ザスパ群馬
群馬
正田醤油スタジアム群馬
前半
後半
試合前
SC相模原
相模原
同カテゴリーを相手にリベンジの機会 来季につなげる格好の試金石
前節はアウェイでブラウブリッツ秋田に敗れ、久々の連敗を喫したザスパ群馬。以前、課題に挙がっていた前半の早い時間帯に失点したのも久々だった。とりわけ前半15分以内での失点は、明治安田J2・J3百年構想リーグではここまで7試合あるが、第11節湘南ベルマーレ戦以来のこと。それだけに、チーム全員が試合の入りを悔いた。
沖田優監督は改めて試合を振り返る中で「秋田さんのような特徴のあるチームに一番やってはいけないことで、相手の自信やパワーも、より上がってしまいました。気をつけていた入りで失点したことで余計に気にしすぎてしまったのか、少し(気持ちが)落ちてしまった選手も何人かいました」と語った。大畑隆也も「相手を乗らせてしまった」と後悔を口にしている。
大畑は「これが立ち上がりの時間帯ではなくても、仕留められてしまうようなスキがあった。油断はしていなかったと思いますが、より一層締めなくてはいけない時間帯だった」とも振り返っている。沖田監督も「ひとつの球際や、(守備で)どこにまず戻らなければいけないかなどにも甘さがあった」と、それが序盤かどうかにかかわらず問題があったと述べている。最近はチームに粘り強さや堅さが出てきていたが、まだまだ追求し高めていく必要があるのだろう。
2失点目はスローインから、3失点目はカウンターからとそれぞれ状況は異なっていたが、沖田監督は「ミスがなければまず失点局面が生まれていない。ミスが起きたあとでもやれたことはあった」と、ボールの失い方や失ったあとの対応に言及。20日の公開練習では、攻撃をしながら素早く守備に切り替えるようなメニューも実施されていた。
ホームで勝利していた相手に借りを返されてしまったが、重要なのは次の試合にどう生かすか。沖田監督は「(秋田とSC相模原が)同じようなタイプのチームと考えれば、そこを克服できる、やれるんだというところを示すのにいい相手」と試合日程を歓迎している。反省をすぐに生かすチャンスだ。
対する相模原は、シーズン序盤の対戦時に0-5を喫した相手でもある。あのときとは違う姿を見せ、ホームでリベンジを達成してリーグを締めくくることができればこの上ない。また今季のザスパは、J2クラブに対して善戦して勝利も収めてきたが、同じJ3所属のクラブとは3戦3敗という結果になっている。“格上”に対して通用した強みが、同カテゴリーの相手ならもっと発揮できる──とはならないのがサッカーの難しさだが、来たる2026/27シーズンに向けてそうも言っていられない。
大畑は「栃木SCさんと相模原さんは来季もJ3で戦う相手なので、そのチームに全部負けるというのは本当に許されないと思います。本当にまだまだこんなもんじゃないと思いますし、もっともっとやれる」と力強く語った。来季への試金石にもなる一戦だ。
文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)
沖田 優監督 Q.前節から数日が経ちましたが、ブラウブリッツ秋田戦について改めて振り返っていただけますか。 「ゲームの入りが悪すぎました。最近はそれほど失点しなくなっていましたが、入りの失点はある意味、秋田さんのような特徴のあるチームに一番やってはいけないことというか、起きてはいけないことです。あれで相手の自信やパワーもより上がってしまいましたし、気をつけていた入りで失点したことで余計に気にしすぎてしまったのか、少し(気持ちが)落ちてしまった選手も何人かいました。そこを抜け目なく突かれたと思いますし、より難しいゲームになってしまいました。繰り返してはいけないことですし、次節はしっかりと取り戻した姿を見せなければいけないと思います。秋田さんとSC相模原さんは、いろいろなデータで見てもほとんど同じようなチームですし、それを絶対繰り返さないことが大事だと思っています。そう振り返りつつ、次に向けて考えなければなりません」
Q.秋田戦の3失点目はロングカウンターからでしたが、守備対応はいかがでしたか。 「どこかでミスは起きるものですし、失い方が悪かったとしても、縦に来た攻撃をしっかりと止めなければいけません。それができずに推進力をさらに増すことになってしまったのは良くなかったです。ただ、もう一個つながれば自分たちが一気に数的優位で攻められる状態を逃して、逆に攻め残りのようになっていた相手の数的優位になってしまった。1失点目にしても3失点目にしても、ミスなく普通につなげられれば、失点局面がまず生まれていないというのもあります。ミスが起きたあとでもやれたことはあったと思うので、そこはまだまだ課題だなと思っています」
