FW38
小西 宏登Hiroto KONISHI

ザスパ群馬
群馬
正田醤油スタジアム群馬
0前半 1
1後半 0
試合終了

モンテディオ山形
山形


| 前半 | 後半 | 計 | データ | 計 | 後半 | 前半 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 12 | シュート | 7 | ||||
| 12 | CK | 4 | ||||
| GK | ||||||
| 10 | FK | 8 | ||||
| オフサイド | ||||||
| 5 | PK | 6 |
GK 88 キムジェヒ
DF 8 神垣陸
DF 43 野瀬翔也
DF 3 大畑隆也
DF 14 菊地健太
MF 37 瀬畠義成
MF 7 西村恭史
MF 27 藤村怜
FW 22 貫真郷
FW 17 百田真登
FW 19 モハマドファルザン佐名
GK 13 近藤壱成
DF 25 中野力瑠
MF 4 玉城大志
MF 20 下川太陽
FW 11 加々美登生
FW 29 松本皐誠
FW 38 小西宏登
FW 69 出間思努
FW 99 中島大嘉
沖田優
GK 1 トーマスヒュワードベル
DF 19 岡本一真
DF 3 熊本雄太
DF 22 城和隼颯
DF 13 野嶽寛也
MF 7 中村亮太朗
MF 8 土居聖真
MF 88 タリソンアウベス
FW 10 氣田亮真
FW 11 ディサロ燦シルヴァーノ
FW 24 平賀大空
GK 45 渋谷飛翔
DF 4 西村慧祐
DF 15 川井歩
DF 49 坂本稀吏也
MF 17 寺山翼
MF 20 吉尾海夏
MF 25 國分伸太郎
FW 9 高橋潤哉
FW 55 堀金峻明
横内昭展

結果的にPK戦となって勝ち切れなかった試合でした。キックオフから試合終盤まで、自信に満ちあふれたプレーで内容も素晴らしいものだったと思います。自分の力不足というか、このパフォーマンスを勝利にしてあげられるようにもう一つ二つ三つとしっかり階段を上って、これを大事な経験値として勝てるチームにもっとしていかないといけないと改めて思った2試合目でした。
Q.前節よりもかなり多くのチャンスを作りましたが、不運もあり決め切れませんでした。
「前節に足りなかったものである、シュート数やペナルティエリア内に入っていく回数などは大きく改善しました。攻撃的なチームとしての自分たちのプレーはこの1試合で大きく修正して表現できましたし、成長した内容を(試合で)出せたんじゃないかと思います。最後のちょっとした運のところで(勝利につながるゴールが)入らなかったと思いますので、選手たちはよくやってくれたと思います」
Q.最後の決めるところをどう改善していきたいですか。
「意識して積み上げてきた自分たちの良さに加えて、サッカーの勝負を分ける細部のところと言いますか。ゲームを流すべきところは流す力や、もっと球際の勝負に勝つ、また強度を高く走れるようになるところなどを同時に追加していけばもっともっと勝てるチームになっていくんじゃないかと思います。このスタイル自体のレベルをもっと上げることもできると思っていますので、それを達成していきたいです。
(決定力については)もっともっと出し手と受け手の意思が合う場所に精度高く供給できるようになれば、より良い状態でシュートを打てると思うので、もっと精度は上げていけると思っています。今回はオウンゴールになりましたが、中島大嘉があのポジションにいることで、DFは(先に)触らないと決められるということになります。事実上、大嘉が決めたゴールだったと思いますし、そこに供給した精度があったことで生まれたものだと思います。
トータルとしてまだまだ足りないところはありますが、選手が今やれることを、自信に満ちあふれてプレーしてくれたことは本当に評価していますし、もしサッカーに芸術点や構成点があるのであれば勝利に値するくらいのプレーをしてくれたと思いますし、自信をもっていいんじゃないかと思います。それだけ山形さんが良いチームですし、山形さんの力を封じながら自分たちの良さが出せたので、選手には下を向かずに自信をもってほしいと思っています」
