ザスパ群馬
群馬
正田醤油スタジアム群馬
前半
後半
試合前
ロアッソ熊本
熊本
粘り強さを次の力に ホーム連勝でさらに前へ
「ホームでの草津節は最高でした」(下川太陽)
前節・高知ユナイテッドSC戦で、待望の瞬間がようやく訪れた。今季ホーム初勝利は、依田光正新監督の初陣を飾る勝利でもあった。さまざまな思いを胸に、選手も、ファン・サポーターも、皆が喜び合う。山原康太郎にとってはバースデー勝利となり、自身初の経験だったという。
しかし、喜びも束の間に、チームは次の戦いへと歩みを進めている。オフを挟んで22日、チームはロアッソ熊本戦に向けたサイクルをスタート。シルバーウイークの連休中ということもあり、多くのファン・サポーターが見守る中で行われたトレーニングは、活気に満ちたものとなった。
普段から声を出しているベテランだけでなく、多くの選手から声が発せられていたことについて、依田監督は「誰かだけじゃなくて、全員でやろうとは言っています」と語る。選手たちをそう導きつつ、自然と声が生まれやすく、個々の責任が可視化されやすいメニューも意図的に組んでいるという。少し自信を失いかけていたチームにとって、有効なアプローチになっているはずだ。
そして前節は、今季リーグ戦初のクリーンシートでもあった。依田監督は「内容はどうあれ、まず粘り強く」と選手を送り出し、選手もそれに応えた。クローザーとして終盤に投入された小柳達司は「監督が変わって4日間しか準備期間がなかったので、何かを習得したというのはないですが、しっかりと話しながらやってきた。粘り強さやミスをカバーするといった意識が少し変わったからこそ、クリーンシートで終えられたのかなと思います」と分析している。
もちろん、ピンチが皆無だったわけではない。選手たちは「課題はあった」「修正しなければいけないところも多い」「課題の部分ばかり」と口にした。それでも無失点で勝利という結果をつかみ、新監督の白星発進という事実を生み出したことは大きい。山原も「依田さんを信じて進んでいけば勝てるぞというような、気持ちの持ちようも良い方向に向いたんじゃないかなと思います」と、流れを引き寄せるような勝利になったことを強調した。
そして今節の相手である熊本は現在、ザスパと勝点4差の10位。7試合で6得点と決定力に課題を抱える一方、4失点はリーグ最少と守備は安定している。これはゴール前の堅さだけでなく、ボールを保持することで相手に攻撃される時間を減らしていることも一因だろう。前節の反省として、下川が「もっとボールを持てると思いますし、それで守備の時間も減らせると思います」と語ったのと同じく、ザスパが目指している部分でもある。
前節に見せた粘り強さはそのままに、「よりボールを奪いに行ったり、ゴールに迫ったりするところを深められたら」という依田監督の言葉どおり、相手陣内でプレーする時間を増やせれば、熊本が得意とするボール保持の時間を減らすことにもつながる。泥臭く戦う姿勢を土台としながら、より攻撃的なザスパを表現する。依田体制での連勝を飾り、ホームでもう一度、草津節を響かせたい。
文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)
依田 光正監督 Q.前節・高知ユナイテッドSC戦はセットプレーからの得点が決勝点となりました。福島ユナイテッドFC時代に途中から指揮を執った初戦もセットプレーからの得点で勝利したと話されていましたが、似た形になりました。 「そうなんですよ。本当に、みんなに感謝です」
Q.ただ、ワンチャンスを生かしたというより、セットプレーのチャンスが何度かあった中での得点でした。ある程度、攻め込むことはできていたのではないでしょうか。 「本当はもっともっと攻撃したいですし、ボール保持率は相手のほうが高かったですけど、ゴールに迫るチャンスはなくはなかったので、もっと回数を多くしたいと思います」