Q.選手たちがどういうメンタリティーで相模原戦に臨むことを求めますか。 「短期間で同じようなことを繰り返してはいけないんだというのを自分は求めていますし、今日も選手に強く伝えたところです。(秋田と相模原が)同じようなタイプ のチームと考えれば、そこを克服できる、やれるんだというところを示すのにいい相手だと思いますので、しっかりと示してほしいと思っています」
Q.相模原は4位につけており(5/21時点)、自信をもってサッカーをしているようにも見えます。監督はどういう印象を持っていますか。 「一貫性というか、秋田さんと同様にチーム内での共有を明確にしているチームだと思いますし、試合を重ねることで(その強みが)より高まってきていると思います。相手もこちらも、前回対戦時よりも良くなっている部分がある中で、今季の2戦目でどういう試合ができるかだと思います。前回の失点はほとんどがセットプレーだったので、まずはそこで得点を許さないようにしたいですし、そういう場面を作らせてはいけないと思っています」
Q.ファン・サポーターの目線からすると、同じJ3の相手にまだ勝てていないのは気になるところだと思います。 「そのとおりで、チャレンジして成長したり引き出しを増やしたりと、いろいろなトライができた17試合でしたが、J3同士という枠の中ではまだ勝っていません。来季、確実に対戦する相手ですので、今度はしっかりと勝って来季の対戦を迎えたいですし、勝たなければいけないと思います」
DF 3 大畑 隆也 Q.まずは前節のブラウブリッツ秋田戦を振り返っていただけますか。最近は立ち上がりや早い時間帯での失点は少なくなっていましたが…。 「前後半ともに立ち上がりで簡単な失点をしてしまって、ゲームを苦しくしてしまったと思っています。立ち上がりの失点でしたが、これが立ち上がりの時間帯じゃなくても仕留められてしまうようなスキがあったと思います。油断はしていなかったと思いますが、より一層気を引き締めなくてはいけない時間帯だったので、そこでやられてしまったのは本当に良くなかったと思います」
Q.秋田のような徹底したサッカーをしてくる相手にリードされると、心理的にも物理的にも苦しくなるイメージがあります。 「1-0で勝っていくのが秋田のスタイルだと思いますし、自分たちが落ちたというよりも相手を乗らせてしまったという印象です。相手も前半の立ち上がりに得点するシーンがあまりなかったようですが、そこで乗らせてしまった。こちらも久々に立ち上がりで失点してしまったことで、連続で失点はしませんでしたが、相手にどんどん流れを持っていかれてしまったと思います。みんなが体を張って凌げた部分はありますが、あれだけ勢いに乗らせてしまったのは本当に良くなかったですし、『僕たちのサッカーをやれば絶対に点は取れる』という自信を持ってやれていたら、前半のうちに追いつける可能性もあったと思います」
Q.次は相模原との対戦ですが、前回対戦では大畑選手はベンチでした。あの試合をどう見ていましたか。 「秋田と似たようなチームというか、勢いを持って出てきますし、シンプルに戦ってくる印象です。あの試合はセットプレーと自分たちのミスから失点をしてしまいましたが、固く戦うチームを相手に早い段階で失点すると勢いに乗らせてしまうと思いますし、主導権を握られてしまったと思います。ただ、あの試合も立ち上がりは相手のプレッシャーをかなり剥がせていましたし、『いけそうだな』とベンチから見て感じていました。いかにそこで仕留めるか、僕たちがボールを失わないかがカギになると思います」
Q.今大会はここまで、90分以内で 2回とも負けた相手は栃木SCだけです。その結果は、シーズンの後半戦にかなり持ち直したからこそだと思います。 「栃木SC戦は本当に悔しかったです。栃木SCさんと相模原さんは来季もJ3で戦う相手なので、そのチームに全部負けるというのは本当に許されないと思います。シーズン後半戦は守備も攻撃のバランスも良くなってきていると思いますし、前半戦にできなかったことをできるようになって、相手を苦しめられるようになった部分や我慢できるようになった部分などが、同じ相手に負けないという結果につながっているとは思います。それでも、本当にまだまだこんなもんじゃないと思いますし、もっともっとやれるというのが僕個人としてもチームとしてもあると思うので、結果を出すことは前提として、もっともっと内容も求めながらやりたいと思います」
