GAME SCHEDULE / RESULT

試合日程・結果

GAME RESULT 試合結果

2026/27明治安田J3リーグ 第4節

AWAY

ザスパ群馬

群馬

2026.08.30 SUN 18:03 KICK OFF

長野Uスタジアム

2

0 1

2 0

1

試合終了

HOME

AC長野パルセイロ

長野

GOAL

  • 99 山田太郎 99'
  • 20 下川太陽 55'
  • 17 百田真登 75'
  • 99 山田花子 99'
  • 28 藤川虎太朗 26'

まずは目の前の1勝をつかみ取れ
アウェイで今季リーグ初勝利を!


今週末の第4節を前に、天皇杯2回戦を戦ったザスパ群馬。J1の東京ヴェルディを相手に、1-4で敗戦したものの、チームは一定の手ごたえを得られたようだ。

東京V戦でスタメン起用された新加入の中村涼は「(前半に)失点してしまったんですけど、そのあとに立て続けに(失点する)というのはなかったので、その点に関してはポジティブに捉えられると思います」と前向きにコメント。スピードを生かした守備やカバーリングで持ち味を発揮し、自らも「カバーリングは自分の特長」と語った。ここからレギュラー争いに割って入り、チームを助けてくれるはずだ。

また、出間思努が1回戦に続いてまたしても得点を挙げ、ベテランの小柳達司が気迫のこもったプレーで最終ラインを引き締めた。ほかにも多くの選手がJ1のチーム、選手と向き合ったことで手ごたえと課題を持ち帰り、チームの底上げにつながる一戦になったはずだ。

沖田優監督も「先制されてしまったのは痛かったですけど、先制された中でも崩れず、後半はいろいろな部分を修正して、同点にするまでの良い流れは選手たちが意図的に作り出したものでした。そこは非常に良かったと思っています」と戦いぶりを評価した。

また、この試合では青木翔大が、昨年10月の負傷からついに実戦復帰を果たした。短時間ではあったが、およそ10カ月ぶりに公式戦のピッチに立った。今月36歳を迎えた大ベテランは「トレーナーの方、スタッフやスポンサーの皆さま、ファン・サポーターの皆さまのおかげで復帰できた」と感謝を述べつつ、「ここからは自分の意地を見せたい」と意気込んだ。

ただプレーするのではなく、競争に勝ってスタメンを勝ち取り、チームを勝たせることにフォーカスしていく。前節のレイラック滋賀FC戦でも、風間宏希や野嶽惇也といったベテランが凄みを見せたばかり。若いFW陣とのレギュラー争いは、チームをより活性化させ、ピッチ上の結果にも波及するはずだ。

そしてチームは再び、アウェイの地へと向かう。今節の相手はAC長野パルセイロ。小林伸二監督の下、開幕3試合のうち2試合を1-0でモノにするなど、粘り強く勝点を積み上げている。簡単には崩れない相手だけに、ザスパとしてはカウンターへの警戒を怠らず、相手の粘りをそぎ落とすような攻勢を仕掛けたい。

J2復帰を目指すためには、まずは目の前の1勝であり、それを積み重ねていくことが目標達成につながっていく。何が何でも、勝利を勝ち取りたい。

文:冲永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)


沖田 優監督
Q.改めて、天皇杯2回戦・東京ヴェルディ戦を振り返っていただけますか。
「カテゴリーが上の相手でしたが、相手には今季の公式戦に初めて出る選手がある程度いて、自分たちはtonan前橋戦や東北学院大学戦で少なからず試合を重ねている選手たちだったので、対等にというか、自分たちのできることをしっかりと表現しながら勝つことを目指しました。先制されてしまったのは痛かったですけど、先制された中でも崩れず、後半はいろいろな部分を修正して、同点にするまでの良い流れは選手たちが意図的に作り出したものでした。そこは非常に良かったと思っています。とはいえ、追いついた直後のワンプレー、ツープレーという、ものの1、2分の間にPKですぐに突き放されてしまったのは痛かったです。失点する、突き放される時間帯や、アディショナルタイムでの連続失点は自分たちの脆さでもありますし、『さすがヴェルディさん、さすがJ1のチームだな』とも感じました。良い時間帯やチャンスを逃さず仕留めるというところに差はあったと思っています。ある程度評価できる部分と、現実としてまだまだ力が足りない部分の両方があった試合だと思います」

Q.新加入の中村涼選手を起用されましたが、実際に公式戦でのプレーを見ていかがでしたか。
「能力が高い部分は示してくれましたし、まだトレーニングを長くやっているわけではありませんが、自分たちのスタイルを少しでも表現しようとするところも垣間見ることができました。良い初戦だったんじゃないかと思います」