Q.今季は良い入りながら先に失点する試合が多くなっていましたが、前節は自陣で守る展開になりながらも粘り切りました。 「『内容はどうあれ、まず粘り強く』というのは選手にも言っていましたし、そこが課題でもありました。どういう展開になっても、勝った場合に勝点3が得られるのは一緒です。ただ、もちろんもっと攻撃の回数が多くて、もっとボールを奪いに行ける回数が多いに越したことはないです」
Q.とはいえ、ピンチもありましたが無失点に抑えました。全体的にはコンパクトさが増し、良い距離感で連動していた印象があります。 「そこは『バランス』という言葉で話をしているところです。チームがこういう状況になって、もちろん以前からもやっていますが、もう一歩足を出したり、相手に圧力をかけたり、最後まで粘り強くというところを、選手自身もより一層意識してくれているのかなと思います。次も続けられれば力になりますし、続けなければいけないので、そうなるようにやっていきたいです」
Q.一方で攻撃に関しては、体制変更後の初戦ということもあって、ややセーフティーに寄った印象もありました。 「みんなの意図を合わせるという作業が大事だと思います。その意図がなかなかそろわないシーンが多かったというのはありましたが、それでも何回かは『こうやりたいよね』『そうだよね』というシーンがあったので、今日のミーティングではもう少し深めていこうという話をしました」
Q.監督交代後の初戦で勝てたことは、チームにとって大きかったのではないでしょうか。 「そうですね。最下位を脱出したというのもすごく大きいですし、そもそもホームゲームで勝てていなかったので、応援してくださる方々に勝利を届けられたのはすごく大きかったと思います」
Q.試合後、ファン・サポーターへ挨拶に行った際の雰囲気はいかがでしたか。 「応援してくださる方々が待ち望んでいた姿だったと思いますし、笑顔であふれていて、すごく良いシーンだと感じました」
Q.今節もホームゲームとなります。連勝となれば、順位表の景色も変わってくるのではないでしょうか。 「前節もそうでしたが、何位を目指すということではなくて、一つずつ勝っていけば自ずとそうなっていくのかなという考え方です。あまり遠くを見ても足元がおろそかになってしまうので、目の前の1試合やワンプレーを大事にしようというふうにやっています」
Q.今日の練習でも、守備のタイトさやお互いの関わり方について細かくアドバイスを送っていたように見えました。ここから浮上していくためには大事なポイントでしょうか。 「個人が強くなるというのが、フットボーラーとしてまずは大事だと思います。個人が強くなって、その強い個人の集まりが大きなグループになっていくと思っています」
Q.練習中の声も、特定の選手だけではなく、全体的に活発になってきた印象があります。 「誰かだけではなくて、全員でやろうとは言っています。誰かがそっぽを向いたら絶対にうまくいかないですし、一人だったら気づけないことも、もう一人いれば気づける。だからチームでしょ、と。全員でやろうということと、元気良くやろうというのは言っていますね」
Q.今週末はロアッソ熊本戦です。今節でも継続したい部分や、より求めていきたいところはどんなところでしょうか。 「粘り強さはもちろん継続して、よりボールを奪いに行ったり、ゴールに迫ったりするところを深められたらと思います」
DF 30 小柳 達司 Q.前節は今季リーグ戦初出場となりました。ホーム初勝利、無失点という結果になりましたが、この試合とそれまでの流れをどう振り返りますか。 「依田(光正)さんが監督になって新しくやっていこうという部分もありますし、これまで沖さん(沖田優前監督)の下で築き上げてきたものもあります。どちらも良い形で出せればと思っていましたが、相手もいることなので、出せた部分もあれば、修正しなければいけない部分もあると思ってベンチから見ていました。自分がどういう時間帯で入るかもイメージしながらでしたが、ピンチもありましたけど無失点で試合を終えられて、役割としてはある程度はできたのかなと思います」