Q.セットプレーの回数は多かったが、そこであまり点が取れていないのは昨季からの課題ではないでしょうか。
「セットプレーも大事にして、練習時間も増やしてトライしています。1か月トライしたから、12回CKを取ったから確実に3、4点が入るというものでもないと思いますが、その確率を上げるように、昨季以上に力を注いでトレーニングしています。それを続けることで、今日のようなゲームを勝てる、今日のような(セットプレーの)数があれば点が入るというチームを目指して引き続き取り組んでいきたいと思います」
Q.今季初めてのPK戦になりましたが、選手の順番などのように準備してきたのでしょうか。
「こういう大会の形式なので、日々の練習でも数多くPKをやっていますし、練習試合でもPK戦を何回も経験してきました。本番の一発目でしっかりと5人目まで決めたのを含めて、練習の成果は出ているのかなと思います。ただ、90分出た選手が外すことになってしまいましたので、自分がもう少し順番を考慮するなどしたいですし、選手に責任はないかなと思います」
Q.最終的には前線の5枚を入れ替える交代となりました。途中出場選手の評価はいかがでしょうか。
「途中出場選手にしても、スタートで出てもいいんじゃないかという調子の良さが続いているので、今日もスタートメンバーを選ぶのを迷ったぐらいでした。今日も全員が、自分が求めた役割と彼らの個性をしっかりと出してくれた出場時間だったと思っています。点を取るためにより攻撃的な選手をどんどん入れていったつもりなので、なんとか2点目をこじ開けたかったですが、みんなよくやってくれたと思います」

FW38
小西 宏登Hiroto KONISHI
Q.途中出場でしたが、どのように試合を観ていましたか。
「もともと、貫(真郷)と自分はタイプが異なる選手だと思っていて、貫はどちらかというとバランスを取るなど器用なことをこなすタイプで、自分の特長は攻撃だと思います。監督から入る前に『仕掛けろ』と言われましたし、それは練習でもずっと言われていることです。カウンターで自分のところにボールが入ってきそうな感じがあったので、仕掛けてやり切るというところを意識して入りました」
Q.自身にボールが入って2、3回目ほどで得点につながりました。
「相手のサイドバックがどんな対応をしてくるかわからなかったですが、縦でもカットインでもクロスを入れていこうというのは考えていました。得点になったシーンは、ボールを持っているときに(中島)大嘉が見えたので、あのタイミングでボールを上げたら何かが起こるなと思ってゴール前に落としました」
Q.自身もと得点チャンスがありましたが、シュートがクロスバーに当たってしまいました。
「あの流れでボールが入ったら決め切らないといけなかったですし、あそこを決めてこそチームを救える選手になると思うので自分の課題です。練習からもやっていかないといけないですし、決め切るところはチーム全体で追及していかないといけないと思います」
Q.この試合はクロスバーやポストに嫌われることが多かったです。
「やっぱりとシュートを打たないと点は入らないですし、個人で練習から追求していくものだと思います。でも、ゴールに迫るプレーは(ヴァンラーレ)八戸戦と比べると回数は増えたと思いますから、得点につなげるところをもっとフォーカスしてやっていければと思います」
Q.仕掛けることを期待されているぶん、奪われてピンチになりそうなシーンもあった点についてはいかがでしょうか。
「切り返しを失敗してカウンターを食らうことや、シュートで終わろうと打ったら相手に当たってカウンターを食らってしまったシーンがありました。チームに迷惑をかけてしまいましたが、前の選手も全員戻ってカバーしてくれていましたし、自分が言うことではないが、一人のミスを全員でカバーし合っていたとも思います。自分はまず取られないこと、攻撃でやり切ることを意識していきたいです」

FW99
