DF3
大畑 隆也Ryuya OHATA

ザスパ群馬
群馬
正田醤油スタジアム群馬
1前半 0
0後半 3
試合終了

ベガルタ仙台
仙台


| 前半 | 後半 | 計 | データ | 計 | 後半 | 前半 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4 | シュート | 8 | ||||
| 4 | CK | 2 | ||||
| GK | ||||||
| 14 | FK | 11 | ||||
| オフサイド | ||||||
| 0 | PK | 0 |
GK 13 近藤壱成
DF 14 菊地健太
DF 43 野瀬翔也
DF 3 大畑隆也
MF 27 藤村怜
MF 7 西村恭史
MF 20 下川太陽
MF 17 百田真登
FW 38 小西宏登
FW 99 中島大嘉
FW 2 田頭亮太
GK 88 キムジェヒ
DF 25 中野力瑠
MF 4 玉城大志
MF 6 米原秀亮
MF 36 安達秀都
MF 37 瀬畠義成
FW 18 田中翔太
FW 29 松本皐誠
FW 69 出間思努
沖田優
GK 29 松澤香輝
DF 3 奥山政幸
DF 5 菅田真啓
DF 44 井上詩音
MF 6 松井蓮之
MF 15 南創太
MF 26 横山颯大
MF 10 鎌田大夢
MF 42 石井隼太
FW 7 荒木駿太
FW 18 梅木翼
GK 41 髙橋一平
DF 2 五十嵐聖己
DF 19 マテウスモラエス
DF 55 韓浩康
MF 8 武田英寿
MF 14 相良竜之介
MF 27 岩渕弘人
MF 37 杉山耀建
FW 20 中田有祐
森山佳郎

「結果的に逆転負けしたことを本当に悔しく思います。ゴールデンウィークのスタートで、いつもより子どもたちの顔が数多く見えた中で、先制しながらも、7〜8分間で、あっという間に3失点と一気に畳みかけられたこと自体が、非常に悔しく思っています」
Q.前半、お互いに堅い展開からいい形で先制点を取って終えられました。後半は逆に、ベガルタ仙台さんが前からの圧力を高めてきた中で失点してしまいましたが、後半の戦いをどう振り返りますか。
「失点するまでといいますか、序盤は別に悪い試合の流れだとは思っていません。入りはプレッシャーを掛けようと意思疎通してきた仙台さんに対して、ある程度、ボールを動かせましたし、後半の入り自体は悪くなかったと思います。それに仙台さんが1点を取るまでは、仙台さんのほうがどこかストレスを感じながら進めていたゲームなんじゃないかなと思っています。武田(英寿)選手らが入ったところと、点を取ったあとに相手がパワーを掛けてきたところで、その時間をつかみ切る力に差があったかなと思っています」
Q.後半の入りに見られた粘り強い守りも悪くなく、選手交代のタイミングも難しかったと推察しますが、状況を好転させる結果にはならなかったことについてどう捉えているでしょうか。
「相手もスタメンに近い選手たちを入れて、パワーアップしてきました。パフォーマンスのより高かった藤村(怜)選手と下川(太陽)選手は代えたくなかったのですが、これからパワーが落ちてくるところで、相手にゲームをつかませてはいけないという中での交代でした。交代した藤村、太陽はよくやってくれたと思いますし、交代で出場した選手を含め彼らが悪いから失点した、負けたということではありません。あくまでも仙台さんのワンプレーの力、1つのスプリントの力などでゲームのポイントをつかまれてしまったので、それがすべてかなと思っています」
Q.選手交代により、より前に攻めて行きたかったのか、ディフェンスの意識をより強めたかったのか。そのあたりについてはいかがでしょうか。
「ビハインドになったあとは、相手の左サイドのパワーは一向に落ちませんでしたし、五十嵐(聖己)選手をハーフタイムで入れてきました。相手とのパワーバランスの中で、自分たちもゴールを奪えるストライカータイプの田中(翔太)選手と、縦にスピードでいける松本(皐誠)選手を入れました。クロス数を増やさないと追いつけないと思い、点を取り返すということを考えていました」

DF3
大畑 隆也Ryuya OHATA
Q.先制点は、ザスパに来てからの初ゴールでした。
「コーチングスタッフの方たちと、ああいう形のトレーニングをしていた中でうまれたゴールだったので、僕のゴールというより、みんなから取らせてもらったゴールなのかなと。全体練習後にスタッフ陣とヘディングのトレーニングはよくしていて、岡さん(岡山一成コーチ)やソンヨンさん(金成勇コーチ)たちに学びながら、遅かったですけど、点を取れたのが良かったなと思います」