FW 17 百田 真登 Q.前節は終盤からの出場となりましたが、試合をどう見ていましたか。 「自分たちが立ち上がりで失点したくないというのがあったにもかかわらず、立ち上がりで相手に得点を許してしまい、メンタル的に落ちたところを90分とおして狙われた結果になったと思います。1点差に迫れればもう少し相手を慌てさせることもできたと思うんですが、その時間(1-2にしてから1-3となるまで)が短かった。その辺りはチームみんなで話した中で、反省点として上がっていました」
Q.この百年構想リーグも最終節を迎えますが、振り返ってみていかがですか。 「僕としては、沖さん(沖田監督)がどんな状況でもずっと使い続けてくれて全試合に出場させてもらっています。全部の試合に出ている選手は少ない(百田選手と下川太陽選手のみ)ですし、そういった意味でもすごくありがたかったです。ただ、それにしてはもう少し点を取らないといけなかったと思っているので、最終節でしっかりと得点して、プレーオフラウンドや来季につなげていきたいと思っています」
Q.最終節の相手はSC相模原です。ひょっとすると今シーズンで一番痛い負け方をした相手かもしれません。 「前回はセットプレーやつなぎのミスからの失点がほとんどだったと思うので、そういったところを消していけば、特段怖さがあったとは僕自身は思っていませんし、個人としても、昨季は複数得点を取れている相手でもあるので、そんなに嫌な印象はありません。でも実際に0-5で負けている事実はありますので、それ以上の点差で勝てるようなゲーム展開に持っていこうとするのが大事かなと思っています」
Q.前節のブラウブリッツ秋田に敗れたことで2回とも勝った相手はなくなったのですが、逆に2回とも敗れた相手も少ないです。ダブルを決める、もしくは喫することは選手にとって影響がありますか。 「そもそも、シーズンダブルをやらせていたらJ2に上がれないだろうというのは大前提だと思うので、同じ相手に2回負けないという思いは必要ではあると思います。逆に上がっていくならば、シーズンダブルをどのチームにもしていけるぐらいにならないといけないと思うので、やらせてもダメですし、やっていかないといけないというのはあると思います」
Q.地域リーグラウンド最終節に向けての意気込みをお願いします。 「自分が早い時間に得点できれば、今のチームならメンタル的にもいいサッカーにつながっていくと思いますし、先制点を取るというのが自分の仕事でもあると思います。それを求めながら、チームが勝てるように頑張りたいと思います」
DF 43 野瀬 翔也 Q.まず、前節を振り返っていただけますか。 「最初の失点で相手が勢いづいて、試合運びもすごく難しくなってしまったので、大きな責任を感じる試合だったと思います。これまでもああいう展開はありましたが、1点を取られたあとに跳ね返す力がないのが現状だと思いますし、そういう試合を繰り返してしまっているので、自分の不甲斐なさを感じています」
Q.パスをつなぐところも苦戦していて、いつもより余裕がなかったように見えました。 「自分たちがボールを握る時間がすごく短かったと思いますし、蹴るにしてもセカンドボールを全然拾えず、跳ね返ってきたボールをつなげて自分たちのボールにできる時間もありませんでした。特に立ち上がりはどの局面においても負けている部分があまりにもあって、試合を難しくしてしまったなと思います」
Q.1点差に追いついたあとはザスパのペースになったように見えましたが、すぐに再び2点差にされてしまいました。 「交代で下がっていたので外から見ていましたが、『追いつけるかも』と感じるシーンはたくさんありました。3失点目は油断などではなかったと思いますが、あの時間帯に自分がピッチに立っていなかったことがすごく不甲斐ないことなので、自分にフォーカスしてやっていきたいです」
Q.残念ながらシーズンダブルを達成した相手はなかったですが、2回とも敗れた相手は少ないという現状についてはいかがですか。 「前半戦でやられていた相手にやり返して勝ったという試合もあったので、いい流れではあったと思います。次の相手の相模原も前半戦に大差でやられているので、しっかりとやり返さないといけないと思います」
Q.次が地域リーグラウンドとしては最後の試合になります。意気込みをお願いします。 「自分ができることを練習から最大限にやりたいです。そのうえで試合に出たら、変わらずに応援してくれているファン・サポーターの方々にしっかりと勝利を届けるように、そして来シーズンも応援したいと思えるような試合をしたいと思います」
