • 77 山本龍平 24'

苦しい今こそ強く。
敵地山口で再出発を


前節、福島ユナイテッドFCとの対戦に敗れてしまった。リーグ戦、いまだホーム未勝利だが、下を向いている場合ではない。

天皇杯とJリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップを挟んだ7連戦を終え、2日間のオフを挟んで再始動したザスパ。今節に向けて練習を重ねる中で、選手たちは決して折れていないところを見せている。沖田優監督は「先週やれていなかったわけではないですが、オフ明けから先週よりも良いサイクルで入れたと思っています。みんなもがきながらですが、『次(のレノファ山口FC戦)こそは』という思いでやれていると思います」と選手たちの姿勢を評価。「自信やメンタリティは、こういう状況や経緯を踏まえると本当に大事なことだと思っているので、今週の冒頭ではその話のほうが多かったかもしれません」と、心理面にもフォーカスして1週間のサイクルをスタートしたようだ。

もちろん、準備はメンタル面に限ったことではない。「山口さんが今季ここまでどういう試合を歩んできたのか、しっかりとチェックさせてもらいました。相手がどういうふうにやってくるかということに対して、おおよその準備はしていますが、相手がどれを選択してきても自分たちらしさを出しつつ、勝てる試合に持っていけるよう準備してきたつもりです」と沖田監督。非公開の練習の中で、試合への準備は着々と進んでいる。

その山口は2016年にJ2へ初参戦。2018シーズンにはクラブ最高の8位を記録した一方、その後は何度か残留争いに巻き込まれ、2025シーズンに19位となって初のJ3降格を経験した。百年構想リーグから小田切道治監督を迎え、1年でのJ2復帰を目指している。ザスパとはサイクルが1年ほどずれている格好だ。

今季のリーグ戦はここまで2勝1分2敗。沖田監督が「手堅さがある」と評したように、5試合で5得点4失点とロースコア傾向にある。ただ、決して攻撃力が低いわけではない。シュート数は多く、前節のガイナーレ鳥取戦では20本を放って3-0で勝利。今季最多となる3得点を奪った。一方、5試合中3試合で無失点を記録しているように守備は堅い。

大まかに言えば、攻守にアグレッシブなスタイルを目指しており、ショートパスで組み立てながらも、相手がロングボールを多用するなら蹴り合いも辞さない。対戦相手によって異なる顔を見せるが、いずれにしても前から積極的にプレッシャーをかけてくることが予想される。ザスパとしてはリスク管理を考慮しつつ、相手の圧力によってロングボールが多くなり過ぎないよう注意する必要があるだろう。あまり蹴り合いに偏るようだと、山口のペースになる。

また、ゲームキャプテンを務めている神垣陸にとっては、ザスパで初の古巣対戦となる。尚志高校、桐蔭横浜大学を経て2021年に山口でプロキャリアをスタートさせ、3シーズンにわたってプレーした思い出の地に、約3年ぶりに帰還する。プロ1年目からリーグ戦27試合に出場するなど、先発から試合終盤のクローザー役まで、いぶし銀の活躍を見せていた。

「自分をプロの世界に入れてくれたクラブなので、本当に感謝しかないですし、今でも思い入れは強いです。離れてからもずっと結果は追っていましたし、知り合いの選手もいますので感慨深いというか、特別な思いを感じています。成長した姿を見せるのが一番の恩返しだと思うので、しっかりと勝って(成長した姿を)見せたいと思います」と本人も意気込む。

過去に在籍した選手を拍手で迎えてくれるのが山口の風土ではあるが、試合後には盛大なブーイングが飛ぶほどの活躍を期待したい。

文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)


沖田 優監督
Q.前節は敗戦となりました。オフ明けからのチームの取り組みや、選手たちの様子をどのように見ていますか。
「選手たちからはすごく悔しさが滲み出ていますが、下を向いている場合じゃない、沈んでいる場合じゃないという思いで、練習にしっかりと取り組んでくれています。自分のレベルを上げるため、チームとしても現状から脱するため、次の試合に勝つためという意識でしっかりとやってくれていると感じています。その悔しさがあるからなのか……先週やれていなかったわけではないですが、オフ明けから先週よりも良いサイクルで入れたと思っています。みんなもがきながらですが、次のレノファ山口FC戦こそはという思いでやれていると思います」

