DF43
野瀬 翔也Shoya NOSE

ザスパ群馬
群馬
正田醤油スタジアム群馬
0前半 2
0後半 0
試合終了

湘南ベルマーレ
湘南


| 前半 | 後半 | 計 | データ | 計 | 後半 | 前半 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 6 | シュート | 10 | ||||
| 7 | CK | 5 | ||||
| GK | ||||||
| 18 | FK | 11 | ||||
| オフサイド | ||||||
| 0 | PK | 0 |
GK 88 キムジェヒ
DF 8 神垣陸
DF 43 野瀬翔也
DF 3 大畑隆也
DF 14 菊地健太
MF 37 瀬畠義成
MF 7 西村恭史
MF 27 藤村怜
FW 29 松本皐誠
FW 99 中島大嘉
FW 20 下川太陽
GK 13 近藤壱成
DF 22 貫真郷
DF 25 中野力瑠
MF 36 安達秀都
MF 97 ソンミンソッ
FW 11 加々美登生
FW 17 百田真登
FW 38 小西宏登
FW 69 出間思努
沖田優
GK 99 上福元直人
DF 3 袴田裕太郎
DF 13 下口稚葉
MF 37 鈴木雄斗
MF 5 松本大弥
MF 16 アルトゥールシルバ
MF 6 武田将平
MF 15 藤井智也
MF 20 石橋瀬凪
FW 77 石井久継
FW 34 山田寛人
GK 31 真田幸太
DF 8 大野和成
DF 22 蓑田広大
DF 55 岡庭愁人
MF 17 田村蒼生
MF 18 池田昌生
MF 25 奥埜博亮
MF 86 加瀬直輝
FW 28 太田修介
長澤徹

沖田 優監督
「前半の早々に2失点してしまったことが重くのしかかってしまいました。それがゲームを難しくしてしまったすべてだと思います。それ以外の時間帯では、ある程度自分たちらしさを出せた部分もあると思いますが、結果的に得点できていないですし、悔しい敗戦になりました。前節も点を取れずに負けてしまいましたので、それを払拭できるよう、今日感じた大きな課題をもって次節に臨みたいと思います」
Q.前節の横浜FC戦からの前進を感じたところはありましたか。
「前節は、一言で言えば攻守ともにもっと勇気をもてないだろうかというのが課題でしたが、(今節では)修正して勇気をもって戦ってくれた時間は長くあったと思います。前回と同じ負けではないというのは感じていますが、とはいえ負けは負けですし、点も取れていないので、悔しさは変わらないですね」
Q.ゴールに迫る場面はあったもののゴールが遠かった印象です。攻撃面の評価はいかがでしょうか。
「例えば湘南さんの1点目を見ると、まず自分たちの失い方(に問題があったの)と、カウンターを止められる場所があったと思いますが力足らずで突破されてしまいました。そのあとの相手の精度は(高く)、抜け切ってからフリーの人に届けてフィニッシュもきっちりと決めてきました。そのペナルティーエリア内での精度がゲームを分けたと思います。自分たちも、CKを7本取れるなど前回よりもペナルティーエリア周りの回数を増やせましたが、振り切った(シュート)や精度がドンピシャのプレー数がどれだけあったかなと。それが無得点になってしまった部分かなと思います。ずっとやっていますが、攻撃の精度を高めるというのをやめずに日々のトレーニングを積んでいきたいと思っています」
Q.この試合をどう次に生かしていきたいですか。
「明治安田J2・J3百年構想リーグのおかげで前節は横浜FCさん、今回は湘南さんと試合ができて、今までとは違う種類の課題をいただいていると思います。1週間で精度は(あまり)変わらないですが、そうした相手に本当の意味で互角に立ち向かえる精度を手にしなければいけないということを選手たちが肌で感じ取れていると思うので、地道に続けていきたいと思います」
Q.立ち上がりは相手のスピードなどに面食らうところがあったものの、徐々に慣れてきたように見えました。プレーの変化は感じましたか。
「(立ち上がりは)スコアが動いてしまいましたし、精度の差が出た時間でしたが、90分をとおしてすべての面で相手を下回ったとも感じませんでした。とはいえ、やはり2点という差が存在していたという両面だと思いますので、湘南さんたちのようなレベルまで到達したいです」
Q.相手にスピードのある選手が複数いる中で、食らいつく場面もありました。初手で対応するのは難しかったのではないでしょうか。
