DF30
小柳 達司Tatsushi KOYANAGI
ザスパ群馬
群馬
正田醤油スタジアム群馬
0前半 1
1後半 1
試合終了
福島ユナイテッドFC
福島
前半 | 後半 | 計 | データ | 計 | 後半 | 前半 |
---|---|---|---|---|---|---|
12 | シュート | 12 | ||||
6 | CK | 5 | ||||
GK | ||||||
9 | FK | 12 | ||||
オフサイド | ||||||
0 | PK | 0 |
GK 13 近藤壱成
DF 36 安達秀都
DF 30 小柳達司
DF 3 大畑隆也
DF 22 高橋勇利也
MF 7 西村恭史
MF 15 風間宏希
FW 38 小西宏登
FW 32 河田篤秀
FW 18 田中翔太
FW 20 下川太陽
GK 21 キムジェヒ
DF 14 菊地健太
MF 5 山口一真
MF 8 山内陸
MF 27 藤村怜
MF 35 玉城大志
MF 37 瀬畠義成
MF 49 小竹知恩
FW 11 加々美登生
沖田優
GK 1 上田智輝
DF 23 安在達弥
DF 17 藤谷匠
DF 25 當麻颯
DF 3 松長根悠仁
MF 37 由井航太
MF 20 城定幹大
MF 30 狩野海晟
FW 11 芦部晃生
FW 40 樋口寛規
FW 10 森晃太
GK 31 安西駿
DF 2 山田将之
DF 28 鈴直樹
DF 55 柴田徹
MF 7 針谷岳晃
MF 8 吉永大志
MF 38 粟野健翔
FW 9 清水一雅
FW 18 矢島輝一
寺田周平
沖田 優監督
「チームの目標が(J3残留に)変わった中、その状況にしてしまったのは自分ですけど、今日はホームで続けてできる試合だからこそ、自分たちの良さを出して勝利を目指して戦いました。けれど、ずっとクラブを愛し続けてくれている皆さんに勝利を届けられなかったことは本当に申し訳なく、その思いがすべてですね。選手もスタッフもクラブも、自分を信じて日々取り組んでくれています。だからこそ、彼らに勝利を届けたいという一心で取り組んでいますけど、結果を出せなかったので、すべての人に申し訳ない思いでいっぱいです。ただ、試合は続きますし、残り6試合で勝点を取っていくことが求められていると思いますので、いかに躊躇せず、疑心暗鬼にならず、自分たちのスタイルを信じて、やり切れるよう次に向かって準備したいと思っています。(戦い方を)大きく180度変えることはないと、ファン・サポーターの皆さんの前でも伝えてきましたけど、ファン・サポーターの方々も『それならそれを信じて応援していく』と言ってくれましたので、ともにその道を信じて戦って、このチームが今の目標をクリアできるように取り組んでいきたいと思っています」
Q.試合内容はどのように受け止めていますか。
「ゲームの入りでよく起きていたこと、福島さんのボールの動かし方に対して、守備の仕方が前半はちょっとだけ中途半端になってしまいました。もっとうまく機能させられたんじゃないかなと。そこは僕の指示の部分に問題があったので、反省しています。後半は、そこをしっかりと修正してくれて、少し良くなった部分はあったと思います。そうやって1点を取ることはできましたけど、より早く、前半から得点をできれば良かったと思っています」
Q.少し、システムに変化があったように映りました。
「守備のところは数試合前から変わっていますし、その中で試合中にさらに変えた部分もありますけど、攻撃のときはそんなに大きくは年間を通しては変えていません。多少のカスタマイズはしながらここまで進んできましたけど、自分たちのやっていること、積み上げていることは、最初に言ったとおり、自分が提示したことを選手たちは信じてやってくれているので、それをさらに積み上げて(いきたいです)。今ロッカールームでは『もっとやれる』という声が選手たちからも聞こえたので、その部分をプラスして次節(の奈良クラブ戦)に迎えればと思っています」
Q.「勝点や得失点差にこだわって戦っていきたい」という言葉があった中で、今日の2失点はもったいない形からだったと感じています。
「自分たちの良さを出し切る前に失点をしてしまう。セットプレーで失点するゲームが続いていたので、セットプレーの守り方も今日はいろいろ変えてチャレンジしましたけど、あそこ(57分の2失点目のシーン)は失点しないで1点差のままゲームを流したかったです。ただ、変えたのにもかかわらず失点してしまったので、少し次のことを考えて、セットプレーから失点が続かないように修正しないといけないと感じています」
Q.2失点ともに、自分たちの流れの時間帯やチャンスのあとに喫してしまっていると感じました。