Q.チームとしても、ファン・サポーターとしても「一つ勝てれば流れが変わるはず」と意気込んでいると思います。ただ、それによって気合いが入る一方で、焦りにもなるかもしれません。メンタルやトレーニングの組み立てでは、どういうところが重要になってきますか。
「まずは、自分たちがやってきていることや自信を見失わないことだと思います。勝てないと、やっぱりいろいろなことを考えたり、違う方向に行ったりしますし、ファン・サポーターの方々も不安になるし、厳しい言葉が出ることもあると思います。でも、そこで自信をなくしてはいけないし、恐怖心にしてはいけないと思います。自分たちらしさや、やるべきことをしっかりやると同時に、勝てていない現実と課題にしっかりと向き合う。そこで1勝することで、今言ったすべてがガラッと変わると思います。それを達成するための修正や自信、メンタリティを日々みんなで共有していますが、それが大事だと思います。修正しながら一つ勝利して、自信をつかむだけで、この先の35試合をまだまだ大きく変えられると思っています。だからこそ、できるだけ早く1勝することが必要だと思っています」

Q.次はアウェイでAC長野パルセイロと対戦します。長野は経験豊富な小林伸二監督が就任してから変わってきている印象がありますが。
「そうですね。チームの走力や動きの質が、小林(伸二)監督になってから明らかに変化していると感じています。非常に難しい相手だと思います。2025シーズンの第3節だったと思いますが、長野Uスタジアムはサッカー専用スタジアムですし、すごく良い雰囲気で、『これがJリーグの興行だな』という印象を持ちましたので、今回も楽しみです」


FW 9 青木 翔大
Q.先日の天皇杯2回戦・東京ヴェルディ戦では、およそ10カ月ぶりに公式戦のピッチに立ちました。
「ここまで(離脱期間が)長くなるというのは予想していませんでしたが、復帰するまでにトレーナーの方々、スタッフやスポンサーの皆さま、ファン・サポーターの皆さまに支えていただき、復帰できたことは良かったです。ただ、リーグ戦ではここまで3連敗していますし、昨日の試合も勝利というか、結果だけが欲しかったのですが、それが叶わず、本当に悔しいです。ファン・サポーターの皆さんには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」

Q.チームは開幕ダッシュに失敗して結果が出ていません。改善しなければいけないと感じているところはありますか。
「一概には言えないですし、『これ』という一つのものがあるわけではなく、一人ひとりが自分にできることを最大限やるというところに尽きるのかなと思います。それが大きなパワーとなって、良い結果につながっていくと思います」

Q.結果が出ない状況が続くとチームの雰囲気なども心配になりますが、練習の様子をどう見ていますか。
「もちろん、スタッフの方たちは声を出して締めてくれていますし、いろいろな選手から要求する声や盛り上げる声も出ています。3連敗というなかなか難しいスタートになってしまいましたけど、各々がこの状況をどうにか突破しようともがきながらやっているので、これを乗り越えたときは、本当にすごく大きなパワーになると思います。それはファン・サポーターの皆さんやスポンサーの皆さんなどにとってもそうだと思いますし、これを乗り越えたときの一体感やパワーは本当に大きなものになると思います。今は苦しいですけど、どんなときでも一体感を持ってやることが大事かなと思います。

Q.そのためにも、青木選手自身もここからリーグ戦のメンバーに絡んでいくという思いが強いのではないでしょうか。
「昨季ケガをしてから、百年構想リーグも試合に出られなかったですし、天皇杯もアクシデントによる出場でした。まだ数分しか出られていませんが、チーム内の競争に勝っていかないといけません。ここからは自分自身の意地を見せていかないといけないですし、FWには良い選手が多いですが、自分もやれる自信はあります。自分の意地を見せたいと思います」


FW 17 百田 真登
Q.開幕3連敗という苦しいスタートになりましたが、ここまでの結果をどう受け止めていますか。
「もう次の試合で絶対に勝点3を取らないと、上と離されていってしまいます。その勝点3を取るために、まずは今までやってきたことにプラスアルファして、今週用意した変化を加えながら、死に物狂いでやっていかないといけないと思っています」