Q.試合全体を振り返ってはいかがですか。
「特に後半、相手に上回られてしまったかなという印象です。切り替えのところ、強度のところ、またセカンドボールがいつもだったら拾えるところで仙台さんの強さがあり、相手に渡るシーンが多くありました。まだ映像を見ていないのでなんとも言えないですけど、いま終わってみた感覚としては能力、クオリティーなどいろいろな面で上回られてしまったかなという印象です。ですが、その中でも前半は1-0でいけたので、後半もそれを続けることは絶対にできたはずです。そこは本当に反省しないといけないと思っています」
Q.ここ数試合を通じて、DFの粘り強さに着実な手応えを感じている部分があるのかなと思いますが、どう感じていますか。
「セットプレーなど、本当に一瞬の気の緩みというところでの最後の2失点。本当にもったいなかったと思いますが、全員で体を張って、全員でプレスバックして、全員で守るということを頑張ってくれていたからこそのこの結果です。それをみんながやってくれるためにも、僕たちが最後のところで守らないと、みんなも頑張る気にならないと思うので、これで崩れることなく、次、またいい守備をして、勝ちに結びつけたいと思います」
Q.連戦は続きますが、次節・ヴァンラーレ八戸戦に向けてはいかがですか。
「積み上げができている部分は継続してやりつつ、今日の仙台さんから学ぶことは大きいと思うので、それを生かしつつ、また次の試合がすぐに来るので、なんとしても勝利して、ファン・サポーターの方を喜ばせられるよう頑張りたいと思います」

MF27
藤村 怜Ren FUJIMURA
「首位の仙台に『ここで黒星をつけよう』とチームでは気合いが入っていましたが、1試合を通して90分間、戦い続ける首位のチームの強度をすごく感じた試合でした」
Q.前半は堅い入りで、先制点も取れて、ザスパとしてはいいゲームの入りができていたように思います。
「そうですね。ここ数試合、自分たちの流れじゃなくても耐えるというのはできてきている中で、今日も耐えるときは耐えて、攻撃の部分でも自分たちの時間帯だったらボールをつなぐ、前進するといった、いい部分はありました。その中でもセットプレーで点が取れて、前半の終わり方はすごくいい形だったので、やっぱり後半のところですね。90分を通しては、相手が上手だったなという試合でした」
Q.先制点につながったFKについて振り返っていただけますか。
「中央寄りに蹴って、(大畑)隆也くんがうまく合わせてくれました。ここ数試合、セットプレーでも点取れているので、そこは継続していきたいですね。練習していた形でした」
Q.後半入りから、相手が強いプレスを掛けてきました。
「確かに自分が出ていたときは来ていましたけど、自分的にはそんなに嫌ではなかったです。その中でうまく(プレスを)剥がせていた部分もあるので、ストレスはそんなに感じていなかったですね」
Q.交代でベンチに下がったあとの立て続けの3失点でしたが、どう見ていましたか。
「相手の強度に耐えられなくなり、自分たちのビルドアップの精度が出せずに相手に引っ掛けられて失点というのもありました。シンプルに、相手のサッカーが勝ったんだと思います」
Q.そこが首位チームとの差なのでしょうか。
「まあ、ちょっとした差ですけど、やっぱりそれが大きいですね。決め切ることなど、ちょっとした差が大きく勝敗を分けると思います」
Q.これから先も連戦が続きます。次節に向けての意気込みはいかがですか。
「いい部分は続けて、悪い部分は反省しながら修正していきたいです。チーム全体的にも、練習をやるより、試合をやったほうが成長すると思うので、ポジティブにやっていきたいですね」

DF2
田頭 亮太Ryota TAGASHIRA
Q.今日の前半と後半で試合の流れが変わったように感じましたが、振り返っていかがですか。
「前半は自分たちが押し込むシーンも多くありました。仙台が(ロングボールを)蹴っていたというのもありますが、マイボールの時間も長かったですし、やりたいことはやれていました。後半、相手のメンバーが代わった中で、まるっきり流れが逆になってしまいました。僕たちのロングボールが多くて、それを拾われて、相手は下からつなぐシーンが多くなりました。前後半でちょっと違うゲームになったという印象です」
