GAME SCHEDULE / RESULT

試合日程・結果

GAME RESULT 試合結果

明治安田J2・J3百年構想リーグ 地域リーグラウンド 第9節

AWAY

ザスパ群馬

群馬

2026.04.04 SAT 14:03 KICK OFF

ユアテックスタジアム仙台

2

1 1

1 1

2

試合終了

HOME

ベガルタ仙台

仙台

GOAL

  • 99 山田太郎 99'
  • 20 下川太陽 20'
  • 2 田頭亮太 90'
  • 99 山田花子 99'
  • 2 五十嵐聖己 31'
  • 27 岩渕弘人 52'

もっと自信を持って──
前節の後半で見せた勢いをぶつける


目下3連敗中。第6節の横浜FC戦、第7節の湘南ベルマーレ戦は“昨季までJ1に所属していた相手”だったが、前節は同じJ3リーグの栃木SCに敗戦した。ホームで、しかも“北関東ダービー”に敗れたことも重なり、ファン・サポーターからは厳しい声も飛んだ。

「ここ数試合は簡単に喫した失点がすごく多くて、周りから『戦っていない』と思われても仕方ないような内容でした」と藤村怜は振り返る。

早い時間帯に失点して苦しくなるパターンが続いたうえに、第1節のSC相模原戦に続いて同じJ3の相手に大量失点してしまった。ただ、ここまでの8試合を振り返ると“J2”の相手には接戦を演じている。モハマドファルザン佐名も「(ブラウブリッツ)秋田戦や(モンテディオ)山形戦はあまり負ける気がしないという感覚があった」とコメント。一方で、「直近の試合ではどこか自信がないようなプレーというか、怖がっているようなプレーが増えてしまっている」とも。まだまだ課題はあるにしても、そこまで脆いチームではないはずだ。

試合では、自陣でのロストから失点するなど、「怖がっている」とも表現できる場面がある。

「守備のところにフォーカスされがちですが、全員が怖がらずにボールを受けに行かないと成り立たないサッカー。全員がサポートの意識を持てていたかというとそうではなかったと思います」(藤村怜)

「同じような形の失点が続いてしまうと、それを気にしすぎて普段の自信や勇気が欠如してしまい、そのことでまた同じ形が起きてしまう。『意識していたのにまたやってしまった』と、余計にメンタルが落ち込んでしまうという構図が何試合か続いてしまっています」(沖田優監督)

同じ課題をいつまでも引きずってはいられない。ポジティブな面に目を向ければ、ここ2試合は前半途中から後半にかけて反撃の攻勢をかけることはできている。相手がリードしている状況込みのことではあるが、もっと自信をもってプレーしてもいいはず。後半の勢いを今節へと持ち込みたい。

「栃木SC戦の後半のようにうまくいった成功体験があれば自然と自信はついてくると思います。選手たちには後半のイメージが強くある中で、今週はすごくいい練習ができていると思います」(藤村)

「栃木SC戦の特に前半に関しては、自分たちがやろうとしていることすらできませんでした。もっと(やろうとしていることを)ぶつけて、その中で結果を見てみないといけないと思います。そうして、勝ちにつなげられればと思います」(瀬畠義成)

前節は結果にこそつながらなかったが、ゴールに飢えていた百田真登に移籍加入後、初得点が生まれた。そしてもう一人、数字に飢えているアタッカーがいる。前節は“準アシスト”で得点に絡んだモハマドファルザン佐名。彼に数字がついたうえで、チームが浮上するきっかけにしたい。

「まだひとつも(アシストやゴールを)つけられてないので、そこは自分に目を向けてやりたいと思っています。ここ数試合、情けない試合を見せてしまっています。次こそは絶対勝てるようにやっていきたいです」(モハマド)

文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)


