FW9
青木 翔大Shota AOKI
ザスパ群馬
群馬
岐阜メモリアルセンター長良川競技場
1前半 1
0後半 1
試合終了
FC岐阜
岐阜
前半 | 後半 | 計 | データ | 計 | 後半 | 前半 |
---|---|---|---|---|---|---|
8 | シュート | 11 | ||||
4 | CK | 7 | ||||
GK | ||||||
11 | FK | 11 | ||||
オフサイド | ||||||
0 | PK | 0 |
GK 13 近藤壱成
DF 36 安達秀都
DF 43 野瀬翔也
DF 3 大畑隆也
DF 22 高橋勇利也
MF 37 瀬畠義成
MF 7 西村恭史
MF 33 櫻井文陽
FW 20 下川太陽
FW 9 青木翔大
FW 14 菊地健太
GK 21 キムジェヒ
DF 30 小柳達司
MF 5 山口一真
MF 8 山内陸
MF 15 風間宏希
MF 35 玉城大志
MF 49 小竹知恩
FW 32 河田篤秀
FW 38 小西宏登
沖田優
GK 1 茂木秀
DF 3 野澤陸
DF 20 加藤慎太郎
DF 55 外山凌
DF 22 文仁柱
MF 97 福田晃斗
MF 10 北龍磨
MF 16 西谷亮
MF 39 泉澤仁
FW 18 山谷侑士
FW 25 ブヴィクムシティオコ
GK 31 セランテス
DF 5 石田崚真
DF 40 平瀬大
MF 14 生地慶充
MF 15 山田直輝
MF 28 箱崎達也
FW 9 ドゥドゥ
FW 27 横山智也
FW 29 川本梨誉
石丸清隆
「とにかく結果がすべてで、良い時間帯があって先制できても、簡単に追いつかれてはいけないですし、追加点を許してはいけなかったです。相手のシュートは素晴らしいものでしたけど、あの状態にどういう過程でなったか、セットプレーを与える前に1つコーチングができたかどうか。そういう細かいところでゲームの結果が大きく左右したと思っています。残り試合も少なくなっている時点で、ゲームを分ける細部のところへの指導がいきわたっていない責任が自分にあるなと思っています。今の順位に甘んじてしまっていて、ファン・サポーターの方が雨の中ずっと応援してくれていたのにもかかわらず、勝利を届けられなかったので、本当に大変申し訳なく思っております」
Q.先制点は理想的な形からの得点だったと思います。
「クラブとして大事にしている“ボールを大事に攻撃できる”、そういうクラブに自分たちがなっていって、実際にああいうゴールをもっともっと取って、2点目、3点目を取れるようになっていかないといけないと思っています。そういうふうに向かっていくための非常に良い形、良い得点だったと思っています。ただ、40分過ぎの(流れが)悪くなるまでの間にもう1点取れるようにならないといけないと思っています」
Q.リードを広げるためにどういったことが大事だったでしょうか。
「1つのパスの重要性、1つのコントロールの重要性ですね。フリーでミスをしていることで相手の時間帯になったり、その何分かあとに失点につながるとか、止める・蹴るなど、攻撃の基礎となるところがまだまだ足りていないと思っています。それが足りていない、まだまだピッチで表現できないのであれば、守備の時間でもっともっとタイトにならないといけないですけど、失点の仕方がまだまだ甘さがあると思っています。ちょっと時間帯が悪いときに粘り強く、流せていないことがこの2試合は続いてしまった。でも、この2試合でできていることが続けば、FC岐阜さんが(今節の勝利で)6連勝できているのであれば、自分たちもこの先連勝できる力はあると思っているので、自分はそこに導いていかないといけないと思っています」
Q.失点につながってしまった細かいミスは、どういうふうに修正していきたいですか。
「自分の場所や相手の場所などいろいろな状況把握を、常日頃からコーチングできるようにやっているつもりですけど、ああいう大事なところでやれてこそだと思いますので、これからプロとして同じミスを繰り返さないように。正直、苦しい順位、状況ですけど、まだまだ若いチームですので、成長しながらしっかりと次の試合に勝って、1つずつ上がっていきたいと思っています」
