FW9
青木 翔大Shota AOKI

ザスパ群馬
群馬
正田醤油スタジアム群馬
1前半 1
0後半 1
試合終了

アルビレックス新潟
新潟


| 前半 | 後半 | 計 | データ | 計 | 後半 | 前半 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 6 | シュート | 17 | ||||
| 4 | CK | 3 | ||||
| GK | ||||||
| 7 | FK | 11 | ||||
| オフサイド | ||||||
| 0 | PK | 0 |
GK 13 近藤壱成
DF 22 貫真郷
DF 30 小柳達司
DF 2 中村涼
DF 16 山原康太郎
MF 18 田中翔太
MF 4 玉城大志
MF 21 池下由也
MF 42 原田高虎
FW 69 出間思努
FW 9 青木翔大
GK 88 キムジェヒ
DF 25 中野力瑠
DF 52 相馬丞
MF 15 風間宏希
MF 37 瀬畠義成
MF 44 古賀竣
MF 97 ソンミンソッ
FW 77 小竹知恩
FW 99 中島大嘉
沖田優
GK 46 バウマン
DF 2 ジェイソンゲリア
DF 25 藤原奏哉
DF 26 佐藤海宏
DF 77 舩木翔
MF 8 白井永地
MF 14 古長谷千博
MF 40 石山青空
MF 70 前田椋介
FW 9 イウリカスティーリョ
FW 55 マテウスモラエス
GK 71 内山翔太
DF 3 加藤徹也
DF 38 森昂大
MF 6 笠井佳祐
MF 17 シマブクカズヨシ
MF 19 星雄次
MF 22 新井泰貴
FW 18 若月大和
FW 32 桑山侃士
船越優蔵

「ルヴァンカップが終了してしまったことが非常に残念です。新潟さんは縦にも速いですし、サイド攻撃も強く、選手の能力も高い素晴らしいチームです。ただ、今日のピッチで起きていたことや、選手たちが持っている最大限の力を考えると、非常にもったいない試合だったと思います。勝ち試合に持っていけるチャンスはピッチ上にたくさんあったと思いますが、そこをつかみ切れませんでした。自分たちからすると攻撃でのミスが多過ぎて、そこから失点も起きてしまいました。その意味でも、非常に残念なゲームだったと思います」
Q.内容面ではポジティブな部分もあったのではないでしょうか。天皇杯に続いて若い選手が活躍しました。
「そうですね。冒頭に言ったことも、『今日出た選手たちだったらもっとやれたはず』という意味で悔しさが残りましたし、試合を重ねるほど良くなっている部分もあります。完全に下を向いてしまう必要はないと思いますし、全員がある程度のプレーをしてくれたと思います。まだまだ試合経験の少ない若い選手たちがアグレッシブにやってくれたことはポジティブです。とはいえ、もっとできると思いますし、アシストやゴールもできると思います。今日の内容であれば、チームとして2点は取りたかったですし、やっぱり悔しいです」
Q.「もっとできる」という部分を結果に反映させるために、今後求めていきたいものは何でしょうか。
「(リーグ戦の)AC長野パルセイロ戦では、ようやくではありますが、自分たちの攻撃の良さだったり、プレーの質のアベレージだったりをある程度出すことができました。その中で、守備や走力、戦う部分の基準も上がってきて、ああいうゲームができました。今日は残念でしたが、チームとして積み上がっているものを下げることなく、すべての面で上がり続ける。そういう試合を、次の福島戦以降お見せできたらと思っています」
Q.青木翔大選手など、ベテラン勢がチームを引っ張る姿も多く見られたと思います。
「そうですね。青木選手に関しては、昨シーズンの大けがからようやく戻ってきて、またけがをしてしまったという中でしたが、とにかくチーム全員を勇気づけて、鼓舞し続けてくれる最高のベテラン選手だと思っています。小柳(達司)選手や風間(宏希)選手もプレーで引っ張ってくれています。今日はゲームキャプテンを務めたGK近藤(壱成)選手をはじめ、縦の軸の選手たちが良くチームを引っ張ってくれたと思いますし、だからこそ勝ちたかったです。若手もベテランも、中堅の選手も含めて、いま一度もっともっと一日一日、総力を挙げて、リーグ戦での結果を求めていきたいと思います」

FW9
青木 翔大Shota AOKI
