FW9
青木 翔大Shota AOKI
ザスパ群馬
群馬
Axisバードスタジアム
0前半 0
1後半 3
試合終了
ガイナーレ鳥取
鳥取
前半 | 後半 | 計 | データ | 計 | 後半 | 前半 |
---|---|---|---|---|---|---|
3 | シュート | 15 | ||||
3 | CK | 4 | ||||
GK | ||||||
12 | FK | 12 | ||||
オフサイド | ||||||
0 | PK | 0 |
GK 13 近藤壱成
DF 36 安達秀都
DF 30 小柳達司
DF 3 大畑隆也
DF 14 菊地健太
MF 27 藤村怜
MF 7 西村恭史
MF 33 櫻井文陽
FW 20 下川太陽
FW 32 河田篤秀
FW 18 田中翔太
GK 21 キムジェヒ
DF 43 野瀬翔也
MF 5 山口一真
MF 8 山内陸
MF 15 風間宏希
MF 37 瀬畠義成
FW 9 青木翔大
FW 38 小西宏登
FW 48 中島大嘉
沖田優
GK 31 高麗稜太
DF 16 丸山壮大
DF 17 松本太一
DF 3 永野修都
DF 6 温井駿斗
MF 11 東條敦輝
MF 14 普光院誠
MF 34 曽我大地
MF 21 河村匠
FW 10 富樫佑太
FW 19 三木直土
GK 39 櫻庭立樹
DF 8 田中恵太
DF 77 橋本清太郎
MF 7 小澤秀充
MF 13 清水祐輔
MF 32 伊川拓
MF 42 金浦真樹
FW 18 半田航也
FW 37 舩橋京汰
林健太郎
「アウェイ戦が4つ続いている中でも、毎試合来てくださっているファン・サポーターの方もいらっしゃいました。この悪天候になった中でも最後まで一緒に戦い続けてくれましたが、相手に3点の先行を許してしまい、1点しか取れず、今日も勝ちを見せられなかったことが、とにかく悔しいという一言につきます。選手たちに対しても、自分のチーム作りの過程の中で、もっと得点を取らせてあげたいし、もっと失点をしないチーム作りをしなきゃいけないところですが、結果としてそれを提供できていないところに大きな責任を感じています。選手たちがトライして、そこで奪われたところからカウンターを受けるという形での失点が多かったのですが、それについては選手たちを責めるつもりはまったくありません。勇気を持ってよくトライしてくれたと思っています」
Q.前節・ギラヴァンツ北九州戦は1失点のみでしたが、今節は失点が3つ重なりました。原因はどういうところにありましたか。
「自分たちの攻撃、ボールを持った直後の失点が多かったです。前半も、逆にボールを持っていかれて自陣での守備が増え、自分たちが望んでいたゲーム展開ではない時間も長かったですが、そうした時間に失点したわけではありませんでした。攻撃から守備に切り替わった瞬間での形が多く、前節の1失点と今回の3失点では、種類も違います。今の自分たち、ザスパの攻撃スタイルから考えれば、今日の失点は、悔しさの大きい3失点でした」
Q.その一方で、課題でもあった早い時間での失点はありませんでした。
「そうなってしまった時間帯でも、少し堅くできるよう、先週と今週で少し意識を高めていました。そうした(相手に主導される)ゲーム展開には限りなくしたくないというのは自分たちのスタイルですが、そうなってしまったときの粘り強さや堅さは、少しは表現できたのではないかと思っています。ただ、根本的に、そうした時間を多くしたくないので、不本意なゲーム展開だったと思っています」
Q.攻撃に関しても、悔しさがあったと思います。修正したいと感じている部分を教えてください。
「自陣での守備の時間は今までになく多かったですし、攻撃でも相手のペナルティーエリア内にボールを供給できた回数が少なかったです。攻守ともに、自分たちのスタイルが多くの時間で出せない試合になってしまいました。ホームに帰る次節(SC相模原戦)は、今一度、自分たちの時間帯を増やし、次こそ勝てるように1週間準備していきます。選手たちもショックが大きい状態だと思いますが、もう一度みんなで顔を上げて、次は絶対に勝ちたい。試合後、ゴール裏のファン・サポーターの方たちからの激励が大きく響きました。もう一度、自分たちのスタイルを出せるよう注力していきます」
FW9
青木 翔大Shota AOKI
Q.試合を振り返って、いかがでしたか。
「悔しい。その一言に尽きます。ファン・サポーターの方があれだけたくさん来てくれた中で、申し訳なさ、不甲斐なさを感じる試合になってしまいました」