FW9
青木 翔大Shota AOKI
Q.試合を振り返ってください。
「負けてしまった事実を重く受け止めないといけないですし、失点など、すべての部分で自分たちの甘さが出てしまった印象です」
Q.先制点までの時間帯は良い形を出せていたと思います。
「良いところは良いところであったと思いますけど、こういう結果になってしまった以上は悪いところに目がいってしまいます。良いところは継続して、悪いところは反省してということをこの時期にやるのは違うと思います。もう勝ちしか必要のない中で今日負けてしまったことは残念です」
Q.次節の相手は現在首位のヴァンラーレ八戸となりますが、チームとして共有したいものはなんでしょうか。
「技術の部分はいますぐにどうにかできるものではないので、今までどおり意識してやっていくだけだと思いますけど、甘さというのがどういうものなのか。それは練習の中にあるものなのか、日常生活にあるものなのか。自分たちはサッカー選手である以上、すべてをサッカーに懸けないといけないですし、そういう日々にすべてが詰まっていると思います。甘さを排除していかないとピッチに出てしまうので、そういうところをもっともっと突き詰めていかないといけないですし、自分自身も意識してやっていかないといけないと思います」
Q.より覚悟が必要ということでしょうか。
「降格圏に近いところにいて残留争いになってしまっていることは不本意ですけど、これで落ちてしまったらアマチュアになってしまい、Jリーガーではなくなる覚悟を一人ひとりがもっと持つべきですし、その危機感は相当あるので、もっともっとやっていかないといけないと思います」
MF7
西村 恭史Yasufumi NISHIMURA
Q.試合を振り返ってください。
「勝たないといけない試合だったと思いますし、良い形で先制して、その後もチャンスはあったので、リードしたまま前半を折り返していればまた違った展開になったかなと思います。前半の終わりに失点してしまうところが今の自分たちの力だなと思うし、もったいないですね」
Q.ご自身がアシストした先制点の場面は狙いどおりの形だったと思います。
「あそこで走るのは自分たちの決まった形でもあるし、相手のCBが思ったよりも前に出てきて食いついてくれたので、うまく背後に走れました。最後は(青木)翔大くんがゴール前にいるのは分かっていたので、そこに流し込めば決めてくれるだろうと。うまく狙いとした形だったと思います」
Q.その後、相手の時間帯になったときに苦戦してしまったという認識でしょうか。
「前半はそんなに守備の時間が長くなかったですが、そのときにうまく1回セットしたり、奪ったボールをつないで自分たちの時間にしたりすることができず、ミスが続いてしまったので、そこは本当に改善しないといけないところだと思います」
Q.残りの試合に向けて、どういう思いですか。
「自分も若手ではなく中堅になってきて、チームをまとめる、引っ張る年齢になってきていると思いますし、もっと若い選手もギラギラしてやらないといけないです。残り8試合で遅いかもしれないですけど、まだ変われるチャンスはあるので、次の試合から変わった姿を見せられるようにやっていけたらいいと思います」
DF3
大畑 隆也Ryuya OHATA
Q.試合を振り返ってください。
「自分たちの時間帯を作れた中で、相手の時間帯で簡単に失点してしまいました。勝たないといけないゲームだったので、悔しさというか、もどかしさがあります」
Q.前半はボールを持ちながら、良い形を作れていたと思います。
「自分たちがやりたいことを出せていた時間帯が多くあって、そこで先制できたことは良かったですけど、そのあと、相手の時間帯になってしまったときに簡単に失点してしまったと思います」
Q.追いつかれた時間帯で気をつけたかったところはどこでしょうか。
