MF19
モハマド ファルザン佐名Faruzansana MOHAMADO
ザスパ群馬
群馬
正田醤油スタジアム群馬
1前半 2
1後半 1
試合終了
鹿児島ユナイテッドFC
鹿児島
前半 | 後半 | 計 | データ | 計 | 後半 | 前半 |
---|---|---|---|---|---|---|
13 | シュート | 13 | ||||
8 | CK | 8 | ||||
GK | ||||||
10 | FK | 8 | ||||
オフサイド | ||||||
0 | PK | 0 |
GK 13 近藤壱成
DF 36 安達秀都
DF 30 小柳達司
DF 3 大畑隆也
DF 22 高橋勇利也
MF 37 瀬畠義成
MF 7 西村恭史
MF 8 山内陸
FW 18 田中翔太
FW 32 河田篤秀
FW 19 モハマドファルザン佐名
GK 21 キムジェヒ
DF 14 菊地健太
DF 43 野瀬翔也
MF 15 風間宏希
MF 35 玉城大志
MF 49 小竹知恩
FW 9 青木翔大
FW 10 髙澤優也
FW 38 小西宏登
沖田優
GK 1 藤嶋栄介
DF 44 青木義孝
DF 21 相馬丞
DF 7 千布一輝
DF 3 杉井颯
MF 73 田中稔也
MF 8 藤村慶太
MF 27 山口卓己
FW 18 河村慶人
FW 13 近藤慶一
FW 20 圓道将良
GK 16 山内康太
DF 23 小島凛士郎
DF 29 岡崎慎
MF 5 ジョアオ
MF 14 吉尾虹樹
FW 9 アンジェロッティ
FW 10 武星弥
FW 11 福田望久斗
FW 36 米澤令衣
相馬直樹
「夏休みにホームでできるゲームとして、先制したゲームではありましたけど、最終的に逆転を許して負けてしまったことを非常に悔しく思っています。ホームで今まで勝ちが少なく、7分けと引き分けが多すぎるので、勝利をとにかく届けたい。夏休みの子どもたちに勝利を見せたいと、選手たちにも話してロッカーを出たわけですけど、それが実現できなかったことが悔しかったです。その結果にもかかわらず、最後にファン・サポーターの皆さんがブーイングの量よりも断然、応援の声が大きく、強く歌を歌ってくれて、『次こそは勝てよ』という歌に聞こえました。夏休みに迎える次のゲームで、その声援や後押しを力に変えて、子どもたちに向けて勝利を届けられるようにと強く思いました。
内容的には、前半は特に自分たちのスタイルとしてはイージーなミスが多すぎたというのが、振り返ってみればこのゲームを難しくした一番の要因ですし、最終的に負けた要因だとも思っています。(ミスが)多かったですし、点を取った直後に、このゲームの中で一番ミスの多い時間帯を迎えてしまったので、それであっという間に1-2になってしまったことが、もったいなさすぎるゲームだったと振り返っています。
トータルで言えば、シュート数やCKを取った数、ボールを動かしている時間とか、攻撃では上回れていたのにもかかわらず、相手のほうが1点多かったのが非常に悔しいところですし、相手のカウンターや奪ったあとの縦への推進力はリスペクトしないといけないゲームだったと思っています。非常に悔しい敗戦でした」
Q.よい部分が出せれば点を取れるし、ミスが出れば失点してしまうし、今季のここまでを凝縮したようなゲームだったように感じました。
「そんな感じのゲームだったと思いますけど、前半戦の鹿児島ユナイテッドFC戦よりはプレスを受けずにはがせるところまでいった回数は多かったですし、進化した形は見せつつも、結果的には負けてしまったという意味では前半戦に近いようなゲームでもあったと思います。なので、結果としては非常に残念だなと思っています。ただ、全体の積み上げや守備面でやれるようになってきている部分、良くなっている部分も表現できていたと思うので、いい点、悪い点の両方があったと思います」
Q.先制した直後の失点場面は選手たちが慌てていたように映りましたが、監督にはどのように見えましたか。
「自分たちの攻撃的なマインドをプレーで表現するという意味では、メンタリティーはすごく大事だと思っています。実際に点を取ったあとにいつもならば、ないミスが1回、2回と続いたあとに少しそういう部分が出てしまった。非常にもったいない10分間だったなと思っています」