「(Jリーグヤマザキビスケット ルヴァンカップは)トーナメントでしたし、天皇杯と同様に勝たなければいけない試合で負けてしまったという事実があるので、そこに対してはすごく悔しく思いますし、勝てない試合ではなかったと思います。(リーグ戦の)AC長野パルセイロ戦に勝った良い流れを、普段リーグ戦に出ていないメンバーの僕らが今日も勝って次につなげたかったですが、勝てなかったことがすべてかなと思います」
Q.内容的には悲観的になるものではなかったように思いました。
「悲観する内容ではないからこそ、勝たなければいけなかったというところもあります。チャンスもありましたし、確実に防げた失点もあったので、結果がすべてかなと思います」
Q.アルビレックス新潟の選手たちは切り替えやプレッシャーも速かったと思いますが、相対して感じたところはありますか。
「僕個人としては、そこまで感じていませんでした。だからこそ、本当に何回も言いますけど、勝たなければいけない試合だったかなと思いますし、今日も応援に来てくれた方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです」
Q.青木選手のポストプレーなどは効果的だったと思いますが、自身のプレーを振り返るといかがですか。
「まず、試合にスタートから出られたことは個人的には収穫だったと思います。昨年10月にけがをして以来なので、そこだけは収穫だったと思いますけど、まだまだミスも多いですし、僕のところでもう少しスムーズにつながっていれば、もっとチャンスも増えたと思いますし、勝ちにつながる確率も上がったと思います。僕自身もまだまだ足りないですし、もっともっと練習して、チームのピースになれるように頑張っていかなければいけないと思います」
Q.ピッチ上での声掛けなど、チームを元気づけたり、前向きにさせたりするような力があると今日も感じました。意識していることはありますか。
「特に意識していることはなくて、気づいたことを伝えています。時には言い合いにもなるんですけど、それぐらいがちょうど良いかなと思いますし、思ったことは口に出さないといけないと思っています。言わない後悔より、言った後悔のほうが良いと思うので、そこのすり合わせができれば良いかなと思っています」
Q.今日は結果こそ出ませんでしたが、長野戦の勢いをそがず、次につなげることもできた試合だったと思います。今後のリーグ戦に向けての意気込みをお願いします。
「天皇杯もルヴァンカップも僕らは敗退してしまったので、リーグ戦に集中しないといけません。言葉では簡単に『J2復帰』と掲げていますけど、そのためにはまだまだチームとしても個人としてもやることが多いですし、足りない部分もあります。もっと成長していかなければいけないと思います」

MF4
玉城 大志Taishi TAMASHIRO
「ビルドアップのところで、相手のFW2人がそこまで守備をしてこなかったので、自分たちはそこで簡単に前進できるなという印象はあったんですけど、そのビルドアップで自分のミスから失点につながってしまって、先制点を与えてしまいました。でも、すぐに同点に追いつけたので、今日は勝てる、勝たなければいけない試合だったと思います」
Q.失点の部分は、やや強引に中央へパスを入れたようにも見えました。どういうミスが起きていたのでしょうか。
「自分たちは中央に人が多いチームというか、そこで崩したいという狙いがあるので、トライにはなります。ただ、そこで迷って失ってしまうと、ああいう失点になってしまいます。あれを選択しないというよりは、精度を上げていかなければと考えています」
Q.同点ゴールは自らのシュートで生み出しました。
「距離的には多少ありましたが、自分は左足のキックが武器なので、チャンスがあればシュートを打ちたいという思いはありますし、打たなければ入りません。打って、入って良かったです」
Q.天皇杯とルヴァンカップともに敗退してしまいましたが、そこで出場機会を得た選手たちもいました。
「リーグ戦での出場機会が少ない選手がメインで出ていて、若い選手や今シーズンから加入した選手も出るなど、いろいろなメンバーがいましたけど、自分たちがやろうとしているサッカーを表現しようとしていました。やっぱり結果が欲しかったですけど、勇気を持ってプレーするという部分は、回数こそ少なかったですけど、ある程度は表現できていました。回数と精度をもっと上げていこうという話になっています。少しでも良い感覚をつかめたので、それをリーグ戦につなげなければいけないと思います」