「良い時間帯、チャンスもあるときに(得点を)取り切れなくて、少し流れを持っていかれているときにすかさず失点することが何試合か続いてしまっています。時間はないですけど、(次節に向けた)1週間でやれることをやって、そういう失点をなくしていくことで、勝ちや勝点につながっていくのかなと思っています」
Q.残り6試合、J3残留に向けての思いを聞かせてください。
「長い年月をかけて、ずっとこのクラブをサポートしてくれている方が多いと思うので、その思いになんとか応えないといけない。今もやっていますけど、もっともっと結果として出さないといけないと感じています。これは今日感じたわけではなく、連敗が続いているときも、ファン・サポーターの方々の選手を支えてくれる言葉も変わってきていて、彼らもどういうふうにアプローチしたら選手たちが躍動して勝つんだろうとすごく模索してくれて、いろいろな声かけをしてくれていると思っています。今日の負けをもってして、もっと厳しい言葉だけでもおかしくないのにもかかわらず、自分たちを信じていると、『ハッキリしてくれれば俺たちはついていく』という言い方をしてくれて、それは本当に心に響きましたし、今日だけでなく、ここ何試合かずっと言ってくれていますけど、その期待に応えないといけないと感じています」
DF30
小柳 達司Tatsushi KOYANAGI
「負けてしまったという結果がすべてだと思います。内容としても、自分たちがやりたいサッカーはできていないですし、積み上げてきたものをあまり出せなかったと思います。誰かが一生懸命やっていないとか、そういうわけではないですけど、見いる人に思いが伝わるプレーだったかと言われると、メンバー外の選手からも言ってもらいましたけど、伝わらないと思うので、そういう部分では内容も結果も良くなかったと思います」
Q.いろいろな部分で中途半端になってしまうことが怖いと思いますが、残り6試合で大事になることはなんでしょうか。
「こういう状況は自分も経験がありますけど、どれだけ選手がアプローチして入れるか。どういうマインドセットで試合に入るかによって、躍動できるか、できないかはすごく変わると思います。それ以前に練習でどれだけ準備したかが大事です。結局、試合だけではできないので、練習のすべてが出ると思います」
Q.全部を変えることは難しいと思いますが、その中で大事にしたいことはなんでしょうか。
「変えられるものはすごく少ないと思います。変わろうと思っても相当な覚悟がないとあまり変わらないと思います。環境も変わらないですし、技術もすぐにうまくなるわけではない中で、気持ちの部分は変えられると思うし、気持ちが変わればプレーも変えられる部分は少なからずある。練習の準備や試合へのアプローチなど、1日24時間ある中で変えられる要素を見つけていかないと変われないと思います。そこをしっかりとつかみ取ってやるしかないですし、チームとしてどうあるべきかというのも、僕も含めて一丸となるために、バラバラにならないために、やることは多いと思います」
MF27
藤村 怜Ren FUJIMURA
「連敗している中で、変えないといけない、変えようとはしていると思いますけど、結果は出ていないので、まだ足りないという感じですね」
Q.藤村選手自身は途中出場で1ゴールを決めました。
「前半から見ていて、2列目から飛び出せば背後を取れるなというシーンは何回もあったので、そこを意識して(71分からピッチに)入りました。勢いがなかなか出ない中で前めで出るということだったので、背後を突いて押し込めればと思っていました。ゴールは、ああいう形を狙っていましたし、自分たちのサッカーという部分ではああいうゴールがないといけないと思いますし、前半からもっとやってほしかったなと思います」
Q.こういう状況を変えるのは簡単な作業ではないと思いますが、残り6試合、どういう部分が大事になってくるでしょうか。
「1人ではどうにもできないと思うし、全員が同じ方向を向くことが一番大事だと思います。中途半端だと一番弱いと思うので、そういう中途半端な部分をなくして、もっともっとチーム一体でやっていかないといけないと思います」
FW18
田中 翔太Shota TANAKA
FW 18 田中 翔太選手
「最初のシュートもそうですけど、前半に何本かチャンスがあった中で決め切れていれば、こういう試合内容にはならなかったと思います。今日はFWで出ましたけど、ゴールを取らないとFWとして出ている意味がないので、チャンスを決め切れなかったところは反省しないといけないと思っています」
Q.河田篤秀選手との2トップについては?