Q.今季は良い入りから先制されてしまう試合が多くなっていましたが、前節は苦しい時間帯もありながら失点しませんでした。 「監督が代わって4日間しか準備期間がなかったので、新しくやることと言っても、みんなの頭を合わせたり、目線を合わせたりという部分だったと思います。個人個人が何かを習得したということではないですが、しっかりと話しながらやってきたので、粘り強さやミスをカバーするといった意識が少し変わったからこそ、無失点で終えられたのかなと思います。そういう部分は継続しつつ、細かいところで修正しなければいけない部分も多くあるので、そこも引き続きやっていくというところだと思います」
Q.ホーム初勝利となりました。ファン・サポーターのところへ挨拶に行ったときの雰囲気はいかがでしたか。 「苦しんでいたぶん選手たちも喜んでいましたし、ファン・サポーターの皆さんもすごく喜んでいたので、あれを数多くホームでやりたいです。何回もできれば順位も上がっていきます。まずは一日一日積み上げて、次の試合、次の試合と戦っていきたいと思っています」
Q.小柳選手自身はケガもありましたが、今季ここまでカップ戦では非常に調子が良いようにも見えました。ご自身のコンディションはいかがですか。 「コンディションはまあまあ良いのかなと思います。この年になって、体を追い込まないと落ちていくというのは分かっているので、体の状態の見極めは大事ですけど、全体練習のあとにいろいろやったりもしています。その成果もありますし、手術した際に自分の中で整理できた部分もあります。試行錯誤しているものが良い形で出ればと思っています」
Q.今節も再びホームで戦えます。連勝を狙いたいところだと思います。 「連勝はマストだと思いますけど、順位を気にするというよりは、一つひとつ目の前の相手に勝っていって、気がついたら『こんなに順位が上がっていたんだ』となるのが一番良いと思います。自分も最年長ですから、少なからず影響力はあると思うので、一日一日の練習の雰囲気や個々の取り組み、自分の取り組みを見ていきたいです。チームの成長を感じて、自信を持って週末を迎えられれば、おのずと勝てるんじゃないかと思います」
DF 16 山原 康太郎 Q.前節は自身26歳の誕生日での勝利となりました。意外と経験したことのない選手も多いと思います。 「(これまで)なかったですね。そもそも誕生日に試合ということがあまりなかったので、初めての経験でした」
Q.いろいろなものが重なったホーム初勝利になりました。 「本当に最高の誕生日になりましたし、みんなにああやって祝ってもらえるのは初めてだったので、すごく良い思い出になりました。でもやっぱり、ホーム初勝利というのが一番うれしかったですね」
Q.ファン・サポーターも選手たちも待ち望んでいた1勝だったと思います。この1勝で何か変わってくるところはあるでしょうか。 「もちろん内容に課題はありましたが、監督が代わって戦い方にも少し変化があった中で、ああやってみんなで粘り強く守りながら勝点3を取れたことは、次への自信につながると思います。監督を信じて進んでいけば勝てるぞ、というような気持ちの持ちようも良い方向に向いたんじゃないかなと思います」
Q.今季は良い入りから先に失点してしまう試合が続いていましたが、前節は我慢する展開から最後まで粘りました。 「依田さんが監督になった最初の試合で、絶対に負けたくないという気持ちが強かったことで、少し受ける形になったかなとは思います。そこは課題のひとつですけど、そこで失点せずに粘り強く戦って、セットプレー1本を取って勝てるというのは、結構強いチームの勝ち方だとも思うので、粘り強さは継続していきたいですね」
Q.その上で、攻撃面をもっと出していきたいところでしょうか。 「そうですね。そこはミーティングでも言われましたし、もう少しボールを大切にする部分を出せれば、もっと良くなると思います。ただ、勝点3が何より必要だったので、今回は結果を手繰り寄せることができて良かったですし、勝ちながら修正していければと思います」
Q.今節も続けてホームで戦えます。連勝すれば、また景色も変わってきそうです。 「順位表を見ると、下も詰まっていますし、上も詰まっているので、連勝していけば見える景色はまるで変わってくると思います。なので絶対に勝ちたいと思っていますし、僕個人としては翌週の愛媛FC戦には出られないので(期限付き移籍中のため)、熊本に勝って連勝して、良い流れにして次の出番に備えたいと思っています」