中島 大嘉Taika NAKASHIMA
「知らない人が見たら、どちらが上でどちらが下のカテゴリーかわからないような高いレベルの試合だったと思います。そのなかで、いい流れの時間帯で投入されて試合をひっくり返せなかったのは不甲斐ないですし、実際にチャンスもあったので。それとどう向き合って糧にするかだと思います。
やるべき最低限のプレーはやれたと思いますし、キープするところも、クロスに入るタイミングや入る場所も、ボールが来たかどうかに関係なく悪くなかったと思います。そのなかで、最後のシュートは決めないといけないというところかなと。(出場時間は)20分弱くらいで、長くない時間の中でチャンスが2回、3回あって、それを決め切れなかったのは大きな責任だと思います」
Q.カウンターで抜け出したシーンはクロスバーに嫌われました。
「あのシーンは、あそこまで簡単にボランチが前を向いてフィード1本で(チャンスになる)というのは試合のなかでなかなかないと思います。その現象を起こせたことは良かったと思います。背後に抜けることは自分のストロングですし、それを短い時間の中で、自分の動きによって引き出すことができました。ボールが出てくるような積み重ねを日頃からチームメートとコミュニケーションを取ってやってきたことで今回のシュートにつながったので、そこはポジティブに捉えられます。シュートは入るときは入るし入らないときは入らないので、いかに再現性高く確率を高められるかだと思います。もちろん責任感はありますが、ネガティブな要素は自分のなかであまりないです。『なんもできんかった』という感じではないので」
Q.記録上はオウンゴールになりましたが、自身のゴールというくらいに勢いよくボールに対して入っていけたのではないでしょうか。
「そうですね、相手が触ってなければ自分が行っていたので。あそこにいることが大事です。オウンゴールで自分は全く触っていなかったですが、ファン・サポーターも味方もベンチも監督も、全員が俺のゴールやと思ったリアクションをしていたので、それって俺のゴールということだと思います。それぐらいのプレーだったと思いますし、そう思わせるポジショニングを取っていた、迫力をもって入れていたことが大事だったかなと思います」

FW29
松本 皐誠Kosei MATSUMOTO
Q.2試合連続の途中出場でしたが、ベンチから見ていても前節と違った内容だったのではないでしょうか。
「後半は特に、相手陣に押し込んでずっとこちらが攻撃を続けるという形でしたし、それで同点にできました。ただ、追加点を取り切れずに勝ち切れなかったので、いい形はできていると思うんですけど、決め切るところはまだまだなので、そこを突き詰めていけばもっと勝てるようになると思います」
Q.松本選手が左に投入され、下川選手が右に移りました。左サイドでのプレーは得意ですか。
「守備のときの位置の関係で変わりました。自分はあまり仕掛けるのが得意ではないのでどちらのサイドがいいというのはないです」
Q.クロスに入っていき、惜しいヘディングシュートを放つ場面もありました。
「FWもやっていますので、クロスの入り方などでも違いを見せたいと思っています。クロスに対して入れているのはいいですが、もっとゴール方向に飛ばす、決めるという点での質がまだ足りないと思います」
Q.シュートがポストやバーに当たる回数も多い試合でした。どう改善したいですか。
「ゴール前までの形は前節(八戸戦)に比べてすごく良くなっていたと思いますし、チャンスも増えていると思いますが、最後の決め切るところはまだ足りないですし、練習をしっかりとやっていくしかないなと思います」
Q.しっかりとパスをつなぐシーンもあれば、長いボールで打開するシーンもありました。相手を見てプレーできていたのではないでしょうか。
「そうですね、自分たちの形もありながら、相手に対応してできたことはすごく良かったと思います」
Q.リーグ戦でのPK戦をやってみての感想はいかがでしょうか。