Q.今後はリーグ戦に集中することになりますが、玉城選手は(天皇杯、ルヴァンカップを含む)3大会すべてに絡んできました。ここから、どこにフォーカスしていきたいですか。
「個人としては数字を、今日のようなゴールやアシストをどんどんつけていきたいです。また大会は変わりますけど、リーグ戦でもしっかりと数字を残していきたいです。チームとしてはJ2復帰を果たしたいので、勝ち切るところだったり、最後に守り切るところだったりは、もっと表現しなければいけないと思います」
Q.今日は若手とベテランの両方が頑張っていました。玉城選手は年齢的には中間辺りになりますが、彼らのプレーをどう感じましたか。
「若い選手もすごくアグレッシブにプレーしてくれていますし、勇気を持ってプレーしていたので、年齢がどうこうよりも、一人ひとりが『自分はこれができるんだ』というプレーをしていくことが大事だと思います。年上の選手たちは声だったり、コーチングだったりというところで気配りをしてくれているので、やりやすくプレーできていると思います」

MF42
原田 高虎Takatora HARADA
「先制点を取られてしまって、前半で取り返せたことは良かったんですけど、個人としては攻撃のチャンスメイクや守備でチームの足を引っ張っていた部分がありました。そこは自分の中でも課題だったので、もっと勉強しないといけないです。後半も自分がボールを失ってしまってチームに迷惑をかけているので、判断の部分や技術の部分をもっと練習して、リーグ戦に向けて良い準備をしないといけないという気持ちです」
Q.自身で仕掛けてのクロスなど、成功したプレーもあれば、引っ掛かったプレーもあったと思います。間合いがうまくいっていなかったのかなと感じるシーンもありましたが……。
「間合いというより、味方の受ける位置でいつも自分のボールの位置が決まるので、味方とうまくコミュニケーションが取れていなかったと思います。後半、ボールを受けて後ろからつつかれて失ってしまったんですけど、そのあと(中島)大嘉さんに『落ちてきてくれたらつけるので』と話して、その形で大嘉さんにつけてシュートまでいけました。試合の中でコミュニケーションを取ってゴールまでいけたというのは、自分の中で少し収穫があったと思います」
Q.そのシーンはシンプルに良いタイミングでボールを当てた好プレーだったと思います。加えて、もっと仕掛けていきたいという思いはありますか。
「そうですね。やっぱり仕掛けないと自分の武器が生きないですし、囲まれた状況が好きなので。もっと狭いエリアで受けて、味方に良いタイミングでつけてアシストしたり、逆に自分が味方をおとりに使ってゴールまで持っていけたりすれば、輝けると思います。もっと判断を良くしたいですし、90分出られましたけど、体力的な部分でまだ少しチームに貢献できていないところもあるので、もっと練習でも練習外でもこだわらないといけないと思います」
Q.残念ながら天皇杯もルヴァンカップも終わり、チームとしてはリーグ戦に集中できる一方で、各選手の出場機会は限られてきます。今後、どのように取り組んでいきたいですか。
「自分はワイドトップやインサイドハーフでプレーしていますが、(下川)太陽くんも調子が良いですし、ライバルなので負けないようにしないといけないという気持ちが一番強いです」
Q.天皇杯に続いて、若さゆえのがむしゃらさのようなものがチームを前向きにさせていたようにも見えました。自身の姿勢についてはいかがですか。
「自分が自由にできるように、年上の選手が守備も頑張ってくれますし、パスも出してくれるので、自分が生き生きとプレーできていると思います。本当に感謝しています」
Q.リーグ戦にも絡んでいければ、チームの底上げや活性化にもつながると思います。
「前節の長野戦でやっとチームが勝ちましたし、少しでも良いから自分が出て流れを変えたり、そこで結果を残したりして、徐々に出場時間を増やしていきたいです。最終的には絶対にスタメンを獲って、自分の力でJ2復帰に貢献したいです」
若い力で挑んだ一戦、
J2相手にあと一歩届かず