Q.前半は距離感も良く、いい連係で攻撃できていましたが、向上の手応えはありますか。
「下からつないでやることをずっとやってきているので、どの相手でもできています。その時間を長くすることや、1回ハーフタイムを挟んだあとに、さらにそれをレベルアップさせてやっていくところができていけば、どんどん自分たちの理想通りのゲームで進められるのかなと思います」
Q.後半に風向きや選手交代の影響はありましたか。
「風の影響は、僕はあまり感じなかったですね。相手が選手を代えてくるのも、正直、想定内ではあります。ただ、そこでちょっと押し込まれて劣勢になりました。そのタイミングで自分たちのやることを見失わず、もっと貫ければ、また全然違ったゲームになったと思います」
Q.耐える時間が長くなりましたが、連戦の影響はあったのでしょうか。
「まだ2戦目なので、正直、それは言い訳にならないと思います。少なからず連戦の疲労があったとしても、前半やれていた戦うことを、もっともっと表現して、自分たちの強度が落ちてきたら選手を代えて、強度をアップすることを目指していると思うので、それをもっとチーム全体で共有してやっていかないといけないと思います」
Q.次節に向けて意気込みをお願いします。
「もう何としても連敗は防ぎたいですし、次は中2日でアウェイでの試合ですが、コンディションの維持をしっかりとチーム全体でやっていきたいですし、誰が出ても、湘南(ベルマーレ)や横浜FC、今日の(ベガルタ)仙台にやれたような球際の部分は崩してはいけないです。もっともっとレベルアップさせていけば、僕たちのやりたいサッカーはずっとやれると思っています。まずは(ヴァンラーレ)八戸戦ですけど、八戸は戦うサッカーなので、そこを圧倒できるようにやっていきたいです」
上位チームを相手に先制も…
立て続けの3失点で3戦ぶり敗戦
現在、2連勝中のザスパ群馬。アウェイで湘南ベルマーレ、ホームで横浜FCを倒し、上り調子で迎えた第13節は、明治安田J2・J3百年構想EAST-Aグループ首位のベガルタ仙台との試合に臨んだ。ゴールデンウイーク初日の正田醤油スタジアム群馬には、ベガルタサポーターを含め、3,891人(第7節・湘南戦の4,474人が今季最多)が詰めかけた。
今節は5連戦の2戦目。群馬は前節・横浜FC戦からスタメン1人を変更した。前節、9試合ぶりに得点を挙げ、勝利に貢献した中島大嘉が、3試合ぶりにスタートからピッチに立った。対する仙台は、6人を入れ替えて臨んだ。
ファーストシュートは1分、相手DFの背後でこぼれ球を拾った小西宏登の折り返しを、下川太陽が収めてミドルシュート。これはGK正面に飛ぶが、積極的な入りを見せた。しかし8分にビルドアップ時にプレスをかけられてボールロストすると、松井蓮之にシュートを打たれるが、これはGK近藤壱成がセーブする。
しばらくはハーフウェーラインを挟んだミドルゾーンで、互いにコンパクトな陣形を保ちながら駆け引きが続く。下川が相手アンカー脇でパスを引き出して起点になり、再三チャンスを作ったがフィニッシュまでは持ち込めない。22分にカウンターからピンチを招くと、カットインした鎌田大夢にシュートを打たれるが、下川のマークもあり枠外へ逸れる。その後も群馬がボールを動かしながら、主導権を握る時間が続く。37分、コンビネーションから右サイドを突破されるが、梅木翼のシュートはゴール裏のファン・サポーターを背負ったGK近藤がビッグセーブでピンチを逃れた。
すると38分、待望のゴールが生まれる。相手陣内でパスを受けた中島が倒され、群馬がFKを獲得。キッカーは藤村怜。壁の上ギリギリを通したキックに、その背後で待ち受けていた大畑隆也がヘディングで流し込み、1-0とした。大畑の加入後初ゴールで先制に成功する。44分、大畑は守備でも好プレーを見せる。エリア内でクロスに飛び込んできた梅木に対し、体を寄せてファウルなしでシュートを阻止する。さらに45分にも梅木のシュートを大畑が防ぎ、1-0で前半を終えた。
反撃の機会をうかがう仙台は、後半開始から2枚替え。五十嵐聖己、岩渕弘人を投入し、攻守ともに前への圧力を強めてきた。
それでも群馬は、持ち前のパスワークで相手のプレッシャーをはがして前進する。すると53分には、ビッグチャンスを迎える。中盤でボールを奪った中島がドリブルで攻め上がってミドルシュートを放つと、これは大きく枠を逸れてしまった。
