GAME SCHEDULE / RESULT

試合日程・結果

GAME RESULT 試合結果

2026/27明治安田J3リーグ 第10節

HOME

ザスパ群馬

群馬

2026.10.10 SAT 14:03 KICK OFF

正田醤油スタジアム群馬

2

1 1

1 0

1

試合終了

AWAY

FC琉球

琉球

GOAL

  • 99 山田太郎 99'
  • 27 藤村怜 28'
  • 22 貫真郷 57'
  • 99 山田花子 99'
  • 17 加藤悠馬 06'

敗戦もすべて成長の糧に
ホームで再び前へ進む一歩を


依田光正監督体制となって1勝1敗で迎えた前節・愛媛FC戦は、前半をリードして折り返しながら、後半に愛媛の逆襲を浴びて1-3の逆転負けを喫した。監督交代後、初めて複数失点を喫した試合にもなり、反省点の多いゲームとなった。

ただ、依田監督が「その前の2試合での粘り強さが、いきなりゼロになるわけではない」と語り、野嶽惇也が「前半は悲観する感じではなかった」と振り返ったように、悪いところばかりのゲームでもなかった。特に前半の試合運びには、もっと自信を持っていいだろう。

野嶽は「試合までのトレーニングで監督が求めてきたことに対しての自分たちのチャレンジという意味では、得点にもつながりましたし、良かったと思います」とピッチ内での感触を振り返る。前半は愛媛の縦パスを何度もカットし、中島大嘉の先制点のように、ボールを奪ってから素早く攻撃へ転じる場面も作れていた。

ただ、立て続けの失点という課題が再び顔をのぞかせたのも事実だ。野嶽は「そこまで(1失点目まで)は仕方がない部分もあったかもしれませんが、そこで少しふわっとなってしまって追加点を許したのは良くなかった。自分たちからリズムを崩してしまった」と反省を口にする。同時に「あそこは1回押し上げて蹴っても良かったと思いますし、そういうところを一人ひとりが感じてサッカーをやっていかないと」と成長の必要性を説いた。

若いチームだから仕方がない、ではない。若いチームだからこそ、一つひとつの経験を糧にし、無駄にすることなく成長していかなければならない。

一方で、依田監督はチームの改善を図りながらも、「選手の頭の中がいっぱいになると思い切ってプレーできなくなってしまう」と、選手に与える情報量にも気を配っている。球際や強度、粘り強さといったベースを整えた上で、次は選手自身がピッチ上の状況を感じ取り、判断することも求めていく。指揮官は選手の思考を整理させながら、その主体性も引き出そうとしている。

「短いスパンで急に強くなれることはないので、1試合1試合、目の前の試合を大事にしてやっていきたい」

安達秀都の言葉に、現在のチーム状況は集約されるのかもしれない。依田監督も「僕は極めてポジティブですし、選手もネガティブになることなくポジティブにチャレンジしてくれている」と前を向く。

今節は再びホームに戻る。対するFC琉球は、3勝2分4敗の勝点11で13位。前々節は上位の愛媛と1-1で引き分けたものの、前節はツエーゲン金沢に0-2で敗れている。直近2試合は勝利から遠ざかっているが、ザスパとは勝点5差。ここで差を縮めるためにも負けられない。チームが前向きさを保っていられるのは、苦しい状況でも応援を続けるファン・サポーターの存在があってこそ。愛媛戦で得た手ごたえも、突きつけられた課題も、すべてを次への力に変えていく。ホームで連敗を止め、ともに再び前へ一歩踏み出すゲームにしたい。

文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)


依田 光正監督
Q.改めて愛媛FC戦を振り返って、良かった点や修正点などを教えてください。
「先制できた部分はもちろん良かったですが、もう少し下がらずに守りたいという話をハーフタイムにしたあとに失点してしまいました。失点すること自体は起こり得ることですが、連続失点はやっぱり良くないですし、3失点目もすぐでした。勝てないチームのあるあるみたいになってしまったので、そこで落ちることなく続けるという方向に持っていけなかったのは、自分の足りなさだったと思います」

Q.連続失点は減ってきていた中で、久しぶりでした。
「そういうゲームがあって良いわけではないですけど、絶対にないということもないですし、その前の2試合での粘り強さがいきなりゼロになるわけではないので、やれていることは積み上げて、今後はさらに肉付けしていこうという話をチームにはしています。ただ、失点していることは事実ですし、もちろん見直さなければいけない部分はあるので、そこはトレーニングしているところです」