Q.難しい天候の中でのゲームでしたが、どういったところに課題を感じましたか。
「天候は関係ありません。もう、すべてです。すべてが僕たちにはまだまだ足りないです。この時期に『まだまだ足りない』と言っているのがおかしいですけど、すべてが足りません」
Q.3失点したあと、ご自身のゴールで1点取り返すことができました。
「でも、負けているという事実は変わりません。(64分に)僕が入ってからも残り時間は25分ほどあったと思いますが、その中でも逆転にもっていけなかったことは、本当に力のなさ。チームを助けられなかったところで、ファン・サポーターの皆さんには本当に申し訳ない気持ちです」
Q.苦しい中でも、この試合で得られたものがあれば教えてください。
「チームとしては、今日も負けてしまいましたが、苦しい時期は必ずあるものだと思います。沈んだ分だけ高く行けると思うので、今はそのための準備期間だと捉えるしかないです。ずっとそう言ってはいられませんが、無理矢理にでも前を向いてやるしかないと思っています。ただ個人としては、数カ月出場機会がさほどない中で、今日は25分ほど出られたことは収穫だったと思います。公式戦でしか(味わえ)ない緊張感などもありますので、今日はミスも多かったですが、ゴール前でボールに触れたことも、ポストプレーでボールを受けられたところもプラスでした。ミスはしてしまいましたが、その精度を上げていく作業をよりイメージできたことが収穫でした」
Q.アウェイ戦が4つ続きましたが、次はようやくホームで試合を迎えられます。次節・SC相模原戦に向けた今の気持ちを聞かせてください。
「もう過去は変えられませんし、これから変えられるのは未来だけです。自分たちがどのように1週間を過ごすのかということは大事になってきます。口で言うのは簡単ですが、本当に目の色を変えて毎日練習をやらないといけないと思いますし、もしそれができない選手がいるのであれば、僕が言うなり行動で示すなりして、もっともっとチームに厳しさを持たせなければいけない。この時期に甘さがあるというのはダメなところで、そこがまだまだこのチームには足りないところなので、もっとやっていきます」
FW48
中島 大嘉Taika NAKASHIMA
Q.まずは、負傷からの復帰戦を迎えられた今のお気持ちを聞かせてください。
「ザスパに6月末に移籍してきて、ザスパはJ3にいるようなチームじゃないと思っています。そんなザスパが今、苦しいチーム状況で、そこにまったく力になれていない自分がもどかしくて、悔しくて、情けなくて。そういう3カ月弱を過ごしてきたので、もちろん他の選手も強い思いを持っているとは思いますが、この1試合に懸ける思いはすごく大きなものでした。ですから、勝てなくて本当に心の底から悔しいです」
Q.苦しい展開の中、その思いを表現されるアシストがありました。
「1-3で負けた試合の1点をアシストしたところで、自分に何の価値があるのだろうかという思いしかないです。今は、アシストしたことよりも、あと3点取れなかったという思いしかありません」
Q.これからさらにご自身のコンディションも上げていくと思います。次節・SC相模原戦に向けて、意気込みを聞かせてください。
「サッカー的なところはチームメートといろいろ話したところもありますが、今一番思っているのは、みんなで勝ちたい。ファン・サポーターと選手、ザスパ群馬のみんなと一緒に勝ちたい。どんなプレーがしたいとかはなくて、自分のゴールでこれからの10試合を勝つという思いだけです。なりふり構わず、勝つ。這ってでも、この1試合で死んでもいいぐらいの思いで準備します。特に自分は、『ホームだから応援してください』と言えるような立場にありません。それでもスタジアムに来てくださるファン・サポーターの皆さんに、何がなんでも勝利を届ける。みんなで一緒に勝つ。そして、その勝利をつかむのは、俺のゴールで。今考えられるのは、それだけです」
後半序盤に3失点
流れを断ち切れず、痛恨の5連敗に
4連敗と、苦しい状況が続いているザスパ群馬。遠く鳥取の地にも駆けつけたファン・サポーターの力強い声援に迎えられ、アウェイ4連戦目の会場となるAxisバードスタジアムに入った。