Q.プレーの部分、メンタリティの部分で選手たちに求めているものは何でしょうか。
「自信やメンタリティは、こういう状況や経緯を踏まえると本当に大事なことだと思っているので、今週のトレーニングの入りはそこについての話のほうが多かったかもしれません。選手たちがそこを変えよう、もっと強くなろうという姿勢で練習に取り組んでくれていたので、そこはすごくポジティブだったと思います。サッカーというものは思うようにいかないことが多いですし、良い時間帯も悪い時間帯もありますが、自分たちのやるべきことに自信を持たなければいけませんし、悪い時間でも崩れないメンタリティも大事です。それを90分持続させることは、今の自分たちにとって勝利に近づくことだと思っているので、それを選手に求めて今週はスタートしました」

Q.沖田監督体制では初対戦となりますが、山口にはどのような印象を持っていますか。
「山口さんが今季ここまでどういう試合を歩んできたのか、しっかりとチェックさせてもらいました。ボールをしっかり動かそうとトライしている中でも手堅さがあります。だからこそ直近の試合以外は僅差のゲームが多いですし、得点も失点も少なく、均衡して進むゲームが多い相手だという印象です。攻守のバランスは良いですし、手堅いながら守備だけをやっているチームではない。今まさにチーム作りをしている最中という印象もありますし、試合をやればやるほど良くなっていくチームではないかと思っています」

Q.かなり前から積極的にプレッシャーをかけてくることも予想されます。
「相手がどういうふうにやってくるかということに対して、おおよその準備はしていますが、相手がどれを選択してきても、自分たちらしさを出しつつ、勝てる試合に持っていけるよう準備してきたつもりです。前日までより良い準備をして、試合当日を迎えたいと思っています」

Q.今季は百年構想リーグで課題となっていた立ち上がりの悪さは見せていないと思いますが、悪くない入りをしながらも先制される試合が続いています。
「良い時間帯に失点してしまっていますし、後半に得点していることも多いからこそ、前半に失点しないようにゲームを運べれば、勝点につながりやすくなるとは思っています。もちろん前半の内容はみんなが重々意識していますが、福島ユナイテッドFC戦は試合後の会見でも触れたように、自分の選択というか、采配ミスでした。それがなければ、次こそはもっと良いゲームができると思っています」



DF 3 大畑 隆也
Q.前節の福島ユナイテッドFC戦を振り返ってください。
「連勝もしたかったですし、ホームで勝てていなかったので、ここで何としてもファン・サポーターの方たちに勝利を届けたいという思いで試合に入ったのですが、悔しさと申し訳なさと不甲斐なさと……そういった感情です」

Q.悪くない立ち上がりでスタートしながらも、先制されてしまう試合が続いています。
「そうですね。前節に関しては失点がさすがに早過ぎましたが、それ以外の試合では自分の感覚的にも、おそらくチームの雰囲気的にも『これはいけるぞ』という入りで失点してしまい、沈んでしまっています。チーム内で話す時間を設けたのですが、ピッチに立っている選手の中では『もう1回やるぞ』という雰囲気になっていても、上から見ていると巻き返せる雰囲気に持っていけていないときがあるということでした。それこそAC長野パルセイロ戦は、失点した中でも外から見ていて『いけるな』と感じたということだったので、そういう雰囲気の部分も大事かなと思います。もちろん、先に点を取るのが一番良いですけど、この話し合いは生かしていきたいと思います」

Q.自信などのメンタル面は、成績に引っ張られてしまうところもあると思います。
「勝てていないことで、自分たちでプレッシャーをかけてしまっている部分もあると思います。流れというか、自分も経験がありますけど、勝てるときは『なんか勝てている』という面もあります。現状を打破していくためにも、先ほど話したことなどを生かしてやっていきたいです」

