GK21
櫛引 政敏Masatoshi KUSHIBIKI
ザスパ群馬
群馬
ハワイアンズスタジアムいわき
0前半 1
0後半 2
試合終了
いわきFC
いわき
前半 | 後半 | 計 | データ | 計 | 後半 | 前半 |
---|---|---|---|---|---|---|
3 | シュート | 17 | ||||
1 | CK | 11 | ||||
GK | ||||||
25 | FK | 17 | ||||
オフサイド | ||||||
0 | PK | 0 |
GK 21 櫛引政敏
DF 5 川上エドオジョン智慧
DF 34 小柳達司
DF 37 瀬畠義成
DF 36 中塩大貴
MF 44 仙波大志
MF 6 天笠泰輝
MF 9 北川柊斗
MF 7 和田昌士
FW 14 川本梨誉
FW 40 佐川洸介
GK 42 石井僚
DF 3 大畑隆也
MF 15 風間宏希
MF 17 山中惇希
MF 19 齊藤聖七
MF 28 樺山諒乃介
FW 32 河田篤秀
武藤覚
GK 1 田中謙吾
DF 22 生駒仁
DF 34 大森理生
DF 6 坂岸寛大
MF 15 加瀬直輝
MF 8 柴田壮介
MF 40 下田栄祐
MF 24 山下優人
MF 14 山口大輝
FW 10 有馬幸太郎
FW 17 谷村海那
GK 21 立川小太郎
DF 32 五十嵐聖己
MF 19 大西悠介
MF 20 加藤悠馬
MF 23 大迫塁
FW 11 ブワニカ啓太
FW 38 熊田直紀
田村雄三
「最終戦ということで、意地を見せたかったです。結果をなんとか出したいと思っていましたが、いわきFCさんに圧倒されてしまったというのが今日のゲームです。やりたいことは当然ありましたが、相手との試合中の駆け引きの中で出すことができず、奪われたボールを簡単にカウンターにつなげられてしまうことが多くありました。スペースがある中で、クロスを上げられて失点してしまいましたし、その迫力はいわきさんのほうがありました。当然分かっていたことなので、それを出させないようにと思っていたが、出させてしまいました。
球際で相手に上回られたところは、シーズンをとおしての課題でした。得点を取れない部分もそうです。チャンスを作る場面もありましたが、シュートまでいけず、リスタートから失点してしまいました。悪い流れを変えられない1年間でしたし、それが続いて、今日の試合も出てしまったと思います。
たくさんの方に応援に来てもらい、後ろから声を掛けてもらっていますが、それに応えることができずに悔しいですし、申し訳なく思う1年になりました」
(ピッチ上で選手が静かだったという印象を受けました)
「なかなか自分の思っていることを発信できない選手が多かった。それは今季の敗因の一つでもあると思っています。コミュニケーションを取ることを求めていましたが、自分たちの流れに持ってこられないときに静かになって、コミュニケーションを取れなくなってしまうのは、1年をとおして見られました。今日のゲームを見て(質問者が)感じられた部分だと思いますが、チームの中でそれはずっとあったことです。『もっと』と求めていましたが、キャラクターの問題も当然ありますし、こちらからもそのパワーを出させることができなかったと思っています。(ピッチ内でコミュニケーションを取ることを)なかなか表現できずに終わってしまいました」
(いい試合の入りをしたと感じましたが、そこから押されてしまった要因をどう捉えていますか?)
「球際のところと、セカンドボールのところで上回られてしまったと思います。それに、スペースへのボールの使い方に関してのチームとしての差も大きかったと感じます。彼ら(いわき)は、僕らの背後にボールを入れてきて、そこに人数を掛けてきました。われわれもそれを狙っていましたが、いわきのDFの手前にしかボールを落とせず、DFは前を向いた状態で奪われました。その差は出てしまったと思います」
(最終節を終えて、来季につなげたいと感じた部分はありますか?)
「最後まで戦う姿勢は見せてくれました。それがグループとして、チームとしてリンクしなかった部分があり、結果につながりませんでした。これはシーズンとおしてあった課題です。個人でボールを運ぶことや失わない部分といったテクニックや個人戦術の部分で成長した選手はいます。それを来年につなげて、また頑張ってもらえればと思っています」
(試合後、サポーターから『この悔しさを忘れないぞ』という声が上がっていましたが?)