Q.その理由は、チームとしての若さなのか、最終ラインの統率力の部分なのか、どのように感じていますか。
「全体的には若いチームですけど、ここまでも自分が提示していることに対しては怖がらずに勇気をもってやってくれていますし、選手たちが自信をもって取り組んで、成長していると思っています。ただ、90分の中で“こういう時間帯だからどういうプレーをする”というようなゲームのアヤという部分に対しては、まだまだ経験を積んでいかないといけない部分はたくさんあると思います。でも、それは自分たちのスタイルを信じてやり続けてこそ獲得できる経験値だと思いますので、それを繰り返して引き続きやっていきたいと思います」
Q.残りの試合を勝ち切っていくために必要だと考えていることを教えてください。
「自分たちとしては攻撃のマインドを大事にしているので、もっともっとミスを減らさないといけない。それで前半も追いつかれるのではなく、自分たちが2点目を取るところまでのプレー精度を追求し続けていかないといけないと思っています」
Q.守備力を高めれば、勝点を拾えるようなシーンもあるかと思いますが、そのあたりはどのように考えていますか。
「2失点したところは、普段はしないようなイージーミスや、目の前のパスを奪われるところを見れば、守備力がどうこうよりも単純に攻撃力の足らなさで生まれた失点だと思っているので、そこの2失点を振り返って、守備を強化すれば勝てるものではないと思っています」
MF19
モハマド ファルザン佐名Faruzansana MOHAMADO
Q.仕掛けて相手を抜くシーンを多く作れていたと思います。
「ボールを受けて仕掛けることは自分の武器なので、そこは自分が一番にやらないといけないことで、その回数が今日は多かったので仕掛けに関しては良かったと思います。味方が自分の特徴を理解してくれて、いい形でボールをつなげてくれるシーンは増えていますし、そこはいいところだと思います」
Q.前半は河田篤秀選手とコミュニケーションを取りながら、CKでうまく変化をつけられていたと思います。
「相手が自分のところに来ないというか、かなり中をケアしていたので、そこは状況次第で使い分けようと監督からも言われていて、何回かチャンスがあったと思うので、1本は決めたかったですね」
Q.2点目は裏への抜け出しがゴールにつながりました。
「裏を狙うことはずっと言われていて、そのタイミングを試合中にずっと図っていました。(高橋)勇利也選手からいいタイミングで来ると顔が上がった瞬間に思ったので、アイコンタクトして、(ボールを)受けてからは自分で行こうとも思いましたけど、中で(髙澤)優也くんが待っていたので、シンプルに使ったほうがいいと思い、点につながって良かったですね」
Q.今後に向けてはいかがでしょうか。
「ホームで絶対に勝ちたいので、この中断期間にみんなでもう一度合わせて、次のホームゲームでは絶対に勝てるようにしたいと思います」
DF30
小柳 達司Tatsushi KOYANAGI
Q.このスコア、結果をどう受け止めていますか。
「勝ちたかったです。スコアうんぬんではなく、負けたことがすべてだと思います」
Q.積み上げられている部分と、課題として残る部分の両面が出た試合だったと思います。
「できていた部分はもちろんありますし、ここ数試合はいい流れでゲームを進められていることは多いので、そこは自分たちのスタンダードであり続けていかないといけないと思っています。ミスが起きてからのリアクションやカウンター対応、ミスが連続してしまうところは、自分たちのサッカーにおいては、助けられればいいですけど、そこでいい方向にいっていないと思うので、難しいですけど、改善していくしかないと思います」
Q.前節は最後に勝ち切れず、今節は接戦を落としてしまうところは、常々、話されている“結果にこだわる”部分がまだちょっと足りないと感じます。
