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明治安田J2・J3百年構想リーグ 地域リーグラウンド 第12節

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ザスパ群馬

群馬

2026.04.25 SAT 14:00 KICK OFF

正田醤油スタジアム群馬

試合前

AWAY

横浜FC

横浜FC

GOAL

  • 99 山田太郎 99'
  • 99 山田花子 99'

前節のようにリベンジを
自信を確信に変えられるか


前節は強豪・湘南ベルマーレをアウェイで撃破。多くのファン・サポーターが平塚まで駆けつけた中、ザスパ群馬に関わるすべての人々が久々に、歓喜の輪に包まれた。しかしそれももう過去の話で、チームは浮かれることなく今節への準備を進めている。“勝った上で反省する”ことの効果を実感するのも久しぶりだが、自信をつけつつも謙虚な姿勢でトレーニングに取り組めたようだ。

「強い相手に勝った上で課題も浮き彫りになった。それをしっかりと振り返ってみんなで共有することができました。今週もミスを減らせるように、攻守ともにもっと良くなるようにいい練習ができたと思います」(沖田優監督)

「でもまだ1回勝っただけというか、これを継続しないと意味がないです。僕たちとしては、継続プラス進化ができるように日々の練習をやっているし手ごたえもつかんでいますが、それを試合で再現できないと」(田頭亮太)

「勝ったので自信はついていると思いますけど、まだ今季は連勝できていないので。浮かれ過ぎることなく、次もしっかりと戦って勝つというのをベースに(トレーニングを)やれていると思います」(松本皐誠)

沖田監督や選手たちも認めるように、湘南戦は1失点の他にもいくつかピンチがあり、結果が違ったものになっていてもおかしくはなかった。ただ、前回対戦ほどのフィジカルの差を感じさせなかったのも事実。地道な強化が少しずつ実を結んだ成果でもあり、さまざまな要素においてチームは間違いなく成長を遂げている。

ここからは強豪との対戦が続く。田頭が語ったように“結果”に還元していくチャレンジにもなるが、今節の相手はアウェイで0-3の完敗を喫した横浜FC。前回対戦は5連敗のスタートとなった試合でもあるが、「監督の提示に対して、自分たちが違う解釈をしているのでは」(中島大嘉)と、プレー判断を見直すきっかけになった試合でもあった。結果が出るまでに時間はかかってしまったが、あのときよりもチームバランスは向上している。

沖田監督は、「昨季までの継続と今季のプラスアルファをやっていて、試合ごとに良くなっています。湘南さんには1戦目とは違うところを見せられたので、横浜FCさんにも『前回とはちょっと違うぞ』というところを表現できるように頑張ります」と意気込んだ。

振り返れば、前回の横浜FC戦は個々の選手が“元J1”の圧を初めて感じた試合でもあった。当時スタメン2試合目だったプロ1年目の松本皐誠は「攻撃の特長がまったく出せずに、ずっと守備に追われて試合が終わってしまい、何もできなくて本当に悔しかった。今回はやってやるぞという気持ち」と反骨心を見せる。前節の湘南戦では、ベンチに座ったまま交代選手として呼ばれなかった悔しさもある。チームとして個人として、湘南に続いて横浜FC相手にリベンジがなるか。達成できれば、「不確かな自信」(田頭)が確信へとまた一歩近づくはずだ。

文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)


沖田 優監督
Q.前節は久しぶりの勝利となりましたが、今週のチームの雰囲気などはいかがでしょうか。
「先週に引き続き、すごく集中してくれています。まだまだ成長過程ですし、攻守ともにレベルを上げようと集中したいい練習ができているかなと思います。自分たちが意図した、『できるだけこういうふうにゲーム展開を持っていきたい』というのをよりよく表現できた(前節の)湘南ベルマーレ戦だったと思いますし、まだ1試合だけですけど、自信になった部分は間違いなくあると思います。次はそれを継続できるようにしたいですし、そしてまた自信をつけるというのを繰り返していきたいと思います。次もすごくいい相手ですし、次も『できる』というのを目指して練習できているので、続けたいですね」

Q.体格のある湘南の選手に対して、前節はそこまでフィジカル負けしているようには見えませんでした。2巡目の対戦で慣れもあったのでしょうか。
「試合の強度や球際の部分は、コンディショニングコーチやフィジカルコーチの計画的な体作りも含めて1年数か月をかけて少しずつ少しずつやっているところでもあります。それがあのレベルの相手に対して、そういうふうに見えるように出たのは素晴らしいと思います。相手のスタートメンバーは11人中10人が180㎝超えでしたが、そこを大きな差と感じさせなかったのは地道な成果だと思います」