MF 20 下川 太陽 Q.前節は2試合ぶりの先発となり、ホーム初勝利を達成しました。 「課題はすごくありましたし、ほぼ課題の部分ばかりだったんですけど、粘り強く無失点で勝点3を取れたことは、すごく前向きに感じています」
Q.今季リーグ戦初の無失点試合でもありました。守備の意識が変わった部分や、良くなった部分はあったのでしょうか。 「コンパクトにすることと、自分たち前線の選手の頭をボールが越えたらプレスバックするという意識はあったので、その部分は良かったんじゃないかなと思います」
Q.前半25分ごろには、ペナルティエリア内まで長い距離を戻って守ったシーンがありました。 「自分のところでは絶対にやらせたくないということと、自分のラインを越えられたら、まずゴールからという意識はあったので、とにかくついていくことだけを意識してやっていました」
Q.久しぶりのホームでの勝利でした。試合後に挨拶に行った際のスタジアムの雰囲気はいかがでしたか。 「ホームでの草津節は最高でした。ファン・サポーターのみんなの笑顔を見られることが『勝って良かったな』と思える部分なので、それをどんどん増やしていきたいです。目標はJ2復帰なので、それを達成できるように、まずは目の前の1試合1試合を勝っていくことを考えてやっていきたいと思います」
Q.今節の相手・ロアッソ熊本もボールを回すのがうまい相手だと思います。どのように戦っていきたいですか。 「自分たちのサッカーをして、守備のときは粘り強く。勝つことだけにこだわってやっていきたいと思います」
Q.その上で、もっと攻める回数を増やしたいところでしょうか。 「ザスパにいるのはうまい選手ばかりなので、もっとボールを持てると思いますし、それで守備の時間も減らせると思います。どんどん攻撃のクオリティを出して、1点ではなく2点、3点と取れるようにやっていかないといけないと思います」
粘り強さを次の力に
ホーム連勝でさらに前へ
「ホームでの草津節は最高でした」(下川太陽)
前節・高知ユナイテッドSC戦で、待望の瞬間がようやく訪れた。今季ホーム初勝利は、依田光正新監督の初陣を飾る勝利でもあった。さまざまな思いを胸に、選手も、ファン・サポーターも、皆が喜び合う。山原康太郎にとってはバースデー勝利となり、自身初の経験だったという。
しかし、喜びも束の間に、チームは次の戦いへと歩みを進めている。オフを挟んで22日、チームはロアッソ熊本戦に向けたサイクルをスタート。シルバーウイークの連休中ということもあり、多くのファン・サポーターが見守る中で行われたトレーニングは、活気に満ちたものとなった。
普段から声を出しているベテランだけでなく、多くの選手から声が発せられていたことについて、依田監督は「誰かだけじゃなくて、全員でやろうとは言っています」と語る。選手たちをそう導きつつ、自然と声が生まれやすく、個々の責任が可視化されやすいメニューも意図的に組んでいるという。少し自信を失いかけていたチームにとって、有効なアプローチになっているはずだ。
そして前節は、今季リーグ戦初のクリーンシートでもあった。依田監督は「内容はどうあれ、まず粘り強く」と選手を送り出し、選手もそれに応えた。クローザーとして終盤に投入された小柳達司は「監督が変わって4日間しか準備期間がなかったので、何かを習得したというのはないですが、しっかりと話しながらやってきた。粘り強さやミスをカバーするといった意識が少し変わったからこそ、クリーンシートで終えられたのかなと思います」と分析している。
もちろん、ピンチが皆無だったわけではない。選手たちは「課題はあった」「修正しなければいけないところも多い」「課題の部分ばかり」と口にした。それでも無失点で勝利という結果をつかみ、新監督の白星発進という事実を生み出したことは大きい。山原も「依田さんを信じて進んでいけば勝てるぞというような、気持ちの持ちようも良い方向に向いたんじゃないかなと思います」と、流れを引き寄せるような勝利になったことを強調した。
