ザスパ群馬加入内定 長崎県立国見高校所属原田高虎選手の加入内定会見レポート
2026シーズンよりザスパ群馬へ加入が内定した、長崎県立国見高校(以下、国見高校)所属・原田高虎選手の加入内定会見が、本日(11/21)、国見高校にて開催されました。
会見には、国見高校の永田数馬校長、サッカー部木藤健太監督、原田高虎選手、そしてザスパ群馬からは佐藤正美強化部長、上釜広行強化担当が出席し、加入に至る経緯や原田選手の思いが語られました。

■ 永田校長挨拶
「本校3年の原田高虎選手が、2026年シーズンからザスパ群馬に加入することをご報告でき、大変うれしく誇りに思います。
私は4月に校長として着任し、リーグ戦も観戦してきましたが、100名を超える選手をまとめ、キャプテンとしてチームを鼓舞し続ける姿に深く感銘を受けました。
国見高校は、創立60周年の節目を迎えます。その年に新たなプロ選手が誕生したことは、地域の皆さん、そして後輩たちにとって大きな励みとなるはずです。」
■ 佐藤正美 強化部長挨拶
「ザスパ群馬は、これからさらに上を目指していくクラブです。その中で原田選手と共にステップアップしていきたいと考えています。
練習参加を経てオファーを出した際、本人は話を聞いている間こそクールな様子でしたが、部屋を出た瞬間に大きなガッツポーズをしていたことが非常に印象的でした。
『僕はまだまだやれます』と力強い言葉をもらったこともよく覚えています。詳しい獲得経緯については、上釜強化担当から説明させていただきます。」

■ 上釜広行 強化担当挨拶
「原田選手がザスパ群馬を選んでくれたことに感謝しています。また、ご家族や監督をはじめ国見高校関係者の皆さまに温かく送り出していただき、本当に感謝しています。
ザスパは“発掘と育成”を軸に、個性ある選手を探し育てる方針でスカウト活動を行っています。そんな中で『国見高校に面白い選手がいる』という情報をいただき、10月後半の4日間、練習参加をしてもらいました。
その際の印象としては、止める・蹴るの基本技術が非常に高く、ドリブルでの持ち運び、相手守備組織を崩す戦術眼も優れており、フィジカル面においても出力までのアジリティの高さが際立つ将来性を強く感じる選手で、将来的にはザスパの攻撃の中心となる存在になってほしいという思いからオファーしました。」
■ 原田高虎選手 挨拶
「本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。
自分は試合に出て、ゴールにしっかり絡んで、ザスパ群馬のJ2昇格という目標に貢献できるよう全力を尽くしたいと思います。」

■ メディア質疑応答(一部抜粋)
Q. 自身の特徴・セールスポイントは?
A. 「前向きでボールを持った際の周囲の使い方や、狭い局面での打開力が自分の武器だと思っています。」
Q. ザスパ群馬の練習環境はどう感じた?
A. 「天然芝が2面あり、雰囲気もとても良かったです。プレースタイルも、後ろから丁寧につなぐサッカーで、自分にマッチしていると感じました。」
Q. 初年度の目標は?
A. 「1年目は5得点5アシストで…(隣に座る佐藤強化部長から『少ないね』の声があり…)
1年目は10得点10アシストを目指します。2年目はベストイレブンに入りたいです。最終的には日本代表としてW杯に出場し、世界で活躍する選手になりたいと思っています。」
Q. 強化部として、本人の目標をどう評価?
A「まだ足りないですね。それくらい期待していますし、成長できる環境は整っています。強い意志があれば十分に達成可能だと思います。」
Q. 原田選手はどんな選手に成長してきた?(木藤監督)
A. 「1年生のころは負けん気が強く、それが行き過ぎて周りが見えなくなることもありました。しかし2〜3年生になるにつれ、キャプテンとして責任感が芽生え、行動や姿勢が大きく変わりました。応援されるチームをつくる中で、自分がどうあるべきかを理解できるようになったと思います。ここからはザスパ群馬さんへバトンタッチし、さらに磨きをかけてほしいです。」
Q. どのポジションでの活躍を期待?(強化部)
A. 「フォワード、サイド、インサイドハーフなど複数ポジションで可能性があります。アシストだけでなく、得点力も伸ばしてほしいです。攻守のキープレーヤーになると思っています。」
Q. 練習参加時、先輩の中島大嘉選手からはアドバイスがあった?
A. 「ご飯に連れて行っていただき、自分がどういう選手を目指すべきか、どうステップアップしていくかを教えていただきました。また、自分は小さい頃からポグバに憧れていて、いつか一緒にプレーし、いずれは越えたいと思っています。」
Q. ザスパのサッカーの印象は?
A. 「GK・CB・ボランチを使ったビルドアップが特徴的で、中央を起点に左右へ展開するスタイルが印象的でした。自分も中央で受けるタイプなので、クロスからゴールを狙うイメージが湧きました。」