「押し込まれたときに自分たちで押し返す時間帯がなくて、残り5~6分ですけど、ずっと相手にハーフウェーラインよりも手前(ザスパ群馬陣内)で動かされて、後ろが重たくなってしまうという苦しい時間帯が続いて、CKで失点してしまったと思います。そこはもうちょっと押し返さないといけなかったと思います」
Q.今後の試合に向けて改善していきたいところを教えてください。
「自分たちの時間帯ではないときが少なかったとしても、そこで失点してしまうことが多くあるので、その時間帯を減らすことも1つですし、全体で押し返して自分たちの時間帯を取り戻すところが、一番改善が必要なところだと思っています。そこが改善できれば、今日の試合も引き分けや勝ちで終われたと思います。次は相手がヴァンラーレ八戸さんで、また戦い方は違うと思いますけど、自分たちの時間帯ではないときの戦い方を突き詰めないといけないと思います」
鮮やかに先制するも…
流れを引き戻せず、痛恨の逆転負け
ホームでの前節・SC相模原戦で引き分け、連敗を5で止めたザスパ群馬。この勝点1をより意味のあるものにするためにも、今節・FC岐阜戦の重要度は言わずもがな。7試合ぶりの勝利を目指し、岐阜メモリアルセンター長良川競技場に乗り込んだ。前節からの先発変更は1人のみで、高橋勇利也が4試合ぶりに復帰。直近3試合は左CBを務めていた菊地健太がワイドトップのポジションに移り、前節で途中出場から加入後初ゴールを決めた山口一真はベンチから出番を待つ。
立ち上がりは一進一退の攻防となった。お互いにボールを握って主導権をつかみたいチームとあって、ボールがよく動く展開となる。その中で群馬は、高橋と菊地を中心に左サイドを起点とし、攻撃の糸口を作ろうとするシーンが目立った。
そうやって少しずつペースをつかみかけていたところで、21分に鮮やかなパスワークから先制点を奪う。自陣でボールを動かしながら、内側のポジションを取った高橋が瀬畠義成からパスを引き出す。前を向いた高橋は裏に抜け出す西村恭史の動き出しを見逃さずにスルーパス。そして西村の丁寧なラストパスを、ゴール前に走り込んでいた青木翔大が冷静に左足で流し込み、自身のJリーグ通算300試合出場にも花を添えるゴールを挙げた。
先制点を機に出足の鋭さが増した群馬は、ゴールに向かうスピードも増し、追加点を狙っていく。しかし、その中で迎えた31分、ペナルティーエリア内でGK近藤壱成がブヴィク・ムシティ・オコを倒したとして、PKの判定。その後、主審と副審の協議によりPKは取り消されて難を逃れたが、ここから流れは岐阜へと傾いていく。群馬はそれでも集中した守備で耐えていたが、45+2分にCKから失点を喫し、リードを保ったまま前半を終えられなかった。
後半は、逆転を狙う岐阜に主導権を握られる立ち上がりとなる。両サイドからの攻撃でシュートを打たれるシーンを連続して作られた。耐えながら反撃の機会を待つ群馬は、66分に3枚代えを行う。河田篤秀、山内陸、小西宏登を投入し、前線の顔ぶれに変化を加えた。
ただ、前半のようにはチャンスを作れないままゲームは進んでいく。そして81分、文仁柱に強烈なミドルシュートを突き刺され、逆転を許してしまった。
その直後の83分に山口と玉城大志、さらに88分には小竹知恩を送り出した群馬であったが、5連勝中の岐阜は巧みに時計の針を進めていき、なかなか反撃の機会を作らせてもらえないまま、後半アディショナルタイムに突入した。
同点、そして逆転のために残された時間は5分間。しかし、決定機を作り出すことはできずにタイムアップ。7試合ぶりの勝利とはならず、18位からの浮上も果たせなかった。
文:須賀大輔(エル・ゴラッソ群馬担当)
つかんだ勝点1を追い風に
いざ、絶好調の岐阜へ挑む
5連勝中と絶好調のFC岐阜のホームに乗り込む今節は、シーズン残り2カ月を占う重要な一戦となりそうだ。
過酷なアウェイ4連戦を終えて約1カ月ぶりにホームに戻ってきた前節・SC相模原戦は、1-1の引き分けに終わり、連敗をなんとか5でストップ。内容面を見ても、「新たなスタートとして残り10試合を戦おう」という沖田優監督の呼びかけの下、マインドをリセットして戦ったことが良い影響をもたらした。