そこで群馬は64分に最初の交代カードを切る。藤村と下川に代え、米原秀亮と安達秀都をピッチに送り出した。オープンな展開になると、73分に中盤でボールを奪われてカウンターを発動させてしまう。右サイドからクロスを上げられると、CBの間をとった武田英寿にヘディングで同点弾を奪われてしまった。さらにビルドアップにプレッシャーを受け、ボールを奪われかけた野瀬翔也が相手を倒してイエローカード。自陣で与えたFKの流れから、76分にこぼれ球を菅田真啓に決められて逆転を許した。
群馬は79分に小西宏登と田頭亮太に代えて、松本皐誠と田中翔太を投入。しかし、またしても自陣でボールを奪われると、80分に武田のミドルシュートが決まる。群馬はわずか8分間で3失点すると、リードを奪った仙台にボールを持たれながら時間を進められ、そのままタイムアップ。無敗の仙台に対し、勝利を収めることはできなかった。
文:野本桂子(エルゴラッソ)
自信をもって強豪を倒す
三度目のリベンジ達成へ
2連勝、そして約2カ月ぶりのホーム勝利。正田醤油スタジアム群馬にようやく春が訪れた。5連敗の苦境を経て、湘南ベルマーレと横浜FCという強豪を連続で撃破。連敗中も揺らがなかったスタイルへの自信はまた一歩、確信へと近づいたのではないか。
沖田優監督も言う。
「あれだけ力がある相手に、いまやれることをある程度出せた。守備のバリエーションも出せたので、いろんな収穫があったかなと思っています」
横浜FC戦後の会見では沖田監督から「この2週間は守備練習にかなり取り組んできた」との言及があったが、選手たちもここ2試合の守備には手ごたえを感じており、連勝の要因にもなったと感じているようだ。
「(ここ2試合は)球際や対人が強くなったと思いますし、守備の強度も上がったと思います。もともと持っている攻撃の良さを出しつつ、守備の強度のところが良くなったかなと思いますね」(米原秀亮)
「やっぱり、守備のところが変わったと思います。毎試合、前半で0-2になってしまうと難しくなりますけど、守備がしっかりできているのが攻撃の安定感にもつながっていると思います」(中島大嘉)
そして今節はまたも、強豪へのリベンジ挑戦となる。前回はベガルタ仙台のホーム、雨中のユアテックスタジム仙台で対戦。試合終了間際に同点に追いつくも、PK戦にて敗戦となった。栃木SC戦の敗戦を挟んだものの、上昇の兆候を見せていた試合でもあった。
その仙台はいまだ無敗のグループ首位。ここまで12試合で6失点、3試合連続のクリーンシート中と群を抜いた強固な守備を構築している。ただ、その仙台が最後に失点を喫したのが前回対戦のザスパ。成功体験はある。
「セットプレーも含めて本当に失点が少ないですが、その6失点のうち2点はうちが取ったんだぞというのはある意味自信にしたいです。簡単な相手じゃないことは重々分かっていますが、仙台だから失点しない、仙台からは得点できないじゃなくて、得点と勝利を目指して頑張りたいと思います」(沖田監督)
ただ、前回対戦は相手に退場者が出たことも味方していた。仙台も同じ轍は踏んでこないだろう。仙台の強固な守備を再び打ち破るには、前線の質と良質な連係が求められる。そこで期待がかかるのはやはり、ストライカーの中島大嘉と百田真登だ。
いわずもがなの体躯と物怖じしない言動で、いかにもストライカー然とした中島。そして枚方特有の和らかな関西弁と柔和な物腰ながら、思考と神経の太さはまさにストライカーの百田。特徴の異なる彼らをより生かせれば、自ずとゴールは近づく。
「自分が取りたいシチュエーションとマナさんが取りたいシチュエーションが結構違うと思いますし、領域というか生息分布が違うので被ることがあまりないのかなと思いますね。サバンナのライオンと密林のジャガーみたいな感じです」(中島)
得点したい意欲は人一倍ながら、競争だけでなく共存も可能な2人のストライカー。ダブルエースの活躍が3連勝のカギを握る。
文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)
沖田 優監督
Q.湘南ベルマーレに続いて横浜FCを破り、シーズン前半戦で敗れた両チームにリベンジを達成しました。
「そこは本当に良かった点の一つですし、あれだけ力がある相手に、いま自分たちがやれることをある程度出せました。守備のバリエーションも出せたので、いろいろな収穫があったと思っています」