「例えば、(湘南の)石橋(瀬凪)選手もウチの松本(皐誠)選手もスピードのあるプレーヤーですし、将来的には、決定的なプレーをしていくことのできる楽しみな選手だと思いますが、ゲームの入りではそこ(スピード)でやられてスコアにされてしまいました。最初の1、2分は松本選手も緊張感などがあったと思いますが、試合の経験を積んでいけば解消できると思うので楽しみしかないです」

DF43
野瀬 翔也Shoya NOSE
「立ち上がりに2失点してすごく難しいゲームになってしまったのは自分たちの責任だと思いますし、特に1失点目のところは自分がしっかりと戻っていたら(ボールを)はじけたところだったと思います。そういう細かいところをどんどん突き詰めないと、昨季まで J1でやっていたようなチームには勝てないです。攻撃的なサッカーを掲げていますが、守備のところもしっかり突き詰めてやらないといけないなと思います」
Q.立ち上がりは相手のスピードなどに面食らっていたよう見えましたが、だんだん慣れてきたように感じました。実際のピッチ上ではいかがでしたか。
「少しずつ自分たちのやりたい形も出せたのですが、なかなか得点までつながりませんでした。前回の横浜FC戦ではビルドアップがなかなかうまくいきませんでしたが、それを少し改善できた部分はあったのかもしれないです。ただ、結果につながらなかったので、もっといろいろなところを変えていかないといけないなと思います」
Q.改善という意味では、マンツーマン対策がかなりできていたのではないでしょうか。
「ロングボールを使うところはうまく使う、また(ボールホルダーから)近いところにいすぎないというのはチームで意識してきて、(中島)大嘉のところをうまく使いながら剥がせるところもありました。うまくいったところは続けながら、課題もたくさん出たので改善して栃木SC戦を迎えたいと思います」
Q.横浜FC戦では球際で上回られるシーンが多くありましたが、今回はそこまで負けていないようにも見えました。この2試合での経験をどう生かしていきたいですか。
「前回の横浜FC戦で、ある程度の基準を知ることができたので、今回は結果で証明したかったのですがそれはできませんでした。もっと結果にこだわってやっていきたいですし、球際などで少しずつ慣れたところもあると思うので、続けてやっていきたいと思います。相手チームのレベルなどは関係なく、自分たちのサッカーを出して勝つというのが自分たちのやりたいことだと思うので、守備でも攻撃でもしっかりと圧倒して勝てるようにやっていきたいと思います」

FW99
中島 大嘉Taika NAKASHIMA
「俺が決めていれば勝っていた試合かなと。横浜FC戦はそんなにチャンスがなかったですけど、今日はチャンスがあったのでそれを決められなかったFWの責任は大きいです。改善点として、ロングボールを使うなどで足下での(パス)回し一辺倒にならないというのはチームとして今週はやってきたので、その成果は多少出たかなと思います。相手が嫌がっているようなシーンも多かったですし、ビルドアップで(小さいパスを出すと)見せて、それを飛ばして(FWの)俺を使う(パスを入れる)ことでチャンスになったシーンも多かったです。そういう意味では、チームとしてはかなり向上できたんじゃないかなという印象はありますが、結果的に0-2で負けているので、まだ修正しないといけないと思います」
Q.早い時間帯に2失点しましたが、相手に慣れるのに時間が掛かったという部分があったのでしょうか。
「はじめの10 分間も悪いわけではなかったですし、ある程度自分たちの形も作れていたシーンもあった中で、ああいう失点をしてしまうと難しくなります。ただ、あの2失点で(今日の)90分間に対して悲観的になりすぎることはないかなというのはあります」
Q.2失点目以降は、ザスパのペースといっていい時間帯もあったと思います。
「先週に比べたら格段に幅も増えていたと思うし、その中で最後決めきるところが、特に自分がですけどできなかった。1個でも入っていれば、1-2。そうなったら本当に(勝敗が)分からなくなっていたと思うので、その質は間違いなく向上させないといけません。ただ、前節から1週間経ったわけではない中では、チームとして最低限は(やりたいことを)出せたかなと思います」
Q.松本皐誠選手からかなりのクロスが上がっていました。