Q.開幕戦は惜敗ながら内容は悪くなかったと思いますが、結果が出ないことで少し迷いや萎縮してしまっているところがあるのでしょうか。
「前線の選手としては、自分たちが先制点を取れていないことで、そういう展開になってしまっている部分はあると思うので、そこは自分に矢印を向けながらやっていきたいです。チームとしては、結果が出ていない中で焦りもありますけど、みんなが覚悟を持って、ピッチ外でコミュニケーションを取る量や、ゲームに関するコミュニケーションは明らかに増えてきていると思っています。ネガティブになり過ぎず、慌てずに、しっかりと結果を出すためにやっていければと思います」

Q.今節はアウェイで長野と対戦します。意気込みをお願いします。
「チームもまだ勝てていないですし、自分自身もリーグ戦でまだ得点できていないので、結果を出してチームを勝たせられるようにしていきたいです。ファン・サポーターの方々がずっと応援に駆けつけてくださって、後押ししてくれていることは選手にもすごく伝わっていますし、パワーになっています。さっきもみんなで話していたんですけど、結果を出して、笑顔にして恩返しできるように、しっかりとやっていきたいと思います」


DF 2 中村 涼
Q.加入後初の公式戦となった天皇杯2回戦・東京ヴェルディ戦を振り返っていただけますか。
「自分としては本当に久しぶりの試合だったので、試合勘の部分だったり、少し緊張するかと思っていましたけど、意外と緊張もせず、良い感じで試合に入れました。チームとして立て続けに失点する試合が続いている中で、昨日も失点してしまいましたけど、そのあとに立て続けに失点することはなかったので、その点に関してはポジティブに捉えられると思います。でも、試合には負けてしまっているので、もっと突き詰めていかなければいけないと思います」

Q.後半途中で交代になりましたが、足をつってしまったのでしょうか。
「そうですね。本当に久しぶりの試合でしたし、緊張もあったと思います。しっかりと準備して、次の試合に備えられたらと思います」

Q.チームは3連敗と苦しい状況で、失点を減らすことも期待されていると思います。どういう役割を担っていきたいですか。
「DFの選手なので、自分が出たときには、まずしっかりと無失点で抑えたいです。そのうえで、ヘディングも特長なので、セットプレーで点を取って勝てたらと思います」

progress of a match 試合経過

ザスパ群馬
AC長野パルセイロ
前半後半データ後半前半
10シュート3
3CK4
GK
14FK12
オフサイド
0PK0

MEMBER LINEUP メンバーラインナップ

スターティングメンバー
  • GK 78 岡田慎司

  • DF 8 神垣陸

  • DF 52 相馬丞

  • DF 3 大畑隆也

  • DF 28 野嶽惇也

  • MF 37 瀬畠義成

  • MF 20 下川太陽

  • MF 27 藤村怜

  • FW 7 小西宏登

  • FW 17 百田真登

  • FW 19 モハマドファルザン佐名

控えメンバー
  • GK 13 近藤壱成

  • DF 2 中村涼

  • DF 16 山原康太郎

  • MF 4 玉城大志

  • MF 15 風間宏希

  • FW 69 出間思努

  • FW 77 小竹知恩

  • FW 90 イクサンファンディ

  • FW 99 中島大嘉

監督
  • 沖田優

スターティングメンバー
  • GK 21 中野小次郎

  • DF 24 渡邉禅

  • DF 7 大野佑哉

  • DF 13 附木雄也

  • DF 25 田中康介

  • MF 15 樋口叶

  • MF 77 森田大智

  • MF 6 長谷川隼

  • MF 8 近藤貴司

  • FW 18 吉澤柊

  • FW 28 藤川虎太朗

控えメンバー
  • GK 31 牧野虎太郎

  • DF 3 冨田康平

  • DF 4 行德瑛

  • MF 10 山中麗央

  • MF 14 忽那喬司

  • MF 22 吉田桂介

  • MF 30 野嶋圭人

  • MF 40 長谷川雄志

  • FW 11 進昂平

監督
  • 小林伸二

DATA 試合環境

入場者数
4332
天候
26.3℃ 86%%
主審
酒井達矢
副審
塚田健太、高橋睦

MOVIE ハイライト動画

COMMENT 監督&選手コメント

監督コメント

「今季初勝利を挙げることができましたが、少し時間がかかってしまったので、クラブをいつも支えてくださる方、応援してくださる方を本当にお待たせしてしまったなという思いです。選手もスタッフも、そういう方々のために早く1勝を届けようと、自分たちを信じて練習に取り組み続けてくれたことが、ようやくこういう勝利につながりました。すごく大きな壁を越えて成長してくれたと思っています。この1勝は、自分たちにとって非常に価値がある1勝になったと思っています。
試合の内容としては、前半も自分たちの時間のほうが長かったと思いますが、そういう45分の中で失点してはいけないと思いますし、反省点として、次節以降、もっと強くならなければいけないと思っています。ただ、後半も1点を取り返しさえすれば、流れ的にも内容的にも必ず逆転できると、選手も自分も信じていました。みんなの意思が統一されている中、それを実行してくれました。最初にも言いましたけど、本当に価値のある大きな1勝だったと思っています」