同カテゴリーを相手にリベンジの機会
来季につなげる格好の試金石
前節はアウェイでブラウブリッツ秋田に敗れ、久々の連敗を喫したザスパ群馬。以前、課題に挙がっていた前半の早い時間帯に失点したのも久々だった。とりわけ前半15分以内での失点は、明治安田J2・J3百年構想リーグではここまで7試合あるが、第11節湘南ベルマーレ戦以来のこと。それだけに、チーム全員が試合の入りを悔いた。
沖田優監督は改めて試合を振り返る中で「秋田さんのような特徴のあるチームに一番やってはいけないことで、相手の自信やパワーも、より上がってしまいました。気をつけていた入りで失点したことで余計に気にしすぎてしまったのか、少し(気持ちが)落ちてしまった選手も何人かいました」と語った。大畑隆也も「相手を乗らせてしまった」と後悔を口にしている。
大畑は「これが立ち上がりの時間帯ではなくても、仕留められてしまうようなスキがあった。油断はしていなかったと思いますが、より一層締めなくてはいけない時間帯だった」とも振り返っている。沖田監督も「ひとつの球際や、(守備で)どこにまず戻らなければいけないかなどにも甘さがあった」と、それが序盤かどうかにかかわらず問題があったと述べている。最近はチームに粘り強さや堅さが出てきていたが、まだまだ追求し高めていく必要があるのだろう。
2失点目はスローインから、3失点目はカウンターからとそれぞれ状況は異なっていたが、沖田監督は「ミスがなければまず失点局面が生まれていない。ミスが起きたあとでもやれたことはあった」と、ボールの失い方や失ったあとの対応に言及。20日の公開練習では、攻撃をしながら素早く守備に切り替えるようなメニューも実施されていた。
ホームで勝利していた相手に借りを返されてしまったが、重要なのは次の試合にどう生かすか。沖田監督は「(秋田とSC相模原が)同じようなタイプのチームと考えれば、そこを克服できる、やれるんだというところを示すのにいい相手」と試合日程を歓迎している。反省をすぐに生かすチャンスだ。
対する相模原は、シーズン序盤の対戦時に0-5を喫した相手でもある。あのときとは違う姿を見せ、ホームでリベンジを達成してリーグを締めくくることができればこの上ない。また今季のザスパは、J2クラブに対して善戦して勝利も収めてきたが、同じJ3所属のクラブとは3戦3敗という結果になっている。“格上”に対して通用した強みが、同カテゴリーの相手ならもっと発揮できる──とはならないのがサッカーの難しさだが、来たる2026/27シーズンに向けてそうも言っていられない。
大畑は「栃木SCさんと相模原さんは来季もJ3で戦う相手なので、そのチームに全部負けるというのは本当に許されないと思います。本当にまだまだこんなもんじゃないと思いますし、もっともっとやれる」と力強く語った。来季への試金石にもなる一戦だ。
文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)
沖田 優監督
Q.前節から数日が経ちましたが、ブラウブリッツ秋田戦について改めて振り返っていただけますか。
「ゲームの入りが悪すぎました。最近はそれほど失点しなくなっていましたが、入りの失点はある意味、秋田さんのような特徴のあるチームに一番やってはいけないことというか、起きてはいけないことです。あれで相手の自信やパワーもより上がってしまいましたし、気をつけていた入りで失点したことで余計に気にしすぎてしまったのか、少し(気持ちが)落ちてしまった選手も何人かいました。そこを抜け目なく突かれたと思いますし、より難しいゲームになってしまいました。繰り返してはいけないことですし、次節はしっかりと取り戻した姿を見せなければいけないと思います。秋田さんとSC相模原さんは、いろいろなデータで見てもほとんど同じようなチームですし、それを絶対繰り返さないことが大事だと思っています。そう振り返りつつ、次に向けて考えなければなりません」
Q.秋田戦の3失点目はロングカウンターからでしたが、守備対応はいかがでしたか。
「どこかでミスは起きるものですし、失い方が悪かったとしても、縦に来た攻撃をしっかりと止めなければいけません。それができずに推進力をさらに増すことになってしまったのは良くなかったです。ただ、もう一個つながれば自分たちが一気に数的優位で攻められる状態を逃して、逆に攻め残りのようになっていた相手の数的優位になってしまった。1失点目にしても3失点目にしても、ミスなく普通につなげられれば、失点局面がまず生まれていないというのもあります。ミスが起きたあとでもやれたことはあったと思うので、そこはまだまだ課題だなと思っています」