ここ最近は影を潜めていたアグレッシブさも少しずつ取り戻しつつあり、ゴールに迫るシーンを何度も作った。その良い流れの中で、相手に先制点を与えてしまったことは課題だが、退場者を出して数的不利の状況を強いられた中でも流れを引き寄せ、同点ゴールを奪ったことはポジティブに捉えることができる。夏の新戦力であり、相模原戦がホームデビューとなった山口一真に加入後初ゴールが生まれたことも好材料である。
また、アウェイ4連戦では失点がかさみ、1つの失点をきっかけに崩れる傾向も見られた守備面にも、改善の兆しがあった。ボールを奪いにいく姿勢を取り戻し、前線で奪ってショートカウンターに持ち込むシーンも作れた。最後尾からチーム全体を見守るGK近藤壱成も、その変化と手ごたえを口にする。
「相模原戦は守備がうまくいくシーンは多かったですし、前で引っかけられるシーンも多かったです。ピンチの数もアウェイの連戦時に比べれば少なかったので失点したくなかったですけど、できるようになっている部分は増えているので、それを勝点につなげていきたいです」
それでも、選手たちには勝ち切れなかった思いのほうが強く残っており、6試合ぶりに手にした勝点を、残り9試合にどうつなげていくかが大事なポイントとなる。相模原戦は出場停止で、久しぶりにピッチ外から戦況を見守った河田篤秀は「今の状況で言えば、勝ち以外は意味がないと思うので、まだ状況は変わっていない感覚でいます」と受け止め、岐阜戦に向けては冷静に構える。
「この状況を変えるために必死にやらないといけないので、必死にやるチームの強みが出る残り9試合にしないといけません。(岐阜戦では)失点をまずはしない。良い試合をするよりも、悪い試合をしないようにする。その意識が大事かなと思っています」
1カ月前を振り返れば、岐阜との順位は近かった。しかし、その岐阜は連勝を重ねて一気に浮上している。群馬も同じように、勝利を重ねて浮上のチャンスを広げていきたい。6試合ぶりにつかんだ勝点1の次は、7試合ぶりとなる勝点3を。上昇気流に乗る相手に真正面から挑み、持てるすべてをぶつける。
文:須賀大輔(エル・ゴラッソ群馬担当)
沖田 優監督
Q.前節・SC相模原戦での勝点1をどのように受け止めていますか。
「5連敗という結果を受けての残り10試合(に臨む)という中で、仕切り直しというか、切り替えて、新たなスタートのゲームとして勝ちたかったです。悔しい引き分けでしたけど、内容や今取り組んでいることを表現してくれた部分でいうと、5連敗していたチームのプレーではなかったと思います。良い部分は、切り替えて表現できたと思っています。自信を持ってやって、アグレッシブさを出してくれたら、あれくらいはできると。だからこそ、残り10試合の初戦と考えれば、勝ちたかった、勝てたなという思いが強いです。先制点を取ってもおかしくない60分間の内容、チャンス数だったと思います。
ただ、それ(先制点)を取る前に失点してしまったところが、いろいろな意味で結果的に難しいゲームになってしまいました。それでも、退場者が出る前までの内容に良かった部分があったから、相手も疲弊していたし、1人減っても十分にやれていた感じでした。その中で実際に追いつけましたし、1人少ないけど、このまま時間を過ごして引き分けで終わると考えていた選手は誰もいなかったので、そこはすごく良かったですね」
Q.勝てれば最高でしたけど、マインドの持っていき方に一定の成果を感じていますか。
「勝てなかったぶん、満足感も喜びもないですけど、ここまでの5試合とここから始まる1試合目と考えたら、だいぶポジティブに捉えてもいいんじゃないかなという部分はあったと思います。ただ、それを続けられるように、(今節は)調子の上がってきているFC岐阜としっかりと対峙して勝って、ホームに帰ってこれるようにしたいです。あと勝点27を取れるだけの試合数と時間があるので、一試合一試合、勝点3ずつを目指してやっていきたいです」
Q.岐阜は5連勝中と好調です。
