FW11
加々美 登生Toi KAGAMI
ザスパ群馬
群馬
正田醤油スタジアム群馬
0前半 0
1後半 1
試合終了
FC岐阜
岐阜
前半 | 後半 | 計 | データ | 計 | 後半 | 前半 |
---|---|---|---|---|---|---|
10 | シュート | 4 | ||||
7 | CK | 6 | ||||
GK | ||||||
22 | FK | 4 | ||||
オフサイド | ||||||
0 | PK | 0 |
GK 21 キムジェヒ
DF 8 山内陸
DF 43 野瀬翔也
DF 3 大畑隆也
DF 22 高橋勇利也
MF 27 藤村怜
MF 7 西村恭史
MF 20 下川太陽
FW 38 小西宏登
FW 23 小野関虎之介
FW 17 山中惇希
GK 13 近藤壱成
DF 25 中野力瑠
DF 14 菊地健太
MF 6 米原秀亮
MF 35 玉城大志
FW 2 田頭亮太
FW 11 加々美登生
FW 32 河田篤秀
FW 9 青木翔大
沖田優
GK 31 セランテス
DF 22 文仁柱
DF 4 甲斐健太郎
DF 3 野澤陸
DF 55 外山凌
MF 10 北龍磨
MF 23 萩野滉大
MF 16 西谷亮
FW 7 中村仁郎
FW 9 ドゥドゥ
FW 24 粟飯原尚平
GK 1 茂木秀
DF 26 大串昇平
DF 37 寺阪尚悟
MF 14 生地慶充
MF 28 箱崎達也
MF 39 泉澤仁
FW 11 佐々木快
FW 27 横山智也
FW 32 オウイエウイリアム
大島康明
沖田 優監督
「選手と一緒にこの中断期間は、とにかくファン・
Q.ペースを握っていた前半に先制点を奪えずに、
「前半は相手の守備の仕方にも逐一対応しながら、
Q.先制点を与えてしまったシーンについて。
「
Q.
「まずはクロスの局面がほとんど出ないように、
Q.今季の目標である優勝に対して、
「
FW11
加々美 登生Toi KAGAMI
Q.どんな意識でピッチに入りましたか。
「(後半アディショナルタイムを含めて)10分くらいしかなかったですけど、0-1で負けていたし、左サイドに入る予定でしたけど、求められていたのは自分で仕掛けてゴールやアシストすることでした。そういう場面はあまりなかったですけど、CKのこぼれ球から同じような(シュートの)形が2本くらいあり、1本目はうまく(良い形に)もっていけなかったですけど、1本目があったから良い形でイメージできていたので、ゴールシーンは良いところに流せたと思います」
Q.あの位置が空くという情報はあったんですか。
「特にはなかったですけど、CKではそれぞれ狙いどころがあって、こぼれてきそうなところがあそこらへんでした。1本目はあそこに立っていなかったですけど、ベンチからの指示で『こぼれてくるから』というのがあり、2本目からはあそこに立ったら来ました」
Q.同じコースに2本続けて蹴ったことに関して。
「1本目は、ピッチに入ってからあまりボールに触れていなかったので、ちょっとフィーリングが良くなくて当たり損ねでした。2本目はトラップがうまくいったときに『これは入った』と思ったので、あとは流し込むだけでしたね」
Q.チームとしては悔しい結果が続いています。
「超攻撃的サッカーを目指しているので、今日の試合だと先行されてしまったけど、複数得点を諦めずに狙っていかないといけないし、複数得点をすれば失点をしても巻き返せると思うので、そこはチームの強みとしてもっともっと点を取っていかないといけないです。個人としては、今日のように少ない時間でも結果につなげることが自分の役割だと思うので、今まで決められていなかったですけど、結果として出たのは良かったと思うので、継続していきたいです。
今季絶対に昇格しないといけないですし、自分も結果を残さないといけないと危機感を持って練習から取り組めているので、ここから連戦で総力戦になりますけど、スタメン組だけでなくて、ベンチ組がチームを盛り上げるとか、そういう選手たちが底上げして順位を上げていけたらいいです。ファン・サポーターの皆さんはすごく声援をくれているので、自分たちは結果で返すしかないと思っています」