「皐誠はまだ1年目ですし、あまり多くを考えすぎずにクロスを上げてくれというのは要求しています。中に入るのが自分だけではなくて、もう1枚、もう2枚と増えていけば自分の前後で点を取る選手も出てくると思うし、自分の前後で点を取る選手が出てくれば自分ももっと入りやすくなると思っています。もっと中の枚数を増やしたいですね」
Q.昨季のJ1チームと続けて戦いましたが、チームとしてこの経験をどう生かしていけそうでしょうか。
「選手のクオリティーはJ3と格段に違うだろうという相手とやりました。横浜FC戦はうまくいかなかったですが、今日はJ3とJ1というほどの差はスコア以外ではなかったかなと。だから次の対戦では、やられた以上にやり返さないといけないと思っています。それくらいですかね」
Q.前節から1週間が経ったわけではありまぜんが、選手たちはどういうマインドでトレーニングしてきたのでしょうか。
「1週間でめちゃめちゃうまくなることもないし、強くなることもない。プレーのベクトルを正しい方向に持ってきた1週間というだけだと思います。ほかにもベクトル次第で向上させられる部分はまだたくさんあると思いますし、また次の試合までの1週間で大きく向上させることができると思います。いい循環があったかなと思いますね」
Q.次節の栃木SC戦に向けて。
「水戸でプレーしていたときに北関東ダービーを経験していて、ファン・サポーターの熱さを多少は分かっているつもりです。いまは連敗していますが、ホームで栃木SCに負けるというのはザスパ群馬としてはありえないことだと思うので、この2連敗でファン・サポーターが感じている落胆や失望を一気に取り返せるようなプレーを選手たちは見せなければいけないと思いますし、ここで栃木SCを圧倒して、また新たな一歩を踏み出したいなと。チームとして、連勝街道の1歩目を栃木SC戦から作っていければなと思います」

FW29
松本 皐誠Kosei MATSUMOTO
Q.昨季のJ1クラブとの対戦が続きましたが、試合を振り返っていかがですか。
「横浜FC戦よりは攻撃の回数も増えたと思いますし、自分もクロスの回数などを増やしましたが、もっと積極的にドリブルで仕掛けて、もっとチャンスになるような場所でクロスを上げたりシュートを打ったりする回数を増やしていけたらなと思いました」
Q.対峙したウイングバックと左シャドーはかなりスピードのある選手だったと思いますが、徐々に対応していっていたように見えました。
「慣れきったとまではいかなかったですけど、どうにか食らいつくことができました」
Q.クロスを何回か上げていた中で、対面の相手を抜き切らずに上げるなど、バリエーションがあったように思います。練習の成果でしょうか。
「中に(中島)大嘉くんがいてくれて高さも強さもあるので、ちょっとアバウトなボールを蹴っても合わせてくれると思うのでクロスを上げる意識はありました。ただ、その意識を持ちすぎたかもしれません。1対1ではもっと仕掛けてゴール前に行くことが自分の良さだと思っているので、その良さをもっと出せたかなとも思います」
Q.早々に2失点するという展開でしたが、最初の15分くらいのピッチ内の状況や選手の心理はどうなっていたのでしょうか。
「そこまで悪い流れではなかったと思ったので、やり続けようという感じでした」
Q.うまくポジションをローテーションするなど、前節のマンツーマンへの課題を少しクリアできた部分もあったのではないでしょうか。
「前節もパスをつなぐだけというわけではなかったのですが、今回のほうが奥の大嘉くんに飛ばすパスを入れることや、飛ばしてからのサポートの意識が増えていたので、飛ばすところは飛ばして、つなげるところはつなぐという使い分けが前節よりはうまくいったのかなと思います」
Q.かなり押し込む時間もありましたが、あと一歩崩し切れませんでした。
「個人でいうとクロスの精度や、先ほども言いましたがもっとチャンスになりそうな場所からクロス上げることが必要だったと思います。ゴールまでの距離が少し遠いところで上げることが多かったので、もっと1対1で仕掛けてペナルティーエリアの中に入ってからクロスやシュートを狙っていきたいです。ゴール前に迫る回数をもっと増やして質を高くしていけばゴールも増えると思うので、やり続けたいと思います」
悔やまれる立ち上がり
2点差を挽回できず連敗
