MF7
和田 昌士Masashi WADA
.
ザスパ群馬
群馬
フクダ電子アリーナ
0前半 1
0後半 0
試合終了
ジェフユナイテッド千葉
千葉
前半 | 後半 | 計 | データ | 計 | 後半 | 前半 |
---|---|---|---|---|---|---|
5 | シュート | 16 | ||||
5 | CK | 6 | ||||
GK | ||||||
17 | FK | 11 | ||||
オフサイド | ||||||
0 | PK | 0 |
GK 21 櫛引政敏
DF 34 小柳達司
DF 37 瀬畠義成
DF 36 中塩大貴
MF 5 川上エドオジョン智慧
MF 44 仙波大志
MF 6 天笠泰輝
MF 17 山中惇希
FW 28 樺山諒乃介
FW 14 川本梨誉
FW 23 平松宗
GK 42 石井僚
DF 22 高橋勇利也
DF 29 田頭亮太
MF 15 風間宏希
FW 7 和田昌士
FW 40 佐川洸介
FW 32 河田篤秀
武藤覚
GK 23 鈴木椋大
DF 2 髙橋壱晟
DF 36 松田陸
DF 22 佐々木翔悟
DF 55 小川大貴
MF 33 エドゥアルド
MF 44 品田愛斗
MF 18 杉山直宏
MF 16 横山暁之
FW 7 田中和樹
FW 10 小森飛絢
GK 1 藤田和輝
DF 3 山越康平
MF 4 田口泰士
MF 19 岡庭愁人
MF 14 椿直起
FW 77 ドゥドゥ
FW 17 林誠道
小林慶行
本日行われました「2024明治安田J2リーグ第34節vsジェフユナイテッド千葉」の試合後監督記者会見における武藤監督のコメントをお知らせいたします。
武藤 覚監督
「今季を降格圏で終わってしまうことが決まってしまい、難しい状況だったと思いますが、選手はすごくトライしてくれました。前向きに、自分のできること、いまできることのベストを尽くそうとやってくれたと思います。ジェフ千葉さんは昇格を狙っている中で勢いのあるチームでしたし、失点はしてしまいましたが、(ザスパ群馬の選手は)よく戦ってくれました。最後までゴールに向かう姿勢、球際で戦う姿勢を出してくれたと思っています。残り4試合になりましたが、次はホームで栃木SCとの(北関東)ダービーマッチになります。そこでしっかり戦えるように、1週間のブレイクがある中でまた準備をしていきたいと思います」
([4-4-2]の守備で、ビルドアップでは最終ラインを3枚にして回していく、ひさびさの形で臨みました。どのような判断からその形にされたのでしょうか?)
「前に向かう勢いのあるジェフさんを相手に、パスの出どころにプレッシャーを掛けたい意図がありました。後ろの選手のスライドなどもだいぶできるようになってきたこともあってそういうトライをしました。前でボールを奪う回数は増えているぶん、より前で、そしてその回数を増やしたい狙いもありました。その部分ではよくトライしてくれたと思いますし、ジェフさんが仕組みやボールの動かし方を変える中でも対応してくれたと思っています。
失点のところで反省すべき部分はあります。球際に寄せること、こぼれ球への反応というのは、決めた選手の調子の良さが出たと感じています。それでも、自分たちがやろうとしたことをやってくれていました。もちろん、その中ではできたこと、できなかったことはあります。それに、準備をしていないことが起きても、選手がゲームの中で感じながらやってくれた部分もあったと思うので、そこは評価しながら、次のゲームでも続けられるようにしていきたいです」
(途中投入の和田 昌士選手が、守備の強度を高めるとともに、攻撃でもチャンスを作っていました。彼のプレーをどうご覧になっていましたか?)