「それがちょっとなのか、ちょっとじゃないかは分からないですけど、その繰り返しなので、もしかしたら大きな成長をしていかないとそれがなくならないですし、そもそも、試合だけ頑張っても勝てないと思うので、練習から、日常から、クラブハウスに来る前のところからフォーカスしていかないと難しいと思います。ピッチの中では苦しいときに走らないといけないので、改善できていない部分は、まだまだ自分を含めて多いかなと思います」
Q.この中断期間を良い時間にするためには、何が必要でしょうか。
「求められていることはあるので、サッカーの部分はそこにフォーカスしないといけないですし、それは当たり前ですけど、全員が自分をしっかりと見つめ直して、サッカーに対して、チームに対しての部分にもフォーカスしないといけなくて、サッカー選手としても人としても見つめ直さないとクラブには貢献できないし、人としても大きくなれないと思います。そこをみんなにやってほしいし、自分はやっていこうと思っています」
FW18
田中 翔太Shota TANAKA
Q.群馬に加入後、初ゴールとなった先制点について。
「セットプレーからのゴールでしたけど、群馬に来てからの初ゴールでうれしい気持ちもありましたけど、遅すぎるゴールなので、自分が思っていたスピード感ではなく、“やっと”という感じ。1点目は取れたので、ここからどんどん量産して、次はチームの勝利に導けるゴールを取りたいと思います」
Q.自分たちのサッカーはできている部分もあったと思います。
「3失点してしまって、2得点に終わってしまっているので、3点、4点、5点と取るチャンスがあった中で決め切れないと、攻撃的なサッカーをすると言い続けている中で、2点では足りなかったと思います」
Q.先制後の時間帯についてはどう感じていますか。
「得点後ははっきりプレーするとか、失点してもまだ時間はあったので慌てずにプレーすればいい形のゲームはできたと思います。だからこそ、もったいなかったですね。ただここから中断期間に入るので、次のFC大阪戦に向けていい準備をするだけなので、個人、個人がレベルアップしてホームで勝利を届けたいと思います」
二度の同点弾は実らず
三度、勝ち越しを許す展開に
夏の中断前、最後のゲームをホームで迎えたザスパ群馬。悔しい引き分けに終わった前節の首位・栃木シティ戦から、スタメンをひとり変更。最前線に河田篤秀が起用され、ベンチには戦列を離れていた小西宏登と玉城大志が戻ってきた。
3月の前回対戦同様、ゲームの入りはすばらしかった。最終ラインからのビルドアップが機能し、CKを連続して獲得する。そして6分には先制点。河田篤秀のボールに田中翔太が頭で合わせ、群馬加入後、初ゴールを叩き込んだ。その後もいいリズムでゲームを進めていた群馬だったが、ひとつのピンチで失点してしまう。10分、カウンターを受けると群馬の右サイドを崩され、最後は圓道将良に押し込まれた。
振り出しに戻ってからは、直後にモハマド ファルザン佐名に決定機が訪れたように、落ち着いてゲームを進めていた群馬だったが、なかなか勝ち越し点を奪えないまま時間だけが過ぎていく。30分にまたもCKから、今度はショートコーナーの流れから大畑隆也がゴールネットを揺らすが、これはオフサイドの判定でゴールは認められなかった。
反対に35分のピンチはクロスバーに救われたが、44分に逆転ゴールを決められてしまう。敵陣で、河田篤秀から西村恭史へのパスがズレたところからカウンターを受けると、最後はかつて群馬に在籍していた田中稔也にダイレクトシュートを叩き込まれた。
後半もボールを握りたい群馬と、いい形で奪ってカウンターに出たい鹿児島ユナイテッドFCという構図の展開。そんななか、群馬は選手交代で攻撃にアクセントを加えていく。63分に髙澤優也と風間宏希を投入すると、その交代策が見事に的中する。68分、自陣で前を向いた高橋勇利也のフィードにモハマド ファルザン佐名が左サイドを抜け出して折り返す。これを髙澤優也が落とし、最後は風間宏希が左足を一閃。強烈なシュートがゴールネットに突き刺さった。
同点に追いついた群馬は、攻撃に勢いを増していく。74分には野瀬翔也と小西宏登を送り込み、一気に3点目を狙いにいった。しかし、両サイドまでは運んでもフィニッシュの精度を欠いていると、82分にはPKを与えてしまう。これを福田望久斗にきっちりと決められ、二度、勝ち越しを許す展開となってしまった。