ニッパツ三ツ沢球技場での敗戦から中4日、ザスパ群馬のホーム、正田醤油スタジアム群馬で迎えた明治安田J2・J3百年構想リーグ地域リーグラウンド第7節。風は比較的穏やかながら肌寒さを感じる気温の中、1,000人を超すファン・サポーターとともに乗り込んできた湘南ベルマーレを迎えての一戦となった。
ザスパは直近のリーグ戦からスタメン1名を変更し、下川太陽が3試合ぶりの先発出場となり左のワイドのポジションに入る。ザスパはキックオフと同時にロングボールを放ち、相手陣内でプレッシャーを掛ける形からスタート。いつもどおり地上戦を主体としつつ、サイドへのロングボールや中央への長めのグラウンダーパスで前進を試みる。
しかし6分、中盤のセカンドボールを制されると1本のパスで湘南の藤井智也に右サイドの奥までえぐられると、左足で入れたクロスをファーサイドでフリーとなっていた山田寛人がヘッドで合わせる。早々に先制点を許してしまった。
その後も、スピードのある藤井をはじめとした湘南のフィジカルに苦しめられるザスパ。中央へのショートパスに中島大嘉への浮き球を織り交ぜて前進を試みるが、13分に追加点を許してしまう。相手ロングボールのクリアが中途半端になったところを拾われ、間髪入れずに山田がロングシュート。ボールはGKキム ジェヒが戻る間もなく無人のゴールへと吸い込まれた。
15分には完全に崩されたかに見えたが、相手シュートはゴールポストにヒットして難を逃れた。すると16分には相手ゴール付近でボールを奪い、松本皐誠のクロスに中島がヘッドで合わせる。24分には、ロングボールから相手を押し下げるとワンツーから西村恭史が左足シュート。辛抱強く反撃を試み、30分には相手のプレシャーを受けながらも焦れずに攻撃をやり直してスルーパスから中島が抜け出す。しかし左足のシュートは惜しくも外のサイドネットに当たった。
相手の勢いが落ち着いたのか、それとも徐々に慣れてきたのか。何度かカウンターを浴びつつも、次第に落ち着いてボールを回す時間も増えてきたザスパ。縦のローテーションなどマンツーマン対策も垣間見えつつ、前半終了間際は湘南をゴール前に押し込む展開に。後半に期待を抱かせる内容で前半を折り返した。
そして後半も、まずはザスパのペース。うまくパスを回しながら湘南ゴールに迫っていく。もったいないミスでチャンス手前に留まるシーンもありつつ、あと一歩というシーンが増えていった。
70分には、両ワイドを交代して加々美登生と小西宏登を投入し、攻撃の再活性化を図る。直後の71分、アーリークロスからのヘッドでゴールを割られたかに見えたがオフサイドの判定で難を逃れ、75分にはアルトゥール シルバのスルーパスからピンチを迎えたかに見えたが、大畑隆也がスライディングで防いでみせた。
78分には安達秀都に加えて百田真登を投入してストライカーを増員し、最後の交代ではDFを削って出間思努を投入して打開を図る。しかし1点が遠く、0-2のまま試合は終了。途中からはペースを握る時間が長かっただけに、立ち上がりの15分間が悔やまれる内容と結果になった。
文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)
またしても昨季J1だった相手との対戦
ザスパのスタイルを表現できるか
所属カテゴリーを見ると“格上”を多く含む百年構想J2・J3リーグ地域リーグラウンドEAST-Aグループを戦ってきたザスパ群馬。前節は昨季のJ1クラブに挑むこととなったが、結果は0-3という結果に終わった。沖田優監督は悔しさをにじませつつ、横浜FC戦を得難い経験になったとも振り返る。
「いろいろなものが見えたという意味では価値ある試合でしたし、貴重な1試合でした。選手たちが技術や走力、強度や自信といった、ピッチの中で『相手よりもまだ足りないかも』ということを、練習試合ではない公式戦で体感できたのはすごく良かったと思います」(沖田監督)
とはいえ、やはり悔しさが残る一戦だった。ただ、指揮官が真に悔しがっていたのは、敗戦という結果よりも、その負け方のほうではなかったか。本当に自分たちの力を出し切れたのかどうか、そこを悔しがっていたようにも感じた。
「これまでと同じくらいのプレッシャーの距離感だったのに、普段ならドリブルで前へ運んでいたところをすぐに後ろを向くなど、プレッシャーを感じすぎてしまっていたのかなと。特に序盤は、必要以上に怖がっているという状況が垣間見えました。それを(選手たちに)伝えてからは少しずつ良くなりましたけど、まだ足りなかった。後半はよりトライしてくれた分だけ、前に入ることや何回かサイドチェンジをすることができたと思います」(監督)