Q.新体制の初戦で勝利したあとに連敗となりました。チームの雰囲気はいかがですか。
「僕は極めてポジティブですし、選手もネガティブになることなく、ポジティブにチャレンジしてくれているので、そこは大丈夫だと思います。それに、苦しい状況ですけど、いつもどこに行ってもファン・サポーターの方が熱くサポートしてくれているので、それは本当にありがたいです。アウェイでもホームでも、スタジアムに来られなくても、そういう声を聞かせてもらっていますので、本当に感謝しています。そういう人たちのおかげでポジティブになれているのもありますし、気持ちに応えるためにも次に向かってやっていきたいと思っています」

Q.監督としてチームを引き継ぎ、まずはシンプルに整理した上で、さらに積み上げていく段階に入っていると思います。その難しさは感じていますか。
「そうですね。いきなり全部に手をつけることは難しいので、『バランスを取りながら』という表現をしています。選手の頭の中がいっぱいになると思い切ってプレーできなくなってしまうので、そういうことがないようにしなければいけません。だけど、改善しなければいけない部分もあります」

Q.練習を見ていても、選手への要求を少しずつ伝えている印象があります。
「今伝えているのは『主体的に』という話です。結局、言われたことをやるだけではサッカーは成立しないですし、試合の中で対応できません。判断や考えを整理して、それを各々がやって、それがくっついていけばという形です。もちろん、こちらからも具体的に『こういうふうにやりたい』ということは言いますが、『次は右、次は左、次はそこに出して』とやっても、相手がいることなのでうまくいかないですから」

Q.今節はホームに戻っての試合です。連敗を止め、再び仕切り直したいところだと思います。
「本当に勝点が必要な状況なので、まず勝点をしっかり取れるよう、勝点3を目指してプレーしたいです。自分たちにとって必要なことですし、応援してくれている皆さんもそれが見たいわけですから、それを達成できるようにやっていきたいと思います。試合ごとに順位は出ますが、二つ先や三つ先を見ても何も変わらないので、目の前を大事にするということは変わらずにやりたいと思います」


MF 28 野嶽 惇也
Q.前節を振り返ると、前半は先制点を奪い、悪くない内容だったように見えました。実際にプレーしていての感触はいかがでしたか。
「前半は相手の狙いもあまりはっきりとしなかった中で、試合までのトレーニングで監督が求めてきたことに対しての自分たちのチャレンジという意味では、得点にもつながりましたし、良かったと思います」

Q.前半は愛媛のエンジンがかかっていなかったのか、それともザスパがかけさせなかったのでしょうか。
「両方だったと思います。ただ、やっぱりボールにアタックに行かないと奪えないですし、自分たちから奪いに行って、前向きで奪ったときに、よりゴール近くまで行けていた点は良かったと思います」

Q.もう少し高い位置で守れていれば、より良かったのでしょうか。
「(愛媛の)大木さん(大木武監督)のやり方として、つなぐのがうまいチームを作ってくるので、難しいところではあります。結果論にもなりますが、高知戦ではブロックを敷いて粘り強く勝ちました。ただ、さらに前から奪いに行こうとなったときに、熊本戦のように少し穴が空いてしまうこともあります。そこは対戦相手の出方や力量によって判断しないといけない部分もありますし、僕としては、守る位置は低かったかもしれませんが、前半は悲観する感じではなかったと思います」

Q.後半は立て続けに失点しました。相手の変化をどのように感じていましたか。
「J2から落ちてきたばかりなので実力のある選手がそろっていますし、2トップに変えてきて、イヤなところを突かれて1失点してしまいました。そこまでは仕方がない部分もあったかもしれませんが、そこで少しふわっとなってしまって追加点を許したのは良くなかったです。ゴールキックの始め方だったり、ゲーム運びの部分であったり、自分たちからリズムを崩してしまったところは反省点です。あそこは1回押し上げて蹴っても良かったと思いますし、そういうところを一人ひとりが感じてサッカーをやっていかないといけません。相手が強くなっていくほど、そういう隙を突かれることになります」