Q.クラブとしても大きな目標を掲げている中で、今日は後がないゲームだったと思います。メンバー変更はありつつも、やっているサッカー自体は変わらない中で、どういうところにフォーカスして取り組んできたのでしょうか。また、今日のゲームでこれまでの3試合よりも出せた部分はどういったところだったでしょうか。
「自分のもとで1年半やってきたことを信じて、選手がもっともっと自信を持ってやってくれさえすれば、こういう勝利に導けるだけの力が選手にはあると思っています。なので、自信を喪失することなく、いかに自信を持って攻撃も守備もするかというところにフォーカスして1週間準備してきました。それをしっかりと、負ければ負けるほどどんどん悪くなるのではなく、今日しっかり跳ね返して強さを見せてくれたことが頼もしかったです」

Q.3連敗という出遅れがある中で、ここから目標を達成するためには勝ち続ける、勝点を取り続ける必要があると思います。次節以降、選手たちにどういうものを求めて目標に向かっていきたいですか。
「今日できたことは必ず続けること。それに加えて、もっともっとプレーの質も、走ることも、強いメンタリティも、その3つすべてについて試合をやりながらどんどん強くしていって、やればやるほど強くなる、負けないチームになっていかないと目標達成はできません。それを選手に求めて、次のルヴァンカップを挟んでのリーグ戦に向かって、良い準備をしていきたいと思います」

Q.後半は少しサイド攻撃を厚くした印象がありました。どういったところを修正して、どこがうまくいったのかを教えてください。
「そんなに悪い流ればかりではなかったので、大枠では『前半できたことをしっかり続けよう』というところを強調しました。今おっしゃったように、サイドの使い方として『ボールを出すほうも受けるほうも、ポジショニングをもう少し考えよう』と少し修正したのは確かです」

選手コメント

選手写真

GK78

岡田 慎司Shinji OKADA


「3連敗した中で僕が出ることになりましたが、ベンチにいるときもチームを勝たせられなかったので、すごく悔しい部分がありました。自分が試合に出て活躍して、チームを勝たせるようにしたかったので、しっかりと勝ち切れたのは良かったなと思います」

Q.先制されながら逆転勝ちを収め、チーム力を見せられたのではないでしょうか。
「そうですね。そうやってチャンスを与えられた選手がしっかりと機能できたからこそ、こうやって勝利をつかめたんじゃないかなと思います」

Q.終盤は相手のセットプレーが続いた中で、自身の強みも見せられたのではないでしょうか。
「正直、なかなかやられる気はなかったので、それは良かったなと思いますし、日々の練習から取り組んできたものが出て良かったなと思います」

Q.ファン・サポーターもたくさん来てくれた中で初勝利をつかみましたが、試合後の率直な気持ちはいかがでしたか。
「ファンサポーターの皆さんと喜ぶのが初めてだったので、うれしかったですね」

Q.これを次につなげていくことが大事になると思います。
「次はホームでアルビレックス新潟さんとのルヴァンカップがありますが、やっぱりホームで勝利を届けたいと思うので、そこに向けて良い準備をしていきたいと思います」

選手写真

MF20

下川 太陽Taiyo SHIMOKAWA


Q.同点ゴールについて振り返ってください。
「あまり記憶にないんですけど、(小西)宏登くんから良いボールが来たので、とにかく流し込もうという気持ちでした」

Q.試合の入りから良い形でゴール前に入るなど、関係性ができていたと思います。これまでの3試合と違って、できていた部分などはありますか。
「相手が前からどんどんプレスをかけてくるというのはスカウティングでも分かっていたので、相手のシステムのイヤなところを僕も空けにいったりして、ボールを運ぶというスタイルが少しはうまくハマったんじゃないかなと思います」

Q.今日はすべてを出し切った印象でしたが、選手からするといかがでしたか。
「ここまで連敗している中で、流れを断ち切るには相当なパワーがいると思うんですけど、みんながそのパワーをすごく出せたので、勝てたんじゃないかなと思います」