MF6
米原 秀亮Shusuke YONEHARA
Q.ご自身としては、約1カ月半ぶりの復帰戦となりました。
「ゲーム勘はなかなかなかったので、そこはもうちょっと試合をこなしつつ、早くフィットしていきたいと思います」
Q.ビハインドの状況で投入されましたが、チームとしてはどういう感想がありましたか。
「ここ何試合かは良い展開だけど失点してしまうことが多くて、ああやって負けている展開で自分が入って何ができるかとなれば、鼓舞したり声を出したりしてチーム全体のギアを上げることだったと思うので、そこはできて良かったですけど、もう1点取って逆転までいければもっと良かったと思います」
Q.最後に追いついての勝点1となりましたが、そこはどう感じていますか。
「2失点目をしなかったことは成長ですけど、後半になって攻撃は少し落ちる部分はあったので、もう1回ギアを上げる意味でも僕たち交代選手がもっとやらなければいけないと感じました」
Q.前半の良い流れで先制点を奪えていれば、違うゲーム展開にもなったかと思います。
「そこはもう練習から突き詰めていくしかないですね。みんなで要求しながらやっていきたいです」
Q.中2日で次節・福島ユナイテッドFC戦が控えています。
「アウェイではまだ勝てていない中で、勝利を届けることを第一優先に考えて、自分たちがやるべきことをやるために、2日間しかないですけど、良い準備をしたいと思います」
GK21
キム ジェヒKIM JE HEE
Q.今日のゲームを振り返って、どんな思いですか。
「悔しいですね。しっかりと準備してきたので、緊張とかはなかったです。それよりも楽しみな気持ちが大きかったです」
Q.前半は良いゲーム内容だったと思います。
「前半は自分も良いパフォーマンスができていたと思いますけど、後半そうじゃなくなってしまったことが結果に如実に表れたと思います。そこはチームから言われている課題なので、その課題を次に向けて改善していきたいです」
Q.失点シーンについて。
「逆サイドに振られたときにマークをつけ切れずにやられたので、そこは反省しています」
Q.ファン・サポーターの声援はどう聞こえていますか。
「すごく良い雰囲気ですし、自分の名前を呼んでくれたり、横断幕を出してくれたりするのはすごくうれしいです」
悔しい敗戦となった前節・FC大阪戦から2週間の準備期間を経て迎えた今節、勝点9で並ぶFC岐阜を相手に、沖田優監督は多少のメンバーの入れ替えを決断した。GKには高卒ルーキーのキム・ジェヒを4試合ぶりに抜擢し、左SBの高橋勇利也も同じく4試合ぶりに先発で起用。1トップのポジションにはリーグ戦初先発となる20歳の小野関虎之介を送り出した。
勝利にこそつながっていないが、前々節・SC相模原戦、前節と同様に群馬のビルドアップに乱れはなく、自陣でのつなぎも敵陣での崩しも安定していた。守備時は4バックながら、攻撃時は両SBの山内陸と高橋がボランチの位置に入ることで中盤を厚くして、攻撃を構築。7分には山内、藤村怜、小西宏登とつなぎ、ポケットを取った小野関がクロスまで持ち込むシーンを作り出した。
また、この日はセカンドボールへの反応も素晴らしく、2次攻撃、3次攻撃につながるシーンを作れば、ボールを失ったときの切り替えも怠ることなく、即時奪回から再び攻撃に出ていく形も何度も作った。しかし、肝心のシュートが少なく、ゴールをこじ開けられない時間が続いていく。19分にはきれいに左サイドを崩し、あとは合わせるだけという完璧なクロスを山中惇希が入れるも、飛び込んだ小野関はわずかに届かず、立て続けに得たセットプレーも先制点に結びつけることはできなかった。