リーグ戦での今季初勝利から中2日。ザスパ群馬は今シーズン3つ目の大会となるJリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップを迎えた。相手はJ2のアルビレックス新潟。多くのアウェイサポーターとともに、正田醤油スタジアム群馬へと乗り込んできた。
迎え撃つザスパは、3日前のリーグ戦からスタメン11人を総入れ替え。出間思努ら天皇杯1、2回戦を戦ったメンバーが中心となり、青木翔大は今季初の公式戦先発出場。負傷交代した昨年10月のヴァンラーレ八戸戦以来となるスタメン出場を果たした。
試合は新潟ボールでキックオフ。立ち上がりは新潟がロングボールを多用し、ザスパが跳ね返す展開となる。ザスパも比較的長いボールを使いながら、リスクを抑えて試合に入った。まずは5分、新潟のイウリ カスティーリョにペナルティエリア内からシュートを打たれるも、GK近藤壱成がしっかりとセーブ。ザスパも徐々にボールを動かしながら、新潟守備陣の攻略を探っていった。
15分にはマテウス モラエスのポストプレーを起点に、古長谷千博にドリブルでペナルティエリア内へ切り込まれるも、左足のシュートは枠外へ。17分には出間がボールを収めてペナルティエリア内からシュートを放つが、これはGKバウマンの好セーブに遭う。19分には田中翔太がペナルティエリア外からシュート。これもバウマンに防がれたものの、徐々にゴールへ迫っていった。
しかし前半も半ばに差し掛かると、徐々に新潟が押し込む場面が増えてくる。そして飲水タイムを挟んだ36分、ザスパがセンターサークル付近でボールを失ったところから新潟の攻撃を受け、前田椋介にペナルティエリア外から右足でゴール左へ流し込まれた。
それでもザスパはすぐさま反撃。40分、玉城大志がペナルティエリア外から左足を振り抜くと、シュートはゴール右へと吸い込まれる。同点に追いつき、1-1の振り出しに戻した。その後は新潟に押し込まれながらも守備陣が体を張ってゴールを守り、1-1のまま前半を折り返した。
新潟はハーフタイムに石山に代えて笠井佳祐を投入。その笠井に50分、ペナルティエリア内へ抜け出され、右足でゴール右へ流し込まれる。後半開始早々に勝ち越しを許した。ザスパは58分、池下に代えて風間宏希を投入して流れを変えようとする。さらに69分には玉城に代えて瀬畠義成、青木に代えて中島大嘉を送り込んだ。すると77分、途中出場の中島がペナルティエリア内からシュートを放つ。しかし、これはバウマンがセーブ。80分には中村涼もペナルティエリア外からゴールを狙ったが、シュートは枠をとらえられなかった。
ザスパは81分にさらに2枚を交代。田中に代えて小竹知恩、貫真郷に代えて中野力瑠を投入し、同点ゴールを目指して攻勢を強めていく。試合終盤は新潟にゴールへ迫られる場面もあったが、近藤のセーブや守備陣の粘りで追加点を許さない。90+6分には、こぼれ球に反応した瀬畠がペナルティエリア内からシュート。最後までゴールを目指したが、バウマンに阻まれ、同点には追いつけなかった。
そのまま1-2でタイムアップ。カテゴリーが上の相手に最後まで食い下がったものの、あと一歩及ばず。ザスパの今季のルヴァンカップは1回戦で幕を閉じた。
文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)
初勝利を通過点に、
若い力でさらに前へ
ザスパ群馬に関わるすべての人が待ち望んでいた今季リーグ戦初勝利。決勝ゴールを決めた百田真登は吠え、試合終了の瞬間にはピッチにうずくまり、あふれる思いをかみ締めるように、しばらく立ち上がれなかった。ようやく歓喜が訪れ、感情が爆発した日曜日の長野。それでもチームは、すぐに次の戦いへと歩みを進めている。
とにもかくにも1勝を挙げたことで、さぞ雰囲気は明るくなったのだろうと選手たちに問うてみても、皆が口々に「変わらない」と言う。
「練習の前にも『ルヴァンカップもあるし、ここで浸っている場合じゃない』という話がありましたし、チームとしてはJ2復帰を目指しています。だから目の前の試合に力を注ぐというか、勝ったことは良いことですけど、切り替えないといけないし、誰も満足していないと思います。それも含めて、練習の雰囲気もいつもどおりだったと思います」
そう語ったのは原田高虎。浮かれる様子はない。