Q.今節は遠方でのアウェイゲームとなります。レノファ山口FCとは2024シーズン以来の対戦です。
「力のある選手がそろっていると思いますし、J3で上位に食い込むような力のあるチームだと思っています。監督の小田切(道治)さんとはカターレ富山時代に一緒にやっていますが、前からプレッシャーをかけてくると思うので、相手に的を絞らせないようなボールの動かし方をやっていければと思います」

Q.全体練習後にはコーチから直接、守備の指導を受けていましたね?
「前回の振り返りで、映像を見てフィードバックしてもらっています。本当に細かく、常に声をかけてくれているので、そこに何としても応えたいと思っていますが、失点が重なってしまっています。次は失点ゼロで抑えて、チームに貢献できるよう頑張りたいと思います」



MF 8 神垣 陸
Q.前節を振り返っていただけますか。
「連勝するために準備していましたが、やっぱり勝たなくてはいけない相手だったし、勝たなくてはいけない状況だったと思います。うまくいかず、結果が出ていないので、本当に悔しい気持ちでいっぱいです」

Q.今季は試合の入りは良いように見えますが、その中で先制されることが多くなっています。
「福島ユナイテッドFC戦は早い時間帯で失点してしまったので、ゲームプラン的にも難しくなってしまいましたが、レイラック滋賀FC戦などは良い入りができた中で、それでも失点してしまう。そこからちょっと崩れてしまうということが多かったと思います。より前に、アグレッシブに、という意識を持ちながら入っているつもりではいますが、そのあと、うまくいっていない時間帯をどう乗り切るかというところは課題だと感じています」

Q.AC長野パルセイロ戦からは立ち位置が少し変わったように見えますが、違和感はないでしょうか。
「サイドバックは前所属チームでもやったことがあったので、そこまで違和感はないですね。チームに求められていることをやって、プラスアルファで自分の色を出すということを意識しているので、特別難しいと感じることなくやれています」

Q.神垣選手の運動量を考えると、むしろそうしたきつい役割のほうが特長を出せるようにも見えます。
「逆に、そういう結構きつい役割のほうができるのかなと思ったりします。そこは自分の特徴、武器の一つでもあるので。運動量を出せていたほうが、自分の中でもリズムに乗ってくるというのはあるかもしれません」

Q.次は古巣のレノファ山口FC戦となります。どのように臨みたいですか。
「すごく堅いチームだと思いますし、古巣にもなるので、個人的な感情で言えば絶対に負けたくないです。チームの状況的にも絶対に勝たなくてはいけないと思います。引き分けはいらないので、勝点3を取るために良い準備をしたいです」

Q.ちなみに、山口を離れてからは初めて対戦することになりますよね?
「自分をプロの世界に入れてくれたクラブなので、本当に感謝しかないですし、今でも思い入れは強いです。離れてからもずっと結果は追っていましたし、知り合いの選手もいますので、感慨深いというか、特別な思いは感じています。成長した姿を見せるのが一番の恩返しだと思うので、しっかり勝って見せたいと思います」



MF 37 瀬畠 義成
Q.まずは前節を振り返っていただけますか。
「特に前半がそうでしたが、ずっと福島のペースで、福島さんのやりたいようなゲーム展開にしてしまったと思います。そこで失点もしてしまいましたが、うまくいっていない中でも1点を取れて、1-2で折り返せたのはある意味ポジティブなのかもしれません。ただ、ああいう時間帯を自分たちのリズムにどう持っていくかは、ずっと課題にしていることだと思いますし、相手のリズムを我慢して耐えしのぐことも必要だと思います。90分トータルで見ても、もっと自分たちのリズムを作り出さなければいけない相手だったと思いますし、課題が多く出てしまった試合だったと思います」