仕切り直しの後半、前半の良い流れのまま先制点を奪いたかったが、出足を鋭くしてきた岐阜の前に後手を踏むシーンが目立つ立ち上がりとなった。そして、53分には先制点まで許してしまう。CBからの1本のフィードをペナルティーエリア内でドゥドゥに収められ、その落としから西谷亮に無抵抗でクロスを上げられてしまうと、ファーサイドでフリーになっていた粟飯原尚平に押し込まれた。岐阜にとっては、これがこの日最初のシュートだった。
前半よりも前から奪いにくるようになり、寄せの激しさも増した岐阜に対して、群馬は前進で苦労するようになってしまい、横パスやバックパスの機会も増加。良くない奪われ方をしてカウンターを受けるという、前半にはなかったシーンも出てきた。
その中で、追いつきたい群馬は73分に米原秀亮と河田篤秀を投入。前線にさらに厚みを出そうとし、85分には田頭亮太と加々美登生も送り込む。終盤はシンプルにゴール前へボールを入れる形も増やしていき、立て続けにCKを獲得すると、ついに90分、河田の右CKのこぼれ球をペナルティーエリア内左で拾った加々美が右足を一閃。同じような位置から直前に打ったシュートは相手GKに止められていたが、今度は確実に決め、土壇場で同点に追いついた。
さらに群馬は7分と表示された後半アディショナルタイムに逆転ゴールを目指し、怒涛の攻撃を見せたが、あと一押しが足りずに1-1のままタイムアップ。勝点1ずつを分け合う結果となった。
文:須賀大輔(エル・ゴラッソ群馬担当)
耐久性発揮と台頭。
現状打破へのカギを手に入れろ
FC岐阜をホームに迎え撃つ今節は、すごく大事なゲームとなる。開幕から3カ月近くが経ち、10試合を消化した時点で順位は18位。描いていた位置にいられていないことは言うまでもない。ただ、トップグループとの勝点差は少しずつ離れてしまっているが、中位グループの背中はまだまだ見える位置にあり、きっかけさえつかめれば一気に浮上できる可能性は十分にある。勝点9で並ぶ岐阜との直接対決は、昇るか沈むかの行く末を懸けたビッグマッチだ。
正直、思い出さなくて済むなら思い出したくないが、約2週間前の前節・FC大阪戦の結末はショッキングだった。前半は今季ベストのパフォーマンスを披露し、狙いどおりの攻撃から2点を先行した。ところが後半は相手の圧力に押し返され、70分過ぎには試合を振り出しに戻されてしまう。さらに90+1分に勝ち越しゴールを奪ったものの、90+2分、90+3分に連続で失点。まさかまさかの逆転負けで手元にあった勝点が『3』から『0』になってしまった。
そこから今節までの準備期間でチームは、攻撃の向上と同時に守備の改善に取り組んできた。ここまで失点の最たる原因となっているクロス対応に時間を注ぎ、約束事や決まり事を再度確認。チーム全体で頭の中を整理して、目線をそろえてきた。
「クロスからの失点がFC大阪戦も多かったですけど、ああいう失点を簡単にしてはいけないです。クロスを上げさせる回数を減らさないといけないし、上げられたとしても中でしっかりと対応しないといけない。そこの改善に今週はかなり取り組んできました」(沖田優監督)
得点を取れる力は十分にあるだけに、準備してきた成果を発揮できるか。ゴール前での耐久性が今節の大きなカギになりそうだ。
また、現状を打破するためのもう1つのポイントとして挙げたいのが、“新戦力”の台頭。その1人に挙げられるのが、前節プロ初ゴールを挙げた玉城大志。プロ2年目の背番号35は「個人としては今季、得点やアシストなど数字を強く意識しています」と中盤の選手としてゴール前にさらに厚みをもたらす姿勢を示し、約1カ月ぶりとなるホームゲームに強く意気込んだ。
「本当に大事なゲームになる。チームのために、クラブのために、そしてファン・サポーターのために必死になって自分たちのサッカーを表現して勝つところを見せたいです」
土壌を耕し、種を蒔く季節はもう終わった。ここからは『超攻撃的サッカー』という芽を開かせ、花を咲かせていくフェーズ。“蓄えの3カ月”を経て、5月は成長のために必要な勝点にこだわり積み上げていく。
文:須賀大輔(エル・ゴラッソ群馬担当)
沖田 優監督
Q.前節から今節までの2週間はどんなことに取り組んできましたか。