「FWタイプの2トップはたぶん初めてだったと思います。河田くんとの関係性については、もっと話し合ってプレーしていけば、もっと良い形でできると思います。お互いにタイプが違うので、僕が背後に抜けて、河田くんがボールを受けることは意識してやっていました」
Q.守備でも2人で前から行く狙いがあったんでしょうか。
「前半の最初から勢いを持って相手にプレッシャーを掛けようとしましたけど、うまく連動できずにボランチを使われたり、縦パスを入れられたりしていたので、試合前に思っていた連動はできていなかったと前半は感じました。後半は負けていたので、捨て身で守備に行って、そっちのほうが良い形でボールを取れる回数も多かったと思うので、後半の守備を前半からできれば良かったです」
Q.残り6試合に向けて。
「一人ひとりがチームのために走って、戦って、今日もチャンスがあった中で、決め切れませんでした。前線の選手が早い段階でゴールを決められれば試合内容は全然違うので、個人としてはゴールを決めてチームを勝たせることしか考えていないです。“1本中の1本”にこだわって、練習から取り組んでいきたいと思います」
出だしは良好も…
チャンスを生かせず、ピンチで屈す
9試合ぶりの勝利をホームでつかみ、J3残留へつなげたいザスパ群馬は、陣容に変化を加えてきた。3バックこそ前節・ヴァンラーレ八戸戦と同じ配置だが、中盤は安達秀都をアンカーに据えて風間宏希と西村恭史をその前に並べ、前線は河田篤秀と田中翔太の2トップを採用。ウイングバックは左に下川太陽、右に小西宏登が入った。
地上戦を得意とする福島ユナイテッドFCに対して群馬は、立ち上がりから鋭い出足でプレッシャーを掛けにいき、主導権をつかみにかかる。そして2分には最初のチャンス。田中のミドルシュートのこぼれ球に河田が詰める。シュートはわずかに枠を外れたが、良い形で試合に入った。その後も群馬ペースでゲームは進んでいき、17分には決定機を作り出す。相手のペナルティーエリア内までプレッシャーを掛け、複数人で囲んでボールを奪う。しかし、風間からのラストパスに合わせた田中のシュートは相手DFのブロックに遭い、先制点とはならなかった。
すると29分、最初のピンチで先制点を決められてしまう。自陣からのロングフィードをカットされると、そこからカウンターを受ける。サイドから森晃太に運ばれ、最後は城定幹大に左足で蹴り込まれた。
ただ、失点後も群馬は前に出ていく姿勢を失わず、32分と45分には決定機を作る。いずれも右サイドの小西のクロスをきっかけにゴールに迫るが、前者は田中が押し込み切れず、後者は下川が決め切れず、無得点のまま前半を折り返した。
後半も立ち上がりは群馬が主導権を握る展開となるが、57分に追加点を奪われてしまう。森に長い距離を運ばれたカウンターはなんとかしのいだものの、続くCKから失点。森のクロスを松長根悠仁に押し込まれた。
2点のビハインドを負った群馬は、63分に3枚代えを行う。河田、西村、小西と攻撃の核を担う選手を同時に下げ、山口一真、瀬畠義成、小竹知恩を投入した。さらに71分には藤村怜、76分には加々美登生と立て続けにカードを切り、ゴールを目指した。
その交代策が実ったのは80分。左サイドで押し込む時間を長くしながら、安達のスルーパスに抜け出した藤村が冷静にフィニッシュ。右足でファーサイドに流し込み、1点差に詰め寄った。
勢いそのままに終盤は猛攻に出た群馬であったが、1点のリードを守り切ろうとする福島守備陣の集中力も高く、シュートまで持ち込めないまま時間は経過。続けて獲得したセットプレーも生かし切れず、5分のアディショナルタイムが経過したところでタイムアップを迎えた。