またもビハインドを負ってしまった群馬は、終盤になりふり構わず攻撃を仕掛けていく。しかし、上位につける鹿児島の守備は堅く、最後の局面をこじ開けられないまま後半のアディショナルタイムに突入。5分の追加タイムでも同点ゴールを挙げることはできず、そのまま試合終了の笛を聞くことになってしまった。この結果、ホームでは4カ月以上、勝利から遠ざかってしまい、スタジアムには悔しさが充満していた。
文:須賀大輔(エル・ゴラッソ群馬担当)
“あのとき”とは違う――
ザスパのスタイルでリベンジを果たす
約4カ月半越しの“リベンジマッチ”となる。
3月8日の第4節では、今季最多の5失点を喫して敗戦。鹿児島ユナイテッドFCのハイプレスとハードワークの前にビルドアップが乱れ、失点を重ねた。“超攻撃的サッカー”を貫いていくための、最初の壁にぶつかった試合でもあった。ただ、今回の対戦を前に選手たちは口をそろえて言う。
「あのときと、いまの自分たちは違う」
始動から7カ月、沖田ザスパの現在地を測るための絶好の舞台となる。
前節・栃木シティ戦は、首位チームを瀬戸際まで追い詰めた。後半アディショナルタイムにセットプレーから同点ゴールを許してしまうあたりには、まだ大きな課題は残るが、90分を通じて披露したパフォーマンスは充実したものだった。荒れたピッチコンディションや相手のプレッシャーのかけ方に対し、柔軟に対応しながら、ボールを動かすところとシンプルにゴールに迫るところを使い分け、ゲームの主導権を掌握。内容では完全な“勝ちゲーム”を演じてみせた。
その好感触を得たまま4位の鹿児島をホームに迎える一戦は、スタイルの浸透度が問われるゲームとなる。前回対戦と同様に、前線から激しく圧力を掛けてくるであろう相手に対し、逃げずに、いなして、相手陣地に進入し、ゴール前まで押し込めるかどうか。沖田優監督は「鹿児島はハードワークできて推進力もあり、攻撃の数値も良いチーム」とリスペクトを払った上で力強い言葉を並べ、勝利を誓う。
「いまの自分たちのバリエーションや対応力を考えれば、今回は同じような試合には絶対にならないはずです。鹿児島も前回対戦したときとは違うと思いますけど、あのときとは違うゲーム展開で勝利したいと思っています」
この指揮官の言葉に選手たちも首を縦に振る。栃木シティ戦で12試合ぶりにメンバー入りを果たした風間宏希は、ベンチから見ていた前回対戦を参考に、「相手は前回対戦と同じように来ると思いますけど、そこをうまくはがしながら、裏も見せながら、バランスよくやっていければ勝てると思います」と自信をのぞかせる。さらに、ここまでわずか1ゴールと苦しむ髙澤優也も「自分が得点を取れていないことが(勝ち切れない試合が続いている)原因」と、まずは自らに奮起を促しつつ、「自分たちもだいぶオキさん(沖田監督)のやりたいサッカーはできるようになっているので、前回対戦のことはあまり気にせずにやれればいい」と目の前の試合に集中していた。
いまだ中位からJ2昇格プレーオフ圏内は混戦模様。1つの勝利で、その差をグッと縮められる可能性がある一方で、1つの敗戦で一気に順位が下がってしまう危険性もある。いまのスタイルで勝点を積み上げ、上位陣に食らいついていくためにも、今節の勝利は絶対だ。中断期間前の最後の試合で勝点3をしっかりとつかみ、ここから浮上していく雰囲気を作り出したい。
文:須賀大輔(エル・ゴラッソ群馬担当)
沖田 優監督
Q.前節・栃木シティ戦を振り返って。
「栃木シティ戦のような内容はあの試合で初めてできたわけではなく、(同じ監督で)4年くらい積み上げて攻撃的なチームを作っている、いま首位のチームを相手に、あれだけのグラウンド状況でも自分たちのスタイルを出し切ったという意味で、トータルで見て良かったと感じています。欲を言えば、最後に1点取られても2-1、3-1にしていきたいし、最後のCKがないようなゲーム展開で終わらせるとか、もう少しボールを持てる時間を作れるとか、そういうふうにできればもっと良かったです。まだまだ課題も反省点も多く、もっと向上して、どのチーム、どんなスタイルのチームとやっても勝つところまで到達したいと思っています」