Q.福島のボール回しに対して、ボランチのお二人がかなりやりにくそうに見えました。
「そうですね。自分の周りに相手の選手が多かったり、相手のやり方として中央に人が偏っているということはスカウティング済みではありましたが、それを捕まえ切れず、ボールにもなかなか出られず、ズルズルと簡単にボールを運ばれてしまいました。実際に失点もしてしまいました。そこを押し返したり、ボールに行けるようにしてしっかりと捕まえたりできるか。前進させずにボールを奪い返して、自分たちの攻撃のリズムにどう持っていくかは課題でしたし、そこを解決できていなかったことでもったいない試合になってしまいました」

Q.立ち上がり自体は悪くなかった印象でしたが……。
「相手陣地でサッカーをするなど、よりゴールへの意識と勢いを持って入ろうという意識はあると思うので、それが今のところうまくいっていると思います。もちろん、そこで決め切れれば一番良いと思いますが、決め切れないことも多々あります。ただそうなったときに、じゃあ次はどういう手でいくのかというところを、自分たちでもうちょっと工夫しながらできるんじゃないかなというのは感じます」

Q.結果が一つ、二つと続けて出れば内容も良くなってきそうですが、そのためにも勝たなければいけません。プレーする側としても難しさがあると思います。
「プロスポーツなので、結果がすべてというのは間違いないです。結果が出ればそれが正解だし、出なければ不正解と言われてしまいますが、その正解を出すために過程を大事にしなければいけないとも思います。シーズン序盤だからという意見もあるかもしれませんが、勝てていない現状は受け止めなければいけません。ただ、『何かを変えなければいけない』というのはちょっと大雑把なので、今は何が必要で、何が大事なのか。チーム全体やグループ全体として共有されたものがあれば、少しずつでもより良くなっていくんじゃないかなと思います」

Q.今節も遠方でのアウェイゲームになりますが、多くのファン・サポーターが駆けつけてくれると思います。どのような戦いを見せたいですか。
「選手も今はもがき苦しんでいると思いますが、投げ出している選手はいないと思います。僕らはそれをピッチの上で表現しなければいけません。結果に結びつけるためにも、必死に走って戦う必要があると思うので、それを見てもらえるように僕らも頑張っていけたらと思います」