文:須賀大輔(エル・ゴラッソ群馬担当)
この道こそが、残留への道
真っ向勝負で再び会心の90分を
目標を『J3残留』に切り替えてから初めてのゲームとなった前節・ヴァンラーレ八戸戦は、首位に立つ相手との力や勢いの差を見せつけられる格好となってしまった。インテンシティーの高い相手に対して、ボールをつないで攻め込む局面は作れていたが、肝心の決め切る力と守り切る力の両方で劣り、0-4で敗れた。そこから約1週間の準備期間を経て迎えるホーム3連戦の2試合目は、J2昇格プレーオフ進出を目指す福島ユナイテッドFCを迎え撃つ。
沖田優監督も、残留に向けて決意を新たにしている。順位は残留圏ギリギリの18位であり、J3・JFL入れ替え戦に回る可能性がある19位・カマタマーレ讃岐とは勝点も得失点差も並ぶ状況、さらに最下位・アスルクラロ沼津とも4ポイント差という立ち位置を踏まえて、戦っていく心構えだ。
「クラブとして(目標を)明確に変えた以上、1つでも得失点差をプラスにするとか、1つでも勝点を積むとか、いろいろなところで残留につなげるような思考を持たないといけないと思っています」(沖田監督)
それでも、フットボールのスタイルや戦い方を180度ひっくり返すつもりはない。1月の始動日から積み上げてきた自分たちの強みとこだわりを大事にしながら、勝点を積み上げていく覚悟は変わらない。裏を返せば、自分たちの進むべき道を再確認するための残り1カ月半ともなる。
「自分たちにしかできないことをここまでの試合で積み上げてきているので、そこに関しては自信を持ってやってほしいです。それこそが最大の良さだし、強みだし、絶対になくしてはいけないです。本当に振り切って、ロングボール一辺倒で戦った場合、それで勝てるのか、勝点を取れるのかとなれば、今いる選手や今季の積み上げを考えると、そうすればいいということでもないですし、今季作ってきているサッカーの積み上げを生かしつつ、ウエイトをどこでそろえるのかは考えていかないといけないと思っています」(沖田監督)
そういう意味では、同じような志向を持つ福島との対戦は、今一度、沖田ザスパの良さや強みを引き出してくれるゲームとなるかもしれない。5月に行われたアウェイでの前回対戦は、真っ向勝負で激突して4-2で勝利。今季のベストゲームに挙げられるような会心の90分であった。
今節も同じようなゲーム展開になることが予想される。どちらがボールを握り、ゲームの主導権をつかむか。そして、1回でも多くゴールへと迫り、ネットを揺らせるか。攻撃的なマインドのぶつかり合いを制した先に勝点3は待っている。約2カ月、8試合遠ざかる勝利をつかみ、うっ憤を晴らしたい。
文:須賀大輔(エル・ゴラッソ群馬担当)
沖田 優監督
Q.クラブとして目標の修正があった中、マインドやメンタルにどういう変化がありますか。
「クラブとして明確に変えた以上、1つでも得失点差をプラスにするとか、1つでも勝点を積むとか、いろいろなところで残留につなげるような思考を持たないといけないと思っています。とはいえ、自分たちが作り上げてきた、自分たちが一番強みにしているところを生かしながら、目標を達成しないといけないです。本当に振り切って、ロングボール一辺倒で戦った場合、それで勝てるのか、勝点を取れるのかとなれば、今いる選手や今季の積み上げを考えると、そうすればいいということでもないですし、今季作ってきているサッカーの積み上げを生かしつつ、ウエイトをどこでそろえるのかは考えていかないといけないと思っています」
Q.スタイルを貫く中で変化を求める部分について。