リーグ戦第4節のメンバーに入れなかった原田だが、画面越しにチームメイトから頼もしさを感じたという。
「最初に失点してしまいましたが、選手の顔を見ていて『今日はみんなの顔が違うな。今日は絶対負けないな』と思いました」
初勝利となったAC長野パルセイロ戦。一つのトピックはフォーメーションの変化だろう。どう表記するかは見る人によって異なるだろうが、選手たちの立ち位置は確かに変わっていた。
ただ、それ以外に大きな変化があったわけではない。百年構想リーグでも似た立ち位置や陣形は見られた。沖田優監督は「長野戦で一番自信を持ってやれるのは何だろう」と考えた末の結論が、この日の布陣だったと語ったが、それもこの1年半で積み上げてきたものの中から引き出した選択だった。
少しの整理と修正。そして、「やるべきことにちゃんと取り組んでくれている」(沖田監督)という選手たちのメンタリティーがかみ合い、待望の勝利につながった。
この勢いで次節へ向かいたいところだが、第5節の前には2026/27Jリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップ 1stラウンド1回戦が待っている。前節から中2日、さらに次節までも中2日という過密日程のため、まったく同じメンバーで流れを継続することは難しい。
しかし逆に言えば、チームとしてさらに積み上げ、勢いを増すチャンスでもある。出番を手ぐすねを引いて待っている選手たちがいる。
天皇杯の2試合で3ゴールと好調の出間思努は、北海道コンサドーレ札幌時代にルヴァンカップでも得点を記録している。前節の長野戦では、チームの勝利を喜ぶ一方で、自身に出番がなかった悔しさも胸中にあった。リーグ戦での出場機会につなげるためにも、ここでも貪欲にゴールを狙ってくれるはずだ。
18歳の原田も天皇杯で出場機会を得ており、J1との対戦となった2回戦・東京ヴェルディ戦についても「J1のチームとも練習試合はしていたので、いつもどおりやれば大丈夫かなという思いはありました。あまり力も入り過ぎず、相手を見ながらプレーできたので良かったかなと思います」と頼もしいコメントを残している。
相手はカテゴリーが上のJ2・アルビレックス新潟。ルヴァンカップらしく若い力が躍動し、チームがさらなる勢いを得る試合としたい。
文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)
沖田 優監督
Q.第4節のAC長野パルセイロ戦でリーグ戦初勝利となりましたが、改めて試合を振り返っていただけますか。
「前半に失点してしまいましたが、トータルでは自分たちとしてそんなに悪いゲームではなかったと思っています。でも、そうであるなら相手の攻撃が少ない中で失点してはいけないですし、そこが引き続き力不足の部分であり、大きな課題だと思っています。それを長野戦のように勝ちながら、次こそは起きないようにして、いろいろな部分を強くしながら進んでいきたいです。負けずに、勝ちながら進んでいくことができれば一番です。ようやくですけど、それができた試合でしたし、自信になる1試合だったので、これを続けてもっともっと成長しなければいけないと思います」
Q.開幕3連敗という苦しい状況の中で、長野戦はスタートから選手の立ち位置が少し変わっていたと思います。
「自分たちにとって一番やりやすくて、選手が思い切り良くやれて、自分たちの良さを出しやすいもの。より自信を持ってやってもらうためには何が良いかというところの結論が、そういう形でした。今年は3バックの回数が多かったですが、2025シーズンから3バックも4バックも両方やっていましたし、いつでもできる状態にはあります。3試合結果が出ていない中で、選手に自信をなくしてもらっては困るので、長野戦で一番自信を持ってやれるのは何だろうというところで、その形を選択しました」
Q.またしても先制され、後半の立ち上がりには味方のシュートが2回ほど小西選手に当たってしまうなど、心が折れてしまってもおかしくないシーンが何度かあったと思います。
