GK13
近藤 壱成Issei KONDO
ザスパ群馬
群馬
長野Uスタジアム
1前半 1
1後半 2
試合終了
AC長野パルセイロ
長野
前半 | 後半 | 計 | データ | 計 | 後半 | 前半 |
---|---|---|---|---|---|---|
6 | シュート | 10 | ||||
5 | CK | 6 | ||||
GK | ||||||
16 | FK | 11 | ||||
オフサイド | ||||||
0 | PK | 0 |
GK 13 近藤壱成
DF 2 田頭亮太
DF 3 大畑隆也
DF 22 高橋勇利也
MF 8 山内陸
MF 6 米原秀亮
MF 7 西村恭史
MF 27 藤村怜
FW 20 下川太陽
FW 9 青木翔大
FW 17 山中惇希
GK 1 石井僚
DF 30 小柳達司
MF 37 瀬畠義成
MF 36 安達秀都
FW 11 加々美登生
FW 38 小西宏登
FW 32 河田篤秀
FW 18 田中翔太
FW 10 髙澤優也
沖田優
GK 21 松原颯汰
DF 4 行德瑛
DF 3 冨田康平
DF 24 砂森和也
MF 5 長谷川雄志
MF 10 山中麗央
MF 13 小西陽向
MF 25 田中康介
FW 14 三田尚希
FW 19 伊藤恵亮
FW 9 藤森亮志
GK 1 田尻健
DF 16 石井光輝
MF 22 吉田桂介
MF 46 古賀俊太郎
MF 23 イムジフン
MF 15 樋口叶
MF 28 藤川虎太朗
MF 33 安藤一哉
FW 18 浮田健誠
藤本主税
「今日、長野県まで自分たちの勝利を見るために大勢の方が来て下さった中で、勝利を届けられず負けてしまったことはすごく悔しいです。また、前橋ではパブリックビューイングも実施していて、多くの方が来てくれていたと聞いていたので、とにかく勝ちたかったですが、結果として(相手よりも)ゴールを多く取れなかったし、勝てなかったことが悔しいです」
Q.ゲームの入りから長野のプレッシャーを受けてしまっていましたが、脅威に感じていましたか。
「自分たちのスタイルを表現して相手のゴールを何回も何回も脅かすことをさせてもらえなかったと思っています。とにかく圧を掛けようという長野さんは、狙いどおりのゲームをできたんじゃないかなと思います。自分たちからすれば『そうさせれられてしまった』なと。そこをはがし切れなかったことはだいぶ悔しいですし、それが勝利につながらなかった大きな要因だと思います」
Q.奪った直後の1本目のパスがなかなかつながらなかったり、精度を欠いたように映りました。
「いつもよりもコントロールに気を遣い過ぎて、パスの強弱がいつもと違いました。細かいところの精度(が課題で)で、自分たちがうまくできなかったですね。ある意味ではそうさせれられてしまったところもあったと思います。長野さんがすごく良くて、(ボールを持っている選手が顔を)下に向けさせられてしまったかなと思います」
Q.長いシーズンで負ける試合はあると思いますが、次に向けて切り替えるために大事なことはどんなことでしょうか。
「いま選手たちにも話してきましたけど、この3試合で引き分けも勝ちも負けも経験して、残り35試合、このあとが大事だと。初めて負けを経験して悔しい気持ちは全員が感じているので、リバウンドメンタリティーと言いますか、この悔しさのぶんだけしっかりと大きくはね返して負けを絶対に繰り返さない。勝利を増やしていくという話をしたので、悔しんだぶんだけのメンタリティーをしっかりと出せるように、明日の練習試合からしっかりとやっていこうという話はしました」
Q.狙いとしては、苦しい時間をどういうふうに打破していきたかったのでしょうか。
「前半は相手のプランどおりにゲームは進められたと見ていました。そのぶん、それをどうひっくり返すかというところで、藤村怜が悪かったわけではなく、戦術的に『ハードタイプ』を入れたかったので、(河田)篤秀を入れました。自分たちとしては真ん中の攻撃をもう少し増やしていきたかったので、後半の入りはうまくいっていたところもありましたが、長続きしなかったですね。後半の狙いと、それが成功したか、しなかったか、90分トータルの結果に対して、采配とそのもっていき方を考えると自分の責任は大きいかなと思っています。選手たちは本当に自分の求めたとおり、後半も自分が指示したとおりやってくれたので、選手の取り組み自体は良かったと思います」
