FW14
川本 梨誉Riyo KAWAMOTO
.
ザスパ群馬
群馬
正田醤油スタジアム群馬
0前半 0
1後半 0
試合終了
ブラウブリッツ秋田
秋田
前半 | 後半 | 計 | データ | 計 | 後半 | 前半 |
---|---|---|---|---|---|---|
11 | シュート | 5 | ||||
5 | CK | 4 | ||||
GK | ||||||
11 | FK | 8 | ||||
オフサイド | ||||||
0 | PK | 0 |
GK 21 櫛引政敏
DF 29 田頭亮太
DF 24 酒井崇一
DF 37 瀬畠義成
DF 22 高橋勇利也
MF 17 山中惇希
MF 6 天笠泰輝
MF 15 風間宏希
MF 44 仙波大志
FW 32 河田篤秀
FW 14 川本梨誉
GK 42 石井僚
DF 3 大畑隆也
MF 33 細貝萌
MF 28 樺山諒乃介
MF 11 杉本竜士
FW 23 平松宗
FW 40 佐川洸介
武藤覚
GK 1 山田元気
DF 16 村松航太
DF 5 河野貴志
DF 27 喜岡佳太
DF 13 才藤龍治
MF 25 藤山智史
MF 20 栗本広輝
MF 77 河村慶人
MF 29 佐藤大樹
FW 10 小松蓮
FW 18 吉田伊吹
GK 41 猪瀬康介
DF 2 岡﨑亮平
MF 80 小野原和哉
MF 7 水谷拓磨
MF 8 畑潤基
FW 11 梶谷政仁
FW 40 青木翔大
吉田謙
本日行われました「2024明治安田J2リーグ第29節vsブラウブリッツ秋田」の試合後監督記者会見における武藤監督のコメントをお知らせいたします。
武藤 覚監督
「ずっと勝てていないゲームが続いていた中で、前節でも苦しいゲームをしてしまいました。連敗をなんとか止めたい、ホームでなかなか勝てなかったのでしっかりと勝ちたい、ということを選手と共有してやってきました。今日は本当に、選手がタフに戦ってくれました。球際、セカンドボールというブラウブリッツ秋田さんのストロングポイントのところで負けていませんでしたし、受けることなくこちらも戦ったところがすごく見られたと思っています。そこから攻撃につなげるところでもチャンスを作りかけていた部分はありましたし、狙いとしていたプレーもたくさん出ていました。最低限、戦うという部分を出せたし、一体感のようなものも出すことができたと思っています。
秋田さんが一人退場したというのもあるかもしれませんが、しっかり戦えた部分が勝利につながった部分はありました。勝って、スタジアムに来ていただいているファン・サポーターの皆さん、応援してくれいる皆さんと勝利を分かち合えたことがうれしいですし、僕らもそれを目指してやっているということは感じた部分です。次もホームでできるので、ベガルタ仙台戦に向けてしっかり準備していきたいと思います。
(後半に入るところ、そして相手に退場者が出たあとでの、得点を取るためのプランはどういうものだったのでしょうか?)
「秋田さんはボールサイドに人が集まりますし、そこでプレッシャーを掛けてくるので、どこが空くのかというのを共有しました。前半をやってみて、後半に入るときにはそういう部分(空いているスペース)に持っていけるとチャンスが作れそうだという話をしました。
サイドからの攻撃はウチの特長だと思っています。そのワイドのところを起点に、深くまで入ることを求めていました。秋田さんに退場者が出たのもあったので、はっきりと2トップにしてターゲットを明確にしたほうがいいということで佐川(洸介)を入れました。そこに対してクロスが上がっていましたし、良かったと思います。
今週は、選手たちがこのゲームの狙いをはっきりと分かってやってくれたことがすごくよかったですし、選手がよくやってくれたと思います」
(最後は[5-4-1]にして守りました。勝ち切るために選手に伝えたことはどんなものでしたか?)
