【2026 Rookie’s interview Vol.06】古賀竣「ファン・サポーターの方を沸かせたい」

――経歴を拝見すると、島根県のご出身ですが、中学時代は山口県のチームでプレーされていますね?
古賀竣(以下、古賀) 実はプラシア山口というチームに入るために島根から引越ししたんです。島根にはJリーグクラブがないですし、自分が住んでいた地域にも強いチームがなかったので、中学に進学するときにはどこか他県のクラブに行きたいと思っていました。ちょうど小学5年生ぐらいからレノファ山口さんに声をかけてもらっていたので、最初はレノファのアカデミーに通っていたのですが、途中からプラシア山口へ加入しました。
――早い段階でサッカーをするために地元を離れたわけですが、すべてはプロサッカー選手になるためだったのでしょうか。いつ頃からリアルな目標として考えていたのですか?
古賀 サッカーを始めた頃からずっとサッカー選手になることを考えていました。中学1年の終わりぐらいに、コロナ禍になって最初の頃はサッカーができなかったのですが、再開して3年生のチームに入って一緒にサッカーをしていくなかで、トレセンにも入りたいという目標が出てきました。そうやって小さい頃から小さな目標を立てて、それを一つひとつ達成してきた結果、自然とプロなることがリアルな目標に変わっていった感じです。
――その途中として、高校進学時には東京に引っ越しすることになりますが、FC東京U-18加入の経緯は?
古賀 レノファをやめて、プラシアに入る前に少しだけ中学のサッカー部に所属していたのですが、そのときに親と小学生のときに所属していたチームの監督とが話をしていて。「関東に行ったほうがいい」という話になったそうです。それでFC東京のセレクションを受けることになりました。
――地方と東京だとレベルの差も少なからずあったと思いますが……。
古賀 それが、セレクションを受けるときは、その前に代表候補に入っていたこともあって自信があったのですが、実際にセレクションを受けて練習参加してみたら、さらに自信がついたんです。実は当時のFC東京U-18には錚々たるメンバーがいたんですが、そのなかでも「意外とやれるな」と感じていました。

――FC東京のアカデミー入りは古賀選手にとって大きな転換期だったと思うのですが、一番プロに近づいた出来事はどんなことですか?
古賀 FC東京のトップの練習に参加したことですね。森重真人さんや長友佑都さんと一緒にプレーしたんですが、もう信じられないぐらいうれしかったです。それに、そのときの感触がめちゃくちゃ良くて。そこからさらに自信につながって「プロにいけるんじゃないか」と思ってこれまで頑張ってきました。
――常にプロになることだけを考えて努力してきた中で、ユース年代で一番努力したことは何ですか?
古賀 東京に来てからケガが多かったのもありますが、体作りには一番力を入れてきました。プレーし続けることが一番の成長につながることに気づいたので、とにかくケガをしないことだけを意識して3年間努力し続けてきました。
――そんな努力の結果、プロへの道を掴み取ったわけですが、改めてプロ入りが決まったときの感想は?
古賀 安心した、というのが一番大きかったですね。というのも、東京に来る前から大学には行かないと決めていたんですけど、自分自身が「プロになれる」と信じていましたし、「この3年間で絶対にプロになる」という強い覚悟を持って上京していたので。僕の夢のために島根から山口まで引っ越ししてくれた家族には感謝していますし、その家族や友人たちがプロ入りをすごく喜んでくれていてうれしかったですね。
――ザスパ群馬の練習に参加したときの手応えはどうだったんでしょうか?
古賀 10月ぐらいに4日間練習参加させていただきました。プロとの差は強度の面で一番感じましたね。ただ、練習参加の最終日に紅白戦をやったのですが、「全然やれる」という手応えを感じました。チームの方からも、ビルドアップとか前に配球する力が強みで、そこが良かったと言ってもらえたんです。

――改めてご自身のプレースタイル、プレーの特徴や武器について教えてください。
古賀 左足のキックとパスが一番得意です。ロングボールやスルーパスをとにかく磨いてきたので、そこには自信があります。ユース時代は前目のポジションでプレーしていて、本職はボランチなのですが、練習参加したときはセンターバックをやりました。でも中学時代からいろいろなポジションでプレーしてきたので、使っていただけるならどこででもプレーしたいです。ユースの3年間で技術をとにかく磨いてきたので、ビルドアップとか、一度も相手にボールを触らせずに前に運んで、そこからの左足のキックやスルーパスでアシストしていきたい。あとはミドルシュートも練習しているので、そういうプレーでファン・サポーターの方を沸かせたいなあと思っています。
――こういサッカー選手になりたいという理想像はあったりしますか?
古賀 ユース時代は寮生活をしていて、トップの若手選手もいるのですが、松木玖生くんもいて。プレーもすごいけど、人間的にも素晴らしい人で。どんなに調子が悪くても、落ち込んでいるときでも、必ず笑顔で挨拶してくれるというのを寮の方から聞いたんです。だから自分もそういう選手になりたいとずっと思ってやっています。
――その思いを忘れずにプロサッカー選手として歩んでいってほしいと思います。最後に意気込みを聞かせてください。
古賀 プロ1年目ということで、とにかくスタートが大事だと思っているので、スタートからぶっちぎって、この1年でステップアップできるぐらいの勢いでやっていきたいです。そして、来年のJ2昇格を一番の目標にして戦っていきたいと思います。よろしくお願いします!
取材・構成:広報室
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