Q.依田監督になって3試合を戦いました。粘り強さというベースを作った上で、さらに別の部分を積み上げていく難しさもあるでしょうか。
「若い選手や経験の少ない選手が多いので、そこは難しいところです。僕としても、どこから伝えようかとか、言い過ぎてそっちが強くなってしまってもいけない。ただ、もう少し相手を見てサッカーができるようになればとは思います。そうすれば前半もボールをもう少し持てただろうし、ブロックを敷く位置が低くても、自分たちがボールを持つ時間が長ければ疲弊具合を減らせます。僕としては、相手コートでボールを動かして、ジャブを打つようにできていればなとは感じていました」

Q.今節は再びホーム戦となります。意気込みをお願いします。
「この状況、勝てていない状況に慣れないことが一番大事だと思います。そこを跳ね返していくんだという気持ちの部分と、積み上げていくところを一人ひとりが意識していければと思います。それが積み上がってくれば、チームとしても成熟していけると思いますし、結果にもつながってくると思うので、そういうところを大事にしながら頑張っていきたいです」



DF 16 山原 康太郎
Q.前節は所属元の愛媛FCとの試合で、契約上の理由により出場できませんでした。どのように試合を見ていましたか。
「前半はすごくうまくいっていたと思いますし、逆に愛媛は全然うまくいっていないなと思っていました。ただ、後半は状況が変わって、難しい試合になってしまいました」

Q.前半の終盤から少し押し込まれる時間もあり、後半は立て続けに失点しました。外から見て、ピッチでは何が起きていたと感じましたか。
「前半は愛媛があまり噛み合っていませんでしたが、後半の頭から3人代えてきましたし、樺山(諒乃介)選手などはアイデアもあってクオリティを出せる選手です。そうした選手が入ってきたときに、なかなか合わせられなかったのかなというのは少し感じました」

Q.久しぶりの連続失点となりました。
「そこはやっぱり課題になりますね。1点取られただけだったらまだいけたと思いますが、パンパンと決められてしまうと精神的にもくると思います。あそこで粘れるようにというのは次の日のトレーニングでもコーチ陣から言われましたし、僕たちが変えていかないといけないところだと思います」

Q.新体制の初戦で勝利したあとに連敗となりました。チームの雰囲気はいかがですか。
「今日もそんなに落ち込んでいる感じはなかったですし、監督が代わって新しく積み上がってきているものは間違いなくあると思います。前回は久しぶりに複数失点してしまいましたが、ここで崩れることなく、もう1回自分たちの良さや粘り強さを出しながら、積み上がってきている前に行く姿勢も出していければと思います」

Q.今節は再びホームで戦います。琉球戦への意気込みをお願いします。
「前回のホームで負けていますし、連敗もしているので、ホームで勝ちたいとすごく思っています。それに、まだ先発で出られるか分かりませんが、ここで僕が試合に出て勝てれば『やっぱり山原だよな』となると思いますし、皆さんにそう思ってもらいたい。個人的には今週に結構懸けています。それにチームとしても勝たないといけないと思いますし、詰まっていた順位も少しずつ離れていっています。J2復帰という目標のためには最低でも6位以内に入らないといけないですし、これ以上離されないためにも絶対に勝ちたいと思っています」


MF 36 安達 秀都
Q.前節で、ようやく復帰となりました。今シーズンは開幕直前にけががあり、苦しい時期を過ごしてきたと思います。
「けがをしている中でもやれることはありましたし、地道な作業でしたが、復帰したときにより良いパフォーマンスができるように準備はしてきました。まずは復帰できて良かったなと思います」

Q.試合勘やご自身のコンディションはいかがですか。
「体力的な部分は大丈夫なので、あとは技術的な部分の細かい調整を頑張っていきます」

Q.前節の愛媛戦は久しぶりの出場となりました。ご自身のプレーを振り返っていかがですか。
「手ごたえがあったかと言われると、そうではないです。負けている状況での出場だったので、もっと前に勢いを持っていきたかったところでした。ただ、相手もボールを保持してくるチームなので、ボールを奪えずに走らされてしまったなという印象です」

Q.離脱し監督が代わってから3試合で1勝2敗です。ここまでの変化や手ごたえ、課題をどう感じていますか。
「沖田さん(沖田優前監督)のときももちろんありましたが、依田さんになって、より一層『戦う』というベースの部分は求められていると思いますし、そこをやっていければと思っています」