Q.失点シーンはどのように振り返りますか。
「シンプルな真ん中へのフィードだったので、あれは普通に処理したかったですし、セカンドボールも含めて相手を挟んで奪えるシーンだったとは思っています。それに、その前の最初の処理さえ普通にできていれば、ペナルティーエリア内の攻防まで持ち込まれることはなかったので、大きな課題のあるワンシーンだったと思います。ボールサイドの対応でいいところもあれば、マークの悪いところもあったし、あの失点の中にも良いところと悪いところがたくさんありました。前半の終盤にああいう失点をせずに、2点リードのまま折り返したかった。今後、勝利を増やしていくには重要な時間帯だったと思います。ただそれも、ああいう強い相手だからこそ課題も出ますし、勝った中で課題を振り返れるというのはすごくいいことです。攻守ともに課題だらけなのは相変わらずで、まだまだ課題はたくさんあると思います」
Q.前回対戦では相手の思い通りの守備をされてしまった感もありましたが、今回はかなり相手を困らせる攻撃ができていたのではないでしょうか。
「このシーズン中にいろいろなバリエーションを追加していこうとやってきましたが、前回対戦では表現できなかったものが、いまはだんだんとできるようになっています。前回やられた相手に対して多少なりとも成長した姿を表現できたのはうれしいことですが、後半もそういう時間をもう少し作れるようになっていかないと、本当の意味で横浜FCさんと対等にやれた、勝利したとは言えないと思いますので、まだまだ自分たちがやらなきゃいけないこと、攻守ともに到達しなきゃいけないところがあるなと思います」
Q.後半は自陣で守る時間がかなり長くなりました。どこに要因があったのでしょうか。
「後半の入りからずっとそうなってしまいましたが、もちろん自分たちの狙っていた形ではありません。そういうゲーム展開にさせられてしまいましたし、そういう構図になった瞬間を逃さなかった横浜FCさんは力があるなと思いましたが、その後半で失点しなかったのは一つ評価できると思います」
Q.この2試合では、自分たちのつなぎのミスからピンチになる場面がほとんどなかったと思います。チームが自信をつけたところもあるのでしょうか。
「そうですね。この1年と数カ月、ずっと攻撃のバリエーションや精度のアップに取り組んできていますが、それが少しずつピッチの中で、力のある対戦相手にもできるようになっているのはすごい成果であり、成長だと思います」
Q.プレッシャーを受けてもプレーをキャンセルするなど、別の選択肢を選べる選手たちだと思いますが、それをより強いプレッシャーの中でも実行できるようになってきたのでしょうか。
「選手たちの判断も良くなってきましたし、選択肢も増えてきています。より良い進化の過程にあるんじゃないかなと思いますが、より確実に、より危険な状態で相手のペナルティーエリアに入れているか、シュート数も増えているかというとまだまだなので、もっと上げていきたいと思っています。ただ、ある一定のところまでは到達しているのかなと思います」
Q.連敗を脱出し、連勝中と上昇ムードですが、こういうときだからこそ気をつけなければいけないことはありますか。
「そこはもう毎試合、気をつけなければいけないことだらけですし、相手が今シーズン1回も負けていないベガルタ仙台さんとなればなおさらです。前節、前々節に引き続き本当に力がある相手です。前回のアウェイでの対戦ではゲーム展開もある程度のところまで持っていけて、勝つチャンスもあった中で、90分間は引き分けに終わりPK戦で負けてしまいました。成果も少し感じましたが、このルールの中で負けたのは事実なので、仙台に初めて土をつけたのがザスパだったとなるように頑張りたいと思います」
Q.仙台はここまで6失点しかしておらず、現在は3試合連続で無失点に抑えています。
「セットプレーも含めて本当に失点が少ないですが、その6失点のうち2点はウチが取ったんだぞというのはある意味自信にしたいです。簡単な相手じゃないことは重々分かっていますが、仙台だから失点しない、仙台からは得点できないじゃなくて、得点と勝利を目指して頑張りたいと思います」
Q.ここから中3日や中2日が続く連戦となります。
「条件は相手も一緒ですし、 5連戦ぐらいは普通にやれないといけないと常々思っているので、すごくいい機会だと思います。リーグ戦だけで4連戦、5連戦というのはなかなかない中で、5連戦をしっかりと戦えるようになっていけば来季にもつながりますし、それをいい相手と続く中でなおさらいい機会だと思います。一戦一戦に集中し、勝利を目指してタフに戦ってくれたらと思います」