Q.ファン・サポーターの方へメッセージをお願いします。
「負けは繰り返したくないので、アウェイの鹿児島には勝ちにいきます。そのために1週間勝つための準備をしていくので、引き続き、応援をよろしくお願いします」
Q.長野の藤本主税監督とは大宮時代に選手とコーチの関係性だったと思いますが、こういう立場で再会を果たした思いを聞かせてください。
「とにかくチームとして勝つことしか考えていなかったですが、個人的には主税さんとは大宮を離れたあとも連絡を取ったり、熊本にいたときには食事に行ったりしてサッカーの話はよくしていました。その点を加えるとさらに悔しいですが、(監督同士で)戦えたのは良かったですね。次はホームで絶対に勝てるように頑張りたいと思います」
GK13
近藤 壱成Issei KONDO
Q.試合を振り返って。
「今季初のアウェイゲームで、自分自身も(Jリーグで)初めてのアウェイでの試合でした。いつもやっているグラウンドとは違ったり、景色が違ったりとした中でもっとやれたこと、ビビらずにやれたことはあったと思います。そこが自分自身の改善点ですね。ボールが走らない、ボールが跳ねるとか、そういうところに気を取られ過ぎて、(この2試合では)できていたことができなかったことが悔しいですし、ゴールを守るところが僕の役割ではあるので、3失点とも防げたと思います」
Q.長野が前半からかなりプレッシャーを掛けてきていましたが、ビルドアップのスタートを担う一人としてどう感じていましたか。
「(前節の)栃木シティFC戦の後半もそうでしたけど、それを『圧を掛けられている』と感じるよりも『相手が来てくれているから、それをはがせばペナルティーエリア内に入って行ける、シュートまでいける』という感覚でやろうと思っていました。それをするにはまだまだ技術も判断も足りないなという思いがあります。でも、それで逃げていたらいつまで経っても良くならないのと思うので、今回のミスを次にどう生かしていくかが大事だと思います」
DF22
高橋 勇利也Yuriya TAKAHASHI
Q.試合を振り返って。
「前半から相手のプレッシャーやグラウンド状況をなかなか把握できなかったので、自分たちのサッカーを出せなかったことがすべてですけど、それでも、どの状況でも自陣からつないでゴールに向かう姿を出さないといけないと思っています。課題である精度の低さが表れてしまった試合だったと思います」
Q.長野がかなり前からプレッシャーに来ていましたが、最終ラインの選手としてはどういう対応が必要だったと思いますか。
「客観的に見たら、相手のプレスは攻撃陣と守備陣で分かれてきているように感じていました。ハーフタイムに修正して長い縦パス、FWに付けるパスを自分たちから配球できたときはいいシーンが何回かあったので、自分たちがもう少し奥を見ることができていたらはがせていたシーンが多かったと感じます。そこはCBとボランチが反省しないといけないと思います
Q.判断や精度を高めていく必要がありますかね。
「そうですね。精度はもちろんですし、ワンタッチが使いづらい状況なら1個奥を見て、前向きにサポートを入って行くことは難しくないと思うので、そういうプレーをもっと出していければと思います」
FW32
河田篤秀Atsushi KAWATA
Q.ゴールシーンを振り返ってください。
「(髙澤)優也のところにボールが行って、競り勝つだろうと思って、競り勝つならこの辺かなという場所にしっかりと落としてくれたので、枠に入れただけで入ったので良かったです」
Q.後半から投入になりましたが、どんな指示や役割を受けていたのでしょうか。
「立ち位置で言えば、少し(藤村)怜よりは前でボールを持つ位置を前のほうにしようとしていました」
Q.長野のプレッシャーの前になかなか前線にボールが入りなかった印象です。
「そうですね。みんな難しそうにはしていましたね。今までやってきたことをやろうとはしていたけど、ボールが芝生を走らなかったり、相手のプレスは良かったので、1つ飛ばしたパスがなかったりしたので、そういうことができれば相手の足を止められたのかなと思います」