Q.前節は1失点に抑えましたが、失点していてもおかしくないシーンはいくつかあったと思います。
「それはもちろんです。自信は持ちつつも、本当にまだまだ攻守ともに課題はたくさんあります。攻撃のミスも多かったですし、もっともっと守備もやれるようにならないといけません。強い相手に勝った上で課題も浮き彫りになりました。それをしっかりと振り返ってみんなで共有することができました。今週もミスを減らせるように、攻守ともにもっとよくなるようにいい練習ができたと思います」

Q.今節は横浜FCとの対戦になりますが、前回対戦は今シーズンの敗戦の中でも厳しい負け方になった試合だったと思います。
「あの試合や栃木SC戦のような、前半だけで崩れてしまうようなゲームはこの先繰り返してはいけないと思っています。自分たちはもう繰り返すことはないんだという自信を持たなければいけませんが、湘南戦ではそれができたと思うので、前回対戦のようにはならずに自分たちが意図してゲーム作れるよう、ホームでチャレンジしたいと思っています」

Q.ザスパに対してマンツーマンで前から守備をしてくるチームは多いですが、その中でも横浜FCは特殊な守り方でした。いまの状態ならそれも攻略できそうですか。
「そう思っています。昨季までの継続と、今季のプラスアルファをやっていて、試合ごとに良くなっていますのでそこは大丈夫だと思っています」

Q.ここからホーム戦も続きますし、GWの5連戦に突入します。監督としてもやりくりが大変だと思いますがいかがでしょうか。
「連戦になるので練習量などの調整は考えていますが、まずは横浜FC戦に100パーセントを注きたいです。選手にも先のことは一切伝えていないですし、この1戦に集中して、湘南戦のような試合をもう一度やることに集中したいと思っています。湘南さんには1戦目とは違うところを見せられたので、横浜FCさんにも『前回とはちょっと違うぞ』というところを表現できるように頑張ります」



GK 16 志賀 一允

Q.前節は久しぶりの勝利を手にして、志賀選手もここ2試合メンバー入りを果たしています。今シーズンのチームの変化や成長をどう見られていますか。
「僕は昨季からの延長線上というイメージで見ています。昨季は本当にいろんな紆余曲折がありましたけど、それを糧にしての今シーズンだと思っています。キャンプから継続して沖さん(沖田監督)がやりたいサッカー、目指すサッカーを全員で体現していこうとしていますが、昨季の苦しい時期のようにならないために、選手自身ができることをやっていると感じます。一人ひとりができることをやりながらも、声かけや周りとつながる部分、練習中のコミュニケーションの声や試合中のコーチングの声が、ここ最近は特に増えてきた印象があります」

Q.昨季も勝てない時期がありましたが、そういう時期が続くと外部の声が気になったり、疑念が湧いてきたりすることもあるかと思います。
「サッカー選手は自分を表現することも大事ですが、チームのスタイルや監督が目指すサッカーを徹底してその再現のために動くというのが、チームに雇われている責任、プロとしての責任として大きい部分だと僕は思っています。それをやった上で、個人の強みを生かすことになると思います。悪い時期はなかなか自信を持てずに、ボールを受けるのを怖がるシーンなどが増えがちですけど、そういう中でもやり続けることが使命のような部分だと思います。ブレずにやるためにも、コミュニケーションや声を掛け合う部分、いかにやろうぜという方向に持っていくかが問われていると思いますね」

Q.いまのザスパのスタイルはキーパーも攻撃に関わることが多く、やりがいも大変さもあると思います。
「僕自身、こんなにビルドアップに関わるスタイルは(ザスパが)初めてですからね。GKというポジション的に、相手が近い距離でもパスをつなぐということは他のチームではほぼなかったですし、いまは練習でもボール回しやポゼッションに入っています。相手が近くても落ち着いてパスを回せる能力は自分としても格段に上がったと思いますし、他の選手を見ていても、相手が1メートルくらいの距離にいても落ち着いて味方にパスを出せる。それもただつけるだけではなくて、利き足や空いている選手や構造を理解してプレッシャーを剥がすということができるのは、群馬がやっているサッカーだからこそだと思います。それに適応してきているし、フィールドプレーヤーと同じようにまではまだいけてないかもしれないですが、いまのGK陣のパフォーマンスはフィールドプレーヤーと同じくらいの感覚でプレーできていて、その部分は強みであると思います」

