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CLUB 2026.07.14

2026/27シーズン ザスパ群馬新体制発表会レポート

ザスパ群馬では2026年7月5日(日)に、カインズ本庄早稲田本部にて2026/27シーズンのザスパ群馬新体制発表会を開催いたしました。当日の模様をレポートにてお届けいたします。

【株式会社ザスパ 代表取締役社長 細貝 萌 挨拶】

細貝萌「本日はご来場いただきありがとうございます。2026年に入り、変則だった百年構想リーグを経て、いよいよ2026/27シーズンがスタートします。本日は新シーズンの開幕に向けて、これまでの取り組みを簡単に、より具体的に皆さまにお伝えし、新シーズンに懸ける期待を皆さまと共有する機会とさせていただきたいと思っております。

まず2026年、クラブで起きた最も大きな変化として、クラブの経営体制の変化があったことはご存じだと思いますが、これは大きい出来事だと思っております。2026年4月に取締役会が5名体制となりました。株式会社ベイシア、株式会社カインズの代表取締役会長である土屋(裕雅)さん、株式会社カインズ代表取締役社長CEO兼株式会社ハンズ代表取締役会長の高家(正行)さん、株式会社ベイシア代表取締役社長の相木(孝仁)さん、カインズ上席執行役員CMOの石橋(雅史)さん、そして私の5名体制となりました。これはクラブの経営に関する改善や改革のアクションのスピードをより一層加速させることを目的としたものです。経営陣の方々とは毎週、毎日コミュニケーションを取りながら、ザスパがより一層愛されるクラブになるべく、さまざまなテーマについて議論をし、すでにアクションを開始しています。これはなかなか表には出てこないわかりにくい変化ではありますが、ベイシアグループ内におけるザスパへの理解がさらに進んだ状況であり、より効果的な連携を可能とする経営体制が整いつつあると感じています。そのスピードアップによるポジティブな効果はさっそく各所に現れている状況で、そのいくつかを本日はお話したいと思っています。なお、これまで支えてくださった取締役の皆さまにも新たに設置開催した経営諮問委員会で引き続きアドバイスをいただき、経営に活かしています。

そして、この新体制発表会の進め方も少し変えています。今回からは簡単にではありますが、各部の部長による今シーズンの取り組みを説明させていただきます。より現場に近い目線、その部署の責任者から新シーズンにおける具体的な施策をお伝えします。

二つ目はパートナーとの関係性強化、新規獲得に関する点です。新シーズンに入り、パートナー企業数が2026シーズンと比較して約75パーセント増加しています。またユニフォームやトレーニングウェア、スタジアム内での広告、GCCザスパークなど、さまざまなエリアにおいて多くの企業の皆さまからご協賛をいただいています。こうした支援の広がりはクラブが目指す方向性への共感はもちろん、日ごろから応援していただいているファン・サポーターの皆さまの存在があるからこそだと思っています。スタジアムの雰囲気や地域とのつながり、ザスパを支えるコミュニティの力はパートナーの皆さまも高く評価していただいています。だからこそ、この成長はファン・サポーターの皆さまをはじめ、クラブにかかわるすべての皆さまとともに作り上げてきたものだと思っています。改めて感謝申し上げます。私自身も経営やクラブ運営のさまざまな業務に取り組むなかで、パートナー企業の皆さまとの関係構築を大切にしています。県内外の企業の皆さまにはザスパの未来や挑戦を伝えながらクラブを後押ししていただけるよう対話を重ねています。今後も新たなパートナーとの出会いを大切にしながら、これまで支えてくださった既存のパートナーやステークホルダーの皆さまとの関係をより大切にしながら、クラブの成長につなげていきたいと思っています。

続いて、マーケティング、ファンエンゲージメントに関する点です。2026/27シーズン早々に公式アプリの立ち上げが完了する予定です。これによりファン・サポーターの皆さまに、より濃密な時間を過ごしていただけるインフラが整うことになります。ぜひ多くの皆さまにダウンロードしていただき、よりザスパを深く知っていただけたらうれしいと考えております。