そして今節の相手である熊本は現在、ザスパと勝点4差の10位。7試合で6得点と決定力に課題を抱える一方、4失点はリーグ最少と守備は安定している。これはゴール前の堅さだけでなく、ボールを保持することで相手に攻撃される時間を減らしていることも一因だろう。前節の反省として、下川が「もっとボールを持てると思いますし、それで守備の時間も減らせると思います」と語ったのと同じく、ザスパが目指している部分でもある。
前節に見せた粘り強さはそのままに、「よりボールを奪いに行ったり、ゴールに迫ったりするところを深められたら」という依田監督の言葉どおり、相手陣内でプレーする時間を増やせれば、熊本が得意とするボール保持の時間を減らすことにもつながる。泥臭く戦う姿勢を土台としながら、より攻撃的なザスパを表現する。依田体制での連勝を飾り、ホームでもう一度、草津節を響かせたい。
文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)
依田 光正監督
Q.前節・高知ユナイテッドSC戦はセットプレーからの得点が決勝点となりました。福島ユナイテッドFC時代に途中から指揮を執った初戦もセットプレーからの得点で勝利したと話されていましたが、似た形になりました。
「そうなんですよ。本当に、みんなに感謝です」
Q.ただ、ワンチャンスを生かしたというより、セットプレーのチャンスが何度かあった中での得点でした。ある程度、攻め込むことはできていたのではないでしょうか。
「本当はもっともっと攻撃したいですし、ボール保持率は相手のほうが高かったですけど、ゴールに迫るチャンスはなくはなかったので、もっと回数を多くしたいと思います」
Q.今季は良い入りながら先に失点する試合が多くなっていましたが、前節は自陣で守る展開になりながらも粘り切りました。
「『内容はどうあれ、まず粘り強く』というのは選手にも言っていましたし、そこが課題でもありました。どういう展開になっても、勝った場合に勝点3が得られるのは一緒です。ただ、もちろんもっと攻撃の回数が多くて、もっとボールを奪いに行ける回数が多いに越したことはないです」
Q.とはいえ、ピンチもありましたが無失点に抑えました。全体的にはコンパクトさが増し、良い距離感で連動していた印象があります。
「そこは『バランス』という言葉で話をしているところです。チームがこういう状況になって、もちろん以前からもやっていますが、もう一歩足を出したり、相手に圧力をかけたり、最後まで粘り強くというところを、選手自身もより一層意識してくれているのかなと思います。次も続けられれば力になりますし、続けなければいけないので、そうなるようにやっていきたいです」
Q.一方で攻撃に関しては、体制変更後の初戦ということもあって、ややセーフティーに寄った印象もありました。
「みんなの意図を合わせるという作業が大事だと思います。その意図がなかなかそろわないシーンが多かったというのはありましたが、それでも何回かは『こうやりたいよね』『そうだよね』というシーンがあったので、今日のミーティングではもう少し深めていこうという話をしました」
Q.監督交代後の初戦で勝てたことは、チームにとって大きかったのではないでしょうか。
「そうですね。最下位を脱出したというのもすごく大きいですし、そもそもホームゲームで勝てていなかったので、応援してくださる方々に勝利を届けられたのはすごく大きかったと思います」
Q.試合後、ファン・サポーターへ挨拶に行った際の雰囲気はいかがでしたか。
「応援してくださる方々が待ち望んでいた姿だったと思いますし、笑顔であふれていて、すごく良いシーンだと感じました」
Q.今節もホームゲームとなります。連勝となれば、順位表の景色も変わってくるのではないでしょうか。
「前節もそうでしたが、何位を目指すということではなくて、一つずつ勝っていけば自ずとそうなっていくのかなという考え方です。あまり遠くを見ても足元がおろそかになってしまうので、目の前の1試合やワンプレーを大事にしようというふうにやっています」