「自分は(これまで)PK戦で蹴るのが初めてというくらい蹴ったことがなかったので、緊張しましたけど楽しめました(笑)」
Q.自分の番が来るまで、他の選手が左側に蹴っていました。それを意識しましたか。
「特に意識していなくて、思い切って蹴りました。みんな左に蹴っていたしGKも左に飛んでいましたが、変に考えすぎるのも良くないと思い、自分の蹴りたいほうに蹴りました」
Q.結果的には負けという形になってしまいました。
「今日は決め切って勝ち切らないといけない試合でしたし、PK戦で負けてしまうのも勝負弱さかもしれませんが、試合でしっかりと勝ち切らないといけないと思います」
Q.今後スタメンを狙う上で意識したいことはありますか。
「練習や練習試合で結果を残せば(先発に)近づくと思いますし、リーグ戦でも途中出場で出たときに結果を残すことがつながると思います。自分は前の選手なので、とにかく結果にこだわってやっていきたいです」
逆転への道筋見えるも…
二度クロスバーに嫌われ勝利ならず
先週よりもさらに透き通った空、陽気も増した中でホーム2戦目を迎えた正田醤油スタジアム群馬。アウェイゴール裏にはモンテディオ山形サポーターが大挙して詰めかけ、試合前から激しい応援合戦が繰り広げられた。
沖田優監督は前節と全く同じ11名をスタメンに起用。ただ、サブメンバーには少し変更があり、中島大嘉と小西宏登が新たにベンチ入りした。一方の山形は、前節からスタメン2名を変更して群馬に乗り込んできた。
開始早々に最終ラインからのパスが引っ掛かりヒヤリとする立ち上がりも、その後しばらくはザスパのペース。2分には神垣陸のクロスに百田真登がヘッドで合わせてファーストシュートを放つ。7分には相手を引き出して裏返し、ロスト後の即時奪回も披露した。
8分には、モハマドファルザン佐名のドリブルから藤村怜がシュートを放つ。先制点の予感も漂い始めていたが、その直後だった。山形GKトーマス ヒュワード ベルのロングフィードに対応した野瀬翔也のヘディングが中途半端になってしまい、こぼれ球を拾ったディサロ燦シルヴァーノがループシュート。思わぬ形で山形に先制を許すこととなった。
これで少し気落ちしたかに見えたが、1~2分で落ち着きを取り戻したザスパ。15分には厚みのある攻撃を見せ、神垣のクロスに百田がヘッドで合わせ、ゴールポストに阻まれたこぼれ球に佐名が詰める。さらに貫真郷のクロスに再び百田がヘッド。しかし、いずれも決めきれない。
19分には西村恭史と貫とのコンビで右サイドを突破し、貫がマイナス方向へ低いクロスを送る。ここに走り込んだ瀬畠義成が合わせ、やや枠を逸れていたボールに百田が触ってコースを修正。ゴールへと吸い込まれたが百田がオフサイド判定となった。
その後も、いくらか自陣ロストでピンチを迎えつつスタイルを貫いて山形ゴールへと迫るザスパ。前節・八戸戦の課題であったシュート数の少なさや相手にダメージを与えるポゼッションなどは見違えるものがあったが1点が遠く、0-1のまま前半を折り返した。
両チーム交代なしで後半キックオフ。後半も基本的な流れは変わらず、山形のプレッシャーをかいくぐりながらザスパがボールを前進させていく。50分にはカウンターを浴びるも、GKキム ジェヒが相手のトラップミスを見逃さずボールにアタックして事なきを得る。
54分には逆に相手CKからカウンターで攻め込み、55分にザスパCKからの山形のカウンターを防いでカウンター返し。藤村のクロスに前線に残っていた大畑隆也が飛び込んだが、ヘッドは惜しくも枠を逸れた。62分には自陣ロストからカウンターを受けるも、キム ジェヒのセーブで追加点は許さなかった。
65分には状況を打開すべく、前節と同様の下川太陽と加々美登生のセットに加えて小西宏登を投入。さらに72分には中島大嘉を投入して前線の活性化を図った。すると75分、小西のクロスに中島が飛び込む。ついにザスパにゴールが生まれた。
これで流れは完全にザスパに傾いたが、80分の小西の右足シュートはクロスバーに阻まれ勝ち越しならず。90+3分にはロングボールから抜け出した中島がシュートを放つも、これもクロスバーに嫌われた。