沖田 優監督
Q.シルヴァン デランド選手の加入が発表されました。どのような期待をしていますか。
「フランスで育ってイギリスでキャリアをスタートさせたキャリアの持ち主ですが、体格があって日本人にはなかなかないフィジカルを持った選手です。ヨーロッパと日本のサッカーとの違い、俊敏性や細かなうまさなどの違いは感じ取っていると思うので、早くベストコンディションになってくれたらと思っていますし、自分たちのサッカーに1日でも早く順応してくれたらと思っています」

Q.190cmと高身長です。セットプレーの得点源としての期待もあるのでしょうか。
「練習試合のCKではいい入り方をしていた場面もあったので、安定して力を出してくれたらと思っています。」

Q.さて、次節はベガルタ仙台戦です。これでシーズンの折り返しとなります。直近のゲームでは早い時間帯の失点で苦しむ試合が続いていますが、週末に向けてどのように改善していきたいですか。
「早い時間の失点を本当に繰り返してしまっていて、ゲームを難しくしてしまっています。そのような失点を早くなくしていかなければなりません。次の対戦相手の仙台さんも非常にまとまりのある、やることがはっきり共有されている良いチームだと思いますが、まず課題の克服にフォーカスして、自分たちの特長と仙台さんの対決という形にしなければいけないと思っています」

Q.試合の入りについては、気持ちの部分やセーフティーに入るなどいろいろな方策があると思いますが、どういうところに課題を感じていますか。
「負けが続いた試合で、同じような形の失点が続いてしまうと、それを気にしすぎて普段の自信や勇気が欠如してしまい、それがまた起きてしまうということがあります。『意識していたのにまたやってしまった』と、余計にメンタルが落ち込んでしまうことがあり、いまはそういう構図が何試合か続いてしまっています。『あまり気にすることのないように』という言い方は適切ではないかもしれませんが、前節・栃木SC戦での後半の入りのような、何が起きようとあれぐらいの気持ちで割り切って、振り切ってやるんだという気持ちも大事だと思っています」

Q.ある程度、相手陣内に入ったときは自分たちの特長や積み上げてきたものが出せているのではないかと思います。
「そうですね、相手のペナルティーエリア周辺まで入る良い時間帯があるなど、数字的には自分たちの良いところを出せている試合も結構あります。でもそこからゴールを決めるところまで行っているかというと、今季は決定率や枠内シュートの数などが少し低下しています。次の試合と、後半戦の中でもっと高めていかなければいけないと思っています」

Q.前節の結果を受けて、選手の姿勢や今週の取り組みをどう感じられていますか。
「先ほど言ったような、もっと自信を持ってやるということを再確認してトレーニングを行っていますし、『次こそ繰り返さずに進む』という思いを持ってトレーニングは積めていると感じています。前節は後半と前半ではまったく異なるチームのような状態になってしまったので、後半のようなメンタリティーで、攻守ともに戦う気持ちをより長く出せるようにならなければいけません。そこの課題に向かって、次はしっかりとトライしたいと思っています」

Q.先に失点せずにゲームを進めることが大事でしょうか。
「そうですね。先制点を取ったチームのほうが勝率は良く、ゲーム運びもしやすいのがサッカーという競技だと思います。あまりにも先制点を許しすぎ、しかも早くに簡単に許しすぎというのが続いているので、早く打破して、もう少しいい試合運びのまま自分たちが先制できるようにしていきたいと思います」

Q.チャレンジする姿を見せたいですか。
「90分間ずっと悪かった試合はそれほど多くはないと思いますが、前半が非常に悪く、後半は少し良くなった、あるいは失点するまでは悪くて失点した後は持ち直したとなる試合があるという点は、見つめ直さなければいけない大きな課題だと思います。昨季から少し異なるチャレンジをしようとする中で、試合開始早々に出鼻をくじかれてメンタル的に迷いが出てしまっています。せっかくこの百年構想リーグでいい対戦相手にチャレンジできているのに、もったいない時間帯が多すぎます。次こそそういうことはなくして、いかに長い時間、自分たちの良さを出すことに集中して戦えるかにフォーカスしたいと思っています」