正直、全体が下がってしまったというのはあります。秋田さんは、ロングボールやゴール前に入れるボールの精度が高く、サイドからのクロスに対して中に人数を掛けて入ってきて、その圧力も大きいです。それを受けてしまったというのは正直ありましたが、5枚が後ろに並んでいるとはいえ、ボールにプレッシャーが掛からないとああいう状況になってしまうし.危ないクロスもありました。そのあたりは映像を見て研究したいと思います。それでも、体を張ることや、最後に櫛引(政敏)がセーブしてくれた場面も含めて、皆がよくやってくれたと思います」
(この勝利の味はどういうものになりましたか?ファン・サポーターに挨拶へ行った際に感じた思いは?)
「本当に、長らくホームで勝てていませんでした。今日、バスでスタジアムに着いたときから応援してくれていた姿を見ると、応援してくれている彼ら(の思い)に応えないといけないというのはすごく感じました。勝ったあとに、ファン・サポーターの方が喜んでいる姿を見て、またメインスタンドの方からも声を掛けていただいて、見に来ていただいた方と喜びを分かち合うこともすごく大事だとあらためて感じました。ただ、チームの置かれている状況はまったく変わっていないので、次のゲームに向けてしっかりと準備していきたいです」
(川本 梨誉選手の決勝点について、どう見ていますか?)
「クロスからチャンスは作れると思っていました。だからこそ、ゴール前に人がいないといけないのですが、河田もゴール前でプレーしてチャンスを作ってくれていましたし、河田(篤秀)と川本が近くにいる時にチャンスを作れていたので、よりそういうところにボールが入ればいいと思っていました。彼の高さを生かそう、ということで佐川を入れることで、ターゲットがはっきりするというのは思っていました。そこに対して入ったボールを折り返して、そこに川本が入ってきた、という流れだったと思います」
(課題でもあった、河田選手と川本選手が絡むプレーが増えたことについては?)
「一人でプレーするよりは二人いたほうがチャンスを作れると思いますし。そこに絡む人数を増やさないといけないということでずっとやってきました。前線の選手だけではなくて、後ろからボールを出す選手もそこを見ること、またそこまでどうボールを運ぶかということはトレーニングしてきたつもりです。(前節の)水戸戦では、勇気を持てずに前に行けなかったのですが、今日は前半の立ち上がりから前にプレーしたということが大きかったと思います。そのぶん、セカンドボールが増えて、高い位置でプレーできることが増えました。それは継続してやっていきたいですし、(次節の相手である)仙台さんの昨日のゲームを見ていると、アグレッシブなチームですので、そこにしっかり対応できるように、戦えるように準備していきたいです」
FW14
川本 梨誉Riyo KAWAMOTO
(ゴールシーンについて)
「最初はニアに入って合わせようとしましたが、高いボールが入ってきました。後ろを見たら(佐川 洸介が)競り勝っていて、自分がちょんと触って入ったという感じです。自分はホームで点を取れていたので、点を取る感触はありました。足では決めていましたが、こうして頭で取れたこともよかったですね。時間が掛かりましたが、本当に勝ててよかったです」
(得点後、ゴール裏に走っていきましたが?)
「(仙波)大志くんに『行け』と言われて(笑)。疲れていましたし、『あそこまで走っていたらヤバいかも』と思ったのですが、(ファン・サポーターと)一緒に喜べたことがよかったですね」
(試合の流れを振り返ると?)
「いい試合の時は基本的にセカンドボールを拾えています。今日はそれを意識していましたし、武藤さんにも言われていた部分です。アマ(天笠 泰輝)が一人で何回も(セカンドボールを)拾ってくれていたので、本当に彼はすごいと思って試合していました」
FW40
佐川 洸介Kosuke SAGAWA
(決勝点をアシストした場面について)
「あの形であれば、僕は折り返ししか選択肢はなかったですね。シュートを打てればよかったですが、(川本)梨誉がいることが見えて、『あそこしかない』と。(川本は)うまくすらして決めてくれました。いい形でアシストできましたし、途中から出てやるべきことができたと思います」
(得点後、河田篤秀選手との熱い抱擁がありましたが?)