「攻撃のバリエーションや精度を積み上げる練習を継続しながらも、失点をどう減らすかというところに取り組んできました。あとは、鍛錬期として、とにかく強度を高く、量も多くトレーニングをしてきました。この3つを混ぜながら、一人90分近く(出場する)トレーニングマッチもやったし、1週間の鍛錬期としてうまく時間を使えたと思っています」
Q.敗れた前節・FC大阪戦をどう捉えることが、今後につながっていくでしょうか。
「自分たちのやってきたこと、準備してきた崩し方でゴールを取れたし、複数得点も取れて、終了間際にはリードも奪えました。そして前半は、シンプルに蹴ってきて前に前に出て来るチームに対しても球際でしっかり対応しながら、全部の項目がいい状態で2-0で折り返せたと思っています。とは言え、後半は前半のような状態を長く続けられなかったことで、相手は少しパワーを残していて、(最後の最後に)リードしたのに逆転されてしまいました。後半も自分たちのスタイルを続けることは課題ですし、もう一つは失点の仕方ですね。クロスからの失点があの試合も多かったですけど、ああいう失点を簡単に許してはいけないです。そういう大きな課題二つがあのゲームで起きているので、攻撃面はもっと継続してレベルアップするし、守備面はもっと失点を減らしていかないといけないです。そうやって得点を増やしながら失点を減らしていけば、いまの得失点が逆転していき、自然と勝利が増えてくるとイメージして、みんなでフィードバックを共有しながらやってきました。今節・FC岐阜戦以降、それをピッチで表現できるように、ここから勝利を増やしていけるように、FC大阪戦からいかに学んで、自分たちの勝利につなげていくかが大事だと思っています。それができないと悔しいだけの無駄な1試合になってしまうので、『あの悔しさがあったからこそ──』と言えるように今後の試合で証明していかないといけないと思っています」
Q.失点の仕方については、どのように捉えているのでしょうか。
「これだけ攻撃にトライしていて、ボールを持っている時間はリーグの中でも多い中で、自分たちのゴール前でボール失っての失点や、とんでもないミスからの失点はほとんどないんですよね。“自分たちは攻撃的なチームを作っているからこそ、この失点は仕方ない”というような失点はなく成長できているのに、ロングカウンターから失点したり、シンプルにクロスから失点したり、そうじゃない失点が多いので、そこの改善に今週はかなり取り組んできました。そこが今節から発揮できてくれば、一気に得失点がひっくり返るような状況に徐々になっていくと思っています」
Q.ビハインドを負った相手は当然前に出て来ると思いますが、そういう相手に対してもボールを握り倒すために大事になることは、どのように考えていますか。
「(FC大阪戦の)後半は思ったように前進できる回数を確保できず、それ(前半と同じような戦い方)をできるようになるのに30分くらいかかってしまいました。後半の30分に大きな課題は出たと思っています。でも、そういう構図のときにはがせていた試合はあったからこそ、FC大阪戦でもできたはずだと思っていますけど、選択肢や精度、準備のポジションが少し悪く、ロングボールに逃げて、相手にボールを渡してしまったシーンが増えてしまったので、いい30分ではなかったですね」
Q.キャプテンの米原秀亮選手の離脱が続いています。思い通りのことができない状況があるからこそ、ピッチ上のリーダーが必要だと感じますか。
「ヨネ(米原)が出ていたらもちろんですけど、彼はキャプテンというよりは中心のポジションであるアンカーとしてよくやってくれていましたし、ヨネがケガをしている間も(風間)宏希がしっかりとやってくれていました。宏希がケガをしたら(藤村)怜や(山内)陸がしっかりとやってくれていたと思います。誰が出てもチャンスをもらった選手が成長を見せてくれているし、特定のリーダーを求めるよりも誰が出てもやれるチームを目指しているので、そうやってやってきた結果が、(JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦・)V・ファーレン長崎戦だと思っています。誰が出てもできるという段階にチームはきているので、今節・岐阜戦でも誰がスタメンで誰がサブでも自分たちのスタイルを出して、勝てるように取り組んでいます」