Q.今日の練習でも、守備のタイトさやお互いの関わり方について細かくアドバイスを送っていたように見えました。ここから浮上していくためには大事なポイントでしょうか。
「個人が強くなるというのが、フットボーラーとしてまずは大事だと思います。個人が強くなって、その強い個人の集まりが大きなグループになっていくと思っています」
Q.練習中の声も、特定の選手だけではなく、全体的に活発になってきた印象があります。
「誰かだけではなくて、全員でやろうとは言っています。誰かがそっぽを向いたら絶対にうまくいかないですし、一人だったら気づけないことも、もう一人いれば気づける。だからチームでしょ、と。全員でやろうということと、元気良くやろうというのは言っていますね」
Q.今週末はロアッソ熊本戦です。今節でも継続したい部分や、より求めていきたいところはどんなところでしょうか。
「粘り強さはもちろん継続して、よりボールを奪いに行ったり、ゴールに迫ったりするところを深められたらと思います」
DF 30 小柳 達司
Q.前節は今季リーグ戦初出場となりました。ホーム初勝利、無失点という結果になりましたが、この試合とそれまでの流れをどう振り返りますか。
「依田(光正)さんが監督になって新しくやっていこうという部分もありますし、これまで沖さん(沖田優前監督)の下で築き上げてきたものもあります。どちらも良い形で出せればと思っていましたが、相手もいることなので、出せた部分もあれば、修正しなければいけない部分もあると思ってベンチから見ていました。自分がどういう時間帯で入るかもイメージしながらでしたが、ピンチもありましたけど無失点で試合を終えられて、役割としてはある程度はできたのかなと思います」
Q.今季は良い入りから先制されてしまう試合が多くなっていましたが、前節は苦しい時間帯もありながら失点しませんでした。
「監督が代わって4日間しか準備期間がなかったので、新しくやることと言っても、みんなの頭を合わせたり、目線を合わせたりという部分だったと思います。個人個人が何かを習得したということではないですが、しっかりと話しながらやってきたので、粘り強さやミスをカバーするといった意識が少し変わったからこそ、無失点で終えられたのかなと思います。そういう部分は継続しつつ、細かいところで修正しなければいけない部分も多くあるので、そこも引き続きやっていくというところだと思います」
Q.ホーム初勝利となりました。ファン・サポーターのところへ挨拶に行ったときの雰囲気はいかがでしたか。
「苦しんでいたぶん選手たちも喜んでいましたし、ファン・サポーターの皆さんもすごく喜んでいたので、あれを数多くホームでやりたいです。何回もできれば順位も上がっていきます。まずは一日一日積み上げて、次の試合、次の試合と戦っていきたいと思っています」
Q.小柳選手自身はケガもありましたが、今季ここまでカップ戦では非常に調子が良いようにも見えました。ご自身のコンディションはいかがですか。
「コンディションはまあまあ良いのかなと思います。この年になって、体を追い込まないと落ちていくというのは分かっているので、体の状態の見極めは大事ですけど、全体練習のあとにいろいろやったりもしています。その成果もありますし、手術した際に自分の中で整理できた部分もあります。試行錯誤しているものが良い形で出ればと思っています」
Q.今節も再びホームで戦えます。連勝を狙いたいところだと思います。
「連勝はマストだと思いますけど、順位を気にするというよりは、一つひとつ目の前の相手に勝っていって、気がついたら『こんなに順位が上がっていたんだ』となるのが一番良いと思います。自分も最年長ですから、少なからず影響力はあると思うので、一日一日の練習の雰囲気や個々の取り組み、自分の取り組みを見ていきたいです。チームの成長を感じて、自信を持って週末を迎えられれば、おのずと勝てるんじゃないかと思います」
DF 16 山原 康太郎
Q.前節は自身26歳の誕生日での勝利となりました。意外と経験したことのない選手も多いと思います。