Q.チームとして得点を増やしていきたい中で、安達選手が攻撃にアクセントを加えることも期待されます。
「練習の中からゴールを目指して得点を決めていけば、試合でも使ってくれると思うので、練習からやっていきたいと思います」

Q.次節はホームに戻っての試合です。意気込みをお願いします。
「ここまで負けが多くなっていますが、短いスパンで急に強くなれることはないので、1試合1試合、目の前の試合を大事にしてやっていきたいと思います」

progress of a match 試合経過

ザスパ群馬
FC琉球
前半後半計データ計後半前半
11シュート8
3CK1
GK
11FK11
オフサイド
0PK0

MEMBER LINEUP メンバーラインナップ

スターティングメンバー
  • GK 13 近藤壱成

  • DF 22 貫真郷

  • DF 2 中村涼

  • DF 16 山原康太郎

  • DF 3 大畑隆也

  • MF 20 下川太陽

  • MF 28 野嶽惇也

  • MF 27 藤村怜

  • MF 19 モハマドファルザン佐名

  • FW 99 中島大嘉

  • FW 17 百田真登

控えメンバー
  • GK 88 キムジェヒ

  • DF 30 小柳達司

  • MF 6 米原秀亮

  • MF 8 神垣陸

  • MF 15 風間宏希

  • FW 9 青木翔大

  • FW 18 田中翔太

  • FW 29 松本皐誠

  • FW 77 小竹知恩

監督
  • 依田光正

スターティングメンバー
  • GK 1 佐藤久弥

  • DF 23 曽田一騎

  • DF 14 鈴木順也

  • DF 27 船橋勇真

  • DF 4 藤春廣輝

  • DF 17 加藤悠馬

  • MF 13 岩本翔

  • MF 32 高柳郁弥

  • FW 16 井堀二昭

  • FW 18 上野瑶介

  • FW 10 富所悠

控えメンバー
  • GK 33 宮本流維

  • DF 24 川口尚紀

  • MF 8 堀内颯人

  • MF 11 石浦大雅

  • MF 46 池田廉

  • MF 55 幸喜祐心

  • FW 9 浅川隼人

  • FW 19 照内利和

監督
  • 平川忠亮

DATA 試合環境

入場者数
2016人
天候
晴 26.8℃℃ 41%%
主審
上田隆生
副審
辛島宗烈、宮尾駿希

MOVIE ハイライト動画

COMMENT 監督&選手コメント

監督コメント

依田光正監督
「まず、どんな状況でもサポートし続けてくれているたくさんの方々に感謝したいです。本当にいつもパワーをいただいていますし、今日もそのパワーで逆転まで持っていけたと思います。選手の力になっていると感じています」

Q.今日は(同じフォーメーション同士の)ミラーゲームだったと思いますが、そこで意識したことは何でしょうか。
「自分たちの良さを出すところと、相手の良さを出させないところは意識してやるようにしました」

Q.自分たちの良さを出せたのは、どういった点でしょうか。
「どんどん前に出ていこう、ゴールに向かっていこうというところは、攻守において出たかなと思います」

Q.早い時間帯に先制されましたが、その後はむしろザスパのペースとなりました。どういったところが良かったのでしょうか。
「前節は連続失点していましたので、そこのメンタリティは強く伝えていました。何があっても動じない、サッカーは90分でやるものだから、ひとつの事柄に動じないようにして、自分たちがやるべきことをやろうと伝えていました。選手たちがそれをやり続けてくれたと思います」

Q.後半の入りは琉球が勢いを持って入ってきましたが、すぐに立て直しました。ハーフタイムにはどのような指示を出したのでしょうか。
「自分たちのやるべきことは変わらないですが、相手が必ず対策してくるので、そこに対しての対応力や相手を見てプレーすること、臨機応変さなどの話はしました」

Q.青木翔大選手と松本皐誠選手が今季リーグ戦初出場となりました。期待したところと、プレーの評価を教えてください。
「2人とも前線の選手なので、ゴールに向かっていく推進力は期待して送り出しました」

Q.松本選手は終盤にCKを獲得するなど、見せ場を作っていました。
「ものすごく良かった部分もありますし、もうちょっと丁寧に、という部分もありました。ただ、思い切ってプレーしてもらいたいと思っているので、次の課題にしてやってくれればと思います」