Q.ここからまた連戦になりますが、今節・FC岐阜戦に向けての思いを聞かせてください。
「連戦ですけど、まずは岐阜戦です。とにかく岐阜戦は、ホームゲームであることもそうだし、自分たちは勝ちを増やしていかないといけないので、自分たちのスタイルを表現して結果を出せるようにしっかりと準備していきたいと思います」
MF 6 米原 秀亮選手
Q.この中断期間で取り組んできたことを教えてください。
「クロス対応のところですね。そこをもう1回、確認しました。あとは、“止める・蹴る”のところはずっと言われていることなので、そこはしっかりと積み上げていきつつ、守備のところは意思疎通できてきたかなと思います」
Q.攻撃面ではいい数値を出せているぶん、守備の部分を見直してきたということですね。
「失点の大半はクロスからなので、そこの対応の仕方をもう1回確認できたと思います」
Q.自身のコンディションはどうでしょうか。
「自分の気持ちとしては試合に出られます(笑)。先週くらいから部分合流をして、完全合流は今週からです。あとは体がどうか。ゲーム勘とかはまったくない状況なので、そこだけはやってみないとなんとも言えないですね」
Q.チームを外から見ていた時期はどういう風に映っていましたか。
「やりたいことはやれていたと思いますけど、裏を返せば、守備のところでは失点が増えている現状があります。そこは自分もピッチに立ったときには要求したいと思うし、みんなで要求して高め合っていきたいと思います」
Q.離脱している時期にチームに話したり訴えかけたりすることはあったのでしょうか。
「自分がその場にいれたわけではないので、そこは声の掛け方が難しかったですね。だからこそ、ピッチに立てたときはしっかりと要求しながらやっていきたいと思います」
Q.以前、「キャプテンとして苦しいときこそ方向性を示していきたい」と話していました。そのあたりはどのように考えていますか。
「チームとしてバラバラにならないことが大事ですし、自分に矢印を向けることがチームのためにもなると思います。それは僕だけでなくてどの選手もそうですし、チームとしてもそこが一番大事だと思います。ピッチを離れていた時期もありましたが、そこは意識してやっていきたいと思います」
Q.その上で、あとは勝利することで解決できることが大きいと感じます。
「本当にそのとおりだと思います。勝って自信を付けることが一番、若い選手がたくさん出ているチームだとなおさら一番の栄養剤になると感じます。まず1個勝てれば、2個、3個といける可能性はあると思っているので、その1個を次で獲りたいと思います」
Q.今節・FC岐阜戦はホームゲームになります。
「チーム状態どうこうではなく、僕たちはやるしかないので、目の前の一戦一戦に向けてみんながいい準備をしていくだけです。あとは、ホームゲームが久しぶりなので、ホームアドバンテージを生かして、しっかりと勝ち切りたいと思います」
MF 35 玉城 大志選手
Q.前節・FC大阪戦のゴールについて。
「自分としてはプロ初ゴールでしたし、決めた時点では勝ち越しゴールでした。今まで準備をしていたことが結果としてつながりゴールという形で出たので、それは本当にうれしかったです。あとは、思ったよりもファン・サポーターの方や、今までお世話になったコーチや家族などからはうれしい言葉を聞けたので、より頑張ろうと思えるゴールでした」
Q.試合は負けてしまったので悔しさが大きいと思いますが、チームとしても狙いどおりのゴールだったと思います。
「あの試合に向けては、ポケットを取って、そこに中盤の選手やSBの選手がランニングしてクロスにできるだけ多くの人数をかけて入って行くことに取り組んでいたので、その結果がゴールという形で出たことは良かったです。個人としては今季、得点やアシストなど数字を強く意識して、あそこに入って行くことは自分の中でも意識していたので、それを表現できて良かったですね」