Q.仙台もレベルの高い良い相手だと思います。どのように試合を展望されていますか。
「やることに統一感があり、チームの組織力がとても高いチームだと思います。自分たちは、いま話してきたような課題を克服して、前の試合の後半のような時間をどれぐらい長く表現できるか。それさえうまくやれれば、決して勝てない相手ではないと思います。自分たちのプレーに自信を持って表現し続けることで、最後にどうなっていくかということに集中してやっていきたいと思います」


MF 27 藤村 怜
Q.前節・栃木SC戦について、改めて振り返っていただけますか。
「ここ数試合は簡単に喫した失点がすごく多くて、周りから『戦っていない』と思われても仕方ないような内容でした。ただその中でも、後半に関しては相手を圧倒できたところもありましたし、あの後半の自信を次につなげて、なおかつ戦う姿勢をもっと見せていかないといけないと思います」

Q.次のベガルタ仙台戦に向けて、チームとしてどのようにそれらの課題に向き合っているのでしょうか。
「守備のところをフォーカスされがちですが、全員が怖がらずにボールを受けに行かないと成り立たないサッカーですし、(前節で)全員がサポートの意識を持てていたかというとそうではなかったと思います。もちろん、前半に失点が多くなっているというのもチームとして課題ですが、そういったところを修正しながら次は勝てるようにやっていきたいですね」

Q.失点もそうですが、得点に関しても物足りない部分がありますか。
「本当にその通りです。栃木SC戦に関しては後半チャンスが多かった中で決めきれなかったのが課題だと思います。そこは練習でやっていくしかないです」

Q.栃木SC戦の後半はポジションを下げてプレーしていたと思いますが、感触はいかがでしたか。
「(自分が)後半でやったポジションの選手がボールを受けて、常にサポートをしながらプレーしないとチームは成り立っていかないと思っていたので、受けるのを怖がらず、みんなのパスの出口になるようなサポートをして前に供給するというのは意識していました」

Q.それによって、チームとしてやりやすくなっていたようにも見えました。
「怖がらず受けるというのは全員が共有していましたし、それがいいように働いたとは思います」

Q.前節の後半はかなり攻撃的な選手を並べた布陣になっていたと思いますが、手ごたえもあったのではないでしょうか。
「僕もヤス(西村恭史)もボールに常に関わっていたいタイプですし、ボールにたくさん触れればチャンスは多くなると毎試合思っているので、思った通りになった感じです」

Q.沖田監督のサッカーはポジションごとの役割が非常に複雑に見えますが、ポジションが変わっても問題なく機能していたようにも見えました。
「ポジションは違えど、根本の部分でやることは一緒という感覚です。常に周りを見ながらサポートして、どう前進できるかを考えれば自然とできるという感じですかね」

Q.失点時の課題については、どんな印象をお持ちですか。
「自分たちがボールを失ってから喫する失点が多いのは事実です。先ほども言ったように怖がっていればああいう失点は多くなるので、全員が顔を出して自信を持ってやることが大事です。栃木SC戦の後半のようにうまくいった成功体験があれば自然と自信はついてくると思います。前節は負けましたけど、後半のイメージがみんな強いと思いますし、今週はすごくいい練習ができています。怖がらずにチャレンジすることで成功体験を感じることが大事です」

Q.監督も「勇気を持って」というコメントを何度も出しています。一方で、ミスをした際の怖さも引き離せない要素です。
「それは少なからず全選手にあると思いますが、そこでやめてしまうと自分たちのベースがなくなってしまいます。僕は何事もメンタル面が大半を占めていると思っているので、そういうところを整えていけたらと思いますね」

Q.次はアウェイでのベガルタ仙台戦です。遠方まで来てくれるファン・サポーターもいると思いますが、意気込みはいかがですか。
「ファン・サポーターの方たちは本当に毎試合全力で応援してくれていて、勝ちたいという気持ちがすごく見えています。不甲斐ない試合がここ数試合続いている中でも熱く応援してくれる人たちがいるので、そういう人たちのために頑張るのはもちろん、僕たちも勝って喜び合うのが一番したいことです。まずは戦って、その上で自分たちのサッカーを展開していけたらと思います」