また、サポーターの皆さまとの意思疎通も少しずつ変化していると感じています。7月2日に開催したサポーター団体代表とのミーティングで、参加された方々にはお伝えしましたが、この体制になってからクラブの役員、部長間で協議を重ねてきた内容をもとに作成したこれからのザスパが目指すゴールと、なりたい姿の一部を共有させていただきました。今後はサポーターとクラブが同じ方向を向き、前進していきたいと思っています。より良い最高のスタジアムを皆さまとともに作り上げる関係を、さらに強化できるものだと信じています。

最後に、クラブの業務環境の整備です。これまではさまざまな理由からどうしても経営資源を投入するには制約が大きかった働く環境と体制の整備を、ハードとソフトの両面から始めています。具体的には、他リーグや他クラブでの知見と経験を有するエキスパート人材の採用や、IT、インフラ環境などの整備を徐々に開始しており、これからも継続してやっていくことを予定しています。会社としても2026/27シーズンでチームのJ2復帰を後押しする基盤が整いつつある手応えを強く感じています。いま、変わろうとしていて、変わり始めており、実際に変わってきています。

これから各部長には簡単に話をしてもらいますが、肝心のトップチームの強化に関しては山田耕介GMの挨拶のあと、強化部長の佐藤正美より話していただきます。会社としては2030/31シーズンにJ1昇格を勝ち取りたいと強く思っています。社内では細かくロードマップを敷きながら日々仕事に励んでいます。ザスパ群馬が、群馬の誇りとなれるよう努力していきたいと思っています」

【ゼネラルマネージャー 山田耕介 挨拶】

山田「2月に入ったばかりでまだ勉強中ですが、本日はお集まりいただきありがとうございます。まず何より、どんな状況でもザスパ群馬を信じ、支え続けてくださっているファン・サポーターの皆さまに心から感謝いたします。

私は、GMとして今年からクラブづくりに携わっています。なかなか思うようにはいかない、そして悩み苦しんでいる最中なのですが、このクラブにはもっと大きな可能性があると確信しております。私たちが目指すのは、ただ勝つチームではありません。ピッチの上で誰よりも走り、誰よりも戦い、ボールを失ったら誰よりも早く奪い返し、最後までゴールを目指し続ける、そんなサッカーを皆さんとともに築いていきたいと思っています。

もちろん、その道のりは決して簡単ではありません。苦しい試合もあるでしょう。思うような結果が出ない時期もあるかもしれません。しかし、そんなときこそクラブ、選手、スタッフ、そしてファン・サポーターの皆さんがひとつになることが最も大切です。

私たちはこのクラブを地域に誇れるクラブに、そしてJリーグを代表するクラブへ成長させるために日々全力で取り組んでいます。その挑戦にぜひ、皆さんの力を貸してください。皆さんの声援は選手たちをあと一歩前に進める大きな力になります。

2026/27シーズンも、このエンブレムのもとに一緒に戦い、一緒に喜びを分かち合いましょう。ザスパ群馬の未来はクラブだけでつくるものではありません。皆さんとともにつくる未来です。今シーズンも熱いご声援をどうぞよろしくお願いします。必ず、昇格を勝ち取りましょう。ともに戦いましょう。よろしくお願いします」

【強化部長 佐藤正美 挨拶】

佐藤「本日は、お集まりいただきありがとうございます。私からは3つのパートでお話しさせていただければと思います。

まずは、ザスパ群馬の歴史についてです。皆さんご存じのとおり、ザスパは2005年にJリーグに参入しました。2012年、2017年、2024年に7連敗と苦しいシーズンがあって、2017年と2024年は降格というシーズンでした。2010年には開幕5連敗、Jリーグ参入以降、連勝するまでには3年以上かかりました。J2リーグでの平均順位は16位、J3リーグを入れても平均順位は14位と、いま振り返ると、とても苦しい、厳しいシーズンが多かったと認識しております。

どうしても守備ベースの戦い方で、得点は控えめで守備も失点数が多かったり少なかったり、その差が非常に激しく、どちらかというと粘る・耐えるという状況のなかで、なんとか勝点を積み上げて残留をしてきたシーズンが多かったです。