「不甲斐ない1年間だったので、もっと厳しい言葉を受けることも覚悟していました。サポーターの皆さまはこういう状況でも応援してくれましたし、最後の数試合でもポジティブな声掛けをしてもらいました。一緒に戦ってくれる方々の思いに応えないといけなかったと思いますし、この悔しさを忘れないことは当然で、『何が悪かった』で終わるのではなく、『何をどうしたら良かったか』という考えをもっておくことが大事です、
来年はもっと苦しい1年になると思いますが、この悔しさを忘れず、選手の成長をチームの成長につなげていかないといけないと思います」
GK21
櫛引 政敏Masatoshi KUSHIBIKI
(自陣ゴール前での危険な場面が多くなってしまいましたが?)
「まったくそのとおりですね。球際の弱さなども見られましたし、簡単にゴール前までボールを入れられていました。そうなると失点する可能性は増します。これは、1年をとおしてずっと改善し切れなかった部分で、そうならないための準備や、割り切ってプレーすること、賢くプレーすることができないという部分が出た試合だったと思います」
(「賢くプレーする」ことができなかった要因をどう感じていますか?)
「監督やスタッフはチームとしてやることを提示していますが、それを選手が表現することができていません。チームとしてやりたいことがあっても、その再現性がないことで、こういう結果につながってしまいます。『何をしよう』、『これを変えよう』というよりは、個の問題だと思います」
(CKからの失点では、相手をフリーにさせてしまったが?)
「ゾーンディフェンスをやっているので、あの位置に選手はいるはずです。それに相手の狙いは映像を見て分かっているので、個人の判断の部分だと思います。失点以外は、(CKを)ゴール前に放り込んできて、競り合いながら自らはつぶれるなど、泥臭くやることを相手は徹底して狙ってきましたが、それは対応できていたと思います。ニアへのボールに変えられた瞬間にやられてしまいましたが、そこに位置している選手ならばなんとなく(ボールが来ると)分かると思うので、その勝負勘のところが問題だったと思います」
(またもセットプレーから失点をしてしまったことについて)
「そういうミスをしないようにしようと話していながら試合で出てしまうのは、チームとしての課題です。試合に出られていない選手は、そういうミスが出ないようないいパフォーマンスを見せていれば、チャンスは巡ってきて、その結果、チーム内での競争も起きてくると思います。今季はその競争がしっかりできなかったと思っています」
FW14
川本 梨誉Riyo KAWAMOTO
(試合を振り返って)
「スタッフが用意してくれていたことを自分たちができず、チームとしてバラバラになってしまったことが敗因だと思います。立ち上がりはいい形で入ることができた中で、ああやって1本のピンチで決められてしまうと試合が難しくなります。早い時間帯での失点は今季多く、ずっと感じていた課題だったので、それが今日も足りなかったと思います」
(佐川 洸介選手に預けてから、セカンドボールを拾うところでいわきに拾われてしまったが?)
「相手はそこが売りのチームです。自分たちのベースが低かったぶん、その面で圧倒されてしまいました。もっとやっていかないといけないと思います」
(いわきに圧倒されたが、どこに差を感じましたか?)
「相手は、うまいというよりも戦う部分や球際といったベースの部分に強さを感じました。いまの海外サッカーや日本のサッカーもそうですが、球際、セカンドボールの部分に強さがあって、ゴール前でそれを出せるかというのは大きい意味をもちます。相手は前向きにボールを拾っている中で、自分たちが拾うことができませんでした。そうしたベースがあってのサッカーだと思うので、そのベースは足りなかったと思います」
(今季と昨季、どんな違いを感じましたか?)
「状況は難しいのは事実でしたが、今季は残留することがマストだと思って帰ってきました。でも、それを達成できずに悔しい気持ちですし、個人的にもっとできると思っていたのでとても残念です。また自分にベクトルを向けてやっていかないといけないと思います」
DF34
小柳 達司Tatsushi KOYANAGI
(相手に上回られてしまったと感じる部分は?)
「チームして戦うところです。サッカーのベースの部分で負けたと思います」
(CKからの失点について。相手のリスタートも早かったが?)
「自分たちはセットしていたので、シンプルにボールの質と相手の入り方、自分たちが競れなかったからだと思います」
(後半に向けての修正ポイントとして考えていたことは?)