「ジェフさんの守備を見て、あの(バイタルエリアの)位置が空いてくるというのは感じた部分でした。和田がそこでプレーできるというのは分かっていましたし、らしさを出してくれたと思います。ゴールに向かうところは課題かもしれませんが、彼の良さは十分に出ていたと思います」
(次は栃木SC戦。今季最後の北関東ダービーに向けた意気込みをお願いします)
「北関東ダービーというのは、サポーターを含めてクラブの中で大きな試合だと思っています。サポーターの方々も応援してくれると思っていますし、スタジアムも盛り上がるでしょう。その中で、勝つことにこだわらないといけないですし、栃木SCさんとの前回対戦では引き分けているので、次のゲームではしっかりと勝つことにトライしていきたいです。今日も、こういう難しい状況の中でも選手がモチベーションを下げずにしっかりチームとして戦ってくれたところはあると思うので、結果を出すことにこだわって準備していきたいと思います」
(試合後、ゴール裏のサポーターとやり取りされていたが?)
「すごく応援してくれたので、『次のゲームを頑張ります』ということと、『頑張ってよ』という声を掛けていただいたので、それにしっかり応えられるようにすることがこれからも必要だと感じています」
MF7
和田 昌士Masashi WADA
(第26節・清水エスパルス戦以来となる出場になったが?)
「相手がそこまで前から守備をしてこなかったので、ボールを動かしながらどのタイミングで攻撃をスイッチを入れるかがポイントになると思っていました。自分が少し下りて、時間をそこで使ってからFWにタイミングよくパスを当てて、自分も入っていこうと思ったのですが、なかなか合わずチャンスにならなかったですし、もっと合わせていかないといけないですね、
個人として、切り替えの部分などは悪くなかったと思っています。ゴールのチャンスもありましたし、カバ(樺山 諒乃介)に落としたところでチャンスもありました。ゴールに絡める仕事をしなければいけないので、こだわってやっていきたいですね。結果が出なかったのでとても残念ですが、残り試合が少ない中でも周りと合わせてやっていくしかないと思います」
(ヒールで渡した樺山選手のチャンスシーンについて)
「うまい選手が増えて、ああいった連係プレーが試合で増えてきています。その回数を増やすこと、タイニングを合わせることを練習からやっていけば形になると思います。もっとブラッシュアップしなければ、と思っています」
(復帰戦の感触は?)
「ひさびさの公式戦でしたが、ブランクなどは言っていられないです。コンディションは良くなってきているので、ちゃんとゴールにつながるプレーにしたいです。残りの試合で、出たときに何ができるかということにチャレンジしないといけません。結果を出せるようにもっとやっていきます」
FW23
平松 宗Shu HIRAMATSU
(久しぶりの形で臨んだ試合でしたが、どんなことを意識していましたか?)
「守備のときは、(2トップを務める川本)梨誉との関係でうまく守ろうと意識していました。攻撃はいつもと変わらず、背後に抜け出すような部分で自分の良さを出そうと思っていました。いまは勝たなければならない状況なので、特に意識したのはFWとして点を取ることですね。もっともっと、得点の部分で貢献できるようにしたいです」
(クロスから惜しいチャンスもありましたが?)
「チームとして、ワイドの選手を使ったサイド攻撃や、間に自分が顔を出して受けることなどは狙っていこうと話していました。クロスの部分など、いまはサイドのコンビネーションがよくなってきていると感じています。そこからのクロスを合わせることは、常に狙っています」
(後半には押し込む時間も作りましたが?)
「立ち上がりからいい時間帯は作れていました。そこでクロスをもっと入れることも大切だと思っています。シュートを思い切りよく打つことも大事です」
(アウェイの地に駆けつけてくれたサポーターから届いている声は?)
「こういう状況でも応援してくれるのは、当たり前のことではありません。自分たちがゴールを決めて勝つことで恩返ししたいと常に思っています。いまから、また次の試合に向けて準備したいと思います」
DF36
中塩 大貴Daiki NAKASHIO
(第26節・清水戦以来の先発となったが?)