さきほど細貝からも『2030/31シーズンにJ1昇格』という話がありましたが、それを考えると、短い時間の中でしっかりと進化しなければいけないと思っています。そのなかで、攻撃的なサッカーで勝つということを掲げています。これは歴史的な部分と地域性が大いに関係しています。エンブレムの説明はクラブの公式ホームページに書かれているので、ぜひ見ていただきたいと思うのですが、草津町で誕生したチームということで温泉が湧き上がるパワー、群馬の刺すような暑さ、夕立や激しい雷といったものがエンブレムのなかにも含まれていて、上州からっ風と言われるぐらい強い風も含めてサッカーでも表現したい。そんな思いから攻撃的なサッカーを掲げてチームづくりをしています。

そんななかで今回、2026/27シーズンに向けた編成のところで、2026シーズンの百年構想リーグでは、攻撃に関しては40チーム中9位という得点力でした。しかし、満足はしていません。攻撃的なサッカーを掲げている以上は、5位以内には入りたかったという思いがあります。

なので、チャンスの数を多く作る、それを決めきるというところで攻撃の編成を考えました。まずは期限付き移籍中の選手を多く残す、完全移籍で残すというところを中心に整理しました。逆に守備に関しては40チーム中、下から2番目と失点数が多いので、守り方の構図の整理も必要ですが、しっかりと人を当てはめるところで経験のある、ユーティリティプレーヤー、そして個でしっかりと戦える選手を中心に獲得し、攻守に安定感を持ってJ2復帰を目指すチームづくりをしました。

このあと、選手が登壇するタイミングでそれぞれの選手についての話ができるとは思いますが、始動日に選手やスタッフに伝えたのは、誰しもが『J2昇格』と簡単に言いますが、そんなに簡単なことではないということです。Jリーグ全60クラブある中で、昇格を勝ち取れるのはわずか数クラブです。

クラブもそうですし、パートナー企業もファン・サポーターもメディアもそう。当たり前のように『昇格』を口にしてきます。しかし、それは願っているだけでは手に入れることはできないので、日々、昇格できる振る舞いを行なおうと伝えてシーズンをスタートさせました。長いシーズン、苦しい時期もあると思います。そのときにはぜひ、大事な振る舞いだと思う声援を選手やスタッフに届けていただければと思います」

【営業部長 伊藤崇浩】

伊藤「日頃より、ザスパ群馬への熱い応援をいただき誠にありがとうございます。ファン・サポーターの皆さま、ならびに日頃より応援いただいているパートナー企業の皆さまもこの会場にお越しいただいているかと思います。改めてこの場をお借りして御礼申し上げます。

本日は、今シーズンの営業部の活動についてお話しさせていただきたいと思います。はじめに、これまでクラブを支えてくださっているパートナー企業との関係を何より大切にしています。長年にわたり、クラブを支えてくださっていることへの感謝を忘れず、それぞれの企業様にとって価値のあるパートナーシップ関係を結べるよう取り組んでまいります。

その一方でクラブがさらに成長し、より強く持続可能な存在になっていくためには新たな企業様との出会いも必須です。今シーズンは、クラブ内で連携を取り、新しいパートナーの皆さまを増やしていくことに積極的にチャレンジしています。地域の企業様を始め、多くの方々にザスパの活動を知っていただき新しい仲間を増やしていけるよう挑戦していきます。

また、パートナー企業の皆さまにご提案していく内容は、スタジアム、GCCザスパーク、トレーニングウェア等の広告形式はもちろん、スマイルキッズキャラバンや来場者の皆さまの観戦体験をより良くするイベントをパートナー企業の皆さまとともに実施すること、そしてアシストパートナーなど、さまざな手法で、企業様と一緒に地域やクラブの価値を築いていきたいと考えています。

そのなかでパートナー企業様の経営環境や、事情によって協賛内容やパートナーカテゴリー等が変わることもあります。しかし、私たちはどのような形であってもクラブを支えてくださったことへの感謝を忘れず、これからも誠実に向き合い、良好な関係を築いていきたいと考えています。

細貝からも話がありましたが、私たちが企業の皆さまと話をするなかで、ザスパ群馬への期待・関心の高まりを非常に多く感じる機会があります。そのなかで、クラブの将来像や地域での活動に共感いただくことはもちろん、ファン・サポーターの皆さまの応援やコミュニティに非常に大きな魅力を感じていただくことも多いです。改めて日頃からクラブへの多くのご声援をいただいていること、感謝申し上げます。