選手写真

FW17

百田 真登Manato HYAKUDA


「まったく満足はしていないですが、ひとつ勝てたことで得られた自信もあると思うので、次にこれを連勝につなげられるかがすごく大事だと思います」

Q.満足できない部分というのは、まだ1勝だからなのか、内容的なものでしょうか。
「そうですね。まだ一つですし、3連敗して出遅れたスタートにはなってしまったので、そこを覆すためには、3連敗したなら3連勝するぐらいでやらないといけないと思っています。ただ、今日の勝利をつかむために、みんながチームのためにというところを徹底してできたからこそ、まず1勝をつかめたと思います。そこはチームとしてもそうですし、みんなに評価していただければ良いところかなと思います」

Q.失点した際や同点ゴールのあとに、周りを鼓舞する姿が印象的でした。
「連続失点することなく、3失点目までいかなければ、今の自分たちの実力であればひっくり返せるという自信を持っていたので、そういった振る舞いにはなりました。まず崩れないというところは徹底しようと話していましたし、みんなも声掛けができていたので、そこは良かったと思います。でも、課題として先制され続けているところはあるので、次は先制できるように頑張っていきたいと思います」

Q.決勝ゴールのシーンも振り返ってください。
「神垣(陸)選手がポケットを取ったところで、クロスをしっかりと通してくれるのは奈良クラブから一緒にやっていて分かっていました。少し興奮し過ぎて覚えていない部分もあるんですけど、しっかりと流し込めて良かったですし、ファン・サポーターに個人チャントも作ってもらって待っていてくれていたので、それも解禁できて良かったと思います」

SUMMARY総括

苦しい前半から後半に逆転。
待望の初勝利、長野でつかんだ笑顔


アウェイ・長野の地に乗り込んだザスパ群馬。沖田優監督は前節からスタメン3人を変更し、岡田慎司、野嶽惇也、百田真登を起用。岡田と野嶽はザスパでのリーグ戦初先発となった。

試合はザスパボールでキックオフ。開始1分、スローインから吉澤柊にシュートを許すも、これはGK岡田が正面でしっかりキャッチする。ファーストシュートこそ相手に許したものの、2分には瀬畠義成のクロスに百田がヘディングで合わせる。これもGK正面となったが、ここからしばらくはザスパペースで試合が進んでいった。

4分には右CKを獲得し、5分には小西宏登がカットインからシュートを狙う。6分には神垣陸が好守備を見せ、長野の連続したロングスローもしのぐと、再び相手陣内で試合を進めていった。さらに10分には神垣がミドルシュートを狙い、GKがこぼしたところに百田が詰めるも、GKが再びセーブ。17分には小西のクロスに野嶽が飛び込むが、うまくミートできず枠外へ。押し込みながらも、ゴールを割るには至らず時間が過ぎていった。

ここまで優勢に試合を進めていたザスパだったが、26分、ハーフウェーライン付近でボールを奪いにいったところを裏返されてしまう。ザスパの左サイドからクロスを上げられると、藤川虎太朗にヒールキックで合わされてネットを揺らされ、先制点を許してしまった。

飲水タイム後、百田が積極的にプレスをかけるなど気迫を見せ、流れを引き戻そうとするザスパ。32分には大畑隆也のロングフィードに百田が抜け出し、見事なトラップからシュートへ持ち込む。やや角度がなかったこともあり、右足で放ったシュートは相手GKにセーブされた。

その後は大きなチャンスをつくれず、逆にビルドアップのボールを奪われてシュートを許してしまうなど、1点ビハインドで前半が終了した。

両チーム交代なしで後半に突入すると55分、ついにゴールが生まれる。小西がインスイングのクロスを送ると、走り込んだ下川太陽がヘディングで合わせてゴール右へ流し込む。ザスパが同点に追いつき、試合の流れを一変させた。

63分には小竹知恩、イクサン ファンディ、玉城大志を投入し、さらなる攻勢をかけるザスパ。何度かチャンスをつくりながらスコアが動かない時間が続いたが、飲水タイム明けの75分、待望の瞬間が訪れた。

アンダーラップした神垣へ小西からの浮き球のパスが通ると、神垣がGKとDFの間へロークロスを送る。ニアに走り込んだファンディが相手DFを引きつけると、ファーサイドで待っていた百田が合わせてゴールネットを揺らした。待望の今季初ゴールで逆転に成功。百田はザスパサポーターのもとへ駆け寄り、喜びを爆発させた。

その後は長野の反撃に耐える時間が続いたものの、交代で入った中村涼、山原康太郎らを含め、全員がゴール前を死守。2-1で試合をクローズしてリーグ戦今季初勝利を挙げ、長野まで駆けつけたファン・サポーターと今シーズン最初の喜びを分かち合った。

文:沖永雄一郎(エル・ゴラッソ群馬担当)