「特徴とシステムとそのときの状況があるので、前の岐阜との対戦(第11節/1△1)とは違うものになると思いますし、2~3試合前の自分たちではなくて、ポジティブな面も見えてきて、次はもっと良くなるだろうという自分たちと今の岐阜との対決なので、勝機はあると思います。簡単なゲームにはならないでしょうけど、相模原戦とはまた違って、攻守ともに良いところを出していきたいと思います」
Q.前節の守備面について。
「フォーカス量を上げている守備面はどんどん良くなっていると思います。次の試合も簡単に失点しないように、1失点しても繰り返さないようにしないといけないです。相模原戦と同じようなゲーム展開であれば、先制点を取りたいです。岐阜も攻守ともにバランス良くゲームを進めているチームですけど、自分たちの攻撃の良さを出しやすい面もあると思うので楽しみですね」
Q.岐阜戦に向けて意気込みをお願いします。
「この数試合はいろいろと怖がっていたり消極的だったりしたところが、相模原戦ではなくなったので、それがどんどん良くなるような残り10試合の2試合目として、前節よりも攻守ともに良くなった自分たちを出せればと思います。岐阜も良い状態なのでどっちが勝つんだというしびれるようなゲームをして、一歩上回って勝ちたいと思います」
FW 32 河田 篤秀選手
Q.出場停止だった前節・SC相模原戦を外から見て、どう感じましたか。
「前にボールをつける意識は増したと思いますし、失ったときに必死に頑張って取り返すところもあったと思います。ただ、(引き分けに終わったため)まだ状況は変わっていない感覚でいます」
Q.残り10試合を切ったタイミングで大事になるのはどんなことでしょうか。
「今の立場的には、自分たちが優位な部分もあると思います。上位チームは残りの試合数と順位と勝点をすごく意識して戦ってくると思うので、堅い試合も増えるかなと。その中で自分たちは堅い試合をやっている場合ではなく、この状況を変えるために必死にやらないといけないので、必死にやるチームの強みが出る残り9試合にしないといけません。がむしゃらさやハードワーク、バトルの部分では絶対に勝たないといけないです」
Q.出場停止が明ける今節・FC岐阜戦に向けて。
「声かけは増えてきていると思いますけど、まだまだ厳しい声は少ないので、そこは自分が。言うなら自分がミスできないとか、自分が一番良いプレーをしないといけないという責任も出てきて、自分のためにもなると思いますので、厳しい声かけをしつつ、プレーの質を上げていければいいと思います」
Q.岐阜は5連勝中と好調です。
「失点をまずはしない。良い試合をするよりも、悪い試合をしないようにする。その意識が大事かなと思っています。失点がなければ相手のほうが焦りも出るだろうし、自分たちのスタイル的にも相手を走らせられると思うので、後半に有利になると思います。それまでは我慢強くやれればと思います」
Q.阪南大学の後輩である山口一真選手について。
「一緒にプレーできるのは楽しみですね。まだ、感覚的には(本来の)一真の感覚に戻っていないと思いますし、もっとできると思います。アイツの状態が良くなれば、なるだけ攻撃は必ず良くなりますし、自分のところにもボールが来ると思います。できれば2人で真ん中でプレーしたいですけど、アイツがピッチにいるだけで十分ですね」
DF 14 菊地 健太選手
Q.ここ3試合は先発出場が続いています。
「全然満足はしていないです。結果は1分2敗ですし、アシストもできていないので、納得はいっていないです」
Q.前節・SC相模原戦は勝点1となりました。
「勝ち切れなかった思いが大きいです。ホームのファン・サポーターの方々の声援もあって、1人退場してしまいましたけど、同点に追いつけたあともチャンスはあったので、勝ち切りたかったです」
Q.外から見ている時期も長かった中、ここ3試合ピッチに立ってみて感じていることはどんなことですか。
「後ろからのビルドアップはみんなうまいですけど、攻撃のスイッチになるようなパスやクロスの精度(が足りなかったり)、人を追い越す動きが少なかったと思っていたので、自分が入ったときはそこを出そうと思っていました。ただ、まだ質が伴わないので、どんどん質を上げていかないといけません。あと9試合しかないので、そこで何アシストできるかなというところだと思います」