「ある程度形を作ろうということ考えて、その形でいきましたが、それは積み上げが必要な形だったと思います。相手に対応されて、球際などで押し切られた部分、それを継続し切れなかったところがあったと思います」
(今季途中にブラウブリッツ秋田から期限付き移籍で加入してからのこれまでを振り返っていかがですか?)
「秋田でも自分なりに取り組んでいましたし、群馬でも厳しい状況でしたがしっかりと結果を出すためにやっていました。ただ、結果が問われる世界なので、結果が出せなかったのは力不足だったと思います。年齢も上のほうで、試合にも出させてもらっている立場です。この責任をしっかりと背負いたいという思いでいます。来季がどうなるか分かりませんが、サッカー選手としてどうなりたいかということを、シーズンオフで考えていかないといけないと感じています。ファン・サポーターの皆さんにも申し訳ないという思いでいます」
(ファン・サポーターに向けて)
「こういう結果になってしまい、申し訳ないと思っています。戦う姿勢を見せられたかというと、自分自身はやっているつもりでも、チームとしてそれを体現できなかったと感じています。自分がここに来た意味はなんだったのか、思うところはあります。でもクラブはなくならないし、サッカー選手をこれからも続けたいと思っている選手ばかりだとも思うので、クラブに残る選手はクラブのために心を入れ替えて、ファン・サポーターのためにプレーするのは当たり前のことだと思います。だから、こういうときこそ一緒に歩んでほしいと思っています。つらいときこそ一緒に歩んでもらえるために、僕たちがどういう行動をするかがいま問われていると思います。
難しい時期ですが、いまならSNSやこれからのイベントでサポーターの方と触れ合う場面もあります。そういうところでしっかりとした姿勢を見せることが大事だと思いますし、いまは難しいかもしれませんが、一緒に戦ってほしいという思いでいます」
いわきの力強さに屈す。
3連敗でシーズン終了
アウェイ側のスタンドには約300名のファン・サポーターが陣取り、大きな声援を送る。連敗中で順位も確定した中で迎えた今季の最終戦にもかかわらず、ハワイアンズスタジアムいわきには心強い紺黄の集団の姿があった。
対戦相手のいわきFCは、現役引退を発表したGK田中 謙吾が今季初めてのリーグ戦出場。ホームでの最終戦でスタジアムは大入りで、選手たちのモチベーションも高かった。なお、日本体育大学時代の同級生であるザスパ群馬の小柳 達司にとっては「人間的に大好き」な盟友だ。
群馬の立ち上がりは悪くなかった。しかし、その流れで13分に失点を喫してしまう。中盤での球際の攻防に勝ったいわきは右サイドへ展開。加瀬 直輝のクロスを山口 大輝がスライディングしながら合わせて先制点を奪った。
ビハインドの展開となった群馬は、平松 宗の出場停止に伴い第23節・愛媛FC戦以来の先発となった佐川 洸介をターゲット役にして攻めていく。しかし、セカンドボール争いでいわきの力強さに屈する場面が多く、ペースをつかみ切れない。24分には有馬 幸太郎のシュートがクロスバーに当たるピンチがあり、37分の谷村 海那の決定機はGK櫛引 政敏がスーパーセーブで防いで難を逃れた。
ならば、と群馬は丁寧なパス回しで打開を図るも、特に中盤でのタイトな守備に遭ってうまく前進できなかった。
途中から攻撃時には最終ラインを3枚にして低い位置から組み立てる形を志向し、それは一定の成果を得た。後半途中から出場して、「流れを変えられると思って入った」という風間 宏希は「前進する場面は作ることができていた」と振り返る。だが一方で、「いわきのカウンターの質が高く、そこでセットプレーから点を取られて試合が難しくなった」とも。
その場面は78分。右サイドからのCKにニアサイドで山口が合わせる形で、いわきが追加点をマークした。ダメ押し点は89分で、群馬が前掛かりになり守備が薄くなったところを攻め込まれ、有馬 幸太郎に決められてさらに点差が開いた。
スコアは0-3。6試合ぶりの勝利に沸いたいわきに対して、群馬はこれで3連敗。9試合勝利がない状態でシーズンを終えることとなった。
風間は、「いわきは、全選手がやるべきことを徹底していたと思う。そういう部分は見習わないといけない」と説いた。選手個々が頑張っていないわけではない。ただ、「自分も反省する部分はあるが、人のために声を出す、走るというところがあるのが強いチーム」と風間は相手との差について述べている。