スターティングメンバーは前節・ギラヴァンツ北九州戦から4名変更。大畑隆也、櫻井文陽、河田篤秀、田中翔太が先発入り。田中にとってはルーキーイヤーの昨季を過ごした古巣との一戦となる。また、6月にコンサドーレ札幌から育成型期限付き移籍で加入した直後に負傷していた中島大嘉と、8月に松本山雅FCから期限付き移籍で加入した山口一真が、それぞれ加入後初のメンバー入りを果たした。
直近4試合中3試合で先制点を献上しているザスパ群馬。課題となっていた立ち上がりの守備面については、開始早々に自陣でガイナーレ鳥取に与えたFKをGK近藤壱成が落ち着いて対応すると、17分にはゴール方向へと向かった菊地健太のクリアボールがポストに当たって近藤がキャッチ。さらに25分には、鳥取の丸山壮大にペナルティーエリア内でシュートを打たれたが、ここも近藤が好セーブを披露して、風下に回っていた前半を無失点で抑えた。
また攻撃面でも、相手ゴール前で多くの好機を作ることができず。序盤の自陣最後尾からドリブルで持ち上がってクロスを入れるシーンは相手に阻まれ、河田のシュートシーンも相手にブロックされた。前半のボール支配率は、鳥取の61%に対して群馬が39%。相手に主導権を握られる格好になった。
しかし、スコアレスで迎えた後半立ち上がり、自陣ペナルティーエリア手前でのビルドアップを普光院誠にカットされると、最後は富樫佑太にゴールへ流し込まれた。1点を追う展開の中、55分には自陣低い位置から前へ蹴り出したボールを奪われると、普光院にミドルシュートを決められてしまう。さらにそのわずか3分後には、スルーパスから抜け出した普光院に3点目を奪われた。
途中出場した選手も含め、流れを変えようと相手ゴール前に向かう群馬。風間宏希が上げたクロスのこぼれ球に櫻井が右足を合わせるシーンなどもあったが、なかなか得点を奪えない時間が続く。
それでも84分、風間の浮き球のパスを、移籍後初出場となった中島が前線で相手DFを背負いながらワンタッチでエリア内へボールを入れると、反応した青木翔大が右足で押し込んで1点を返した。
しかしそれ以上の得点は叶わず、タイムアップ。1-3で、悔しい5連敗を喫した。5試合ぶりにホームへ戻る次節・SC相模原戦こそ勝利をつかみ、この流れを断ち切りたい。
文:前田カオリ(エル・ゴラッソ)
乗り越えたい“立ち上がり”
そして風向きを変える1勝を
苦しい戦いが続いている。アウェイ4連戦の3試合目となった前節・ギラヴァンツ北九州戦は、開始5分にリードを奪われると、0-1のまま敗戦。連敗は『4』に伸び、順位は17位に後退。トンネルの出口が見えていない状況だ。
この4連敗を振り返って目につくのは、早い時間に先制点を奪われていること。先制できた前々節・FC琉球戦を除く3試合は、開始10分以内に失点を喫しており、ゲームの主導権を握られてしまっている。いくら得点力に自信を持っていたとしても、開始早々の失点は相手にエネルギーを与えてしまうだけに、要改善点となる。
加えて、直近4試合で計8失点という現状を踏まえ、先週に引き続き、今週も守備に重きを置いたトレーニングが増えている。今節・ガイナーレ鳥取戦こそは堅い守備を取り戻すことに期待したい。ここまで18試合に出場している大卒ルーキーのCB野瀬翔也は「たまたま4連敗しているわけではなく、必ず理由があると思います」と現実を受け止め、「自分を含めて、後ろの選手が締めて、立ち上がりの失点をしてはいけないです。そこはもっと責任感を持って、自分がやらないといけないと思っています」と改善を誓う。鳥取はリーグで2番目に得点が少ないチーム。その相手を完封し、勝利につなげられるか。
今節が終わると、いよいよリーグ戦は残り10試合となる。いろいろなことが気になってくる時期となるが、今のザスパ群馬に必要なのは、目の前の試合に集中し、どこのチームよりも勝利を欲する姿勢である。2022年に二度目の加入を果たして以降、このクラブの浮き沈みを知る風間宏希は、ネガティブな感情を排除して平常心で目の前の試合に臨むことが大事だと強調する。
「順位を気にするのは試合が終わったあとでいいです。試合が始まるときは、その試合に勝つことだけを考えてやる。下を見ても、上を見ても何も変わらないので、本当に1試合に懸けることが大事だと思っています」
4連敗という事実、17位に沈んでいるという現実は変えられないが、今節を含めた残り11試合の勝敗は、自分たち次第でいくらでも変えられる。「知っている選手は結構いますし、(Axis)バードスタジアムで試合をできればうれしいですけど、今は自分たちの状況をしっかりと理解して、このチームの勝利のために結果を残したいと思います」と話すのは、今節が古巣戦となる田中翔太。
