【2026 Rookie’s interview Vol.02】松本皐誠「自分のゴールやアシストでチームを勝たせたい」

――まずは、プロ入りおめでとうございます。加入前に練習参加もしていましたが、そのときの手応えはいかがでしたか。
松本皐誠(以下、松本) 10月に初めて4日間ほど練習参加させてもらいました。ただ、そのときはJリーグの試合週ということもあってセットプレーメインの練習でした。自分も大学での試合を終えてからの合流だったので、ちょっと調整しながらの練習参加でした。なので自分としては「もっとアピールしたいな」という感じで終わってしまいました。ただ、自分の長所であるスピードを活かしたプレーをちょっとだけ見せられた場面があったので、思うようにアピールできなかった中でも、自分の特長は見せられたのかなと思っていました。
――11月にはプロチームを相手にトレーニングマッチにも出場していましたね?
松本 はい、初めてプロ同士の練習試合に参加させてもらったんですけど、とても楽しかったです。FWだったり、シャドーだったり、ゴールに近い位置でプレーさせてもらって、自分の特長であるスピードを活かした背後への抜け出しという部分はやった感じ、通用するところもあるなと感じました。ただ、苦手な部分の下りて受けるプレーだったり、止めて蹴るというところはまだまだ足りないなと感じました。ただ、いまは早くプロのスピード感に慣れるのが一番大事だと思っているので、慣れてビビることなく自信を持ってやっていったら全然やれるなと感じています。
――自分自身ではプロ入りに際し、どの辺りが評価されたと感じていますか。
松本 どうなんですかね? 練習参加のときには、自分ではそこまで強くアピールできなかったなと思ったんですけど、「いいところは見れたよ」と言ってもらえたので、本当に1本だけだったんですけど、縦への突破からのクロスという自分の特長を出せたので、そこを評価していただけたんだと思っています。

――自分のなかでは出し切れなかったとは思いますが、それでもプロ入りを勝ち取った喜びは?
松本 大学に入ったときの目標が「プロになること」だったので、ザスパ群馬というプロサッカークラブと契約できたことに、まずは安心する気持ちが大きかったです。そのうえで、プロの舞台でできることがすごく楽しみです。ずっとプロになることだけを目標にやってきていたので、契約を勝ち取れて本当にうれしかったです。
――周りの反応はどうでしたか?
松本 家族に報告したときには、「とりあえず、おめでとう」と言ってもらえましたけど、「まだプロになれたばかりなので、ここからが勝負だよ」と言われました。それに、今までお世話になった指導者の方や大学の指導者の方にも報告させてもらったんですけど、「まだプロのスタートラインに立っただけだから、本当の勝負はここからだから。ここから厳しい戦いがあるぞ」と言われたので、難しいのはわかっていますけど、自分としてはプロの世界でやれるのがすごく楽しみです。
――出身は三重県ですけど、名古屋グランパスのアカデミーに通っていたそうですね?
松本 はい。中学時代は電車で通っていて、高校からは寮に入っていました。ただ、高校3年のときにケガをして、それでほぼ1年間試合に出ていなかったこともあって、トップ昇格することはできませんでした。でも、たぶんケガをしていなかったとしても上がれていなかったと思います。自分たち代のクラブユースのときに周りの選手たちが活躍していたのを見て、すごく悔しかったのですが、でもその分、「やってやるぞ!」という強い気持ちを持って頑張り続けることができました。なので大学に進学して、4年後にこうやってプロ入りを勝ち取れたので良かったです。

――大学時代はどの辺りを重点的に伸ばしたのでしょうか。
松本 自分は長所を伸ばそうと考えていました。スピードがずっと長所だったので、そこを活かした背後への抜け出しを主に意識してトレーニングしてきました。ただ、大学に入ってからは本来のポジションであるFWだけでなく、サイドもやらせてもらえていたので、縦への突破だったり、スピードを活かしたいろんな武器を磨いていって、そのスピードを活かすための最低限の技術も身につけようと努力してきました。まだまだ技術が足りていないので、そのせいで武器を活かし切れていないところもあるのですが、そこがいまの課題だと思っています。
――これまで多くの指導者に出会ってきたと思いますが、いまに生きている教えは何かありますか?
松本 本当にいろんな人にお世話になってきて、さまざまなことを言っていただいたんですけど、直近でお世話になった専修大学の監督に言われた言葉が一番印象に残っています。それが、「数字を残せ」です。やっぱり自分はFWの選手ですし、前目のポジションでプレーさせてもらっているので、いいプレーをし続けることはもちろん大事なんですけど、アシストやゴールといった結果や数字を残すことが一番の仕事だと思うので、「数字にこだわってやれ」と言っていただいた言葉が印象深いです。プロの世界では、結果や数字を残すことが勝負になってくると思うので、この言葉を大事にしていきたいと思っています。
――そんな数字の具体的な目標はありますか?
松本 2月からのハーフシーズン(明治安田J2・J3百年構想リーグ)で、というよりも、2026/27シーズンでは二桁得点を目標にしたいです。ザスパ群馬はボールをしっかりとつないで前線に届けてくれるチームだと思うので、結果にこだわってゴールを決める、という仕事をしたいと思います。

――改めて、ファン・サポーターに向けて、「ここを見てくれ!」というポイントを教えてください。
松本 繰り返しになりますが、自分の一番の武器はやっぱりスピードなので、そのスピードを活かした背後への抜け出しと縦への推進力。そして、そこから生まれるゴールやアシストを見てほしいです。
――何か、目標にしている選手がいたりいるのですか?
松本 それがあまりいないんです(苦笑)。子どもの頃は、ありきたりですけど、メッシに憧れていました。でも、プレースタイルが違いすぎて……その後はいません。
――ついにプロサッカー選手としてのキャリアがスタートしました。意気込みを聞かせてください。
松本 プロというのはお金をもらってサッカーをするので、1年1年が勝負になってきます。大卒ということで、1年目とかは関係なく、戦力として獲得してもらったと思いますし、前目の選手なので結果を残し続けて、自分のゴールやアシストでチームを勝たせるということを忘れずに、そういう選手になりたいです。
――ちなみに専修大学といえば、14番・菊地健太選手の後輩ですね?
松本 そうです、僕が1年のときに健太くんは4年生でした。練習参加するときにも「行きます!」と連絡しました。健太くんは大学のときもサッカーがうまかったですし、話しやすいし、やさしい先輩なんです。ずっと変わらないですね。実は……野瀬(翔也)くんも、愛知国体で一緒にやっていた元チームメイトなんです。なので練習参加したときも連絡させていただいて。だから知っている人が二人もいるので、とても入りやすかったです。
取材・構成:広報室
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