Q.GKチームは年齢構成が非常に若いです。
「(25歳の近藤)壱成くんが一番上で、一つ下の僕が2番目なのはすごく不思議な感じではありますけど、歳が近いからこその良さもあります。コミュニケーションが取りやすいですし、お互いにアドバイスしあったりできる関係性は大学サッカーに近い感覚があります。僕も大学の時は先輩にはいろいろ教わって、後輩には教えていました。お互いにアドバイスしあえることもたくさんあるし、気を遣って言わないようなことがあまりないのはある意味いいことだと思います。壱成くんも若いとはいえ最年長で副キャプテンでもあって、練習からリーダーシップを持って発信してくれる場面も多いです。そういう意味では、壱成くんは一個上だとは思っていないですね(笑)。それくらい頼もしいです」

Q.残り試合も7試合と少なくなりましたが、ここからは連戦でもあります。残りのシーズンをどう取り組んでいきたいですか。
「チームとしてはもちろん、次の2026/27シーズンでJ2に復帰するのを目標にした上でのハーフシーズンなので、いまやっているスタイルをより突き詰めて、攻撃でも圧倒しつつ、ここ最近できているように奪われたあとの切り替えですぐ取り返すとか、ハードワークでも相手を上回れるようにしたいですね。戦えるしうまいというチームがやっぱり強いと思うので、より突き詰めてみんなでタフに戦えたらと思います。

個人としてはやっぱり、今季が始まった時も『このチームでプロデビューする』という目標を掲げて取り組んでいます。昨季よりもパフォーマンスレベルは格段に上げられていると思いますし、周りの評価も変わってきているとは思います。自分にチャンスがいつ来るかは自分で決められることではないので、来たタイミングでパフォーマンスを発揮できるように常に準備するというところにつきます。続けていればいつか必ずチャンスが来ると信じていますし、そのためにしっかりと人事を尽くす。あとはもう神様にお任せできるぐらいの100パーセントの準備を日々続ける。そこは変わらず、当たり前にやり続けることが大事かなと思います」



DF 2 田頭 亮太

Q.前節の湘南ベルマーレ戦では久しぶりの勝利となりました。試合を振り返ってください。
「メンバーも少し代わって挑んだ試合で、チャンスをもらえた選手、継続して出た選手といろいろな立場がありましたけど、球際や相手より走るといったサッカーのベースの部分を、全員が本当に体現できたからこそ、湘南相手でも自分たちのやりたいサッカーができて勝利できたと思っています」

Q.前回よりも湘南の圧を感じていないようにも見えましたが、2巡目の対戦で慣れもあったのでしょうか。
「正直なところ、後ろからつなぐ部分はどの相手に対してもできると思います。じゃあ何が足りなくて今まで負けていたかというと、簡単に言えば戦う部分。球際だったり、相手より走ったり、抜かれたら戻ったりカウンターを食らいそうになったときにどれだけボールに食らい付けるかという部分だと思います。これまでもなかったわけではないですけど、メンバー外やベンチにいたときに、やっぱり少しそこが物足りないと思って見ていました。前節は先発のチャンスをもらったので、まずはそこをやる、相手に自由にプレーさせないようにボールに食らい付くというのを意識してやりましたし、それを全員が90分とおして体現できたからこその結果だったと思います。もちろん、失点してもおかしくない部分はいろいろありましたけど、それでも2失点目をせずに持っていけたのはみんなの頑張りがあったからだと思っています」

Q.先制されながら崩れなかったところにも成長を感じました。
「立て続けに失点する試合もありましたよね。そこでポン、ポン、ポンと失点しちゃうと、『あーっ』となっちゃいますけど、失点したあともみんなが集まって『絶対に崩れないぞ』というのは話していました。不確かな自信ですが、自分もここ最近は調子が良いですし、失点してもなんだか点が取れそうだなという感覚はありました。それが現実になって良かったなと思います」

Q.ご自身としても、得点に絡みそうなシーンがありました。
「いろいろありましたね。個人としても数字が出たらベストですけど、自分が出ていなくても、僕が直接関わっていなくても、チームとして数字が出るところに貢献できればという気持ちがいまは一番強いです」