選手たちもそれぞれ、課題や反省を口にする。中島大嘉は「自分たちのスタイルを貫くという意味をピッチ上で履き違えてしまって、後ろでパスを回すことが目的になっている瞬間があったんじゃないか」と疑問を呈し、安達秀都によると「もっとFWを見よう」という話し合いもあったそうだ。
「自分にもっとパスを当ててくれてもいい」と中島も感じていたが、下川太陽によれば、中島へのパスルートは横浜FCにかなり警戒されていたという。そうした対策も含め、相手より上回っていく必要がある。
多くの選手が「後ろでつなぐだけじゃなく……」といった主旨のコメントを残したが、安達が「自分たちの悪いときは近距離のパスばかりになってしまう」と語っていたように、ショートパスだけでなく、ミドルレンジのパスやドリブルによる“運び“もできるのが、本来のザスパスタイルのはず。横浜FC戦にしても、沖田監督が先に語ったように後半はそうしたプレーが徐々に現出していた。
そうした考えを踏まえつつ、下川は「自分たちのサッカーをして勝てるよう準備したい」と力強く語っている。今節の相手は横浜FCと同じく、昨季までJ1で戦っていた湘南ベルマーレ。本来の意味でのザスパスタイルを貫けるか。そうすることで初めて、現在地も課題も正確に見えてくるだろう。
文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)
沖田 優監督
Q.前節の横浜FC戦を改めて振り返っていただけますか。
「やっぱり、悔しい敗戦だったと思います。大きな課題もしっかりと提示されて、いろいろなものが見えたという意味では価値ある試合でしたし、貴重な1試合でした。さまざまなものが出しきれず、差があった部分も見られました。0-3というスコアも、総合的、客観的に見て妥当と言わざるを得ないとは思います。失点自体は自滅と捉えられるものやセットプレーから喫したものでしたが、それくらいの課題と差はあったなと」
Q.選手たちからはショートパスを狙いすぎたという話も出ていました。飛ばしのパスやサイドチェンジを狙うような余裕がなかったのでしょうか。
「そう思います。必要以上に、いつもより(広い視野で)見えなくなっていたのか、またプレッシャーを感じていたのか。自分たちはもう少しうまく駆け引きできる領域に達しているはずだったのですが、そのあたりの駆け引きを表現できなかったですし、それがすごく残念であり、悔しいです。出しきれない、表現しきれないまま終わってしまった感覚というか、それがスコアの差になってしまった印象です」
Q.今後も、極端なマンツーマンでザスパの攻撃に対応してくるチームはありそうです。ショートパスをつなぎたいチームとして、それをどう攻略するかは宿命になるのではないかと感じます。
「そうですね。その構図で対応してくるチームは今までも何回もありましたが、横浜FCさんくらいのやり方と力でやられたときに、あのようにできなくなってはいけません。次の相手である湘南ベルマーレさんもそういうチームだと思いますので、時間はありませんがしっかりと頭を整理して、現時点で到達しているレベルを表現して勝ちを目指したいと思います」
Q.ここまで6試合を振り返ってみると、90分で勝利したブラウブリッツ秋田戦以外は先制点を許してしまっています。
「失点する前に点を取りたいですし、得点するまでは無失点でゲームを流すというところを昨季以上に表現したい。これを今季で目指す成長の一部分として進めていますが、結果的にはおっしゃったように達成しきれていない部分です。もっと失点を減らさなければならないし、点も取らなきゃならないのに取れていない試合も多い。これは悔しいですが、課題だと感じます」
Q.現時点で、6試合5得点という結果が残っています。シュート数を増やすことを目指すのか、またボール保持率を高めることを目指すのか。その辺りはいかがでしょうか。
「おっしゃるように、得点も、自然と点が取れるだけのシュート数を高く維持できていないですし、それを増やすためのペナルティーエリアへの進入自体も安定して増やすことができていません。横浜FC戦はまさにそうでした。勝利できているときの数値や内容をもっと出せなければならないと思っていますが、それをあと12試合、いい相手とやれるので、そこで力をつけていきたいと思っています」