MF 37 瀬畠 義成
Q.前節を振り返っていただけますか。
「前半で勝負が決まってしまったというのが率直な感想です」

Q.ここ最近、先制点を許して、後半は盛り返しながら勝てないという試合が続いています。瀬畠選手としては、前節は前半で交代となった悔しさもあると思います。前半と後半のチームの違いをどう感じますか。
「前節の後半は、相手が3点リードしているのもあって、後半はあまりリスクを冒さず、ボールもそこまで奪いに来てなかったという側面があったと思います。(後半は)ある程度自由にやれたと見ていて思いました。ただ、それでも1点しか取れませんでした。スタートで出させてもらった立場としては本当に申し訳ないというか、そういうゲームをしてしまったというのが悔しいですし、反省点が多かった試合でした」

Q.自陣でのミスを減らす、あるいは致命的なミスにしないために改善しなければならない部分をどう考えますか。
「トレーニングでやれている部分であっても、公式戦で相手のプレッシャーと緊張感もあってミスが起きやすいのかもしれません。メンタリティーの部分では場数が必要なのかもしれないです。基本的にはやり続けることしかないと思いますが、その中でも取られた瞬間の切り替えや、取られた場所でも網を張るように、一人が抜かれてももう一人がいるような距離感を作っておくなど、もう少し工夫できるのかなと思っています。長いボールを入れたあとに失うと、スペースがあるので相手も運びやすいし前進されやすい。近い距離のパスでボールを失ったほうが相手とも近いので、逆に言えばそこで止めやすいということもあると思います。ボールの失い方はもう少し考えないといけないと思いますし、変えられたらなと思っています」

Q.次はアウェイでのベガルタ仙台戦です。
「次は1敗もしていない、PKでも負けてない相手との試合です。もしかしたら相手には緩みがあるかもしれない。逆に僕らは失うものは何もないので、思い切ってトライする、チャレンジする。そのうえで、シーズンの前半戦がちょうど終わるので、後半戦に向けて改善ができればと思います。もちろん修正するところは修正して、反省する部分はもっと反省しなければならないですし、もっと整理が必要です。栃木SC戦に関しては、自分たちがやろうとしていることすらできませんでした。特に前半はそういう印象が強かったので、もっとやりたいことをぶつけていって、その中で結果を見てみないといけないと思いますし、勝ちにつなげられればと思います。(仙台は)最高の相手だと思うので、そこは本当に楽しみでしかないです」


MF 19 モハマド ファルザン佐名
Q.まず、前節の栃木SC戦を振り返っていただけますか。
「ダービーというのもあって絶対に勝ちたかったのですが、前半で3失点してしまい、後半からようやく勢いに乗れたという試合でした。そういうことが今後はないように、前半から(前節の)後半のような戦いをやらないといけないと思っています」

Q.ここ数試合、試合の入りの部分がうまくいかずに複数失点してしまい、試合が難しくなるケースが続いています。どういう部分の改善が必要だと思いますか。
「試合の入りでずっと失点しているので、立ち上がりはシンプルにプレーすることも必要なのかもしれません。うまくみんなで意識を合わせることが一番大事だと思っています」

Q.自身の持ち味である攻撃を発揮する前段の部分でボールを奪われることも多い印象です。
「いい形でボールが来れば…とはいつも思っていますが、そううまくいかないのがサッカーだと思います。ボールを取られたら戻るなど、そういうこともできるようにしていきたいと思っています」

Q.自分たちのやりたいことと結果の部分での印象はいかがでしょうか。
「ブラウブリッツ秋田戦やモンテディオ山形戦ではあまり負ける気がしないという感覚があったのですが、直近の試合ではどこか自信がないようなプレーや、怖がっているようなプレーが増えていると思います。ただ、負けているからといってやることを変えるのではなく、自信を取り戻すことができれば、(以前の状態に)戻るんじゃないかと思いますし、絶対にまた勝てるチームになると思うので、そこを直していきたいです」