「(これまで)なかったですね。そもそも誕生日に試合ということがあまりなかったので、初めての経験でした」
Q.いろいろなものが重なったホーム初勝利になりました。
「本当に最高の誕生日になりましたし、みんなにああやって祝ってもらえるのは初めてだったので、すごく良い思い出になりました。でもやっぱり、ホーム初勝利というのが一番うれしかったですね」
Q.ファン・サポーターも選手たちも待ち望んでいた1勝だったと思います。この1勝で何か変わってくるところはあるでしょうか。
「もちろん内容に課題はありましたが、監督が代わって戦い方にも少し変化があった中で、ああやってみんなで粘り強く守りながら勝点3を取れたことは、次への自信につながると思います。監督を信じて進んでいけば勝てるぞ、というような気持ちの持ちようも良い方向に向いたんじゃないかなと思います」
Q.今季は良い入りから先に失点してしまう試合が続いていましたが、前節は我慢する展開から最後まで粘りました。
「依田さんが監督になった最初の試合で、絶対に負けたくないという気持ちが強かったことで、少し受ける形になったかなとは思います。そこは課題のひとつですけど、そこで失点せずに粘り強く戦って、セットプレー1本を取って勝てるというのは、結構強いチームの勝ち方だとも思うので、粘り強さは継続していきたいですね」
Q.その上で、攻撃面をもっと出していきたいところでしょうか。
「そうですね。そこはミーティングでも言われましたし、もう少しボールを大切にする部分を出せれば、もっと良くなると思います。ただ、勝点3が何より必要だったので、今回は結果を手繰り寄せることができて良かったですし、勝ちながら修正していければと思います」
Q.今節も続けてホームで戦えます。連勝すれば、また景色も変わってきそうです。
「順位表を見ると、下も詰まっていますし、上も詰まっているので、連勝していけば見える景色はまるで変わってくると思います。なので絶対に勝ちたいと思っていますし、僕個人としては翌週の愛媛FC戦には出られないので(期限付き移籍中のため)、熊本に勝って連勝して、良い流れにして次の出番に備えたいと思っています」
MF 20 下川 太陽
Q.前節は2試合ぶりの先発となり、ホーム初勝利を達成しました。
「課題はすごくありましたし、ほぼ課題の部分ばかりだったんですけど、粘り強く無失点で勝点3を取れたことは、すごく前向きに感じています」
Q.今季リーグ戦初の無失点試合でもありました。守備の意識が変わった部分や、良くなった部分はあったのでしょうか。
「コンパクトにすることと、自分たち前線の選手の頭をボールが越えたらプレスバックするという意識はあったので、その部分は良かったんじゃないかなと思います」
Q.前半25分ごろには、ペナルティエリア内まで長い距離を戻って守ったシーンがありました。
「自分のところでは絶対にやらせたくないということと、自分のラインを越えられたら、まずゴールからという意識はあったので、とにかくついていくことだけを意識してやっていました」
Q.久しぶりのホームでの勝利でした。試合後に挨拶に行った際のスタジアムの雰囲気はいかがでしたか。
「ホームでの草津節は最高でした。ファン・サポーターのみんなの笑顔を見られることが『勝って良かったな』と思える部分なので、それをどんどん増やしていきたいです。目標はJ2復帰なので、それを達成できるように、まずは目の前の1試合1試合を勝っていくことを考えてやっていきたいと思います」
Q.今節の相手・ロアッソ熊本もボールを回すのがうまい相手だと思います。どのように戦っていきたいですか。
「自分たちのサッカーをして、守備のときは粘り強く。勝つことだけにこだわってやっていきたいと思います」
Q.その上で、もっと攻める回数を増やしたいところでしょうか。
「ザスパにいるのはうまい選手ばかりなので、もっとボールを持てると思いますし、それで守備の時間も減らせると思います。どんどん攻撃のクオリティを出して、1点ではなく2点、3点と取れるようにやっていかないといけないと思います」