私たち営業部の役割は、クラブの魅力や価値を正しく企業の皆さまにお伝えし、新しい仲間を増やし、その関係性を強固なものにしていくことだと考えております。クラブの成長はパートナー企業の皆さま、地域の皆さま、ファン・サポーターの皆さまの支えがあってこそ実現できると考えております。そのなかで営業部の収入は、クラブ収益のなかの最大の柱という責任と自覚を持ち、ザスパ群馬らしく一歩ずつ前進していきたいと考えております。引き続き、ご理解・ご支援いただけますと幸いです」

【マーケティング部長 井村安世】

井村「日頃より温かいご声援とご支援を賜り、ありがとうございます。現在、マーケティング部は7名のスタッフで、チケット、グッズ、イベント企画運営、広報、ホームタウン活動などを担っています。私たちの役割は皆さまとザスパ、そして地域をつなぎ、ザスパがある毎日をつくることです。

さきほど細貝からもありましたように、私たちは2030/31シーズンでのJ1昇格を目指しています。試合日には街にザスパネイビーがあふれ、スタジアムで勝利を喜び合い、自然とハイタッチが生まれる。そんな景色を思い描いています。その実現のため、今シーズンは3つの重点テーマに取り組みます。

ひとつ目は、公式アプリの導入とファンクラブの再開によるコミュニティの強化です。

今夏からザスパ群馬公式アプリをスタートします。ニュース配信に加え、くじやポイント機能など、試合日だけでなく毎日の暮らしのなかでザスパに触れていただける、また皆さんがつながる、参加できる、そのようなコンテンツを順次展開いたします。

さらに、ウィンターブレイク明けの2月からはファンクラブを再開いたします。アプリを軸により多くの方々と継続的につながり、『ザスパのある暮らし』を感じていただける仕組みをつくってまいります。

二つ目は、観戦環境の改善によるスタジアム体験の価値向上です。

皆さまから毎試合いただくアンケート結果をもとに、音響・映像・演出の改善、場内外イベントの充実、案内表示のわかりやすさなど、ハード・ソフトの両面から段階的に改善を進めてまいります。クラブをはじめ、行政の皆さま、関係各所と連携し『また来たい』と思えるスタジアムを皆さまとともにつくりたいと思っております。引き続きアンケート等にご協力をよろしくお願いいたします。

三つ目は、ホームタウン活動です。

スポーツには人と人とをつなぎ、街に活力を与え、人々の心を動かす力があります。この力を地域に還元してまいります。2026年は6月末までに学校訪問によるあいさつ運動、イベント出展、交通安全教室やAED啓発活動などにより、延べ12万人の方々とふれあうことができました。今後もファン・サポーターの方々をはじめ、行政・自治体、学校、そしてパートナー企業の皆さま、群馬を拠点とするスポーツ団体の皆さまと連携し、地域の未来につながる活動を展開してまいります。

また、一例ですが、先日のGCCザスパーク2周年イベントで、竹灯籠作りワークショップを開催いたしました。これは放置竹林という社会課題への意識を高めるための試みです。皆さまに作っていただいた竹灯籠は8月15日と22日のホームゲームでスタジアムを彩ります。地域課題を共有したり、ともに解決したりしていくことで、群馬にザスパがあって良かったと思えるクラブを目指してまいります。

これらの活動を積み重ね、私たちは地域とともに歩み、群馬になくてはならない存在へと成長してまいります。皆さまと一緒に大きな夢に向かって、スタジアムだけでなく、この街の日常からもザスパがある毎日をともに作っていきたいと考えています。新シーズンも皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします」

【運営部長 松本大樹】

松本「日頃から多くの皆さまの支えがあってこそ、ザスパ群馬があると思っております。今シーズンも応援をよろしくお願いいたします。

我々は、試合を安心・安全に進行するため、そして皆さんにスタジアムに気持ち良く来ていただけるようにJリーグと話をしています。試合日には、マッチコミッショナーを招くためにJリーグと、群馬県サッカー協会へは記録係、ボールパーソン、そして対戦相手の運営部と試合に向けての話し合いを行います。最後にスタジアムを借りるための各行政、警備、設営、スタジアムグルメなどを行っています。