Q.ポゼッション率が70、80パーセントで“握り倒す”というのとは、また違う形でゲームを支配していたように感じました。
「もう少しグラウンド状況が自分たちのサッカーに適応していれば、そこの数字も上げつつ、(相手に)脅威も与えつつ、というような試合にしたかったです。あの試合の数字が理想的だとは思っていないですし、課題ですけど、相手もあることで、相手はロングボールが多いゲーム展開だったので、お互いにカウンターを表現するような展開やパーセンテージになったと思います。ただ、パーセンテージだけを求めているわけではないので、全体のマインドとしては良い表現をしてくれたゲームだったと思います。これを最低限のベースに、もっともっと成長して結果を出していかないといけないですね」
Q.選手たちのピッチ上での応用力や適応力はついてきていると感じますか。
「そこは前半戦で課題にしていた部分であり、積み上げてきたところです。でも、後半戦はもっと勝ちが必要なのに引き分けで終わってしまったことは課題です」
Q.今節の相手・鹿児島ユナイテッドFCとの前回対戦では、5失点してしまいました。
「(前回対戦は)ゲームの入りは良かったですけど、試合の途中で自分たちが意図せずにプレッシャーを感じてしまった試合でした。ただ、いまの自分たちのバリエーションや対応力を考えれば、今回は同じような試合展開には絶対にならないはずです。鹿児島も前回対戦時とは違うと思いますけど、あのときとは違うゲーム展開で勝利したいと思っています。あの試合の失点の仕方で言えば、攻撃の悪さから招いたCK絡みで、ちょっと最後はミスからのカウンターでしたけど、いまはあまり起きていないパターンでの大量失点でした。鹿児島はハードワークできて推進力もあって攻撃の数値も良いチームだと思っていますが、お互いの進化を楽しみに、今度はこっちが上回って勝たないといけないと思います」
Q.中断期間前、最後の試合となります。
「勝って迎える中断と、負けて迎える中断ではいろいろな意味でメンタリティーが変わってくると思うので、しっかりと勝って(中断期間を)迎えたいと思います」
Q.現状の順位について。
「もちろん把握はしていますし、満足できない悔しさしかありません。それでも、スタイルを曲げずに選手もチームも方向性を見失うことなく戦い続けてきたし、成長し続けてきたと思います。今後も自分たちのスタイルというのは、これからのザスパ群馬の未来に向けても絶対に変えてはいけないと思っているので、いまの戦い方で勝点を増やしていきたいです。この数試合をベースにしていければ、前半戦よりも勝ちがついてくると思っています」
MF 15 風間 宏希選手
Q.現在のコンディションについて。
「だいぶ上がってきている感じはしています。でも、もっと上げていきたいです。練習試合も3試合やって、1試合目よりも2試合目、2試合目よりも3試合目という感じでコンディションの良さは自分でも分かっているので、あとは公式戦に出てみてどういう感じになるかなというところです」
Q.離れていた間、チームはどう映っていましたか。
「内容自体は悪くないと思いますけど、勝てていないので、最後の質や試合中の流れを読むとか、そういう部分でまだまだ試合巧者ではないと感じています。そういうところが高まってくれば連勝もできると思います」
Q.いまのチーム状況や成熟度のなかでどんなアクセントを加えたいですか。
「前半戦のときよりも、相手は対策をしてくると思うので、そこを上回れるかどうかが大事になってきます。もちろんこっちにも積み上げはあると思いますけど、おのおのが試合状況に応じて判断しないといけないところもあると思うので、ロングボールを使うバランスなどは改善の余地もあるはずです。自分がピッチに立てば、そういうところで貢献していきたいです」
Q.今節・鹿児島戦に向けて。
「前回対戦は大差をつけられてやられているので、相手は同じように来ると思いますけど、そこをうまくはがしながら、相手の裏も見せつつ、バランスよくやっていければ勝てると思います」
Q.前回対戦は出場機会がなく、ベンチから見ていました。