「(高橋)勇利也が入っていたポジション(左CB)に入りました。人によって、自分にはできるもの、できないものがあると思います。フィードや縦パスといった自分のストロングポイントをその位置でも見せられるように意識しました。3バックでビルドアップするポジショニングでは、あまり開きすぎないように、後ろの3枚が低い位置になり過ぎないことをやろうと話していました」
(攻撃する時間で相手を押し込むこともあった?)
「相手が高い位置からプレスをかけにいくことも分かっていました。僕のポジションで相手を引き出せるのかどうか、あらためて考えさせられました。途中からはあまり相手が前線からの守備をしにこなくなった印象があります」
(今後に向けて)
「まずは本当に勝ちにいくしかないですし、勝った姿を見せて、勝利をみんなで共有したいという思いが一番です。今日も雨の中、あれだけ多くの方がきて、あれだけ大きな声援を送ってくれるというのはなかなかできないことで、それに対して僕たちが勝利を届けないと納得されないと思います。プレーからもっと気持ちが出るような姿を見せられればと思います」
最後までゴールは生まれず。
千葉を苦しめるも敗戦
アウェイの地で行われた、J1昇格プレーオフ圏に位置するジェフユナイテッド千葉とのJ2第34節。フクダ電子アリーナには、群馬からも多くのサポーターが駆け付けて試合前から大きな声援を送っていた。
「今日も多くのサポーターが来てくれた。僕らは、その人たちのためにやるしかないと思っているので」
副キャプテンの天笠 泰輝が話したその言葉通り、ザスパ群馬の選手たちは上位の相手に立ち向かった。
守備で構える際の基本システムは[4-4-2]。それでも、前線からプレッシャーを掛ける際は1トップ気味に、押し込まれた際には5バック気味と、その形を微調整する。攻撃では、右SBの川上 エドオジョン智慧がシャドーの位置まで上がる3バックで組み立てた。
「待ち構える守備ではなく、前から守備で相手をハメに行くことができると思う」と[4-4-2]の形の効用について天笠が語る。今季初めまで採用していた形で、好調の千葉に対した。
千葉の最重要人物、得点ランキングトップを快走する小森 飛絢が試合後に話したのは「90分間、ほとんどが相手のペースでしたし、難しいと感じる相手でした」という印象。「やりたいサッカーをやらせてもらえなかった」(小森)という千葉に対して、群馬はしっかりとした守備、そして丁寧なビルドアップで対抗していく。
17分には左サイドから川本 梨誉が持ち込み、決定的なクロスを入れる惜しい場面を作っていた。
それでも、先制点は千葉に入った。
33分、中盤の横山 暁之からサイドに展開されると、小川 大貴は前方の田中 和樹へ。川上が体を当てて対応したが、それでも倒れなかった田中にペナルティーエリア内までの進入を許してしまう。横山のシュートはブロックしたものの、こぼれ球を小森が左足のヒールでシュート。これが得点となった。群馬としては、球際で上回れず、またこぼれ球への反応も相手のほうが速かっただけに、悔やまれる場面だった。
後半に入ると、群馬ペースが如実になる。それを加速させたのが、59分にあった和田 昌士と佐川 洸介の投入だ。佐川が前線で力強くポストプレーし、和田はそこから少し下がり目の位置でボールを受け、タメを作って味方を生かす。
最大のチャンスと言えるのは61分か。ゴール前で受けた和田がヒールで樺山 諒乃介にパスを通す。相手DFの対応もあったことで樺山はドリブルを選択したが、シュートを打ってもいい場面だっただろう。
「うまい選手が増えたこともあって、ああいった連係プレーが試合で増えている。タイミングを合わせることを練習からやっていけば形になると思う」
和田はその手ごたえを述べたが、仙波 大志の「もっとダイナミックに、シュートレンジを広げて遠くから打ってもよかった」というのも確か。ペースをつかんでいただけに、もっとゴールに迫りたかった。