Q.選手たちがどういうメンタリティーで相模原戦に臨むことを求めますか。
「短期間で同じようなことを繰り返してはいけないんだというのを自分は求めていますし、今日も選手に強く伝えたところです。(秋田と相模原が)同じようなタイプ
のチームと考えれば、そこを克服できる、やれるんだというところを示すのにいい相手だと思いますので、しっかりと示してほしいと思っています」
Q.相模原は4位につけており(5/21時点)、自信をもってサッカーをしているようにも見えます。監督はどういう印象を持っていますか。
「一貫性というか、秋田さんと同様にチーム内での共有を明確にしているチームだと思いますし、試合を重ねることで(その強みが)より高まってきていると思います。相手もこちらも、前回対戦時よりも良くなっている部分がある中で、今季の2戦目でどういう試合ができるかだと思います。前回の失点はほとんどがセットプレーだったので、まずはそこで得点を許さないようにしたいですし、そういう場面を作らせてはいけないと思っています」
Q.ファン・サポーターの目線からすると、同じJ3の相手にまだ勝てていないのは気になるところだと思います。
「そのとおりで、チャレンジして成長したり引き出しを増やしたりと、いろいろなトライができた17試合でしたが、J3同士という枠の中ではまだ勝っていません。来季、確実に対戦する相手ですので、今度はしっかりと勝って来季の対戦を迎えたいですし、勝たなければいけないと思います」
DF 3 大畑 隆也
Q.まずは前節のブラウブリッツ秋田戦を振り返っていただけますか。最近は立ち上がりや早い時間帯での失点は少なくなっていましたが…。
「前後半ともに立ち上がりで簡単な失点をしてしまって、ゲームを苦しくしてしまったと思っています。立ち上がりの失点でしたが、これが立ち上がりの時間帯じゃなくても仕留められてしまうようなスキがあったと思います。油断はしていなかったと思いますが、より一層気を引き締めなくてはいけない時間帯だったので、そこでやられてしまったのは本当に良くなかったと思います」
Q.秋田のような徹底したサッカーをしてくる相手にリードされると、心理的にも物理的にも苦しくなるイメージがあります。
「1-0で勝っていくのが秋田のスタイルだと思いますし、自分たちが落ちたというよりも相手を乗らせてしまったという印象です。相手も前半の立ち上がりに得点するシーンがあまりなかったようですが、そこで乗らせてしまった。こちらも久々に立ち上がりで失点してしまったことで、連続で失点はしませんでしたが、相手にどんどん流れを持っていかれてしまったと思います。みんなが体を張って凌げた部分はありますが、あれだけ勢いに乗らせてしまったのは本当に良くなかったですし、『僕たちのサッカーをやれば絶対に点は取れる』という自信を持ってやれていたら、前半のうちに追いつける可能性もあったと思います」
Q.次は相模原との対戦ですが、前回対戦では大畑選手はベンチでした。あの試合をどう見ていましたか。
「秋田と似たようなチームというか、勢いを持って出てきますし、シンプルに戦ってくる印象です。あの試合はセットプレーと自分たちのミスから失点をしてしまいましたが、固く戦うチームを相手に早い段階で失点すると勢いに乗らせてしまうと思いますし、主導権を握られてしまったと思います。ただ、あの試合も立ち上がりは相手のプレッシャーをかなり剥がせていましたし、『いけそうだな』とベンチから見て感じていました。いかにそこで仕留めるか、僕たちがボールを失わないかがカギになると思います」
Q.今大会はここまで、90分以内で 2回とも負けた相手は栃木SCだけです。その結果は、シーズンの後半戦にかなり持ち直したからこそだと思います。
「栃木SC戦は本当に悔しかったです。栃木SCさんと相模原さんは来季もJ3で戦う相手なので、そのチームに全部負けるというのは本当に許されないと思います。シーズン後半戦は守備も攻撃のバランスも良くなってきていると思いますし、前半戦にできなかったことをできるようになって、相手を苦しめられるようになった部分や我慢できるようになった部分などが、同じ相手に負けないという結果につながっているとは思います。それでも、本当にまだまだこんなもんじゃないと思いますし、もっともっとやれるというのが僕個人としてもチームとしてもあると思うので、結果を出すことは前提として、もっともっと内容も求めながらやりたいと思います」