試合後、ゴール裏のファン・サポーターに挨拶へ行った選手・スタッフに対して「この悔しさを忘れないぞ」と声が掛かった。選手が全員で礼をしたあと、深々と頭を下げた武藤 覚監督はこう話した。
「不甲斐ない1年間だったので、もっと厳しい声が掛かると覚悟していました。この悔しさを忘れないことは当然で、『何が悪かった』で終わるのではなく、『何をどうしたら良かったか』という考えをもっておくことが大事」
2024シーズンの公式戦は黒星がついたまま終了した。監督の退任やクラブとしての体制の変更も翌11日に発表されている。「何をどうしたらよかったのか」。各々がこの苦い経験を糧に、ザスパの未来をよくするために何をすればいいかを考え、行動につなげていくしかない。きっと、その先にJ2復帰がある。
文:田中 直希(EL GOLAZO)
このまま終わらない。
今季を勝利で終えるために
長いシーズンももう今節がラストマッチだ。前節、アウェイの地で大分トリニータに1-2で敗れたザスパ群馬が、いわきFCとのJ2第38節に臨む。
肌寒くなり、朝晩は気温もぐっと下がる。それにヒューヒューと地域特有の風が街を通り抜ける季節になった。GCCザスパークも右に同じで、青々とした天然芝だけが夏の装いのまま、選手が着用するのは長袖のウェアに変わった。中にはネックウォーマーを着けて、タイツを履く選手もいる。ただ、以前までとそこまで練習の雰囲気に変わりはない。8試合勝利なしの現状で最下位も確定しているが、ボールとサッカーに没頭する選手たちの姿がある。
それに武藤 覚監督の叫ぶ練習中の声量がいつも以上に感じられ、その声は枯れていた。指揮官本人は「風があって逆サイドまでなかなか声が通らないから」と説明したが、最終戦に懸ける思いが伝わってきた。
相手は、いわきFC。「よく走り、迫力がある」(中塩大貴)チームだ。局面の争いで下回ってしまっては相手の勢いに呑まれてしまうことは明白で、群馬としてはセカンドボール争いなどの球際や運動量で負けないことが求められる。大分戦で痛感したとおり、ホーム最終戦に臨む選手たちの思いは強いはずで、メンタル面で負けているようではいけない。
「僕たちには、意地とプライドがある」
山中 惇希もそう述べている。
数名の離脱者はいるものの、ここにきて佐藤 亮が練習に合流するなど朗報もある。一方、最前線で守備のスイッチ役、そして抜群の動き出しで貢献していた平松 宗が今節は出場停止となるが、大分戦で得点を奪った佐川 洸介、それに群馬初ゴールに向けて気持ちが入る河田 篤秀、前節は得点に絡む仕事を果たした北川 柊斗もいる。ピラティスを取り入れて個人練習を重ねて動きにキレが増した小野関 虎之介も出場機会をうかがっている状況だ。メンバー外で終えるわけにはいかない、と意気上がる選手たちの姿もある。
武藤監督はこの試合に向けて、選手たちに「このままで終わっていいのか」と問いかけたそうだ。それぞれが最後に何を見せるのか。敵地にも詰め掛けるファン・サポーターのためにも、群馬でその勇姿にエールを送る者たちのためにも、勝利で今季を終わらせたい。
文:田中直希(EL GOLAZO)
武藤 覚監督
(前節・大分トリニータ戦での2失点目の場面などを振り返って、選手たちにどんなフィードバックをされましたか?)
「(2失点目に関して、)修正できるところはたくさんありました。それは、一人の選手だけでなく、複数人の選手の対応についてです。ロングボールに対してのヘディングの選択、セカンドボールを拾わなければならなかったこと、その後の対応もそうでした。プレーを見ているのではなく、もっとゴール前まで戻ることができた選手もいたと思います。大分さんのプレーに迫力があったのは確かで、ホーム最終戦で『絶対に勝とう』という思いがあったはずです。その部分の差はあったと思っています。
2点を取った相手が引いたという面はあったと思いますが、もっと攻撃の形とチャンスを作らなければならなかったと思います。1点は返しましたが、2点を取らなければならない状況になってしまう試合が続いているので、まずはそうならないようにしたい、ということも伝えています」
(サイドを起点にした攻撃を引き続き練習しています)
「何より、ゴールに向かいたいです。そのための一つの手段として、ポケットを取るような動きが出ると、相手のマークがズレたり、クロスのチャンスが生まれたりします。シュートを打ち、決めることが目的ですから、それがミドルシュートでもいいですし、クロスからの攻撃でもいい。シュート回数を増やさないといけないと感じています」
(出場停止だった中塩大貴選手の位置で、大畑隆也選手を起用した意図は?)