Q.怖がっている部分があるかもというのは瀬畠義成選手も話していました。
「サッカーなので、奪われて失点すれば次のプレーが怖くなることも少なからずあると思います。でも、怖がらずにやれればもっと良くなると思います。ひとつ剥がせればビッグチャンスを作ることができます。そうなれば、次は(前線にいる)自分の仕事になるので、ゴールに直結できるようなプレーをしたいと思っています」

Q.前節の後半は得点シーンにも絡みました。ワイドを使った攻撃ができた印象でした。
「あの形は練習の中でもやっていましたし、中が固いから外からこじ開けていくというのもみんなと話していました。ただ、僕としてはアシストやゴールといった結果の数字をつけたかったですし、(今季は)まだひとつもつけられていないので、そこは自分自身に目を向けてやりたいと思っています」

Q.次のベガルタ仙台戦はアウェイゲームですが、現地に来るファン・サポーターもいると思います。
「ここ数試合、情けない試合を見せてしまっているので、次こそは絶対に勝てるように戦いたいと思っています」

progress of a match 試合経過

ザスパ群馬
ベガルタ仙台
前半後半データ後半前半
10シュート10
2CK3
GK
10FK16
オフサイド
7PK8

MEMBER LINEUP メンバーラインナップ

スターティングメンバー
  • GK 13 近藤壱成

  • DF 43 野瀬翔也

  • DF 3 大畑隆也

  • DF 8 神垣陸

  • MF 7 西村恭史

  • MF 27 藤村怜

  • MF 17 百田真登

  • MF 20 下川太陽

  • FW 38 小西宏登

  • FW 99 中島大嘉

  • FW 19 モハマドファルザン佐名

控えメンバー
  • GK 88 キムジェヒ

  • DF 2 田頭亮太

  • DF 14 菊地健太

  • DF 30 小柳達司

  • MF 36 安達秀都

  • MF 37 瀬畠義成

  • FW 11 加々美登生

  • FW 29 松本皐誠

  • FW 69 出間思努

監督
  • 沖田優

スターティングメンバー
  • GK 33 林彰洋

  • DF 3 奥山政幸

  • DF 44 井上詩音

  • DF 19 マテウスモラエス

  • MF 6 松井蓮之

  • MF 22 髙田椋汰

  • MF 10 鎌田大夢

  • MF 14 相良竜之介

  • MF 2 五十嵐聖己

  • FW 11 小林心

  • FW 27 岩渕弘人

控えメンバー
  • GK 1 堀田大暉

  • DF 5 菅田真啓

  • MF 8 武田英寿

  • MF 17 工藤蒼生

  • MF 26 横山颯大

  • FW 30 西丸道人

  • FW 7 荒木駿太

  • FW 18 梅木翼

  • FW 40 安野匠

監督
  • 森山佳郎

DATA 試合環境

入場者数
12115
天候
14.5℃ 84%%
主審
俵元希
副審
梅田智起、髙木翔

COMMENT 監督&選手コメント

監督コメント

「先制できたゲームで追いつかれて、逆転されながら最後は追いついてと、いろいろな動きのあるゲームでした。力のある(ベガルタ)仙台さんに対して、いま自分たちができることはある程度表現できたんじゃないかと思います。ただ、一歩足りずに勝たせてもらえなかった。仙台さんから学ぶものが非常に多いゲームだったと思っています。自分たちがもっともっと力をつけてもっと対等に、いつか勝てるようなチームになれるよう成長していきたいと思いました」

Q.右サイドからの攻撃が機能していた印象ですが、相手の左サイドは狙いどころだったのでしょうか。
「自分たちとしては、両サイドからしっかり攻めたいといつも思っていますので、たまたま今日のゲーム展開で右側が多くなっただけで、仙台さんの左サイドを狙おうという意図は特にはなかったです。自然とその流れになったという形でした」