0-1のまま時間は過ぎて、最後はFKにGK櫛引 政敏まで上がってゴールを狙ったが、得点を生み出すことはできなかった。
上位を苦しめる戦いはできたものの、敗れた群馬はこれで4連敗。次節までは2週間のインターバルがあり、そして今季最後となる『北関東ダービー』を栃木SCと戦う。「サポーターを含めてクラブの中で大きな試合。勝つことにこだわらないといけない」と武藤 覚監督は決意を述べた。
文:田中直希(EL GOLAZO)
J2トップスコアラーを止めろ。
「しっかりマークをすれば…」
前節のロアッソ熊本戦で敗れ、ザスパ群馬は3連敗となった。ただ、今季のリーグ戦では二度目、ホームゲームでは初めての複数得点を熊本戦では記録しており、その得点の形にも手ごたえをつかんでいる。敵将の大木 武監督が「17番の山中選手にやられてしまった」と話したとおり、左サイドで先発を続ける山中 惇希のドリブル突破や起点となった崩しが2ゴールを生んだことも見逃せない。山中と逆の右サイドを務める川上 エドオジョン智慧は「チャンスは左サイドからのクロスだと感じていた」と語り、そこからのクロスに飛び込んでいったことで2点目につながっている。平松 宗と樺山 諒乃介は待望の今季初ゴールだった。
守備では、2戦連続先発となった平松 宗が規制をかける形がある程度機能していた。和田 昌士も「(相手のパスコースを)限定をしていくのがうまいし、守備は締まる感じがある」と評価していた。
試合を振り返った武藤 覚監督は「自分に責任があるし反省している。勝負強さの部分が足りない」と結果について述べつつ、「2点を取れたところはここまでの積み上げがあったからこそ」とコメント。確かに、攻撃の時間、そしてバリエーションは増えつつある。
そして迎える今節は、アウェイでジェフユナイテッド千葉との一戦になる。現在2連勝中で、ここ6試合で5勝1敗。第23節から第27節までの5試合勝利なしという一時期の不調から抜け出して、昇格プレーオフ圏内の6位につけている。前回対戦は第3節のホームゲームで、1-3と敗れた相手だ。
中でも最大級の警戒が求められるのが、相手エースへの対応だろう。1トップを務める小森 飛絢は、直近6試合で11ゴールと得点を量産してJ2の得点ランキングトップに立つ。両足で正確なシュートを放つことができ、ペナルティーエリア内での落ち着きや風格は特筆モノだ。それでも、櫛引 政敏は「一人で局面を変えるタイプではないから、しっかりマークすればやられないと思う。」と話しているが、一瞬の動き出しや、こぼれ球への反応は本当に鋭い。集中して彼を抑えたい。
その上で、期待したい選手がいる。小柳 達司だ。今季、ブラウブリッツ秋田の選手として千葉戦に先発し、2-1で勝利した経験がある。それも、後半開始早々に退場者を出して10人の戦いを強いられ、さらに66分に先制点を奪われる苦しい展開の中、90分、90+6分と2点を奪って逆転勝利を手にした。その試合でフル出場した小柳は、「特徴は頭に入っているつもり」と小森について語る。再び、千葉のヒーローを完封できるか。もちろん、「彼が一人で点を取っているわけではなくて、周りの選手あってのゴール」と武藤監督が話すように、チーム全体を抑えるために組織的な守備が必要だ。[5-4-1]でスペースを埋めつつ、しっかりとパスの出し手を抑えて相手の攻撃を機能不全にさせたい。
耐えていれば、きっと攻撃の機会も作れるはず。相手が攻めてきたところのカウンターを狙い、樺山や川上、山中といった選手が推進力を見せればゴールは近づくだろう。
何より、アウェイの千葉まで駆けつけるファン・サポーターのために戦いたい。上記の監督・選手コメントにあるように、選手たちはこの期間で「いま何をやるべきか。どう振る舞うべきか」を自問自答してきた。
「来年もザスパを応援したいと思ってもらえるように」(和田)
そのために、勝利への強い気持ちをピッチで示す。
文:田中直希(EL GOLAZO)
武藤 覚監督
(今週のオフ明け、ミーティングで選手たちに伝えたことは?)