Q.チームとしてこの2週間でどんな取り組みをしてきましたか。
「クロスからの失点が多いので、守備の見直し、クロス対応を中心に取り組んできました。あとは継続的に攻撃の部分は取り組んでいるので、より得点を取る、そして得点を取らせないところを意識してやってきました」
Q.確実に積み上げがある一方で、それが結果にうまく結び付かない現状をどう捉えていますか。
「自分としては、今季は超攻撃的サッカーを掲げている中で、ある程度、失点が増えてしまうのはしょうがないと思っていて、結果はもちろん欲しいですけど、そんなに簡単にはいかないと思っていたので、結果に対してはそんなにナーバスになっていないです。チームとしての積み上げは間違いなくあるので、いまはそれを全員が信じて、チームのために、クラブのために何ができるか。それをピッチで表現するしかないと思いますので、自信をもってやろうということしか、考えていないです」
Q.自身としては、ここからどう出場機会を増やしていきたいでしょうか。
「もちろん先発で出て、もっともっとチームの勝利と個人の数字を出していきたいと思っていますけど、FC大阪戦で点を取れたのは、出ていない時期に難しい状況の中でもいい準備ができていたからだとも思っています。だから、試合に出ても出ていなくても成長するために、クラブのために何ができるかだと思うので、よりそのスピードと質を上げていきたいと思っています」
Q.中盤にはいろいろな特徴をもった選手がいますが、その中で自身の強みを教えてください。
「ボール扱いに長けている選手が多いと思うので、もちろん自分もそこは磨きつつ、思い切りの良さ、左足を振るところは自分の良さだと思います。その回数を増やす意味でも運動量の部分や強度の高いプレー、切り替え、粘り強い守備をやっていけば差別化になると思うので、そこは意識的にやっていこうと思っています」
Q.今節・FC岐阜戦への意気込みをお願いします。
「本当に大事なゲームになるし、1カ月ぶりのホームでの試合なので、チームのために、クラブのために、そしてファン・サポーターのために必死になって自分たちのサッカーを表現して勝つところを見せられればと思います」
FW 10 髙澤 優也選手

Q.練習に合流し、コンディションも上がってきているように映ります。
「まあまあですかね。まだゲームはやれていないので、何とも言えないですけど、ボールタッチやフィーリングは悪くないと思います」
Q.この連戦中に復帰できればというイメージですか。
「そうですね。そこに合わせつつ、あまり焦らずにやっていけたらいいと思っています」
Q.いまのチーム状況はどういう風に映っていたり、感じていたりしますか。
「外から見ていて、いろいろと思うことはありますけど、同じ方向は向いていると思いますし、やりたいこと、監督が目指すサッカーをみんながやろうとはしているので、そこにブレはないと思います。もちろん、いいときもあれば悪いときもある中で、試合中の悪い時間帯のときに指揮を執れる選手がなかなかまだ足りないかなと外から見ていて思ったので、自分がピッチに戻れたら、その辺のいまのチームに足りていないところをカバーできたらと思います」
Q.チームとして得点は増えてきていますが、失点が減らない状況で、攻撃の選手として守備面で思うことはありますか。
「僕自身は、守備どうこうよりも点を取られても点を取るチームにしたいです。相手よりも自分たちの点が上回れば勝てるので、守備どうこうよりも攻撃の精度をもうちょっと上げて、クオリティーを上げていければと思っています」
Q.ここから連戦が始まります。
「連戦だろうと週1回の試合だろうと、やることはあまり変わらないので、本当に全員がブレることなく、一つの方向を向いてやっていければ必ず結果は付いてくると思うので、1試合、1試合やっていければと思っています」