Q.もう少し変化があっても良かったのでしょうか。
「変化もそうだし、止める、蹴るの精度だけではなく、立ち位置を取る質などを上げていかないといけないと感じた試合だと思いました」
Q.この敗戦から切り替えるために必要なことはなんでしょうか。
「まずはやろうとしていることをやめるのではなく、1個、2個とレベルを上げて、こういう相手をはがせていけるようにする。また、アバウトではなくてしっかりと狙いをもった飛ばすパスとか、1対1ではがすところははがせればこういう試合にはならないと思います」
積極姿勢の守備に屈す。
追いすがるも2-3で今季初めての敗戦
今季初の連勝を狙うザスパ群馬は、初勝利を飾った前節の栃木シティFC戦から先発を1人を入れ替えた。試合前に指揮官も選手たちも「アウェイでも自分たちのやることは変わらない」とそろって口にしていたように、ホームでの開幕2連戦で披露した“超攻撃的サッカー”をアウェイの地でも貫けるかどうかがポイントになった。
立ち上がりは、ピンチの連続だった。AC長野パルセイロの鋭い出足に自陣でパスが引っかかってしまうシーンが続き、立て続けにピンチを迎える。しかし、ここで存在感を示したのはGK近藤壱成。果敢な飛び出しと体を投げ出した渾身のシュートブロックでゴールを死守した。
キックオフから5分を過ぎたあたりからは長野の勢いも落ち着き、群馬がボールを持つ時間が長くなっていった。大畑隆也と高橋勇利也のCBコンビにGK近藤を加えた最終ラインからのビルドアップで攻撃を組み立てていき、敵陣へと進入してく。ただ、なかなかゴールにつながるようなチャンスを作れずにいると、この試合がホーム開幕戦となる長野のアグレッシブな姿勢の前に再び押し返されてしまう。そして、27分に失点。ゴールキックからパスをつなごうとしたところでボールを失い、山中麗央に打たれたミドルシュートはGK近藤がセーブするも、その二次攻撃から左サイドを崩され、三田尚希のクロスを藤森亮志に決められてしまう。群馬にとってはこれが今季初の失点となり、同じく初めてリードを許した。
それでも前半終了間際にワンチャンスをモノにする。42分、古巣対戦となる西村恭史のシュートのこぼれ球をゴール前で素早く反応した青木翔大が泥臭く押し込む。背番号9の2試合連続ゴールで追い付き、同点で前半を折り返した。
勝ち越し点を狙う後半、沖田優監督は早速動く。開幕戦以来の先発となった藤村怜に代わって河田篤秀を投入。前線にターゲットを増やして攻撃に厚みをもたらした。ただ、後半もホームの長野の勢いに押されてしまい、54分には2点目を失う。アンラッキーな面もあったが、左CKの混戦からクリアボールがGK近藤に当たり、そのままゴールに吸い込まれてしまった。
再びビハインドを背負ってからはボールを握る時間こそ長くしていくが、ビルドアップで思うように前進していけず、効果的な攻撃は仕掛けられない。サイドからクロスが上がる場面こそ見られたが、どれも単発に終わり、押し込む展開には持ち込めなかった。その中、状況を打開するために71分に2枚替えを行い、小西宏登と髙澤優也を投入したが、その直後、次の1点も長野に許してしまう。75分に右サイドでスローインを与えてしまうと、そのまま簡単にエリア内に運ばれ、その直前にピッチに入ったばかりであった浮田健誠に得意の左足で流し込まれた。
このまま終わるわけにはいかない群馬は、90+5分に意地の1点を返す。山中惇希のクロスを髙澤優也が折り返したボールを河田篤秀が右足で蹴り込む。しかし、1点差に詰め寄ったが反撃はそこまで。その直後にタイムアップの笛が鳴り、今季初の敗戦となった。
文:須賀大輔(エル・ゴラッソ群馬担当)
今季初の連勝をつかむために。
“勝ちながら修正”のサイクルを
今季初勝利の勢いそのままに、今度は今季初の連勝をつかむためのゲームに挑む。
前節・栃木シティ戦で今季初勝利を挙げたのにもかかわらず、今週の練習では課題に取り組むメニューに多くの時間が割かれた。沖田優監督はここまでの選手の取り組む姿勢と成長スピードには目を細めながらも「課題だらけですね」と言う。