「折れていなかったですね。ここまでの3試合のようなことが続けば続くほど、折れやすくもなると思いますが、ああいうところで折れないんだというのを見せてくれました。先週の練習や選手同士のミーティングなどでも、選手自身が気持ちの部分をすごく整えてくれていました。昨日は『この内容でまた失点なのか』とも少し思いましたが、その直後のプレーや様子を見ていて、『今日は大丈夫かな。この3試合とは様子が違うぞ』とも感じました。なので、ハーフタイムでの自分の状態も今までとは違っていて、『今日はいけるぞ』とか『このメンタリティーを続けられればゲームをひっくり返せるぞ』ということを、みんなで自信を持って確認していました。選手たちが強い気持ちで自ら流れを作り出してくれましたし、試合をひっくり返してくれました。大きな壁を越えたというか、メンタル的にも1週間でだいぶ強くなったと思いましたし、いろいろな意味で非常に頼もしかったですね」
Q.何人かの選手に話を聞きましたが、勝ったけれど誰も満足していないし、良い意味で雰囲気は変わっていないのではないか、ということでした。
「開幕戦で勝てなかったり、思うようにいかなかったりして、まして連敗スタートとなると、いろいろなことが疑心暗鬼になったり、取り組み方や振る舞いが変わったり、選手やスタッフにバラバラ感が出てきたりということが起きやすくなると思います。ただ、今おっしゃったように、良い意味であまり変わらないというか、やるべきことにちゃんと取り組んでくれていることが素晴らしいと思っています。だからこそ先週までとは違うところを見せられた部分もありました。ただ、全く満足はしていません。いろいろなことが変わったわけではないですし、もっと強くならなければいけないので、これからだと思います」
Q.次のルヴァンカップはリーグ戦から中2日で、さらにその次のリーグ戦も中2日です。天皇杯でプレーしていた選手たちに再び出番が回ってくることも予想されますし、ここでもう一つ勢いをつけたいところだと思います。
「先ほど話したようなことを、昨日のスタメン11人だけでずっと練習してきたわけではありません。みんなで成長して、強くなって、切磋琢磨してきました。ちょうど連戦になるので、総合力が問われる時期だと思います。全員の力で乗り越えたいと思っています」
DF 22 貫 真郷
Q.8月30日の第4節AC長野パルセイロ戦でリーグ戦初勝利となりましたが、どう感じていますか。
「ホッとしたという感じですね。とりあえず1勝したので、ここからという感じです」
Q.練習の雰囲気が変わったということはありましたか。
「そんなに変わった雰囲気は特になかったですね。良い意味で今までどおりだと思います」
Q.第5節の前にJリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップがあります。リーグ戦に出ていない選手がここでアピールして、さらに勢いをつけられればというところだと思います。
「自分たちの力を出せれば十分勝てると思うので、しっかりと勝利を目指して頑張りたいです」
Q.大宮アルディージャ時代にルヴァンカップへ出場していますが、リーグ戦との違いなどは感じますか。
「名古屋グランパスとやったときに途中から出たくらいですかね。あまり長い時間は出なかったですが、天皇杯と似ているかなとは思います」
Q.天皇杯は敗退してしまいましたが、J1の東京ヴェルディを相手に終盤まで競っていました。天皇杯に出ていた選手たちは、ここでもう一度アピールしたいところだと思います。
「そうですね。リーグ戦で出ていない組がもっと頑張らないといけないと思います。今回は1勝しましたけど、ここからまた厳しい戦いが待っているので、競争していけるように頑張ります」
Q.今回もカテゴリーが上のJ2・アルビレックス新潟が相手になります。
「こっちは失うものもないですし、チャレンジしていくだけです。大学生が相手のときよりもやりやすいですし、チャレンジする雰囲気も出やすいかなと思います」
FW 69 出間 思努
Q.第4節AC長野パルセイロ戦でリーグ戦初勝利を飾りましたが、どう感じていますか。
「自分が出られなかったことは悔しいですけど、チームが勝てて、次に進めるかなという気持ちに切り替えられたので、チーム全体として良かったと思います」
Q.次はJリーグヤマザキビスケットルヴァンカップです。出間選手は北海道コンサドーレ札幌時代にルヴァンカップでゴールを決めていますし、17歳のときには、決めたと思ったものの記録にならなかった幻ゴールもあったのでは?