Q.後半の立ち上がりで逆転されましたが、前半と比べると相手に守備でハメられてしまったところがあったのではないでしょうか。後半の入りで変えたところなどはありましたか。
「自分たちのやり方の中で、後半に向けて変えたところはなかったですが、2失点目はくさびのパスをしっかり入れられて外(サイド)に持っていって、ファーのポジションで得点という素晴らしいゴールだったと思います。相手を褒めるしかないかなと思っていますし、自分たちがああいうゴールを決めらるようになりたいと思ったゴールでした」

Q.相手が退場者を出して11人対10人になった後の戦い方として指示したことがありましたら教えてください。
「一人優位になっているのでFWタイプの選手を前線に増やして、追加点を取られることよりも自分たちが前に行く、前に人数をかける姿勢で相手を閉じ込めたい、打開したいという指示はしました。その表現としては、ピッチでみんながバランスよくやってくれたかなと思っています」

選手コメント

選手写真

MF20

下川 太陽Taiyo SHIMOKAWA


Q.先制点の場面を振り返ってください。
「いいところにボールが転がってきて、ワンタッチで打とうか迷ったんですけど、冷静に周りを見たときにあまり相手が来ていなかったので、コントロールできるなと思いました。そこでいいコントロールができたので、落ち着いてファーに蹴るだけやな、という感じでした」

Q.立ち上がりから右サイドを中心にチャンスを作っていた中での先制点でした。狙い通りの攻撃ができていたのでしょうか。
「その前もクロスからいいシーンが何回かあって、(中島)大嘉のところにボールが届いていましたし、(百田)真登と大嘉が突っ込んでつられたところに僕が入るということは指示されていました。入っていったところにこぼれてきたので狙い通りだったんじゃないかと思います」

Q.前節も流れを変える働きをしていたからこそ、そのいい流れを持ってこられたのではないでしょうか。
「でも、自分たちのやりたいサッカーがめちゃくちゃできたかと言われるとそうではないので。もっと自分たちのプレーを出せる部分はあったので、次は1点じゃなくて2点決めて、もう1個流れを持ってこられるぐらいの良いプレーができないと、まだまだダメやなと思いました」

Q.今日でシーズンの前半戦が終わりましたが、後半戦に向けてどういうところを直したり伸ばしたりしていきたいですか。
「まずは当たり前ですが、もっと戦うところをベースに自分たちのやりたいサッカーを、ビルドアップにもっとこだわってやっていきたいです。そしてシュートの本数を増やして、少しでもゴールの数を増やせるようにやっていけたらと思います」

選手写真

DF2

田頭 亮太Ryota TAGASHIRA


Q.途中出場で同点ゴールを決めましたが、まずピッチに入るときに意識していたことを教えてください。
「監督から『右サイドから結構チャンスが作れているから、自分の良さであるゴール前に入っていくところなどを存分に出してほしい』と言われていました。ピッチに入るときは点を取ることしか頭になかったので、それができたことは良かったと思います」

Q.得点シーンはリスタート時のクロスからで、いいポジションを取っていました。狙いどおりという感じでしたか。
「相手も一人退場して、自分たちはもうイケイケムードだったので、かなりの人数が野瀬(翔也)のクロスに対して入っていっていました。今回は僕のところにボールが来ましたけど、途中で誰かが触って決めることもできたと思います」

Q.ゴールシーンのボレーシュートは狙いどおりでしたか。
「あれは狙いどおりです」

Q.得意な形でした?
「得意……まあ当て勘です。岡さん(岡山一成コーチ)と個別トレーニングをするんですけど、『ボレーは逆サイドに低いのを打て』とずっと言われていたので、とりあえずふかさないことだけを意識して思い切り振ったらいい感じに飛んでくれました」

Q.見事な同点ゴールでしたが、もう1点取りたかったところではないでしょうか。
「チームとしてもどんどん前がかりになっていましたし、自分が(中島)大嘉にふわりとしたボールを上げて、大嘉がGKと競ってこぼれたチャンスはそうですね。事故のような形ですが、あそこで押し込めるようになって逆転することができたら、またチームとしてひとつ上のステップに行けると思いますが、そこで取りきれませんでした。まだまだ自分たちは成長するしかないと感じています」