「カワくん(河田)が前半から頑張ってくれて、相手の体力を削ってくれていました。バトンタッチ、という意味では仕事できたのかな、と思います。相手が一人少ない状態でしたが、うまくそれを利用したみんなのおかげですし、チームとして勝てたという感じがあります。一人少なくしてくれたのもスタメンの選手のおかげで、みんなでつないだ勝利だったと思います」
(ひさびさの勝利となりましたが?)
「ゴール裏のダンマクにあったとおり、『ホームで350日未勝利』でした。きっと、サポーター以上に僕らも危機感を持っていました。何がなんでも勝たないといけないという思いでしたし、勝てたことがよかったです。リーグ戦で今季初めての勝利、本当によかったです」
DF29
田頭 亮太Ryota TAGASHIRA
(得点につながるクロスを上げましたが?)
「(佐川)洸介くんが入って、相手も10人の状態でした。とにかく、自分のところにボールが入ったら、いつも練習しているクロスを上げようというのは考えていました。あの場面は洸介くんのことがピンポイントに見えたので、そこに落とせるように意識してクロスを上げました。結果的に得点につながったのでよかったです」
(勝利に貢献できたことについては?)
「前節で不甲斐ないプレーばかりをしてしまって、今節に懸ける思いは大きかったです。アシストではなかったですが、自分のクロスが起点となったことは自信にもつながります。ただ、シュートを打ったチャンスの場面では決められるようにしないといけません。思い切っていって、自分でシュートを打とうと思いました。決めたかったです。2点目を取っていればもとラクに勝てたと思うので、もっと練習します」
(相手に退場者が出たあと、選手たちが集まって話をしていたが?)
「相手を10人だと思わずに、11対11でやっている感覚を持ってやろうということと、よりポジションを早くとって相手のイヤなことをどんどんやっていこう、という声掛けがありました。そのとおり、みんなが動けていたと思います。ホーム(のリーグ戦)で1年くらい勝てていない状況で、サポーターの方もつらかったと思います。今日は勝てましたが、これで満足せずにこういう試合を続けていけるように、また週明けにみんなで集まって積み上げていきたいと思います」
一体となって戦い抜き、迎えた歓喜の瞬間。
ホームでのリーグ戦約1年ぶりの勝点3
夏休み最後のホームゲーム。正田醤油スタジアム群馬で行われたJ1第29節は、試合前の時点で11位のブラウブリッツ秋田を迎えての一戦となった。
「大切なのはボールへの執着です。全体で狙いをもった駆け引きができれば、いい守備もできると思います」
試合前に主将の櫛引政敏が語っていたとおりの姿を、ザスパ群馬の選手たちは披露した。秋田が徹底して入れたロングボールに対して全体のラインを押し下げられる場面はあったものの、そのロングボールやクロス、ロングスローといった群馬の最終ラインを襲うボールを集中力高くはね返し、セカンドボールにも鋭く反応。相手の攻撃を全員でしぶとく耐える。
攻撃では、13試合ぶりの先発となった山中惇希がドリブルで果敢に仕掛けたように前へ運ぶ姿勢を強めるとともに、前線の河田篤秀や川本梨誉をターゲットにボールを入れていく。あるいは、空いた逆サイドのスペースを使いながら攻め込んだ。
「相手のロングボールに対して、ファースト、セカンドでしっかり勝つこと。そのあとでボールを持って落ち着ければ、相手の裏や逆サイドなど空いているスペースに入れていくこと。それができなければ相手を裏返すようなボールを蹴ってFWが走る。これらがみんなで統一してできていました」(河田)