progress of a match 試合経過

ザスパ群馬
レノファ山口FC
前半後半データ後半前半
5シュート20
3CK6
GK
8FK13
オフサイド
0PK0

MEMBER LINEUP メンバーラインナップ

スターティングメンバー
  • GK 78 岡田慎司

  • DF 8 神垣陸

  • DF 16 山原康太郎

  • DF 3 大畑隆也

  • DF 2 中村涼

  • MF 37 瀬畠義成

  • MF 15 風間宏希

  • MF 17 百田真登

  • FW 22 貫真郷

  • FW 90 イクサンファンディ

  • FW 19 モハマドファルザン佐名

控えメンバー
  • GK 88 キムジェヒ

  • DF 52 相馬丞

  • MF 4 玉城大志

  • MF 20 下川太陽

  • MF 27 藤村怜

  • MF 28 野嶽惇也

  • FW 69 出間思努

  • FW 77 小竹知恩

  • FW 99 中島大嘉

監督
  • 沖田優

スターティングメンバー
  • GK 35 内山圭

  • DF 2 小澤亮太

  • DF 5 喜岡佳太

  • DF 33 菊地脩太

  • DF 77 山本龍平

  • MF 4 中島賢星

  • MF 6 輪笠祐士

  • MF 17 田邉光平

  • MF 40 成岡輝瑠

  • FW 13 渡邉颯太

  • FW 19 山本駿亮

控えメンバー
  • GK 41 飯田雅浩

  • DF 15 板倉洸

  • DF 18 亀川諒史

  • DF 43 鈴木準弥

  • MF 8 野寄和哉

  • MF 32 伊藤拓巳

  • MF 88 野村直輝

  • FW 11 藤岡浩介

  • FW 70 郡司璃来

監督
  • 小田切道治

DATA 試合環境

入場者数
4312
天候
27.0℃ 79%%
主審
鶴岡将樹
副審
山村将弘、山口隆平

COMMENT 監督&選手コメント

監督コメント

「前半の入りはそんなに悪い内容ではなく、自分たちのゲームに持っていけそうな流れで始まったゲームだったと思っていますが、それがこれからいよいよ加速していくというところで、また前半のうちに失点してしまった。そこが今日のゲームを難しくしたポイントだったかなと思います。そのような失点はここまで何度も見てきたと思いますし、今日の勝利、2勝目を信じて現地に来てくれたファン・サポーターの皆さんに勝利を見せられなかったことを申し訳なく思います。群馬で(試合を)見ていた、クラブを支え続け、応援し続けてくださっている皆さんにも、本当に申し訳ないゲームを監督としてさせてしまったと思っています。ただ、それにもかかわらず、試合が終わったあとにはファン・サポーターの人たちから『次のホームでの、みんなの奮起を期待している』と言っていただきました。言いたいことは山ほどあったと思いますが、そこをぐっと我慢して選手を奮い立たせてくれていたので、クラブとして次節のホーム、高知ユナイテッドSC戦に全力を傾けなければいけないと思います。こういう結果になり、得点も取れず2失点して負けてしまいましたが、この状況をはね返すべく、選手もスタッフもみんなでしっかりとベクトルを合わせて練習してくれていました。それにもかかわらず勝たせられないというのは、本当に僕の力の至らなさだと思います。それがすべてのゲームだったと思っています」

Q.前節からメンバーをかなり代えましたが、どういった狙いを持って臨んだのでしょうか。
「AC長野パルセイロ戦に勝ったあと、連勝を目指した中で負けてしまったという部分もありますし、前節の福島戦まで中2日の連戦が続いていて、調子の良さを示してくれていたけど、連戦の中で少し起用しづらかった選手も多数いました。調子の上がってきている選手を起用したかったという面と、敗戦のあとに次の選手にチャンスを与えたかったという面から、何人かをチェンジしたという経緯になります」

Q.監督がおっしゃったように、前半の入りは決して悪いものではなかったと思いますし、後半の入りも悪くなかったように見えました。そこで点を取り切るために必要なものをどう感じていますか。
「ペナルティエリアへの入り方と、精度、意思、タイミングです。練習を積み重ねていても公式戦で出ないと意味がないですから、そこの強化と意識づけをもっとさせてあげなければいけないと思っています。タイミングを合わせることや精度を上げるということを、実行できるようにしてあげなければいけないと思っています」

Q.惜しいところまでは行っていると思いますが、いまおっしゃったような質だったり、最後のところで攻め急ぎ、早くパスを入れ過ぎたりするシーンもあったと思います。
「ペナルティエリアに入っていこうとする姿勢は、相手陣内での攻撃の肝だと思っているので、もしかしたら自分がそこを言い過ぎていて、おっしゃったように攻め急いでしまうこともあるかもしれません。でも自分としては、自分が提示していることに選手がよくチャレンジしてくれていると思っているので、そこを表現させてあげられない自分の至らなさだとも思っていますし、そこは永遠のテーマですけど、質を上げ続けなければいけないと思います。とはいえ、そこでの失い方が失点につながっている場面も多々あるので、もっと追求しなければいけないと思っています」

Q.先に失点して苦しむ試合が続いていますが、そこを立て直すために、どのようなことに取り組みたいですか。
「自分の持っていき方がうまくないんでしょうけど、自分の中では選手はもっとやれると思っているので、自信とメンタリティなんじゃないかなとも思っています。今日も失点するまでは良い内容だったと思いますし、『この流れと展開だったら点が入るのは時間の問題かな』というときに失点してしまうということが、今日だけではなく何試合もあります。そうなってしまうと、それまでできていたプレーすら急にできなくなってしまう。本当は力のある選手たちが、なぜかできなくなってしまうということが続いているので、自分の持っていき方がまだまだだと思います。メンタルやゲーム展開といったところに引っかからないような進め方を、もう少し提示してあげなければいけないと思っています」

選手コメント

選手写真

MF8

神垣 陸Riku KAMIGAKI


Q.3年ぶりに維新みらいふスタジアムで試合をしましたが、まずはその感想から聞かせてください。
「移籍してから初めて、対戦相手としてここに帰ってきましたけど、やっぱりファン・サポーターの皆さんが温かいというのは感じましたね。すごく懐かしい気持ちで、感慨深かったです」