MF 6 米原 秀亮
Q.前節は3月8日の栃木シティ戦以来となる出場となりました。プレーしてみての感触はいかがでしたか。
「あまりボールに触っていないので感触といっても難しいところですが、チームが勝っている状況だったので、どうゲームを終わらせるかだけを考えてピッチに立ちました」
Q.少し前までチームも連敗中でした。そんな中、キャプテンとしてどんな声かけをしていましたか。
「まずはポジティブな声を掛けようと意識してやっていました。サッカーは11人でやるスポーツですので、一人ひとりに迷いなどがあるとどうしてもプレーに出てしまいます。練習で起きることしか試合では起きないとも思っているので、練習での緩さを少しずつなくしていければと思ってやっていました」
Q.勝てない時期を経て現在連勝中ですが、チームの変化などは感じますか。
「まずはシンプルに、球際や対人が強くなったと思いますし、守備の強度も上がったと思います。もともと持っている攻撃の良さを出しつつ、守備の強度のところが良くなったと思いますね」
Q.勝てない時期はいろいろな意見が聞こえてきたり悩んだりもすると思いますが、チームとしてスタイルを貫く部分は揺らがずに進めていたのでしょうか。
「そこはそうですね。僕たちはこのサッカーで勝ちたいという思いが強いので。周りの声はいろいろあったかもしれないですが、スタイルというよりは守備のところなどに課題があったと思いますし、そこがより整理されたことで攻撃にもリズムが出てきています。最近はより長い時間、自分たちのゲームができていると感じています」
Q.連敗のあとに連勝して自信もついてきたと思います。逆に、こういう時期で気をつけないといけないところなどはありますか。
「強度のところは落とすことなく、キープするだけじゃなくてより高めていかないといけないと思います。そこに気をつけるというか、チーム内で求め合ってやっていかないといけないですし、5連戦でもあります。スタメンで出ている11人だけで戦える連戦ではないと思います。自分も含めて、ベンチの選手やメンバーに入れていない選手にもどこかでチャンスがあると思いますので、そこに向けて全員がいい準備をしないといけないと思っています」
Q.特別シーズンも残り6試合しかありませんが、チームとして個人として、残りのシーズンの目標などはありますか。
「もちろん全部勝つことが目標ですし、複数点を取って無失点で抑えるというのが大事です。僕個人としては、ケガをせずに残り全部に出られればと思います」
FW 17 百田 真登
Q.まずは前節の先制ゴールを振り返っていただけますか。
「チームとして右サイドへ人数をかけてうまく突破してくれて、自分もいち早くポジションを取れていました。流し込むだけのボールを小西(宏登)選手がくれたので、すごくいい得点だったと思います」
Q.クロスに合わせるポイントもイメージどおりだったのでしょうか。
「そうですね。あの場所の共有は練習でもミーティングでも、(今季の)立ち上げのときからずっとされていたので、それをひとつ形にすることができて良かったと思います」
Q.その前にもチャンスがありましたが、ミートしませんでした。ファーストシュートを決められないと引きずってしまいそうに思えますが。
「僕はチャンスを外してもあまり気にすることはないタイプなので、あそこに顔を出せていたという評価を自分の中でして、次に向かっていました。得点シーンではそんなに気にすることなく打てたと思います」
Q.前節はお互いが得点しましたが、ストライカーとして中島大嘉選手との競い合いも注目されそうです。
「大嘉がXで発信してくれてそうなっていますけど、チームとしても自分としてもすごくいいことだと思います」
Q.一緒にピッチに立つ時間も長くなってきましたが、連係も合ってきていますか。
「どうすればよりお互いが生きるかみたいなところは意識しながらできていますし、どちらかが出ていないときも『負けないよ』という気持ちは常にお互いが持ちながら取り組めているので、いい関係性だと思います」
Q.ちなみに、お互いのゴール数は意識していますか。
「そんなに意識はしないですけど、今季の立ち上げのときから競い合うことは分かっていましたし、『得点王を争おう』という話はしていました。もっと点を取っていけば実現できると思うので、頑張りたいと思います」