5分には風間宏希が狙ったエリア外からのシュートが秋田DF に当たり、河田の前にこぼれる。しかしよく飛び出した秋田のGK山田 元気に防がれた。6分には秋田の小松蓮が遠目の位置からミドルシュートを狙い、クロスバーを直撃する場面も。一進一退の様相を見せていた中で、前半最大の決定機は40分だ。右サイドから風間が入れたCKを、中央で酒井崇一がヘディング。そのボールがファーサイドにいた河田のもとへ飛んだ。河田が力を込めて放った右足のボレーは、惜しくも枠の上に外れた。
ハーフタイムを挟んで51分には、ゴール前まで攻め上がっていた山中が右足で狙う絶好機もあった。ただ、これは秋田のDFによるゴールライン上でのクリアに遭った。チャンスを作り続けて、ゴールの予感は漂っていた。
球際でのバトルもヒートアップした。その中で秀逸だったのが、天笠泰輝のセカンドボール奪取だ。「アマ(天笠)が一人で何回も拾ってくれていた。本当にすごかった」とは川本の弁。その天笠の奮闘が、相手の退場劇につながる。55分、秋田の藤山 智史のタックルに対してこの日2枚目のイエローカードが提示され、退場処分に。これにより、群馬は数的優位で試合を進めることになった。
一人少ない相手に対して、ピッチの横幅を広く使いサイドチェンジを多用しながら押し込んで攻めた群馬。65分には河田のクロスに川本が合わせ、また72分には風間がこぼれ球に反応してハーフボレーで狙う。だがどちらも相手GKの好セーブに阻まれた。
皆が待望した歓喜の瞬間は、75分に訪れた。
高橋 勇利也の素晴らしいサイドチェンジを受けた田頭 亮太がゴール前を見やる。視線の先には、187cmと高身長で空中戦の強さを誇る途中出場の佐川洸介。相手に競り勝って「あそこしかない」とヘディングで折り返すと、その先にいたのは川本だった。背番号14は「(頭で)ちょんと触って」、ゴールに流し込んだ。川本は田頭らとゴール裏へ一直線。サポーターと喜びを分かち合った。
その後は、前掛かりに攻める秋田を集中力高くはね返す。81分に決定機なヘディングを打たれたものの、これは櫛引政敏が素晴らしい反応ではじき出した。7分のアディショナルタイムも耐え抜いて、ようやく鳴った勝利のホイッスル。1-0。ホームでの今季初勝利は、昨年9月以来、351日ぶりの勝点3だ。一体感をもって全員で戦い抜き、勝利をもぎ取った。
「1年くらい勝てていない状況で、サポーターの方もつらかったと思います。今日は勝てましたが、これで満足せずに続けていけるように、また週明けにみんなで集まって積み上げていきたいと思います」
田頭も安堵の表情だ。ただ、残留争いという意味で厳しい状況に変わりはない。「次もホームで戦える。サポーターの方々も今日勝ったことで期待をしてくれると思うので、それに応えられるように、また次も勝って必ず残留できるようにしていきたいです」。そう田頭も続けた。
次節は9月7日(土)、19時キックオフのベガルタ仙台戦。武藤覚監督は「(秋田戦は)前に向かってプレーして、高い位置でプレーすることができた。仙台さんもアグレッシブなチーム。しっかり対応できるように、継続してやっていきたい」と話して次を見据えた。
前に出る。局面で負けない。
“勝利の約束”を果たすための必須条件
前に出る。その必要性を大いに感じられたのが、前々節の横浜FC戦、そして前節の水戸ホーリーホック戦だった。ともに結果は1-2。連敗を続けてしまったが、その中で得られた2つの得点には共通点があった。それは、全体が連動しながら前にボールを運び、パスをつなぎ、果敢にゴールを狙った結果での得点だったということ。
左CBの高橋勇利也が高い位置に出てボールを受ける。そこにボランチの選手が絡んで前にドリブルで運びながら、縦パスを入れ、一人はスペースへ走り出す。そしてできたスペースでボールを受けた選手が、足を振ってシュートをゴールに蹴り込んだ。
2つのゴールとも、同様の形だった。
「カバ(樺山諒乃介)が前に走ってくれたことでスペースが空きました。ボールを持っていない選手もそうやって動き出すことが大事で、連動した動きができればチャンスはどんどん生まれると思っています」