FW 17 百田 真登
Q.前節は終盤からの出場となりましたが、試合をどう見ていましたか。
「自分たちが立ち上がりで失点したくないというのがあったにもかかわらず、立ち上がりで相手に得点を許してしまい、メンタル的に落ちたところを90分とおして狙われた結果になったと思います。1点差に迫れればもう少し相手を慌てさせることもできたと思うんですが、その時間(1-2にしてから1-3となるまで)が短かった。その辺りはチームみんなで話した中で、反省点として上がっていました」
Q.この百年構想リーグも最終節を迎えますが、振り返ってみていかがですか。
「僕としては、沖さん(沖田監督)がどんな状況でもずっと使い続けてくれて全試合に出場させてもらっています。全部の試合に出ている選手は少ない(百田選手と下川太陽選手のみ)ですし、そういった意味でもすごくありがたかったです。ただ、それにしてはもう少し点を取らないといけなかったと思っているので、最終節でしっかりと得点して、プレーオフラウンドや来季につなげていきたいと思っています」
Q.最終節の相手はSC相模原です。ひょっとすると今シーズンで一番痛い負け方をした相手かもしれません。
「前回はセットプレーやつなぎのミスからの失点がほとんどだったと思うので、そういったところを消していけば、特段怖さがあったとは僕自身は思っていませんし、個人としても、昨季は複数得点を取れている相手でもあるので、そんなに嫌な印象はありません。でも実際に0-5で負けている事実はありますので、それ以上の点差で勝てるようなゲーム展開に持っていこうとするのが大事かなと思っています」
Q.前節のブラウブリッツ秋田に敗れたことで2回とも勝った相手はなくなったのですが、逆に2回とも敗れた相手も少ないです。ダブルを決める、もしくは喫することは選手にとって影響がありますか。
「そもそも、シーズンダブルをやらせていたらJ2に上がれないだろうというのは大前提だと思うので、同じ相手に2回負けないという思いは必要ではあると思います。逆に上がっていくならば、シーズンダブルをどのチームにもしていけるぐらいにならないといけないと思うので、やらせてもダメですし、やっていかないといけないというのはあると思います」
Q.地域リーグラウンド最終節に向けての意気込みをお願いします。
「自分が早い時間に得点できれば、今のチームならメンタル的にもいいサッカーにつながっていくと思いますし、先制点を取るというのが自分の仕事でもあると思います。それを求めながら、チームが勝てるように頑張りたいと思います」
DF 43 野瀬 翔也
Q.まず、前節を振り返っていただけますか。
「最初の失点で相手が勢いづいて、試合運びもすごく難しくなってしまったので、大きな責任を感じる試合だったと思います。これまでもああいう展開はありましたが、1点を取られたあとに跳ね返す力がないのが現状だと思いますし、そういう試合を繰り返してしまっているので、自分の不甲斐なさを感じています」
Q.パスをつなぐところも苦戦していて、いつもより余裕がなかったように見えました。
「自分たちがボールを握る時間がすごく短かったと思いますし、蹴るにしてもセカンドボールを全然拾えず、跳ね返ってきたボールをつなげて自分たちのボールにできる時間もありませんでした。特に立ち上がりはどの局面においても負けている部分があまりにもあって、試合を難しくしてしまったなと思います」
Q.1点差に追いついたあとはザスパのペースになったように見えましたが、すぐに再び2点差にされてしまいました。
「交代で下がっていたので外から見ていましたが、『追いつけるかも』と感じるシーンはたくさんありました。3失点目は油断などではなかったと思いますが、あの時間帯に自分がピッチに立っていなかったことがすごく不甲斐ないことなので、自分にフォーカスしてやっていきたいです」
Q.残念ながらシーズンダブルを達成した相手はなかったですが、2回とも敗れた相手は少ないという現状についてはいかがですか。
「前半戦でやられていた相手にやり返して勝ったという試合もあったので、いい流れではあったと思います。次の相手の相模原も前半戦に大差でやられているので、しっかりとやり返さないといけないと思います」
Q.次が地域リーグラウンドとしては最後の試合になります。意気込みをお願いします。
「自分ができることを練習から最大限にやりたいです。そのうえで試合に出たら、変わらずに応援してくれているファン・サポーターの方々にしっかりと勝利を届けるように、そして来シーズンも応援したいと思えるような試合をしたいと思います」