アウェイ4連戦の最後の試合で5試合ぶりの勝利を収め、ホームに帰って来られるか。今後の流れを大きく変えるきっかけとなるはずだ。
文:須賀大輔(エル・ゴラッソ群馬担当)
沖田 優監督
Q.今週は完全非公開でのトレーニングとなりましたが、チームの雰囲気はどうですか。
「勝てない時期、連敗が続く時期は指導者経験の中で何度かありますけど、チームは生き物なので良い時期、悪い時期があるのは当然だと思います。でも選手たちは(今の時期を)自分たちの成長過程の一部というか、この時期をどう過ごして、どう振り返って、どうレベルを上げていくか、と捉えてくれているように感じています。ある意味、苦しければ苦しいほど、もっと守備をできるように、もっと攻め切れるようにと、今は課題を明確に感じやすい時期だからこそ、成長できるチャンスでもあるとみんなが考えていると感じています。
チームは生き物という意味では、2連敗、3連敗、4連敗と連敗を重ねるほどに、崩れやすい雰囲気がにじみ出て大崩れしているという感じは全くなく、むしろ、より課題を感じてくれて、選手の要求も良い意味で増えてきているし、僕自身も今まで以上に攻守ともに要求しています。チームでの要求レベルが上がった中で練習できていて、良い緊張感があるので、ここをしっかりと乗り越えて1個勝つことで、今まで以上に1勝したときの伸び率、成長率は大きく跳ね上がるんじゃないかなと思っています。
次の試合も、前の試合以上に期待しているし、今の選手たちは意欲があって、向上心が上がっている選手はかなり多いので、チームの取り組みの過程やベクトルを見ていて自信はあります。ずっと勝てないんじゃないかという不安などは全くなく、むしろ自信があるというか、1個の勝利をきっかけにさらに大きく成長できると見ています」
Q.第25節・カマタマーレ讃岐戦や前節・ギラヴァンツ北九州戦のように、早い時間帯での失点が気になります。
「自分たちの今までの複数得点の多さで言えば、早々に失点しても慌てる必要はないですけど、今は失点してしまったときに、どうしてもまだ勝ちがついてきていないので、ピッチ上での自信が一瞬、乱れる瞬間があるのは事実だと思います。でも、それさえなければ、これだけ複数得点できているチームはないですし、そこで慌てないとか、失点を減らせる守備力をつけられれば、普通に自然と勝てるだけの得点数はあると思います。そういう意味では、先週も今週も守備のトレーニングの量は増やしていますし、前節も良くないところがあったので、守備のところを修正しつつ、攻撃力の向上との同時進行をしていかないといけないと思います」
Q.現在は悔しい4連敗中ですが、アウェイ4連戦の最後となる今節・ガイナーレ鳥取戦で勝利を収めて帰って来られるかどうかで、今後が全然違うと思います。
「選手たちの要求が上がっている中での1勝という大きさもあるし、これだけアウェイにも来続けてくれているファン・サポーターのためにも、いい加減勝ってホームに戻るぞという意味でも、いろいろな意味で重要な1試合だと捉えています」
MF 15 風間 宏希選手
Q.4連敗という現状について考えていることはありますか。
「結果が出ていないのでネガティブになりがちで、どちらかというと課題はたくさんあると思いますけど、負け方はちょっとしたところが(原因の試合が)多いと思います。自分たちの精度の低さはあるけど、攻めることができていないわけでもないので、今はそこの精度、点を取るところにこだわらないといけないです。守備にも練習時間を割いていますし、一人ひとりが共通認識を持ちながらやれれば勝利は見えてくると思います」
Q.序盤戦にも勝てない時期を経験しましたが、そのときとはまた違う感覚ですか。
「今のほうが敵陣までボールを運ぶ回数は増えていますし、ペナルティーエリア内に入る回数も多いと思います。自陣で引っかかってショートカウンターをされるシーンは少なくなってきていて、そこの成長というか、敵陣まで入っていく回数は多くなってきたと思います。ただ、相手が引いてくることも多くなったところもあって、最後の崩すところの精度の低さは出ているので、次の壁にぶつかっていると感じています」
Q.先制点を取れればだいぶ違いますね。
「絶対に違うと思います。(リーグ戦再開初戦の第23節・)FC大阪戦は先に取れて、そこから手堅くゲームを運べました。だからこそ、先制点は欲しいですね」