「相手の勢いに完全に呑まれたというか、自信を持ってボールをつなぐことができず、正直、完敗でした。そのときは『自分が入ったらこうしたい』というふうに見ていたので、今回チャンスがあるなら頑張りたいですね」
Q.ここで上位に勝つ意味などを含めて、今節への意気込みを聞かせてください。
「上位陣ともそこまで離れていないけど、ここで負けてしまえばなかなか厳しい状況になってしまうと思うので、勝利は必須だと思います」
FW 10 髙澤 優也選手
Q.内容には向上が見られますが、勝ち切れない試合が続いています。現状について、どのように受け止めていますか。
「自分が得点を取れていないことが原因だと思いますし、もっともっとチームがラクに試合を運べるようにできないといけないと思っています」
Q.チームとしてのスタイルもあるなかで、もっとボールを集めてほしいという思いはありますか。
「もちろんクロスはもっと欲しいですけど、チームの戦い方を考えながらやらないといけないですし、ずっとゴール前にいればいいというわけではないので、頭を使いながらやっていかないといけないと思います」
Q.第19節・松本山雅FC戦でアシストしたシーンのように、高橋勇利也選手とのコンビネーションは深まっているように感じます。
「ハンドになってしまいましたけど、(前々節・)長野戦もコンビネーションからクロスを上げるシーンもありました。自分が落ちることでほかの選手が生きて、その結果、ゴールを取れるならもちろんいいと思います。そこはチーム内で勇利也ともちゃんとコミュニケーションを取りながらできているので、チームにとってプラスは出せていると思っています」
Q.今節・鹿児島戦に向けて。
「ホームでずっと得点を取れていなくて、勝ちもまだ多くないなかで中断前の試合なので必ず勝ちたいですし、これから群馬が上に行くためには大事な一戦だと思います」
Q.ピッチには立っていないですが、前回対戦のときの印象は残っていますか。
「自分たちのミスからの失点もありましたけど、そのとき(第4節)と比べれば、自分たちもだいぶオキさん(沖田優監督)のやりたいサッカーをできるようになっていますし、ここ何試合かを見てもらっても、良くなってきていると思うので、前回対戦のことはあまり気にせずにやれば勝てると思います」
DF 3 大畑 隆也選手
Q.4試合ぶりの先発となった前節・栃木シティ戦を振り返って。
「先発から3試合離れていて、良い試合はできていたけど1勝1分1敗とあまり結果が出ていなかったので、ここは何としても自分が出て勝利に導きたいと思っていました。でも、最後に自分のところで、CKから(マテイ・)ヨニッチにやられてしまった。結果だけを求めてやっていたので、悔しさだけが残りました」
Q.ゲーム全体を見れば、主導権を握って進められていたと思います。
「要所要所では(近藤)壱成が止めてくれたシーンもありましたけど、全体的にはみんなで体を張ってうまくコミュニケーションを取りながらやれていたと思います。あとは、中盤の(瀬畠)義成や(安達)秀都のハードワークに助けられました。ズレが生まれたときに2人が二度追いしてくれたシーンも多かったので、そこは本当に助けられました」
Q.前回対戦で、今季最多の5失点を喫してしまった鹿児島との再戦に向けて。
「あのときはまだオキさん(沖田優監督)のサッカーを分かりつつも表現するのが難しい段階だったので、そこからサッカーが浸透してきたなかで鹿児島に対してやれるかは楽しみですね。ただ、あの試合も最後に立て続けにやられてしまったところもあったので、自分たちのやるべきことをやれば勝てる試合だと思います」
Q.今節は、中断期間前の最後の試合となります。
「中断前に勝ち切れるかどうかで、中断期間の過ごし方が変わってきてしまうと思いますし、勝てば良いイメージでできると思います。本当に、ここ何試合かがそうですけど、“ここで勝ち切っていれば……”という試合で勝っていれば2個、3個と順位が上がって上位進出も見える位置に行けていたと思うので、ここから連勝してもっと良い雰囲気でやっていくためにも、今節は何としてでもホームで勝ちたいと思います」