「確かに決めていたような……。でも、幻のゴールはありましたね! 踵でドーンのやつです。僕に当たって決まったと思っていたら、他の選手にもう一回当たっていたらしくて、僕のボールにはなりませんでした」
Q.天皇杯の2試合で3ゴールを挙げています。ルヴァンカップでアピールして、個人としてもチームとしても、もう一つ弾みをつけたいところではないでしょうか。
「自分がゴールに絡んだり、直接ゴールを決めたりできれば、リーグ戦にも多く絡めると思うので、長い時間出たいですし、頑張っていきます。体の状態はすごく良いので、これを維持して結果につなげられたらと思います」
Q.初戦の相手はJ2のアルビレックス新潟です。カテゴリーが上の相手との対戦になります。
「天皇杯2回戦の東京ヴェルディ戦と一緒だと思いますし、そんなに意識はしていません。試合の場面ごとに、良い選択や判断ができたらと思います」
Q.ここまでの3ゴールがすべてアウェイなので、ホームのファン・サポーターにもゴールを見せたいところではないでしょうか。
「そうですね。やっぱりホームでゴールして、みんなに見てもらいたいです」
MF 42 原田 高虎
Q.第4節AC長野パルセイロ戦では、今季リーグ戦初勝利となりましたが、どのように試合を見ていましたか。
「最初に失点してしまいましたが、選手の顔を見ていて『今日はみんなの顔が違うな。今日は絶対負けないな』と思いました。試合の流れも良かったですし、(下川)太陽くんのヘディングで追いついたときに『今日は絶対いける』と改めて思いました。メンバーには入れなかったですが、自分としても良い刺激になりましたし、ここで初勝利できたことは、これからの勢いにつながると思います」
Q.1勝したことで練習の雰囲気が変わったり、逆に変わらなかったりという部分はありますか。
「練習の前にも『ルヴァンカップもあるし、ここで浸っている場合じゃない』という話がありましたし、チームとしてはJ2復帰を目指しています。だから目の前の試合に力を注ぐというか、勝ったことは良いことですけど、切り替えないといけませんし、誰も満足していないと思います。それも含めて、練習の雰囲気もいつもどおりだったと思います」
Q.次はそのJリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップで、さらに勢いをつけたいところだと思います。原田選手自身は天皇杯で2試合プレーしていますが、ご自身の調子はいかがですか。
「スタメンでも出してもらったので、体も動くようになってきましたし、自分のコンディションやアピールという部分でも良くなっていると思います。このルヴァンカップでどれくらい出られるか分からないですが、しっかりと良い準備をして、出たときには勝利に向けてゴールやアシストなど、来てくれているファン・サポーターの皆さんが楽しめるようなプレーをしたいと思っています」
Q.東京V戦でJ1クラブと対戦しましたが、実際にプレーしてみての感触はいかがでしたか。
「J1のチームとも練習試合をしていたので、いつもどおりやれば大丈夫かなという思いはありました。あまり力も入り過ぎず、相手を見ながらプレーできたので良かったかなと思います」
Q.ちなみにルヴァンカップという大会には、どんな印象がありますか。U21の選手を対象としたニューヒーロー賞などもあり、若い選手にとってはアピールのチャンスでもあります。
「うーん……お菓子のイメージですかね(笑)。でも、先のことを考え過ぎても良くないですし、1試合1試合良いプレーをして勝たないと意味がないと思うので、チームが勝って、自分も活躍するというところを目指したいです」