結局、試合は90分で決着がつかずPK戦に突入。5-6で敗れる結果となったが、前節からの向上が見られた内容だった。
文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)
より良いバランスへの期待感
取りに行く、初ゴールと初勝利
ヴァンラーレ八戸を相手に0-1と惜敗し、6シーズンぶりの敗戦スタートとなったザスパ群馬。しかし内容はそう悪いものではなく、課題も感じつつ手ごたえを抱けるものだった。それだけに沖田優監督も選手たちも悔しさをにじませる。
「時間が経ってもやっぱり勝てなかったという悔しさが強くあります。プラスの感触はあるけどまだ勝てていない。八戸さんの勝負強さ、勝ち切れる力は学ばなきゃいけないところが多かったと思っています」(沖田監督)
「やっぱり勝ちたかったですね。ファン・サポーターの方に勝利を届けられなかったというのが一番悔しいです」(大畑隆也)
「本当にもったいなかったなというか、積み上げてきたものをある程度出せた試合だったと思うので、それを結果に結びつけたかったというのが率直な感想です」(瀬畠義成)
ボールは握れた。守備や切り替えの部分も粘り強く戦えた。それをスコアに直結できなかった。しかし昨シーズン、対戦したときのようには崩れなかった。流れが相手にある時間帯でも決定機的なピンチにほとんど陥らなかった点は確かな進歩だ。
「昨季はセットプレーの失点でリズムが悪くなってしまった感じがあった。それなりに戦えた要因の一つとして、セットプレーで失点しなかったのはあると思います。前からプレッシャーに行ってくれて、潰すところを潰してくれて、前線と中盤に助けられたので僕たち(DF)のところでピンチ対応になることもあまりなかったと思います」(大畑)
「強度など相手の土俵でも負けないシーンがあったり、球際のところで奪えたりというのは昨季より多かったかなと思います」(瀬畠)
1試合で判断するのは早計かもしれないが、八戸戦のパフォーマンスを継続できればJ2クラブが相手でもそう簡単に失点を重ねることにはならないだろう。昨季は得点数がリーグ5位ながら失点数はワースト4位という数字だったが、今季はより良いバランスに落ち着くはずだ。
ボールを保持しつつ相手陣地に入るところまでは安定感があっただけに、課題はやはり、シュートとチャンスの数。しかしそれも、課題でありつつ紙一重でもある。後方を支える大畑は「あと一歩なんだけどな」という感想を抱いていた。大きな紙一重でもあるが、チャンス未遂と言えるシーンは少なからずあった。
ほんの少しの落ち着きと精度、厚みがあればゴールは遠くないはず。瀬畠は「もっと大胆に思い切ってプレーできれば」と語り、大畑も「『これ、いつもなら(パスが)通って点が取れているわ』というシーンも本当はもっと多いはずですが、ちょっと少なかった」と首を傾げた。
今節の相手はモンテディオ山形。八戸よりも“格”のある相手だが、もとよりEAST-Aグループの相手はほとんどがカテゴリーを見れば格上だ。縮こまっていては何も始まらない。ザスパらしく今季の初ゴールと勝点3を取りに行こう。
文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)
沖田 優監督
Q.初戦となったヴァンラーレ八戸戦から数日が過ぎましたが、あらためて試合を振り返るといかがですが。
「時間が経ってもやっぱり勝てなかったという悔しさが強くあります。昨季の J3 リーグを戦ったときよりも、守備も攻撃もある程度上積みしている部分は見せられたのかなと思いますし、着実にステップは上がっていると思いますが、そういうプラスの感触はあるなかでまだ勝てていません。ヴァンラーレ八戸さんの勝負強さ、勝ち切れる力は学ばなきゃいけないところが多かったと思っています。