「大畑選手はトレーニングマッチでもあのシステムでプレーしていました。中塩のマネをさせるわけではなくて、大畑の良さが出ればいいということを考えて起用しました。遜色なくやってくれたと思っています」
(シーズン最終戦に向けて)
「このまま終わりたくないです。このまま終わっていいのか、ということも選手には話しました。意地を見せなければならないし、勝って終わりたいです。いわきFCは、変わらず前から守備をしてきますし、切り替えも速く、パワフルで迫力を出せる時間帯があります。点も取ってきたチームなので、警戒しなければなりません。相手の(迫力を)受けてしまうと大変なことになると思うので、やらせないことが大事です」
DF 36 中塩 大貴
(出場停止で欠場した前節・大分戦をどうご覧になりましたか?)
「その前の試合もそうでしたが、セットプレーがこぼれたところから失点しています。そうやって先に取られてしまうと試合は難しくなりますし、今季はそれが続きました。1失点目に関しては判定の部分はありましたが、全員で守り切れなかったということは感じました。また、1点を取られたあとの『これから』というときに失点をしてしまいました。全体がコンパクトになっていれば絶対になかった失点だったと思います。最後は迫力を見せて1点を取れましたが、もっとその前からゴール前に迫ることができていればいいな、と感じました」
(今季のラストゲームに向けて)
「ずっと言っていますが、ファン・サポーターの皆さんに、最後にいい思いをしてほしいです。僕たちとしても、『このままでは終われない』という思いがあります」
(相手のいわきの印象は?)
「守備の切り替えも速くやっていて、前線の選手もサボることがない。元々フィジカルのあるチームでしたが、よく走っていますし迫力があるチームです。前線からプレッシャーを掛けてくることが得意だと思うので、そうなったときにリスクを冒すのかどうか、見極めていきたいです」
MF 17 山中 惇希
(最近のプレーの感触はいかがですか?)
「プレー時間が短くなってしまっていますが、自分のクロスから前節の得点が生まれたことはよかったです。得点やアシストはつきませんでしたが、得点につながるプレーをすることも大事だと思っています」
(今節の相手・いわきについて)
「やはりパワーがありますし、走れて勢いのある選手が多い印象があります。かなりタフに戦ってくると予想しているので、自分としては相手のマークをはがしながらプレーできるか。また、チームとしてどれだけ相手を跳ね返したり、受け流したりできるかが勝敗に関わると思います。
サイドを起点にして攻める形を求めている現状は、自分にとっていいことです。仕掛けるドリブルもしますが、仕掛けないときの周りの選手との関わり方を大事にしていきたいと思っています」
(前線では平松 宗選手が出場停止のため、どんな選手が出場するか不透明です。前節で得点した佐川 洸介のプレーを見て感じていることはありますか?)
「(佐川)洸介ならば高さがあるのである程度ラフなクロスでも合わせてくれる信頼感があります。相手に警戒されいる中で、もっとクロスを入れる回数を増やしていく意思をもっています」
(最終戦に向けて)
「僕たちには意地とプライドがあります。今季、数字の結果を全然残せなかったですが、魅力的なプレーが増やしていきたいと思っています」
FW 9 北川 柊斗
(前節・大分戦で4試合ぶりに出場したが?)
「相手は人に対して激しいプレッシャーを掛けていました。ボールを受ける動きをすることで、味方にスペースを空けることができます。その流れで、クロスに対して折り返したところから得点が生まれました。逆サイドからヘディングで折り返すのは自分のストロングポイントです。それが得点につながってよかったと思っています」
(サイドハーフでの起用について)
「元々FWしかやっていなかったですが、そうしたいろいろなポジションができることは、群馬に来てからの強みになりました。それでも、FWで勝負したいという思いはあります。結局は自分がペナルティーエリア内まで走っていけばいいと思っています」
(今季を振り返って)
「開幕戦はベンチ外でしたが、そのあとに当時の大槻 毅監督はどんな状況でも練習を100%でやる自分を見てくれて、そこから試合に絡めるようになったと思っています。ケガをした期間もありましたが、今季のチームは3勝しかしていません。なんとしてでも勝利で締めくくりたいです」