Q.試合全体を振り返ってみるといかがですか。
「立ち上がりは悪くない時間帯があった中で、ワンチャンスを決められてしまって、自分たちが少し落ちてしまったと思います。落ちないような声かけはしていましたけど、結果的にはどこか、そういうメンタルになってしまったのかなと思います」

Q.先に失点して苦しくなる試合が続いていますが、だからといって後ろを重くするようなチームスタイルではないと思います。そういう中で、立て直していくために何が必要だと感じていますか。
「リスクをかけてやっているので、リスク管理の部分は自分も含めて、もっともっと一人ひとりがアラートにならなくてはいけないです。攻撃的にやっていくのと紙一重の部分ではあると思うので、チーム全体としてどうするのかというのは、もっと確認が必要なのかなとは思います」

Q.今日は山口に対して、どのような狙いを持って入りましたか。
「相手がどういう形で出てくるのかというのは見ていました。マンツーマンで出てくるのか、自分のところで言えば、中島賢星くんがCBにプレスをかけるのか、かけないのかというところは常に見ながら、どこでボールを引き出すかというのは考えていました。自分の中では右サイドの背後を狙いつつ、よりアグレッシブにということを意識してプレーしていました」

Q.サイドチェンジの良いボールもあり、惜しいところまでは行けているようにも感じます。
「良いところまで行けているのであれば、最後をやり切るとか、決め切るとか、そういう部分が足りなかったと感じます」

Q.古巣戦でもあり、小田切道治監督や中島選手とは(前所属の)奈良クラブ時代にも一緒に戦っていて、縁のあるカードでした。
「本当にそうです。チームとしても縁がありますし、一緒にやっていた選手も多いので、楽しみにしていたぶん悔しいですね。結果を振り返れば悔しいですけど、レノファのファン・サポーターの皆さんの前でプレーできたことや、たくさん知り合いがいる中で同じピッチに立てたことは良かったのかなと思います」

選手写真

FW17

百田 真登Manato HYAKUDA


「本当に、信じてここまで来てくださったファン・サポーターの方々に対して申し訳ないという気持ちです。チームとしては、戦術云々ではなく、走るところや球際、競り合いのようなところで相手に上回られたところがあったという印象です」

Q.相手に上回られたというのは、試合を通して感じたことですか。
「最初の失点をするまでは、自分たちのほうが確実に動けていたという感覚でした。ただ、そういった中で最初のチャンスを相手に仕留められるというシーンが続き過ぎているので、攻守のバランスや攻め切るところなどをもう一度考えていかないと、後ろ向きに走る回数が増えてしまい、結果的に苦しくなってしまうのかなと感じています」

Q.攻守のバランスで言うと、どちらかというと攻撃にパワーを使うスタイルだと思います。攻め切ることやシュートで終わることが、より大事になってきますか。
「ハイリスクな立ち位置を取ってやっている部分もありますが、現状はハイリスクな部分に対するリターンが少ないということもあると思います。もう一度そこをどう整理するか、また精度をどうやって上げていくかというところは、やり方も含めて一人ひとりがしっかり向き合わなければいけないと思っています」

Q.今日も惜しいシーンはあったと思いますが、そこで仕留め切るために必要なことをどう感じていますか。
「前を向いてトライすること、トライし続けることが一番大事かなとは思っています。状況的にはすごく苦しいですが、これを誰かが代わってくれるわけでもないので、まずはしっかりと自分たちが前を向くこと。ファン・サポーターの方々は今日もこうやって遠くまで駆けつけて、声を届けてくれているので、次はホームでやれますし、『次こそは』という姿勢を、もう1回みんなで整理して出していきたいと思います」