Q.久しぶりのスタメンで勝てたのはいいイメージにつながるのではないでしょうか。
「でも、まだ1回勝っただけというか、これを継続しないと意味がないです。湘南相手にああいうサッカーができて、先制されたけどみんなで食らい付いて最後に逆転勝ちすることができました。でも次にホームに帰ってきたらできませんでしたとなると、『えっ?』という感じになってしまいますから。僕たちとしては、継続プラス進化ができるように日々の練習をやっていますし手ごたえもつかんでいます。でもそれを試合で再現できないと。プロは結果が一番大事なので結果で見せられるように、やってきたことを試合で出すだけです」

Q.今節の対戦相手である横浜FCにはアウェイで敗れています。湘南に続いてリベンジできればというところだと思いますが。
「僕自身は前回の横浜FC戦のメンバーに入ってなかったのでDAZNで見ていました。湘南を相手にやれていた球際、走る、戦うという面を出すこと。それに攻撃で自分たちの持っている力を前面に出すことができれば、そんなに簡単にやられることはないと思います。攻撃もいい形はできてきているので、あとは決めるだけという感じです」

Q.特別シーズンも気がつけば残り7試合です。チームとして、個人としてどう過ごしていきたいですか。
「個人としてはもちろん数字という結果を出し続けてチームに貢献したい、自分の価値を高めたいというのが一番にあります。でもやっぱり、チームとして勝って、順位を上げ、チームの価値を高めて、2026/27シーズンで絶対(J2に)戻れるような力をつけるためにやっていくのがベストだと思います。そこに自分が、直接的な数字じゃなくても、少しでも力になれればという気持ちです」



FW 29 松本 皐誠

Q.前節は久しぶりに勝利しましたが、ご自身は出番がなかった悔しさもあったのではないでしょうか。
「全員が戦って攻撃し続けて、ああいう形でチームが逆転勝ちできたのはとてもいいことですけど、その中で自分は出番がなかった。ゴールが欲しい状況で、攻撃の選手としてベンチにいて出番がなかったのはすごく悔しいことです。自分の実力が足りていないということが分かりました。でもここから連戦が始まりますし、やり続けていたらまたチャンスが来るかもしれないので、チャンスが来たときにしっかりと数字を、ゴールやアシストの目に見える結果を残せるように準備していきたいと思います」

Q.連敗をストップさせましたが、今週の練習で雰囲気が変わったところなどはありましたか。
「勝ったので自信はついていると思いますが、まだ今季は連勝できていないので。浮かれ過ぎることなく、次もしっかりと戦って勝つという思いをベースにやれていると思います。連勝する、勝ち続けることがより自信につながっていくと思いますし、ブレずにやっていこうという感じはあると思います」

Q.次もシーズン前半戦で敗れた相手です。前回の横浜FC戦では、松本選手は2度目のスタメン出場でした。あの試合をどう振り返りますか。
「スタメンで出させてもらっていましたが、かなり押し込まれて守備の時間が長かった試合でした。自分個人としても攻撃の特長が全く出せずに、ずっと守備に追われて試合が終わってしまい、何もできなくて本当に悔しかったです。チームとしても、ああいう格上と言われるチーム相手にも自分たちのサッカーで戦って勝っていかないといけません。前節、ベルマーレにああいう形で勝ったことで自信はつけられたと思うので、次もしっかりと自分たちのサッカーで戦いながら勝って、より自信を深められるようにしていければと思います。前回対戦ではやられまくったので、今回はやってやるぞという気持ちはとてもあります」

Q.プロ1年目がいきなりハーフシーズンという形でしたが、気がつけば残り7試合しかありません。残りの試合でチームとして個人として、どういったことを成し遂げたいですか。
「ここから連戦が続きますけど、やっぱり勝つことがチームとしての自信につながると思います。この(明治安田J2・J3)百年構想リーグで順位を上げることも大事ですし、次の2026/27シーズンでのJ2復帰に向けても勝ち癖と自信をつけていくことが大事だと思うので、とにかく勝つことを意識してやっていきたいです。個人としては、1年目ながらベンチ入りをさせてもらっているけど何も結果を残していないですし、ベンチ入りできているからと満足していたらそれ以上の成長もないと思います。もっとスタメンで出られるように練習からやっていって、試合ではとにかく数字を残すことを意識して積極的に仕掛けて、ゴールやアシストといった目に見える結果を残しつつ、試合に出続けられる選手になれればと思います」

Q.次はホームでも勝利を見せたいですね。
「ここからだと思います。1個勝つだけでは意味がないので、ホームでも勝って、さらに自信をつけられるよう頑張ります」