「今なかなか勝てていない間に、練習中に自分が発することの内容も守備のウエイトが増えてきたり、球際のところを少し強調したりしていますけど、それは今節(の福島ユナイテッドFC戦に向けたところ)から急にやっているわけではないです。少しずつ積み上げているので、そこはもっと継続して、守備面でももっと成長して、強くやれるようにしないといけないですし、攻撃の良さや自信をなくして表現しづらくなっては絶対にいけないです。その両面で一番大事だと思っているのは、目標が変わり、今の順位でうまくいかないとき、失点したときにどういうメンタルでプレーするのか。チーム全体や選手一人ひとりがどういう考え方で次のプレーに臨んでいけるかは非常に重要ですし、そこのアプローチは今の目標に対してはすごく重要なことだと思っています。(前節の)ヴァンラーレ八戸戦はそこが良くなかったと思っています。失点したあと、一気に悪くなったし、失点を重ねたあとはもっともっと悪くなりました。動きも消極的なプレーになり、動き自体も減ってしまったような感じでした。それは絶対にいけないことなので、どんなサッカーをするにしてもメンタルは非常に重要だなと思います」
Q.選手たちにはどんなマインドを求めますか。
「自分たちにしかできないことをここまでの試合で積み上げてきているので、そこに関しては自信を持ってやってほしいです。それこそが最大の良さだし、強みだし、絶対になくしてはいけないです。目標が変わろうが、失点しようが、苦しいゲーム内容だろうが、どんな状況であれ、最後まで強いメンタルを土台に自分たちを表現する。それが一番重要です。一方で、この順位にいる、目標が変わったとなればなるほど、勇気も必要だし、思い切りも必要です。これまでと全く同じではなく、アクセントとしてプラスアルファをしていこうと思っています。それは最初に言ったように、少し変えるところは変えないといけないと思っているので、そこは伝えていかないといけないと思っています」
Q.今節で対戦する福島との前回対戦は、良い内容で勝てました。今回もお互いのスタイルがぶつかり合うゲームになりそうです。
「そう思っています。八戸戦の反省点はもちろん話しましたし、振り返りもしましたけど、今週は福島戦に向かっていく。対福島として、自分たちが第12節(の前回対戦)でできたことはなんなのかと。前回対戦はアウェイだったので、ホームでファン・サポーターの方たちの前で良いプレー、良い試合を見せて勝つチャンスだと思います。今のこの状況でも、もう1回お見せできるか。ただ、全く同じ試合ではないので、少なからずカスタマイズしないといけないと思っています。残り7試合のうちの良い1試合目にしたいと思っています」
MF 5 山口 一真選手
Q.チームの現状について、どう受け止めていますか。
「もう勝たないといけない順位にいるので、自分にベクトルを向けて、もっと厳しくやらないといけないという思いでいます」
Q.チームスタイルが結果につながらないモヤモヤをどう受け止めていますか。
「こういうふうに勝てていないときや厳しい順位にいるチームはどうしても怖がるようなプレーが必然的に増えてしまうと思いますけど、そこで怖がらずにどんどんゴールに迫っていくようなプレーがもっと必要だと思います。そういうプレーを増やしていければゴールは必ず入ると思うので、そこは自分が積極的にやっていきたいと思います」
Q.目標がJ3残留に変更となったことについてはどう受け止めていますか。
「僕は変わらないです。自分が出たときに何ができるかだと思っているし、練習中から意識していろいろとやっています。結果がついてくるまでずっとやり続けて見せていければと思います」
Q.これまでのキャリアを振り返ると、苦しいときをどう乗り越えてきましたか。