Q.監督が試合後におっしゃったように、もっと勇気を持ってチャレンジするような姿勢が大事になるということでしょうか。
「その部分が欠如していた敗戦でした。本当はもう少しできるところも、表現できませんでした。もったいなさすぎる、という試合でした。前進することを先に考えた中でプレーした上での失点だったらいいのですが、そうではないすごくネガティブな失点だったと思っています。どのレベルの相手と対戦したとしても、勇気を持ってプレーできれば、ペナルティーエリアへの進入回数もシュート数も増えると思っています。次の試合まで中3日しかないですが、湘南戦では前の試合よりも自分たちの良いプレーが増えればと思っています。それを頭で整理して、トレーニングをして次を迎えたいと思っています」
Q.スタイルを本当に貫けていたのか、できることをやりきったのかというところがポイントだと捉えているのですね。
「これまでと同じくらいのプレッシャーの距離感だったのに、普段ならばドリブルで前へ運んでいたところですぐ後ろを向いてしまうようなこともありました。必要以上にプレッシャーを感じすぎてしまったという印象です。前にパスを出して、サイドチェンジにつながるような状態にまで持っていけるところでも後ろを向いちゃったんじゃないかなと。特に序盤、必要以上に怖がっている場面が垣間見えました。それを(選手たちに)伝えて少しずつ良くなりましたが、まだ足りなかった。前にも深くにも真ん中にも(パスが)入らず、相手陣でサイドチェンジもできない前半でしたが、後半はよりトライしてくれた分だけ、前に入れるパスや何回かサイドチェンジもできたと思います。そういう意味での勇気ですかね」
Q.湘南戦についても、できることを出し切った上での結果を見たいということでしょうか。
「そうなんです。だから横浜FC戦はもうちょっとやれるだろうというのが正直な感情です。やれるところを表現して、それで負けてしまったら仕方ないのですが。ただ、選手たちが技術や走力、強度や自信といった、さまざまな面においてピッチの中で『相手よりもまだ足りないかも』というのを練習試合ではない公式戦で体感したのはすごく良かったと思います。次は出し切れるように頑張ります」
MF 8 神垣 陸
Q.横浜FC戦から少し時間が経ちましたが、改めて振り返るといかがですか。
「本当に悔しいゲームだったなと。それに尽きますね」
Q.チームとして、同じ課題が続いているのか、それとも新しい課題が見えたのか。その辺りはいかがでしょうか。
「相手がああいう出方(マンマーク気味に高い位置から守備をしてくるやり方)をしてくるのは今後も予想される中で、それをどう打開していくかは新しい明確な課題だと思いますし、下でつなぐだけじゃなくて、もっとほかに賢くやれる場面はあると思います」
Q.しっかりとパスをつないでいこうというチームにとって、極端なマンツーマンで来る相手は難しさがあると思います。
「現状、そのやり方の相手に対してなかなかうまくいってない試合がありますが、そうであれば相手の背後を突くことをもっとやらなければなりません。下でつなぐことだけがすべてではないと思いますし、ビルドアップを丁寧にやっていくことはもちろんですが、1本のパスを相手の背後に入れてゴールに迫るのもビルドアップの方法の一つだと思うので、それを全員で統一してやっていくことが大事だとは思いますね」
Q.普段ならば通せたりかわせたりしそうなシーンで相手に捕まってしまっている印象でした。これまでの相手と圧力の違いはあったのでしょうか。
「完全にマンツーマンで来ていたので、その圧力は多少ありましたが、それ以上に自分たちの準備のスピードなどが足りなかったのが、そう見えてしまったのではないかと思います」
Q.次の湘南もかなり激しいプレッシャーを掛けてくる相手だと思いますが、どのように準備して臨みたいですか。
「同じような形で出てくることも予想されるので、それをどう剥がすか。その手段をいくつか持ちながら、勝つためのいい判断をしていければと思います」
MF 20 下川 太陽
Q.前節の悔しい敗戦から少し時間が経ちましたが、試合を振り返っていかがですか。
「自分たちの形で前にボールを運ぶことがなかなかできない試合でした。交代で自分が出るときは、ターンするなどしてとにかく前を向いて、自分の特長を出してチームに勢いをつけるということだけを考えていました」