でも、ネガティブ要素はそんなに多くはないですし、上積みをさらにしなきゃいけないんだよというのを突きつけられたことを再確認して今節に向けてスタートしました。もっと自分たちの力をつけた状態でモンテディオ山形さんとの試合に臨みたいと思っています。得点が取れていないので、次こそホームでちゃんと得点する、もっとゴールに向かうプレーを増やしていきたいなと思いますし、期待しています」
Q.終盤の途中出場でしたが、ルーキーの松本皐誠選手がプロデビューしました。どういった期待を込めて送り出しましたか。
「キャンプ中から、自分たちのサッカーに着実に順応しつつ、力はあるというところをちゃんと示し続けてくれていたので、チャンスがあれば使っていきたいと思っていました。点が取れる選手なので、少しでも早く得点してくれるのを期待しています」
Q.今節の対戦相手、モンテディオ山形の印象はいかがですか。
「長く J2 にいて、J1に行っている時期もあるなど、安定して力のあるチームだと思っていますし、(監督が)横内(昭展)さんになってからも攻守ともに安定していて個の力もチーム力もあると認識しています。もちろん簡単な試合ではないですが、自分たちの良さをしっかり出して勝てるように挑んでもらいたいと思っています」
Q.山形は開幕から連勝中で勝負強さを発揮しています。
「自分たちは自分たちらしく戦うのみですが、八戸さんにしてもどこかでゲームを決めてくる得点があって、自分たちは決め切れませんでした。山形の2試合を見ると、良くないゲーム展開でも我慢するところを我慢しながら、最後に勝負どころでしっかり点が取れる個もチーム力もあります。それをしっかりと認識しつつ、自分たちの良さがよりよく出て、しっかり点を取って進めるようなゲームを目指したいなと思います」
Q.八戸戦は新加入選手が3名(神垣陸、百田真登、貫真郷)スタメンに入りましたが、スムーズに試合に入れている印象でした。
「そうですね。キャンプ中の早い段階から順応する姿を見せてくれていたので、開幕のスタートで出すのもまったく違和感がありませんでした。既存の選手も交代で出た選手たちも本当にいいプレーをしてくれたので、チーム全体で底上げをどんどん図っていきたいなと思います」
Q.八戸はかなりはっきりした戦い方だったと思いますが、山形はより幅があるイメージです。ザスパ群馬のスタイルも相手にかなり知り渡ってきていると思いますが。
「今の体制としては初対戦なので、すごく楽しみですね。どういった前半になるんだろう、どういった終盤になるんだろうというのが楽しみですし、さらに力をつけられる1試合になるのは間違いないと思うので楽しみにしています」
Q.J2クラブとの対戦が続くのはなかなか大変ではないですか。
「大変というか、とてもいいことだと思います。浦和レッズさんとも練習試合をやらせてもらいましたし、この(明治安田J2・J3)百年構想リーグで強いチームと試合を重ねられるのは最高ですので、そこで勝つ力をつけたいです」
Q.ヴァンラーレ八戸とのホーム開幕戦から数日が経ちましたが、試合をどう振り返りますか。
「やっぱり勝ちたかったですね。ホームでしたし、(第1節・SC相模原戦が中止となって)期間も空いていて、ファン・サポーターの方も勝利を楽しみにしていたと思うので、それを届けられなかったというのが一番悔しいという思いです」
Q.昨季は2敗を喫した八戸が相手でしたが、昨季との違いやチームの成長を感じましたか。
「お互いに新加入の選手も入って、メンバーも変わっているので違う部分はありますけど、やり方や選手の強度はあまり変わらなかったと思います。神垣陸らが入って球際などで強度を高く戦ってくれた部分で、昨季の2敗に比べるとやれていたのかなとは思います。ただ、個人的には昨季はセットプレーの失点でリズムが悪くなってしまった感じがあったので、そこがなく、うまく戦えたというところもあったと思います。勝てていないので悔しいですが、昨季に比べるとまあまあという感じでしょうか」
Q.失点シーン以外は、悪い流れの時間帯も耐えられていた印象でした。
「最終ラインのギリギリのところでのピンチはあまりなかった印象があるのでなおさら悔しいというか、その1点だけが悔やまれる感じです。ミドルシュートに対してもうちょっと寄せなきゃいけなかったというのはありますが、本当に『やばい』となったシーンはそこまでなかった印象ですね」