「常に自分です。自分に何ができるかだと思っています。自分のプレーが良ければ点を取れるし、点を取れればチームを助けられる。要するに自分ですね」
Q.今節の相手・福島ユナイテッドFCについてどんな印象を持っていますか。
「個の能力が高い選手が多いというよりは、チーム全体でうまくパスを回してきて、良いコンビネーションで攻撃をしてくる印象はあります。パスワークはすごくうまいと思うので、そういうところで相手の思うようにやらせずに、最後まで体を張ってやれればいいです。逆に守備はウィーク(ポイント)だと思っているので、どれだけ点を取れるかは大事です。自分たちの攻撃力を見せてゴールを取れれば勝てると思います」
Q.ホームでの勝利に向けて。
「勝ちグセをつける第一歩として、まずはホームで勝利にどん欲になって、絶対に勝ちたいです」
FW 20 下川 太陽選手
Q.現状をどう受け止めてプレーしていますか。
「残留に向けて、残り7試合全部勝つ気でいますし、みんな同じ気持ちでいると思います」
Q.目標の変更でメンタル面に変化はありますか。
「そこはあまりないです。むしろ、みんな『もっとやらなアカン』という気持ちが強くなっていて、練習中もさらに声が出るようになってきています。もちろん、もっと前からそれをできれば良かったですけど、今はそういう部分も良くなってきていると思います」
Q.J3残留が目標になっても、チームのスタイルは変わりませんか。
「自分たちがやってきたプレースタイルは絶対に変えずに、プレーの質にこだわりながら、攻撃的なチームなので、もっと点を取って勝ちたいと思います」
Q.今節の相手・福島ユナイテッドFCについて。
「良い攻撃をしてくるチームで、お互いにそういうチームだからこそ、非常に楽しい試合になると思うし、負けられない試合になります。攻撃のクオリティーの高さが勝敗を分けると思うので、そこにもっとこだわってやっていかないといけないと思います。(福島は)ビルドアップもしてくるし、一人ひとり技術は高いと思いますけど、自分たちもまずは技術で負けず、そして試合に勝てるようにしたいと思います」
MF 36 安達 秀都選手
Q.現状をどう受け止めてプレーしていますか。
「これだけ試合に出させてもらっている中で、なかなか勝てていないことには情けないという思いが強いです。ただ、全く積み上げができていないわけではないですし、(前節の)ヴァンラーレ八戸戦でも作りの部分は難なくできていました。最後、刺し込むボールの質や精度、勇気やチャレンジする気持ちがまだ足りていないかなと思います」
Q.勝利から遠ざかっているからこそ、大事にしたいことはなんでしょうか。
「開幕当初よりも前向きにプレーする回数は、残留争いになると減ってきてしまう現状もあると思います。でも、だからこそ、もっと前向きなプレーを意識して、チャレンジする勇気を持ってやれればと思います」
Q.今節の相手・福島ユナイテッドFCの印象は?
「スタイル的には似ているチームですし、今までとは違うゲームになると思っています。間違いなくボールの握り合いになると思うので、まずそこの部分で負けないことです。守備ではなるべく早く奪い返して、相手陣地で押し込んで、たとえ失っても相手陣地で奪い返す作業をしていければ自分たちのペースになると思うので、それを意識してやっていきたいです」
Q.目標がJ3残留に変更になりました。
「僕らは守備で勝ってきたチームではないので、攻撃的なサッカーを貫きながらやっていくマインドは選手もスタッフも誰も変わっていないです。そこは貫きながら、今までよりも攻撃的にやっていきたいと思っています」