Q.相手がマンツーマンで強いプレッシャーを掛けていて、ボールが入った際に余裕がない場面が多かったと思います。
「そうですね。でも、マンツーマンで来るということは、一人剥がせればほかのディフェンダーが自分に寄せてくることになりマークが外れていくので、できるだけマンツーマンの守備を剥がすことを考えて入りました」
Q.選手間では、相手の圧力を感じる中でショートパスに偏りすぎたという話もあったようです。
「マンツーマンなのでFW陣も相手DFと1対1の状況になるので、FWにパスを当てる、あるいは背後のスペースにボールを蹴るなどして、そのパスを通すことができれば前掛かりのマンツーマン守備が少し後ろに外れていきます。相手の守備が下がれば足下でパスを受けられるようにもなります。ロングボールをうまく使えず、ずっとプレッシャーが掛かった状態になっていたのではないかと思いました」
Q.今季のほかの試合では、飛ばしのパスや、サイドチェンジなどで相手の守備を一度押し下げるシーンもあったと思います。横浜FC戦は相手の圧力があったことでその選択がしづらかったのでしょうか。
「ロングボールを蹴ろうとすると、自分たちのシャドーのポジションの選手についていたセンターバックが(中島)大嘉へのパスコースを切るなど、相手の対策を感じました。ただ、その対策を前にしたときに何もできないのはよくないことです。大嘉へのパスコースを切りに行く瞬間まで見ることができれば、今度はシャドーの選手が空くということもあったと思います。今後、また上のカテゴリーのクラブと対戦する際にはそうしたことをされると思いますし、自分たちでも変えていかないといけない部分はあると外から見ていても思いました。自分が流れを変えてやろうという気持ちはありました」
Q.今季は加々美登生選手と同時に起用されることが多いです。二人の関係性にやりやすさを感じていますか。
「個人的にはすごくやりやすいです。登生くんはドリブルで運べるので、マークを引き連れて行ってくれて自分が空きやすくもなります。自分がボールを持った瞬間の登生くんのアクションのタイミングがすごく分かりやすくて、パスも出しやすい。それだけに、先発したSC相模原戦は結果を残したかったですね」
Q.次の湘南ベルマーレ戦では、横浜FCの戦いを参考にして対策してくることが考えられます。
「自分たちのサッカーがどれだけ通用するかではなく、試合に勝てるかだと思います。勝てるチャンスはあると思うので、自分たちのサッカーをして勝てるように準備していきたいと思います」
MF 36 安達 秀都
Q.前節は今季初の出場になりました。
「出番は来るだろうなと思いながら、準備はできていたのでやってやろうという気持ちが一番大きかったです」
Q.負傷などもあって今季はここまで順調ではなかったと思いますが、状態はいかがですか。
「コンディションは戻ってきていますが、昨季よりパワーアップした姿をピッチで見せなければ選手として成長していけないと思っているので、もっともっとコンディションも上げていかないといけないですし、技術やフィジカル面での成長もしていかないとダメだと思っています」
Q.横浜FC戦は途中出場になりましたが、ベンチからどのように試合を見ていましたか。
「前半はかなりボールを奪われてショートカウンターを受けていました。相手の守備の1列目を剥がせてもそこからの戻りが速く、ブロックを作るのもうまかったので、そこからもう一つ踏み込めずに攻撃が終わっていた印象を受けました。相手が強かったと思います」
Q.ご自身のプレーの出来はいかがでしたか。
「もっとボールを触ってリズム作らないといけないですし、0-3で負けている状況だったので、もっと縦パスや勝負のパスを出していかないといけないと思っていました」
Q.試合後、選手間でどのような意見が出ていたのでしょうか。
「自分たちが悪いときには(選手の距離感やパスの距離が)近くなる展開が多いので、もっとFWを見ようという話は出ました」
Q.次の対戦相手である湘南ベルマーレも、前から激しいプレッシャーを掛けてくると予想されます。昨季までJ1にいたチームということで高い圧力もあると思います。どのように準備して戦っていきたいですか。
「次は金曜日開催ということですぐ試合が来るので、そこに向けていいコンディションで迎えられればと思っています。まずはメンバーに入れるよう、練習からアピールしていきたいと思います」