Q.次節はグループ首位のベガルタ仙台が相手です。
「強い相手ではあると思いますけど、いまの自分たちにある自信をピッチで表現できれば必ず勝てる相手だとも思っています。自分自身としても、1試合1点じゃなくて2点3点と取れるチャンスはあるので、そこをしっかりと複数得点につなげていければさらに勝機が見えてくると思います。自分に矢印を向けていい準備をしたいと思います」
FW 99 中島 大嘉
Q.前節のゴールシーンを振り返っていただけますか。
「まず小西(宏登)のボールが良かったというところはあるとして、それにしてもパーフェクトなヘディングやったなと思います。ずっと練習しているし、たぶん人生で一番ヘディングに時間を使っているので、教科書みたいな面方向に叩くヘディングで100点やったかなと。ヘディングの技術としてはパーフェクトでした」
Q.2月28日ブラウブリッツ秋田戦以来のゴールでしたが、その間チームは勝てない時期が続き、ご自身もスタメンから外れるなど、いろいろなことがあったと思います。
「チームとしてもうまくいっていなかったのでいろいろな難しさがありましたし、自分の良さを見失うというか、自分の良さとチームの現状をどうしたもんかなと思うこともありました。いまもまだそこから完全には抜け出せていないんですけど、一回スタメンを外れたことでより解き放たれて、自分らしいプレーを出せるんじゃないかなというマインドにはなっていますね。スタメンで出た数試合も、ベンチから見たこの2試合も、いい時間を過ごせているなと思います」
Q.連敗を脱して2連勝中ですが、チームとして変わらずに来たところ、良くなったところなどいろいろあると思います。
「やっぱり守備のところが変わったと思います。毎試合、前半で0-2になると難しくなりますけど、守備がしっかりとできているのが攻撃の安定感にもつながっているのかなと思います。ただもともと力はあると思いますし、昨季もそれを見せられていました。沖さん(沖田優監督)のサッカーはいいサッカーなので。いきなり0-2になってしまうと結構しんどいですけど、それがなくなったのと、プラス守備が整ってきたのが2連勝の要因かなと思います」
Q.百田真登選手との関係性はいかがですか? 最近では一緒にプレーする時間も増えてきていますが。
「ストライカータイプが1人より2人のほうが相手は守りにくいと思いますし、自分がワントップをやるときは中の人数が少なくてクロスが合わないシーンも多かったんですけど、マナさんが一緒に出ることが増えて、最低でも中に2枚はおるみたいな感じになると、今度は大外からさらに入ってきて、(ベガルタ)仙台戦の(田頭)亮太のゴールのような形も出てきます。湘南(ベルマーレ)戦の2点目も、中も枚数が多かったからこそ折り返して決まったというシーンでした。あとはシンプルに『オレが取りたい』という気持ちがお互いに出ているので、いいところに入る回数が増えているのかなと思います。ほかの人に取られたくないという思いがお互い強いですし、そういう1点の重みにしてもいろいろな要素があったほうがうれしいと思うので、いい関係かなと思います。本当はもっとお互いを生かし合いたいですけど、ちょっとずつ良くなってきているかなと思います」
Q.お互いが点を取りたいと思っている割には、使いたいスペースが被ってしまうようなシーンが記憶にないです。お互いの特徴が違うからでしょうか。
「自分が取りたいシチュエーションとマナさんが取りたいシチュエーションが結構違うと思いますし、領域というか生息分布が違うので被ることがあんまないのかなと思いますね。サバンナのライオンと密林のジャガーみたいな感じです」
Q.今節の相手は無敗のベガルタ仙台です。前節に続いてシーズン前半戦で敗れた相手へのリベンジ戦になります。
「湘南、横浜FC、仙台に3連勝して、そこから後半戦で全部勝っていったら観客も増えるだろうし、(ファン・サポーターが)前橋駅や高崎駅にザスパのユニフォームを着て歩いていけるくらい、ザスパのエンブレムに対してでかい顔ができるかなと思います。狼煙は上がっていると思うんで、それをデカくしていければと。めちゃめちゃ大きいわけじゃない群馬の勢力で、仙台などの大国を打つ。いいでしょ?」
Q.残り6試合になりましたが、目標ゴール数は?
「いま4点なんで、『10』に乗せたいですね。2ケタはいきたいです」