【2026 Rookie’s interview Vol.04】原田高虎「ザスパのJ2昇格に貢献したい」

――原田高虎選手は中島大嘉選手以来となる、国見高校からのプロ入り選手ということですが、大分の親元を離れてまで国見に入学されたのは、やはりプロ入りが目標だったのでしょうか。
原田高虎(以下、原田) そうです。国見高校に練習参加したときに練習グラウンドが人工芝で環境も良かったですし、先輩たちが温かく迎え入れてくれたんです。それで監督とコーチからもオファーをいただいて。国見という歴史ある高校でサッカーに打ち込むことで自分が成長できると考えて、国見を選びました。
――覚悟を持って国見高校に入学されたわけですが、今、振り返って思うところは何かありますか?
原田 親元を離れて大分から長崎に来て、一番は家族に迷惑をかけたので、離れて3年でプロ入りを勝ち取れたことで少しは恩返しができたかなと思っています。
――そんな高校3年間で成長したこと、逆にやり残したことはありますか?
原田 2年生のシーズンが終わって新チームになったときにキャプテンを任せてもらったんですが、そのおかげで人間的に成長できたと思っています。キャプテンになって自分が行動で示さないとけないといけないので、足りないところを木藤(健太)監督から指導してもらいました。それが、今の自分につながっています。ただ、高校選手権や高校総体で国見を全国に導けなかったところは僕らの課題でもありますし、高校生活において悔しい出来事です。

――ザスパ群馬には4日間、練習参加されていました。そのときの感想について教えてください。
原田 天然芝のグラウンドが2面あって、環境がすごく良かったです。選手の皆さんもみんな雰囲気が良くて。やっているサッカーも下からつなぐサッカーで、GK、センタバック、ボランチを使ってビルドアップしていたので、真ん中を使って組み立てるのが印象的でしたし、自分にとってはとても魅力的でした。ここで自分の力を発揮できればと思いました。
――手ごたえはどうだったんでしょうか。
原田 タッチ制限がある練習中に、周りからパスがいっぱい来たので、自分の持ち味というか、周りをシンプルに使うところは通用したかなっていう手ごたえはありました。自分は真ん中でボールを受けることが多いので、真ん中で受けて、サイドに散らして、クロスからのゴールがイメージできましたね。
――逆に現段階ではまだかなわないというか、さすがはプロだなと感じたところはありましたか?
原田 セットプレーですね。高校生と違って集中力というか、雰囲気やボールの質にはちょっと圧倒されました。
――練習参加したときに、国見高校の先輩でもある中島大嘉選手から何か言葉をかけられたりしましたか?
原田 大嘉さんからは練習のときには、「高虎、声出して!」みたいな感じで言ってもらえたので、自分も声を出しやすかったですね。それにご飯にも連れて行ってもらったんですけど、その際に、どんな選手になりたいか、そのためにプロでどういうステップアップをしたらいいかというような、とても勉強になることを教えてもらいました。
――他に、周りの選手からは何かありましたか?
原田 プロの選手たちって、ちょっと冷めているというか、そんなふうに勝手に思っていたんですが、練習を終えたあとのロッカールームでもみんな明るくて、チームの雰囲気もすごく良かったんです。選手の皆さんの振る舞いも良かったので、「あー、みんな優しい人だな」と感じました。

――改めて、念願だったプロ入りを手にしたわけですが、契約の話を伝えられたときはどんな気持ちだったのでしょうか。噂によると、冷静な感じだったけど、部屋を出た瞬間にガッツポーズをしていたところを目撃されたそうですが……。
原田 そうなんです。沖田(優)監督に見られていたなんて全く気づいていなくて(笑)。ただ、その、オファーをいただいた際に、変に喜びすぎたらオファーがなくなってしまうんじゃないかと、ちょっとその辺がよくわからなかったので、ひとりのときに喜びたいと思って、部屋を出たあとにガッツポーズしちゃったんです(笑)。
――家族や友人、周囲の人からはどんな言葉をかけられましたか?
原田 最初に親と兄弟に伝えたのですが、報告した瞬間にすぐに兄から折り返しの電話がかかってきました。兄とは喧嘩するぐらいの仲なんですけど、「おめでとう!」と言ってもらえてうれしかったですね。友人たちも「まじ?」って驚いていた人が多くて。国見は生徒の3分の2ぐらいをサッカー部が占めているのですが、廊下とか、通りすがりに「おめでとう!」っていろんな人に声をかけてもらいました。

――まだまだ原田選手がどういうタイプのプレーヤーが知らないファン・サポーターも多いと思います。自分の特長やセールスポイントについても教えてください。
原田 自分の武器は、前向きでボールを持ったときの周りの使い方や打開力だと思っています。なので、自分がスペースで受けたときの周りの使い方だったり、狭い局面でのパスやタッチとかを見てほしいですし、守備の部分でも、球際では絶対に引かないっていうのは自分の持ち味でもあるので、そういう熱い部分を見てほしいです。
――理想としている憧れの選手がフランス代表のポール・ポグバだそうですね?
原田 はい。小さい頃からずっと憧れている選手です。ボランチであれだけ身長が高くて体も大きくて。守備もできて、攻撃でもプレーで周囲を魅了する。それにオフ・ザ・ピッチでも、楽しさをみんなに共有してくれているし、自分もそんな選手になりたいですし、いつか一緒にプレーして、超えられるような選手になりたいと思っています。
――いよいよプロサッカー選手としてのキャリアが始まります。最後に意気込みを聞かせてください。
原田 とにかく試合に出て、たくさんゴールに絡んで、ザスパのJ2昇格という目標に貢献できるように、自分の持っている力を発揮できるように頑張りたいと思っています。具体的な目標としては、1年目は5得点5アシスト。それぐらい取れたら、2年目は10得点10アシスト、その次はベストイレブンに入れるぐらいの実力を身につけたいですし、最終的には日本代表に入ってワールドカップに出て、世界を舞台に活躍するサッカー選手になりたいです。そのために、まずはプロ1年目の選手とは思えないようなメンタリティとプレー、熱さの部分は1年目でもアピールできる部分だと思うので、しっかりとアピールして、2年目には「こいつがいないとダメだな」と思われる選手になりたいと思っています。
※このインタビューは、国見高校で行われた加入内定記者会見とその後のインタビューを再構成したものです。
編集・構成:広報室
カテゴリ:INTERVIEW