「『試合に出ている、出ていないというのはあると思うが、自分たちはここでサッカー人生が終わるわけではないし、残り5試合に向けたためのトレーニングでどういう姿を見せるかで、いま、そしてこれからが変わってくる』と話しました。だからこそ、『いまできることに集中してやろう』と。それしかないですね。苦しい状況で、モチベーションなどメンタル的に難しい部分もあるでしょう。自分はこれまでいたチームで、昇格も降格も、いろいろな経験をしてきて、一人ひとりの思いも分かります。だからこそ、その中でどういう振る舞いを見せるか。そこに真価が問われると思っています。『ゲームの中でいいパフォーマンスを見せないといけないし、勝つために全力を尽くす姿を見せなければならない。それは変わらずにやっていこう』と話しました」
(戦い方や起用法など、変えやすいタイミングでもあると思いますが、いかがでしょうか?)
「相手があることですから、そこ(変えること)は考えます。ただ、自分たちがやってきたことをベースにしなければなりません。ガラッと変えることで良さが出るのか、逆に難しさが出るのかというところで、メリットとデメリットが絶対にあるわけで、だからこそ練習の中で調子がいい選手、一生懸命にアピールしてくれる選手を使いたいというのはあります。練習を見ながら考えようと思います」
(次の相手であるジェフユナイテッド千葉について。武藤監督もコーチとして1年間在籍しました)
「小森飛絢選手が点を多く取っている状況があって、チームとしての勢いもすごく感じます。失点が減っているというのも、それに影響しているでしょう。スキのないチームになろうとしているというのは感じています。力強さ、勝負強さのようなものがあって、いつもJ1昇格プレーオフ争いに絡んでくるチームですね。そして、ワイドに速い選手がいるなど、能力の高い選手がいます。小森選手が点を取れているのも、彼が一人で取っているわけではなくて、クロスやミドルシュートのあとのこぼれ球で点を取っている場面もよく見られます。周りの選手あっての得点でもあり、互いに良さが出ているということなんだろうと思います」
(残り5試合に向けて)
「一番の思いは、選手の良さを出したいということです。選手たちは頑張ってくれていますからね。選手としての良さが出て、チームとしてしっかりと戦えて、そういう姿をファン・サポーターのみなさんに見せられるようにしたいです。もちろん、結果が出ればもっといいですから、結果を出すためにベストを尽くします。試合に向けた準備についても、変わらずにやれることをやっていきます。それでも勝点を取れていないということは、何かが足りないわけで、それはトレーニングからやらないといけないところだと思います」
DF 34 小柳 達司
(前節・ロアッソ熊本戦を振り返って)
「背後を取られたシーンはありましたが、みんなで協力して守れた部分はあります。集中するところ、細かい部分は修正していかないといけません。危ないエリアまで運ばせないということもありますが、そうなってしまうときもあるので、チームとして守りながらも、個人の守備範囲を広げていかないと、相手にシュートを打たれて不運な形でゴールが入ることも出てきてしまいます。チームとして、個人として。その2つの意識をもって練習に取り組まないといけないと思います」
(これからの5試合に向けて)
「自分たちはプロなので、サッカーでお金をもらっています。まずは一つひとつの試合に向けて100%の準備をしていくこと。それは難しいことでもありますが、当たり前にやっていく必要があります。サポーターの皆さんは、前節の試合前もバス待ちをしてくれて、試合中もずっと応援をしてくれました。そういう方々の気持ちに応える姿勢を自分たちがもっと示していかないといけないと思います。来年のことはまだ誰も分かりません。でも、来年のことよりもいまは自分がやるべきことを考えて、やるべきことをやって戦うべきだと思います」
(次の千葉戦に向けて)
「小森選手は21ゴールを決めていますね。点を取る能力に長けていると思いますが、今季も対戦していますし、特徴は頭に入っているつもりです。ブラウブリッツ秋田にいるときも(退場者が出て)10人で戦いながら千葉に勝つことができました。あきらめなければ勝利も見えてくると思います。まだ自分が出るかどうか分からないので、しっかり練習していきます」
MF 5 川上 エドオジョン智慧
(前節・ロアッソ熊本戦について)
「立ち上がりの守備はチームとしてもいいものが出せていたと思います。攻撃の部分では左サイドで良さが出ていたので、自分の中でも割り切って守備に集中しようと思っていました。チームのためには、調子のいい選手がやってくれればいいと思ったので。見ている方には分かりづらいと思いますが、個人の守備範囲についても意識してやっていました。
対面した松岡(瑠夢)選手を個人として抑えてやろうと思っていました。ラインをどのタイミングで下げればいいか、というのは難しさもありましたが、個人としては見せられたものがあったと感じています」
(2得点目につながったヘディングは、惜しいシュートでしたね)
「チャンスはくると思っていました。守備でしっかりとやることで、その機会が訪れると思っていて、それは左からのクロスだと感じていました。そのワンチャンスがゴールにつながってよかったです。今までだったら、あまりボールがこなくてイライラしてしまっていたと思いますが、割り切ってやっていました」
(18位以下が決まって難しい状況ですが、次節の千葉戦に向けた思いは?)