「課題が多過ぎます。それをひと言で言えばプレー精度です。どんな形で相手がボールを奪いに来たとしても必ず相手のゴール前までボールを運ぶためのプレー精度が、開幕戦も前節も悪い時間帯があったので、そこに関しては僕も選手たちも課題が多いと感じています」
まだ開幕して2試合しか終えていないタイミングではあるが、チームはいい状態、雰囲気にあるように映る。「勝ったけど選手たちは誰も満足していないし、その内容は今週の頭にみんなで確認をできた」と指揮官が続ければ、選手たちもその思いを共有する。「1勝できてひと安心の思いもあるけど、まだまだやらないといけないこと、できることは多いと思う」とは左SBとしてポゼッションの要を担う山内陸。いまのザスパ群馬には、“勝ちながら修正していくサイクル”が生まれようとしている。
栃木C戦も危ない場面はいくつか見られた。キックオフ早々にCB同士のパス交換がズレ、いきなり先制点を献上してしまいそうなシーンもあれば、後半にもゴールキックのつなぎが乱れ、ゴールを脅かされたピンチもあった。それでも、今季の群馬はそのプレーを“悪い”とするのではなく、そのチャレンジ、トライを続けた上で精度を高めていくことを“正しい”としている。だから、沖田ザスパは不変。自分たちの貫くべきスタイル、目指すべき方向性が決まっているため、どんな相手でも、どんな場所でも表現しようとするサッカーに変わりはない。今季初のアウェイゲームとなる今節・AC長野パルセイロ戦も、もちろんそうである。
「対長野というよりも自分たちが何をできるかだと思います。自分たちが主体となってボールを保持して、何回でもボールを動かすくらい自分たちのペースでずっとサッカーをできれば。相手に関係なく自分たちのやりたいことをやれればいいと思います」(米原秀亮)
「毎試合のように言っていますけど、相手も場所も関係ないです。『どの試合でも自分たちのサッカーをやろう』と言っています。前節も勝ったけど課題は見つかっているので、その課題を克服しながら自分たちのサッカーに磨きをかけてやっていきたいです」(高橋勇利也)
長野にとってはこの試合がホーム開幕戦となり、初勝利を目指して気合い十分の状態で向かって来るだろう。その強く太いベクトルを攻撃的なマインドでへし折れるか。長野Uスタジアムでも超攻撃的サッカーを貫き、勝点3を持ち帰ってくるだけである。
文:エル・ゴラッソ群馬担当 須賀大輔
沖田優監督

Q.今季初勝利を挙げたことで、チームに変化を感じることはありますか。
「選手たちが短期間ですごく成長をしてくれたし、“超攻撃的なサッカー”に順応してくれたおかげで(前節・栃木シティ戦は)勝てたと思いますが、課題は多いと感じています。勝ちましたが選手たちは誰も満足していないですし、その課題は今週のミーティングで全員に確認しました。ただ、課題に取り組まないといけないという意味ではいい練習ができていると思います。」
Q.その課題とはどんなものでしょうか。
「シンプルに言えば、プレーの精度ですね。どんな形で相手がボールを奪いに来ていたとしても必ず相手のゴール前までボールを運ぶためのプレー精度といえばいいでしょうか。ボールを前進させることに関しては、開幕戦も前節も悪い時間帯がそれぞれにあったので、そこは課題として感じています。もちろん、このスピード感である程度の完成度まで到達してくれたことには正直びっくりしていますが、ここまで来たら課題だらけです。それでも、選手たちも『もっとできるよな』という感じの顔をしていたり、そういう会話が聞こえてきたりするので、そこは本当にいいサイクルでできていると思います。その作業をずっとこれからも続けていかないと自分たちの最終目標には到達できないと思っているので、やり続けるのみですね。」
Q.いま取り組んでいる“超攻撃的サッカー”を体現するために一番大事にしているものはなんですか。
「とにかく攻撃的なマインドをもつことです。気持ちの面での攻撃のレベルをとにかく上げる。攻撃が良ければこのチームは良くなっていくんだと、そういう攻撃的なマインドを一番大事にしています。それがある大前提で技術や勇気も大事です。」
Q.2試合を終えて無失点の守備面はどう捉えていますか。