Q.相手選手が「昨季より切り替えが鋭かった」という印象を語っていましたが、前線から中盤の選手が守備を頑張ってくれていた影響もありますか。
「本当に、新しく入った(百田)真登も前からプレッシャーに行ってくれますし、(神垣)陸も潰すところを潰してくれました。前線と中盤に助けられたので、僕たちのところでピンチ対応になることがあまりなかったと思います」
Q.八戸はプレスが強いチームだと思いますが、かなり剥がせて前進できていました。そこから先が課題になりますか。
「いつもどおり剥がせた感じはあったなかで、後ろのリスク管理をしながら『もうちょっと崩しのところでうまいこといけたらな。あと一歩なんだけどな』と思って見ていました。そこが一番難しいんですが、そこまで行く回数を増やして、前回よりももっといい状態で運ぶというのを続けていけばチャンスも来ると思うので、そこは続けていきたいなと思います」
Q.確かに、シュート数は少なかったかもしれませんがチャンス手前の惜しいシーンはあった印象です。
「『これ、いつもなら(パスが)とおって点が取れているわ』というシーンも本当はもっと多いはずですが、少なかったと思います。その回数を増やせるようにという感じですね」
Q.ホーム戦が続きます。次もJ2のモンテディオ山形という手強い相手になりますが、いかがでしょうか。
「相手のことは関係なく、沖さんのサッカーを、この攻撃的なサッカーを信じてやるだけと思っているので、自分たちのやるべきことに集中してやっていきたいと思います。それにプラスして、『八戸さんから学ぶ』ということも沖さんが話していて、強度や切り替えの部分は本当にものすごいものがありました。見習うべきところは見習って生かしていきたいと思います。本当に勝つことだけしか考えていないですし、そうじゃないとファン・サポーターの皆さんを喜ばせることができないと思うので、なんとしても勝利を収めたいと思います」
Q.少し日にちが経ちましたが、ホーム開幕戦をどう振り返りますか。
「本当にもったいなかったなというか、沖田監督体制2年目で積み上げてきたものをある程度出せた試合だったと思うので、それを結果に結びつけたかったというのが率直な感想です。ボール自体は持っていましたけど、シュートやチャンスらしいチャンスがあったかというとやっぱり少なかったと思います。ミドルサードぐらいまではある程度簡単にボールを運べていましたが、残り3分の1のアタッキングサードにどう入っていくのか。どうゴールを脅かしていくのかに関しては足りなかったですし、むしろボールを持っていない割に八戸のほうにシュートチャンスを作らせてしまったかなと思います」
Q.新加入の神垣選手が隣でプレーすることが多かったと思いますが、連係面はいかがでしたか。
「スムーズにできたかなと思います。神垣選手の良さも理解していますし、お互いやりやすいように声を掛けながら、意思疎通して声を掛けなくても自分が出たら神垣選手が入ってくるなど、スムーズにできているのかなと思います。開幕戦にしては良かったのかなと思います」
Q.最後に失点はしましたが、何度か悪い流れになっても耐えられていて、昨季のように崩されることはなかった印象です。
「昨季の途中ぐらいから守備のことや強度のところはより求められてきていますし、今はこういう気候でもあるので、そこそこ走れますから。昨季は八戸さんにボロボロにやられてしまった試合が多かったですが、今年は強度など相手の土俵でも負けないシーンがあったり、球際のところで奪えたりというのは多かったかなと思います」
Q.大畑選手は「去年はセットプレーで流れを持っていかれたので、そこで失点しなかったのは大きかった」と話していました。
「やり方も少し変わっていますが、まだ1試合しかやってないので、これから答えが出てくるのかなと思います。そこは一喜一憂せずに、やり方はどうあれボールにアタックすることや空中戦で負けないとか、まずはそういう当たり前のことが必要だと思います。その部分はある程度できていたと思いますし、昨季に負けていた悔しさもあって気持ちが出ていたのかなと思いますね」