水戸戦のゴールを決めた川上エドオジョン智慧はそう述べている。ただ、その前へのアクションを出せるようになるのが失点したあとという課題がある。2点とも、ビハインドの状態になり、ゴールがどうしても必要という状況下で生まれている。その姿勢を、試合のスタートから出したい。もちろん、相手も同じ思いを持って試合に入るわけで容易なことではない。逆に裏を取られて失点するリスクもはらむ。後方の選手がリスクを負いたくない心情は、これだけ勝てていない状況からすると仕方ない部分もあるだろう。それでも、勝ち続ける必要がある現在において、大切なのはその“連動した前への姿勢”だ。
攻撃だけでなく、守備でも前に出ていきたい。「前線に引っ張られるように、後ろも付いていったほうがいい」。声の主は、瀬畠義成。前節の水戸戦ではボランチ、前々節の横浜FC戦ではCBの中央を務めており、今節のブラウブリッツ秋田戦では両方の位置で出場の可能性がある。彼が話したのは前に出る守備の面で、「後ろからもっと選手を押し出していきたい」と語った。そして、水戸戦での大きな課題であるボールホルダーに対してしっかりと寄せること。これを特に意識したい。
ただ、秋田は前に出る勢いをひっくり返すロングボールや、そのあとのセカンドボール争いに長けたチームだ。全体が連動せずに前に出てしまった時点で、大きなピンチになってしまうことも予想される。それに、リーグで3番目に失点の少ないチームであり、守備の固さは折り紙付き。局面でのバトルに強い秋田に対して厳しい戦いになることは明白だが、そこで上回ることが勝点3のための必須条件になる。
全体が連動して前に出ること、そして球際のバトルで負けないこと。これが勝利へのカギだ。
「本気で奪いにいくことが大事で、ボールへの執着というところの勝負になる」(櫛引政敏)
「必要以上に落ち込む必要はない。チームとしてやることを明確にして試合に臨む。やるしかない」(瀬畠)
水戸戦後、ゴール裏で誓った「次は必ず勝つ」という言葉。それを示す一戦にしたい。
武藤 覚監督
(前節・水戸ホーリーホック戦で見えた課題について)
「球際に行くところなどの戦う部分や、守備でポジションを埋めるところ、そしてゴールを隠すということは絶対に大切です。(今節の相手・)ブラウブリッツ秋田さんはそれを強みとしているチームなので、それらについてはしっかりしなければならないと感じています。『戦うぞ』と伝えていたつもりでいても、前節でできなかったということは、トレーニングや選手への伝え方に良くなかった部分があったと捉えています。システムややり方というよりも、簡単にクロスを上げさせてしまうなど、やらせてはいけない部分の課題がずっと続いているので、なんとかしないといけないし、それができないと絶対に勝点は取れないです。この場面では前に出ていけた、出ていくべきだった、ということは映像を見せながら選手たちと確認しました」
(ブラウブリッツ秋田の印象は?)
「ただ長いボールを蹴ってくるだけではなくて、テクニックのある選手もいますし、ヘディングの競り方やセカンドボールの作り方、そしてそれを拾うところなど、良さを出すための仕組みや狙いが徹底されている印象です」
(選手たちからも、『もっと前に出ていきたい』という声が聞かれます)
「前にプレーすることで、たとえボールを失っても前からプレッシャーを掛けることができます。その攻守の切り替えで上回れなかったら、また局面で戦えなかったらサッカーにならないですが、それは前提として、選手のパワーを引き出すための準備、声掛け、雰囲気づくりの部分はもっとやっていかなければいけないと感じています」
FW 14 川本 梨誉
(前節・水戸ホーリーホック戦の反省をどう生かしたいですか?)