「正直、たまたまな部分も多いです。攻撃の時間が長いからこそ失点する可能性のあるシーンの絶対数は少なっているのは確かだと思いますが、相手のプレー次第では失点してもおかしくない場面、自分たちのイージーミスから失点してもおかしくない場面は何個もありました。そこはたまたま点を取られなかっただけかなと。でも、そういうシーンは自分の中でも覚悟しているので、『たとえそうやって失点しても同じプレーをしなさい』とは伝えています。大事なのはそのプレーの精度を上げていけるかだと思います。」
Q.選手たちは伸び伸びやっていますね。
「選手たちはよくやってくれていると思います。やる選手は相当怖いと思いますよ。ましてや開幕戦、絶対に勝たないといけなかった2戦目と、プレッシャーの中で一つのミスが失点になるかもしれないというサッカーをよくやっているなと本当に思います。」
Q.今季初のアウェイゲームとなる今節・AC長野パルセイロ戦に向けて。
「何も変わるものはないですね。ホームゲームと違って、移動があって、ホテルに泊まってからの試合ですが、距離を考えればそんなに遠くはないし、ピッチやスタジアムの環境がどうかなくらいでサッカー自体も伝えることも変えるつもりはないですので、選手たちがうまく適応してくれたらと思います。」
Q.長野の印象を教えてください。
「自分と同じく今季から就任した監督が率いています。主税さん(藤本主税監督)のことはよく知っています。大宮アルディージャで主税さんが選手で僕がコーチの時期もあったし、指導者になってからも交流していました。北海道コンサドーレ札幌時代は熊本キャンプが毎年の恒例で、そのとき主税さんはロアッソ熊本にいて、よく食事に行かせてもらっていました。指導者としてのサッカー談義をしてお互いのサッカー観が分かっているような状態での対戦なので、ちょっと楽しみにはしています。
ただ、お互いに監督になってチーム同士の対決になれば個人的なことは関係ないので、長野の2試合を見た中で、今節でどういうことが起きるかは想像しておこうと思います。長野はウチと逆のパターンで開幕から2試合はアウェイで今節はホーム開幕戦です。自分たちはサッカーを変えるつもりはないが、ひょっとしたら長野はアウェイとホームでちょっと違うかもしれないので、頭の中でいずれの準備もしておこうと思っています。
MF 6 米原秀亮

Q.新加入ながら今季のキャプテンを任されました。
「スタッフルームに呼ばれて伝えられたときはびっくりしました。ただ、僕としても長い間松本山雅FCにいて、チャレンジしたいと思って移籍を決めたので、監督から役職を与えてもらうのは自分にとってもチャレンジかなと。監督自身も初監督でチャレンジしている部分があると伝えてくれて、僕もチャレンジするためにここに来たので、キャプテンをやると決めました。(キャプテンは)小学生以来ですかね(笑)。」
Q.開幕から2試合を終え、サッカーの手ごたえはどうですか。
「監督の目指しているサッカーに対して、みんながチャレンジしているし、そこで起きるエラーについては選手間でもコミュニケーションを取れています。まだまだ精度やアタッキングサードに入る回数はもうちょっと上げられると思うので、そこは日々の練習に取り組んでいければいいですけど、いい状態にはあると思います。」
Q.選手たちが前向きにトライしている印象を受けます。
「沖田優監督もポジティブなミスに対しては『OK、OK』と言ってくれるし、前向きにみんながプレーできているのが一番かなと思いますね。」
Q.理想はもっと攻撃の時間を増やすことだと思いますが、そのために大事なことはなんでしょうか。
「自分たちは後ろからボールを大事にしながら運ぶので、精度のところは一番大事だと思います。あとはピッチに立っている選手がちゃんとしたポジションを取って、相手の背中を取るなど、サッカーの基本をちゃんとやっていければ、後ろの作りから前まではスムーズにいける自信はあります。それに加えて、セカンドボールを拾うことも大事にしていければ、もっと押し込む時間帯も長くなると思います。」
Q.今季初のアウェイゲームとなる今節・長野戦に向けて。