選手コメント

選手写真

DF3

大畑 隆也Ryuya OHATA


Q.連敗を止めましたが、後半のアディショナルタイムは7分ありました。かなり長く感じたのではないでしょうか。
「そうですね。終盤も前から守備にいこうという話ではあったんですけど、うまくかいくぐられてしまってゴール前まで来られるシーンが何回かありました。でも、剥がされたら全員でしっかりと戻ろうというところを、最後の最後までチーム全体でやれた成果かなと思います」

Q.早い時間帯に先制されましたが、その後はむしろザスパのペースだったのではないでしょうか。
「前節は3失点が連続で続いてしまっていましたが、依田監督から『1失点しても全然問題はないから、自信を持っていこう』という話を前もってされていました。もちろん、失点しないのが最高ですけど、そこで落ちることはなく、みんなが『大丈夫だ』という気持ちで戦えたからだと思います」

Q.前半のうちに逆転できそうな展開でしたが、同点で後半に入りました。気落ちはなかったのでしょうか。
「後半に点が取れそうだなというイメージもありました。前半の最後に僕が決めていればというのは反省ですけど、そこまで悲観することなく、後半も続けていけばいけるなという気持ちはありました」

Q.終盤は琉球の猛攻を浴びましたが、ピンチの場面でもギリギリでボールをかき出していました。
「それもトレーニングで続けていることですし、最後の最後で守り切るところは練習の中で積み上げているものなので、今日それが出せたのは良かったかなと思います」

Q.連敗を止めたことで、より前向きに次節へ向かっていけるのではないでしょうか。
「ただ、こうして勝ったあとに連続して勝つことがなかなかできていないですし、まだまだ上を見ているので、そこに食らいついていくためにも、何としても連勝したいと思います」

選手写真

MF27

藤村 怜Ren FUJIMURA


「前半の早い時間帯で失点してしまいましたが、そこから慌てずにやっていればチャンスはあると思っていました。その中で逆転できたというのは、チームとして力がついてきているのかなと思います」

Q.同点ゴールとなったFKは、直接ゴールを狙っていたのでしょうか。
「ゴールは狙っていないですが、狙いどおりのところに蹴れてはいたので、ゴールにつながって良かったです」

Q.あのゴールから攻勢も強まったように思います。
「点が入ればチームに勢いが出るというのは自然なことなので、あの時間帯に取れて良かったですね」

Q.勝利しましたが、今後の課題を挙げるとすると、どういったところでしょうか。
「課題はまだまだ多いと思います。攻撃のところでアイデアのあるプレーを出すことや、もう少し安定させながら前進していくというところなどはそうだと思います。守備についても、もっともっとしゃべらないといけないところが多かったと思います」

Q.声をかけ合う必要があった場面には、失点シーンも含まれるのでしょうか。
「あの場面も、監督から提示されていたことをできていたかと言われたら、できていなかったですし、そういったところも課題だと思います」

Q.連敗を止めました。次戦に向けての意気込みをお願いします。
「今季はまだ連勝できていないですし、まだまだ順位も下のほうです。良い練習ができたことで今日の勝ちがあったと思うので、またチーム全体で強度のある練習をして試合に臨めれば勝てると思います。練習から突き詰めていきたいです」

選手写真

DF22

貫 真郷Masato NUKI


Q.プロ初ゴールを挙げました。今の心境を教えてください。
「いやあ……うれしいものですね、やっぱり。うれしかったです。アシストのチャンスは今までにも何回かありましたが、得点のチャンスはあまりなかったので、こうやって取れて良かったです」

Q.サイドの連係から生まれたゴールでしたが、シュート前の準備などはどのようにしていたのでしょうか。
「逆サイドからのクロスに入っていくことは言われていて、そこにいたから取れた得点だったと思います。練習からできていたところが試合でも出て、良かったです」

Q.かなりフリーな状態でこぼれ球を押し込みましたが、逆に緊張もあったのではないでしょうか。
「なんか一瞬、時が止まったような感じがしたんですけど、決められて良かったです」

Q.早い時間帯に先制されましたが、その後はザスパのペースになったように見えました。ピッチ上での感触はいかがでしたか。
「失点する前も、そんなにやられる感じはしなかったですし、失点後も慌てずに、みんな自信を持ってプレーできていた感じがありました。逆転できるという気持ちはみんなが持っていたと思います」