「まずは、絶対に勝利に向けて取り組んでいきます。それと、サッカー選手として、常に自分の価値を高めていくことも大事だと思います。群馬はこういうサッカーをしていくということを示すためにも、来年に向けてそういう姿勢を見せることは大事です。終わりではなくて、始まっていると思うので」
(個人のプレーについては?)
「相手のマークを外してクロスを上げることなど、もっとその質を高めたいし、回数を増やしたいです。あまりボールを触れない試合であっても、少ない機会でも違いを見せたい。悔しい部分も多く感じていますが、成長はしていると思っているので、それを続けていきたいです」
MF 7 和田 昌士
(前節・熊本戦は復帰して初めてのベンチ入りになりました。状態はいかがですか?)
「ケガでかなりの期間、離脱してしまいました。(第27節の)横浜FC戦は先発で出る予定だったのですが、試合当日にケガをしてしまいました。正直に言うとだいぶ落ち込みました。自分に足りないものがあって、そのツケが回ってきたのかな、と。また一から謙虚にやろうと思ってリハビリしてきました。ここからもう残り試合は少ないですし、どれくらい出られるか分かりませんが、結果を残せるように毎回の練習を大事に取り組み、アピールしていきます。前節はベンチに入ることができましたが、試合には出られなかったので、またさらにやっていかないといけないと思っています」
(今季は途中から攻撃陣が多く加わりました。その中で、何を見せていきたいですが?)
「自分の一番の武器は、ゴール前でボールを引き出してチャンスを作ることや、ゴールを仕留めることだと思っています。これまでの試合では、その場面を出すことがあまりできていません。新しい選手も加わったいまのチームは、攻撃でも流動性が出てきていますし、攻撃する時間ができて、バリエーションも増えています。試合に出ればいいパスが入ってくると思いますし、チャンスはあると思うので、だからこそ出たときにやれるように準備するだけだと思っています」
(次節の千葉戦に向けて)
「千葉は強いです。でも、正直やるしかないですから。もっとノビノビやっていいと思います。この状況でも、応援してくれる人、スタジアムに来てくれる人がいます。ずっとザスパを応援してくれる人がいて、その声は届いています。そういう方々が見て面白い、見てよかったと思ってもらえるようなサッカーをしないといけないです。気持ちの部分、姿勢の部分を見せて、それが勝ちにつながればいいと思います。一人の選手として、それ以前に一人の人間として、ここでどう立ち振る舞うか。それは、いつか自分に返ってくると思います。そういう意識でみんながやっていければいいと思いますし、来年もザスパを応援したいと思ってもらえるようにしたいです。それができなければ人が離れていくでしょうし、一人の人間、選手としての価値も下がっていきます。だから、やれることをやるしかないです。自分はプロを9年やってきて、昇格を2回、降格も2回経験しました。ここでどう振る舞うかが大事です」