Q.次節からは後半戦になりますが、どういうところを改善していきたいですか。
「後半戦の1試合目でダービーがあります。前節がああいう結果(栃木SCにホームで1●3)になってしまったので、まず気持ちのところで絶対に負けないこと。それに今回の仙台にできたことを継続してもっとレベルアップして、栃木SC相手にもやること。残り9試合ですけど、どんどんどんどんやって、どんな試合をしても勝っていられるというチームになれればなと思います」

SUMMARY総括

敵地で6試合ぶりの先制も…
PK戦で屈して4連敗

 


連敗の鎖を断ち切るべく、仙台の地に乗り込んだザスパ群馬。沖田優監督は前節からスタメン3名を入れ替え、前節の後半に活躍を見せた百田真登と下川太陽を先発起用した。さらにGKを近藤壱成に変更。百田と近藤は5試合ぶりのスタメン出場となった。

エンドチェンジが行われ、試合はベガルタ仙台ボールでスタート。前からプレッシャーに来る仙台に対して、序盤のザスパは中島大嘉と百田をターゲットに普段よりもロングボールを多用する。前線2枚の競り合いからセカンドボールを回収する場面を創出し、2分には小西宏登がカットインからシュートを狙った。

5分にはやや遠めのFKから、小西がインスイングのボールを入れて中島がヘッドで合わせる。惜しくも枠を逸れたが、威力のあるヘディングシュートが放たれた。13分にはカウンターのピンチを迎えるが、プレスバックした小西がボールをつついて阻止した。

小西のクロスに中島がヘッドで合わせた14分の場面は仙台GK林彰洋がストップ。こぼれ球を下川が拾い、西村恭史がコントロールショットを狙うもキャッチされる。ベテランGK林がザスパの前に立ちはだかった。

そうこうするうちに15分が経過。立ち上がりを無失点で過ごしたことで、ザスパに待望の先制点が生まれた。20分、右サイドのローテーションから西村がクロスを入れると、こぼれ球を下川が拾い冷静に相手DFの動きを見て左足でシュート。これがゴール左上に突き刺さり、6試合ぶりの先制点となった。

これで気持ちも上向いたか、より積極的にプレスに出て仙台の組み立てを阻害するザスパ。試合のペースが一気に傾くかと思われたが、首位・仙台も底力を見せる。31分、FKをマテウス モラエスがヘッドで折り返すと、逆サイドから飛び込んだ五十嵐聖己に押し込まれてしまった。

再びタイスコアに戻されてしまったザスパだったが大崩れは見せず、何度か仙台の速攻を浴びながらもそれ以上の失点は許さない。ショートパスとロングボールを織り交ぜながら相手陣内に入り、45+1分には小西のクロスからあわやのシーンも。同点で前半を折り返した。

しかし後半の立ち上がり、中央で起点を作られ小林心の抜け出しを許すと、ロークロスに近藤も野瀬翔也も届かず。ファーサイドで岩淵弘人に合わされてリードを許してしまった。その後はボールを保持しながら攻め切れない場面が続いたが、73分に仙台FWの安野匠に2枚の警告が出て退場。試合の流れが一変した。

ここからはザスパが一方的に攻め立てる展開となるが、逃げ切りモードに割り切った仙台のブロックをなかなか突き崩せない。しかし90分、右サイドのリスタートから野瀬がアーリークロスを入れると、逆サイドでフリーになっていた途中出場の田頭亮太がボレーシュート。これがゴール右へと吸い込まれ、土壇場でザスパが同点に追いついた。

そのまま勝ち越しとはならず、試合はPK戦に突入。近藤が2本目をストップするも4人目の百田が防がれ、9人目の野瀬が失敗して7-8の敗戦に。勝点1にとどまり、結果的には4連敗とはなったが、前節までと違い勝負の土俵に乗った試合内容だった。

文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)