「相手の背後を狙うことを意識していましたが、チームとしてそれがなかなかできませんでした。もっとコミュニケーションをとってやっていかないといけないと感じています。個人としては、相手の守備を剥がすことはできると思っています。きれいに守備を崩すことも大事ですけど、一人でも相手を剥がすことで状況は変えられるので、もっとそれを試合で見せられるようにしていきたいです」
(河田篤秀選手との連係については?)
「次の試合にどんなメンバーでやるかは分かりませんが、カワくん(河田)とプレーするときには近くにいることを意識しています。その必要性は、数試合やってきて個人的に一番感じていました。近い距離にいて、自分がつぶれ役にもなるし、カワくんを生かすような、また生かされるようなプレーを増やしていかないといけないと思っています」
(今週の練習で意識したことは?)
「武藤監督からは、ロングボールを蹴られたあとのセカンドボールについて一番要求されています。そこをどれだけ拾えるかがカギになりますし、できるだけ前の位置で拾うことができればいい攻撃につなげられると思っています」
(ホームで行われるブラウブリッツ秋田戦に向けて)
「本当に、勝つだけです。自分たちはそれだけ。自分がここに戻ってきて試合に出させてもらうようになってから、まだ1試合しか勝つことができていません。自分が来た価値を証明するためには勝たなければなりません。水戸戦後にサポーターの方が『結果で示してほしい』と話されていましたが、そのとおりで、僕らは結果で示すしかない。そのために、前線の選手としてゴールという結果を出したいと思っています」
FW 28 樺山 諒乃介
(前節・水戸ホーリーホック戦での川上エドオジョン智慧選手のゴールシーンでは、最終ライン裏のスペースに走り込んで川上選手にスペースを空けていましたが?)
「自分が受けるために動き出したのですが、そのことで相手の守備が中央に絞って、そのタイミングで(空いたスペースに川上が)後ろから走ってきたのが見えました。どちらにパスがきてもいい状態でしたし、それが結果的に得点につながったのは良かったです」
(自身の現状について)
「いまの出場時間に満足はしていませんが、与えられた時間で自分のクオリティーを出すことを考えています。仕掛ける回数、シュートの回数を増やしていくしかないですし、そのためにどん欲にプレーします」
(今節・秋田戦に向けて)
「秋田はロングボールが多いチームです。セカンドボールを拾わないといけない場面が増えると思うので、それはチームとして意識しています。個人としては、もっと前に出ていくことを表現したいです」
FW 23 平松 宗
(現状を鑑みて、意識していることは?)
「たとえ出場時間が短くても、試合の状況を見ながら自分がやれることを考えてプレーしています。自分が出るときは、得点を取る、チャンスを作ることを求められているので、チームの状況と照らし合わせながら、自分の良さを出せればと思っています」
(いまのチームに必要だと感じているのはどんな部分ですか?)
「まず、自信をもってやることだと思います。ピッチに出ている選手で状況を見ながら声を掛け合ってやることも必要で、球際などの基本的な部分を練習から意識することも大切です。試合でそれらが出せていないということは、まだまだ足りないということ。自分もそれを練習から伝えています」
(今節・ブラウブリッツ秋田戦に向けて)
「相手は前に来る圧力があって、サッカーに勢いもあるので、それを出させないようなやり方を考えながら、自分たちの強みを出せればと思っています。前節の試合後にファン・サポーターの皆さんに言われたように、ホームで約1年勝つことができていません。選手たちは結果で示さないといけないですし、立ち上がりから相手を呑み込むような戦いを見せられればと思っています」