Q.AC長野パルセイロ戦ではシステムを変えて勝利しました。実際にプレーしていて、スムーズさなどはいかがでしょうか。
「長野戦は自分たちがずっとやってきたところから変化を加えてうまくいきましたが、今日の相手の小田切監督は、自分たちが変化してきたことへの準備もしてあったという印象です。今日で言えば山口の3バックに前3枚で当てに行ったんですけど、4枚で後ろを作られたときに自分たちはどう出るのか。そういうところまでピッチの中で突き詰めることもそうですし、準備するところも、先ほども言ったように、みんなでもう一度前を向いてやっていくことが大事かなと思います」

Q.プレスのところは、まだ課題を感じますか。
「選手一人ひとりの守備のクオリティはもちろんあると思いますし、やり方の部分としても、ピッチで自立して攻守にやっていかないといけない部分が多くあるかなとは思っています」

SUMMARY総括

前半の2失点重く
反撃及ばず2連敗


前節、ホームで連勝を逃したザスパ群馬。アウェイの地で再出発を図るべく、今節はレノファ山口FCのホーム、維新みらいふスタジアムに乗り込んで勝利を狙った。

連戦がいったん終わり、1週間の準備期間を経て臨んだ試合。沖田優監督は前節の福島ユナイテッドFC戦からスタメン5人を変更し、山原康太郎、中村涼、貫真郷、風間宏希、イクサン ファンディを先発に起用した。貫が今季リーグ戦初出場、風間が今季リーグ戦初先発。そしてイクサンがカップ戦を含めても加入後初の公式戦先発となる、フレッシュな顔ぶれとなった。

一方、ホームの山口は3-0と快勝した前節のガイナーレ鳥取戦と同じ11人をスタメンに送り出した。

試合はザスパボールでキックオフ。まずは互いにセーフティーに入り、ロングボールの応酬となったが、序盤はザスパが優勢。セカンドボールを拾って相手のファウルを誘い、敵陣でFKを獲得する場面を作っていった。

ザスパはその後もロングボールを増やし、イクサンをターゲットにしていく。8分には神垣陸のサイドチェンジから貫、百田真登とつなぎ、百田がイクサンへラストパス。イクサンは相手と接触して一度倒れながらも、すぐに起き上がってシュートを放つ。11分には風間が左からクロスを上げ、こぼれ球を貫がシュート。いずれも相手GKにセーブされたが、序盤は悪くないリズムで試合を進めていった。

しかし15分、相手ペナルティエリアまで進入したところから守備へ切り替わった際、ロングスルーパスで一気に前進を許す。最後は中島賢星のクロスから渡邉颯太にヘディングで合わされ、失点。またも優勢に試合を進めていた中で先制点を許してしまった。

それでも17分にはペナルティエリア付近で貫が仕掛けてFKを獲得すると、風間のキックに中村が合わせるなど反発力を見せ、同点ゴールを狙うザスパ。しかし、徐々に山口のチャンスが増えてくると、24分には右CKから山本龍平にボレーシュートを突き刺される。スーパーゴールで点差を広げられると、その後は勢いを失い、チャンスを作れず。0-2のまま前半を折り返した。

後半、立ち上がりこそボールが前に進まず、攻守の切り替えも不安定だったが、58分に藤村怜、玉城大志、小竹知恩を投入すると、人とボールに動きが出てくる。反撃の兆しが見え始めたかと思われたが、66分にはプレスが成功しかけながらもボールを奪い切れないなど、なかなか決定機まで持ち込めない。

75分には貫に代えて下川太陽をワイドプレーヤーとして投入。76分にはその下川の突破からチャンスが生まれかけたものの、輪笠祐士の好守に阻まれる。小竹も何度か左サイドから突破を図ってクロスを上げたが、中で待つFW陣まで届けることができない。

80分には最後の交代で中島大嘉を投入して前線のターゲットを増やす。しかし、競り合えるボールがなかなか入らず、最後にチャンスが訪れたのは90+3分。スローインから百田が落とし、中島が右足でシュートを放ったものの、枠を捉えられずサイドネットに外れた。

結局、これが後半唯一のシュートに。後半は大きなピンチこそ少なかったものの、反撃に転じる場面も十分に作ることができず、0-2のまま試合終了した。

文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)