Q.右サイドでの活躍がより期待されているなかで、ご自身としても自信がついてきているのではないでしょうか。
「依田さんが監督になってから積み上がってきているものは確実にあると思うので、さらに合わせていけたら良いなと思います」

Q.連敗を止めたことで、次の試合にはより前向きに向かっていけるのではないでしょうか。
「そうですね。ただ、上がっていくには連勝が必須なので、そこはみんなで意思統一して頑張りたいと思います」

Q.次はアウェイでの連戦となります。どのように戦っていきたいですか。
「プレーしていて、試合ごとにチームが良くなっているのを実感しているので、そこは続けていきたいです」

SUMMARY総括

藤村怜のFK、貫真郷の逆転弾
ホームで連敗を止める今季3勝目


2試合ぶりにホーム・正田醤油スタジアム群馬へ戻ってきたザスパ群馬。これまで雨天のホームゲームが続いていたが、試合当日はメインスタンドから赤城山の稜線も見渡せる晴天に恵まれ、ひさびさの好天の中でキックオフを迎えた。

ザスパは前節・愛媛FC戦から先発1人を変更。契約上の理由で前節に出場できなかった山原康太郎がスタメンに復帰した。また、青木翔大が昨年の負傷から復帰後初めてリーグ戦のメンバーに入ったほか、シーズン開幕前に負傷していた米原秀亮と松本皐誠も今季初のリーグ戦メンバー入りを果たした。

試合は琉球ボールでキックオフ。立ち上がりからザスパが積極的にプレスをかけると、後方からボールをつなぎたい琉球もロングボールを多用し、安全策を取る展開となる。互いに主導権を握り切れない序盤だったが、開始早々に試合が動いた。

6分、琉球がCKを獲得すると、ショートコーナーから攻撃を展開。ボールを受けた加藤悠馬への対応が遅れ、カットインからファーサイドへ巻くように放たれたシュートがゴールに吸い込まれる。ザスパは早い時間帯に先制を許してしまった。

失点直後はやや落ち着かない時間帯もあったが、徐々にザスパが反撃のペースをつかんでいく。13分には藤村怜がスルーパスを狙い、17分には貫真郷が中島大嘉へアーリークロスを送るなど、少しずつ相手ゴールへ迫る場面を増やしていった。

すると28分、ゴール正面やや左、距離のある位置でFKを獲得する。キッカーの藤村がゴール前へ浮き球を送ると、競りに入った山原の頭上を越えたボールがワンバウンド。琉球GK佐藤久弥の対応が難しい軌道となり、そのままゴール右へ吸い込まれた。藤村のFKが直接決まり、ザスパが試合を振り出しに戻した。

勢いに乗るザスパは38分、中島のパスを受けた百田真登が反転しながらミドルシュートを放つが、GKにセーブされる。さらに41分にはFKからの混戦で中島がシュートを放つも、クロスバーを直撃。こぼれ球を拾った大畑隆也もシュートを狙ったが、ゴール左へ外れた。逆転には至らなかったものの、失点後にしっかりと盛り返し、1-1で前半を折り返した。

後半は琉球が攻勢を強める立ち上がりとなったが、ザスパもすぐに立て直す。そして57分、ペナルティエリア内で中島、下川太陽、百田とつなぐ見事なコンビネーションから決定機を作り出す。百田のシュートはGKに阻まれたものの、こぼれ球に反応した貫が押し込み、ついに逆転に成功した。

リードを奪ったザスパは72分に3枚替えを敢行。松本が今季初出場を果たし、風間宏希と神垣陸を投入して運動量と強度の維持を図る。79分には青木も復帰後初のリーグ戦出場を果たし、前線で体を張ってボールを収めるなど、チームを支えた。さらに90+5分には田中翔太を送り出し、試合を締めくくりにかかる。

終盤は琉球の反撃にさらされながらも、選手たちが集中力を保って対応。後半アディショナルタイムの90+6分には、松本が持ち前の推進力を発揮してCKを獲得し、相手陣内で時間を使う。

そして、そのまま2-1で試合終了。開始早々の失点にも動じず、前半のうちに追いつき、後半に勝ち越す逆転勝利を収めた。復帰した選手たちも力を発揮し、チーム一丸となってつかんだ今季3勝目。ホームのファン・サポーターの前で連敗を止め、再び前へ進む一歩を踏み出した。

文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)