Q.その「質」とは、個人の部分ですか。
「そうですね。相模原戦も5本くらいクロスを上げましたけど、味方に合ったのは1本だけだったので、もっと際どいクロスを上げられるようにやっていきたいです」
Q.失点が続いている守備面も、相模原戦は改善が見られたと思います。
「相手陣地ではマンツーマンで行く守備をしていて、それが(第27節)ギラヴァンツ北九州戦と(前々節)ガイナーレ鳥取戦はあまりうまくハマっていなかった印象です。相模原戦は前線の選手が頑張ってくれてボールを奪ってチャンスになるシーンもあったので、そこで決め切りたいです。あとは、攻め込まれたときの守備も、(最終ラインは)5枚ですけどただ5枚が並ぶのではなくて、ボールに行くところは行かないといけないので、そこは突き詰めないといけないと思います」
Q.今節の相手・FC岐阜は5連勝中と好調です。
「相手はすごく勢いに乗っていると思うので、そこで負けずに、アウェイですけど勢いで圧倒できればと思います。残り9試合、全部勝つつもりでやっていきたいです。下を見ずに上を見てやっていければと思います」
GK 13 近藤 壱成選手
Q.前節・SC相模原戦での勝点1の受け止め方について。
「勝てなかった思いが強いですね。でも、先制されて、(退場者が出て)1人少なくなってという難しい状況でも1点取れたことはこれまでとは違うと思いますし、連敗を止められたという意味では大きな勝点1だと思います。ただ、あれくらいの試合ができるけど勝てないという状況が続いているから、今この順位(18位)にいると思うので、あれくらいの内容ができるなら勝ちたいですし、先制点を取るまでどれだけ耐えられるかというところでやられてしまったことはすごく悔しいです」
Q.約1カ月ぶりにホームで迎えた相模原戦は、それまでのアウェイ4連戦に比べてアグレッシブさが戻ってきたと感じました。
「守備の行き方がちょっと変わったおかげで、相手に対してゴール方向から人が出てこられるようにできたことが、アグレッシブさにうまくつながったと思います。もっと足を振っても(シュートを打っても)いいと思いますけど、これまでと比べればミドルシュートの意識はあったし、実際、(山口)一真くんのゴールもエリア手前くらいから振ったから入ったと思うので、そういう部分は少しずつ良くなっていると思います」
Q.相模原戦からの残り10試合に臨むにあたって、“リセットして戦おう”というマインドが良い方向に作用した感覚はありますか。
「気持ちを新たに、『開幕戦の気持ちで』という話をしていましたけど、だからこそ勝ちたかったですし、この勝点1をどう積み上げていけるのかと。2試合、3試合やって、勝点を『4』、『7』と増やしていけたら、連敗を止められたこともすごく大きな意味を持つと思うので、次の試合が大事かなと思います」
Q.今節は好調・FC岐阜のホームに乗り込みます。
「岐阜もずっとうまくいっていなかった中で(今は)5連勝していて、好調なチームには好調なチームなりの理由があると思うので、その流れに持っていかれないようにしたいですし、アウェイでは入りが良くなかった試合が多かったので、そこは意識したいです。先制点を取れるかどうか、取れるまでは耐えられるかどうか、そこもすごく大事だと思います。個人としては、クリーンシートが全然できていないので、相手のファーストチャンスをどれだけ止められるかを意識してやっていきたいと思います」
Q.この現状と順位を踏まえて、どういうマインドでやっていくことが大事になると考えていますか。
「自分のことで言えば、ここ10試合近くの感触は悪くないです。でも、それが勝点につながっているかというとそうではなく、ここからの試合で自分が良くなってきていると感じている部分をどれだけ勝利につなげられるか。そこは自分自身に期待したいですし、それができればおのずとチームも勝てると思いますし、勝利をもたらせる選手になれると思います。意味のある9試合にしたいですね」