Q.こういう時期に大事なことはなんでしょうか。
「頭がクリアでないと、良いプレーはできないです。もちろんネガティブになるところもありますけど、試合前にはその感情を捨てて、本当にその試合で自分の100%できることをやるということに切り替えて、平常心でやることが大事だと思います」
Q.チームとしてのブレはないですか。
「そこはないですね。あとは、誰しもが失点数の多さは課題だと思っているので、今はそこにみんなで取り組んでいるところです」
Q.順位についてはどう考えていますか。
「順位を気にするのは試合が終わったあとでいいです。試合が始まるときは、その試合に勝つことだけを考えてやる。下を見ても、上を見ても何も変わらないので、本当に1試合に懸けることが大事だと思っています」
FW 18 田中 翔太選手
Q.4連敗という現状をどう受け止めていますか。
「リーグ戦で4連敗していることは事実として出ています。自分も前々節・FC琉球戦でメンバーから外れて、前節・ギラヴァンツ北九州戦も残り10分くらいしか出られていない状況なので、今は自分がチームの勝利にどう貢献するべきなのかを考えてプレーしています」
Q.勝ち切れない理由はどこに感じていますか。
「前節は無得点でしたけど、その前の4試合くらいは2得点できている試合もありました。ただ、そのぶん失点もしてしまっています。それは守備面の一人ひとりの甘さや、相手よりも戦う、走るという基本的な部分で負けているからだと思っています。まずは、相手よりも走って、戦って、一人ひとりがチームのためにやることをもっと意識してプレーできれば失点はしないだろうし、その上で自分たちがやっている攻撃的なサッカーをゴールという形にできれば勝てると思います」
Q.ウイングトップのポジションにフィットしてきた感じは伝わってきます。
「最初は慣れないことが多かったですけど、ゴール前に走っていくこと、上下の運動量、走る、戦うところは自分の武器なので、そこの動き方は段々フィットしてきたと思っています。ただ、ミスというか、プレー精度が結構欠けていたので、そこは自分自身で課題だと認識しています。プレー精度をもっと上げるために普段から意識しないと試合には出続けられないですし、試合に出続けるためには結果が一番だと思うので、ウイングトップで出てもFWという気持ちでゴールを狙い続けていきたいと思います」
Q.今節は古巣のガイナーレ鳥取と対戦します。
「在籍していたのは昨季だけですけど、同期も多く、知っている選手は結構います。(Axis)バードスタジアムで試合をできればうれしいですね。でもやっぱり、相手が鳥取だからというわけではなく、今は自分たちの状況をしっかりと理解して、このチームの勝利のために結果を残したいと思います」
DF 43 野瀬 翔也選手
Q.4連敗という現状についてどう感じていますか。
「厳しい状況に変わりはないですし、たまたま4連敗しているわけではなく、必ず理由があると思います。でも、それは選手が変えるしかないと思うので、一日一日の練習からもっと厳しくやっていかないといけないと思っています」
Q.早い時間帯での失点が少し目立ちます。
「自分を含めて、後ろの選手が締めて、立ち上がりの失点をしてはいけないです。そこはもっと責任感を持って自分がやらないといけないと思っています。組織的な守備のところは練習から取り組んでいますけど、自分のところから味方を動かすコーチングなど、個人戦術がまだ自分には足りていないと思っているので、もうちょっとそこに目を向けてやっていきたいです」
Q.最近は、守備のトレーニングを増やしていると聞きます。
「それはここ数試合での失点の多さや、守り切るところで守り切れていないところがあるので仕方ないことだと思います。守備に時間を割いているにもかかわらず失点が続いてしまっていますが、そこは自分たち選手の意識でまだまだ変えられると思います」
Q.今節・ガイナーレ鳥取戦はアウェイ4連戦の最後の試合となります。
「本当に勝つしかないですね。もう毎試合言っていますけど、本当に勝たないといけないです。この前(前節・ギラヴァンツ北九州戦)は北九州まで本当にたくさんの方が来てくれましたし、ザスパークのパブリックビューイングにも本当に多くの方が来てくれていると聞いています。ザスパが勝てばその人たちを喜ばせることができると思うので、しっかりと勝って、笑顔で帰ってきたいです。その次はホームなので、良いリズムを作れるようにまずは1つ勝ちたいと思います」