「対長野というよりも、自分たちで何ができるかだと思うので、自分たちが主体となってボールを保持して、何回でもボールを動かすくらい自分たちのペースでずっとサッカーをできればと思います。相手に関係なく自分たちのやりたいことをやれればと思います。そしてアウェイでも勝てれば自信になると思うので、若い選手が多いぶん、自信を深めていければもっともっと良くなっていくと思います。」
MF 6 山内陸

Q.開幕から2試合を終えての手ごたえを教えてください。
「選手全員がポジティブに捉えていると思いますが、その中でもやらないといけないこと、できることが多いと思うので課題もあります。開幕戦は攻め込んだものの得点は取れず、前節は追い風の時間で点を取れました。チームとして“超攻撃的サッカー”と言っているので、点を取って勝つという部分に目を向ければもっと取れたという思いもありますけど、何よりも勝つことが大事なので、結果の部分ではひと安心しています。」
Q.今季はSBに挑戦しており、今季のスタイルでは攻守でキーになるポジションです。
「守備のところでは4バックなので最終ラインですし、僕のところを含めて後ろはやられないようにする。攻撃のところでは中に絞ってつなぐ役割になるので、それをしっかりと担う。僕自身としてもゴールやアシストのためにやらないといけないことは多いと思います。
Q.攻撃にリスクをかけつつ、守備とのバランスも取らないといけない役割があります。
沖田さんも(チャレンジしたパスなどを)取られて失点することに関してはネガティブではないので、僕たちも練習からずっと取り組み続けています。変に自信をなくすと、失点につながってしまうと思うので、自信をもってやれていると思います。もちろん、怖さがないことはないですが、相手をはがせた瞬間が楽しいので怖さは感じていないですね。
Q.このスタイルではSBもゴール前に入っていくことが求められます。
「(右サイドの田頭)亮太のほうがけっこう行っちゃうので(笑)、僕はバランスを取りながらになってしまいますけど、タイミングさえ合えば入っていきたいですね。止められてはいないので、どんどん行こうかなと思っています。
Q.今節・長野戦は今季初のアウェイゲームとなります。
「ホームでやろうがアウェイでやろうが、僕たちがやるサッカーに変わりはないです。僕たちらしいサッカーをやれれば必ず勝てると思うので自信をもってやっていきたいです。」
DF 22 高橋勇利也

Q.いまの手ごたえを教えてください。
「沖田監督と積み上げてきたサッカーを開幕から出せているので、自分たちもやっていて楽しいですし、サポーターからも『楽しい』という声は聞こえてきます。それで前節の栃木C戦は勝てたので、この内容を続けていければと思います。」
Q.このサッカーにおいてCBは難しいトライをしていると思います。
「自分はSBやボランチ、CBなどいろいろなポジションをやってきて、このサッカーのCBはその全部を求められるポジションなのでまさに自分に合っていると思っています。ロングボールや縦パスなど攻撃面でも自分の良さをもっと出したいですし、攻撃的なチームなので自分と(CBのコンビを組む)大畑隆也でゴールを守る決意はしているので、ピンチは覚悟しながら二人で守ることは意識しています。」
Q.栃木C戦も瀬戸際で守ったシーンもありました。
「監督も『ミスを恐れずにどんどんチャレンジしろ』と言ってくれています。ああいうミスは自分たちがカバーするしかないので、その準備は常にしています。」
Q.開幕2試合を終えて無失点は素晴らしいことだと思います。
「無失点はうれしいですが、自分たちは4点取られても5点取るという攻撃的なサッカーをしているので、もっと得点を取れるような意識でやりたいと思っています。」
Q.このサッカーを続けていくために大事にしたいことを教えてください。
「ブレないことですね。ミスで失点したり、攻め込むけど点が取れなかったりする試合もあると思いますけど、それでも監督も常に『ブレないメンタル』『やめないメンタル』と言っています。それを選手全員がもっていると思うので貫く力が本当に大事だと思います。」
Q.あらためて、今季にかける思いを聞かせてください。
「昨季は非常に悔しい思いをして、今季は必ず1年で昇格するとチームとしても個人としても思っています。昨季とはガラッと変わったサッカーのスタイルでできているので、観ている人を楽しませられたらいいと思います。」