Q.攻撃は最後の段階に課題があったかと思いますが、チャンスの数にはカウントされない惜しいシーンもあったかと思います。
「自分のところでは、特に奪ったボールから背後やポケットを狙ったパスが流れてゴールキックになったシーンがあったと思います。どのチームもアタッキングサードの守備は強固ですし、なかなか難しい部分ではありますけど、そこでのクオリティで上のカテゴリーに行けるかどうかが分かれると思いますので、そこのクオリティは本当に尽きない課題です。これを常にやり続けて精度を上げていかないといけないと思います」
Q.昨季の良い時期は追い越す動きがさらに多かった印象です。初戦の硬さも影響したでしょうか。
「相手が上位カテゴリーだからこそやれることもいっぱいあると思うし、ビビらず、思い切ってやれればいいですね。相手もそのほうがイヤだと思うので、もっと大胆に思い切ってプレーできればと思います。(同グループには)幸いにも上のカテゴリーのチームが多いですし、失うものは何もないと思います。自分たちが持っている力を前面に出せればいいかなと思います」
Q.次節もホーム開催となります。
「昨季もホームで勝てない試合が多かったですし、相手はJ2のチームですが、そういう相手だからこそモチベーションは自然と上がると思います。選手たちが必死に自分たちの力を100パーセント出し切って、なおかつ勝つことができればより自信になります。このハーフシーズンがより良いものになって、2026/27シーズンにいい形で持っていければと思います。そういう意味でも本当にいい相手ですし、次こそはホームでシーズン初勝利を飾れればと思います」
Q.前節のヴァンラーレ八戸戦は、今季の開幕戦かつザスパ群馬でのデビュー戦でしたが、試合を振り返っていかがでしたか。
「勝たないといけない試合だったので、悔しかったです」
Q.昨年の八戸との対戦では苦戦していたことをチームメートから聞いていたと思いますが、八戸の印象はいかがでしたか。
「自分は昨季、(ラインメール青森の選手として)天皇杯で八戸と対戦しましたがいいゲームができていたので、自分的には難しい相手ではないという印象でした。なので、そこは特に考えずに試合に入れました」
Q.前半には股抜きで突破するシーンもありました。
「ワイドに張る選手としては、ああいう形をもっと増やしていかないといけないので意識してやりたいですね」
Q.守備では最終ラインまで戻らないといけないし、攻撃では最前線に張って仕掛けないといけない。なかなか大変なポジションを任されていると思います。
「自分としても成長できるタイミングなので、すごく前向きに捉えてできています。続けたいです」
Q.中盤の選手など、周囲との連係はいかがでしたか。ローテーションで崩すシーンもありました。
「キャンプに入る前よりは共通のイメージを持てていると思うので、徐々に合わせていきながらやっていきたいですね。ポケットの部分を狙うのは全選手が意識を持ってやっているので、自然に入れ替わる形にはなっていると思います」
Q.八戸戦を振り返ってみて、もう少しこういうプレーができれば良かったというのはありますか。
「個人的なところだと、ちょっと(低い位置に)落ちすぎてボールを受けようとしていたので、そこは少し違ったのかなと。(他の選手のために)スペースを開けるという感覚でポジションを取らないといけないですし、改善しないといけない部分だと思っています」
Q.次節もJ2の相手になります。
「自分たちとしてはもうチャレンジャーなので、失うものはありません。思い切って積極的に仕掛けていきたいと思います」
Q.ホーム戦が続きますが、ホームスタジアムの正田醤油スタジアム群馬の雰囲気はいかがでしたか。
「芝も良くて、すごくやりやすいですし、応援してくださっている皆さんの声がよく聞こえたので、しっかりと結果で応えて勝って終われるように頑張りたいです」