また毎試合、来場者アンケートを取らせていただいています。もちろんできることできないことがありますが、2026/27シーズンに向けてクラブとしてしっかりと取り組んでいきますので、ぜひ新シーズンも多くの方にスタジアムに足を運んでいただければと思います。

スタジアムグルメに関しても、百年構想リーグでは待機列と通行の住み分けのために、シーズン途中から足元にテープを貼って待機列の誘導を行っておりました。皆さんが少しでも快適にスタジアムで過ごせるように取り組んでいきますので、2026/27シーズンもスタジアムに足を運んでいただけるとうれしいです。

また、スタジアムの案内図は目の届くところにあるのですが、どこで何をやっているのかがなかなか皆さんのところに届いていないということも聞いております。ここもしっかりと皆さんがスタジアムに来場されたときに、どこで何が行われているのか、もっとわかりやすく工夫していきますので、見ていただければと思います。

そして駐車場ですが、駐車場が少ないというご意見も多くいただいています。実は約3,000台近く停められることになっています。ただ、いま、河川敷の駐車場でいろいろと問題が起きていることは把握しています。こちらもしっかりとクラブとして考えていきますので、よろしくお願いいたします。

また、運営部はGCCザスパークの運営も行っています。ホームページにも記載しておりますが、フットサルコートや人工芝コートの貸し出しを行っていますので、多くの方に使用していただければと思っております。また、1Fにはオフィシャルグッズショップやカフェブリッコもあります。少し入りづらいという声も耳にしておりますが、敷地内には天然芝の自由広場にフットゴルフの施設も新たに完備しておりますので、GCCザスパークにも足を運んでいただければと思っております」

【育成事業室長 宮本和弥】

宮本「日頃からトップチーム同様に、アカデミーの選手たちへ温かいご声援をいただき、誠にありがとうございます。本日は、我々ザスパ群馬アカデミーのビジョンについて、皆さまにお話しさせていただきます。

現在、アカデミー部門は『チーム』『サッカースクール』『普及』という3つの部門に分かれて活動しています。『チーム』に関しては、現在約140名の選手が所属しております。そのなかで、我々が目指すアカデミーのビジョンについて説明いたします。

1. より高いレベルの「個」を育てる
メインとなるビジョンは『より高いレベルの個を育てる』ことであり、一番の目的はトップチームへ選手を輩出することです。これに向けて日々、選手や指導者が一丸となって活動しております。また、直接トップチームに昇格しなくとも、将来的には『ホームグロウン』という形でザスパに戻ってきてほしいという想いで活動しております。一番の願いはもちろんプロサッカー選手として大きく羽ばたいてほしいということですが、それと同時に、人としてサッカー以外の様々な分野でも活躍できる『人材の育成』が重要であると考えております。今シーズンもこの部分をさらに強化して活動してまいります。

2. 自立した選手の育成と、指導者のクオリティ向上
これまでの慣例やサッカー界の常識にとらわれず、ルールで縛るのではなく、選手が自発的に判断し行動できる環境をさらに強化していきます。また、選手育成にあたっては、指導者の質にもこだわって取り組んでいます。指導者間でもしっかりと対話を重ね、我々が目指すべき方向性を理解・共有しながら、より専門性の高い指導を実践に取り組んでおります。また選手に対しては『個別育成プログラム(IDP)』を導入し、一人ひとりと丁寧に向き合い課題解決を行っております。

3. 地域社会との価値共創
ザスパ群馬アカデミーとして『勝敗に左右されない価値の創出』を掲げています。チームは現在、カテゴリーとしてはまだ下のリーグに所属しています。もちろん競技スポーツですので上を目指して戦ってまいりますが、勝ち負けだけにこだわるのではなく、それ以外の部分で『ザスパ群馬アカデミーにしかできないこと』を追求し、我々の存在価値をしっかりと作っていきたいと考えています。この方針を現場へ強く浸透させていくことが私のミッションであり、これから切り拓いていく未来です。

4. アカデミー組織の「自走化」
アカデミー組織を運営・発展させていくためには、どうしても資金が必要です。これまではクラブ全体で資金を担保してまいりましたが、今後は他部署に頼り切るのではなく、アカデミー組織自身が『自走』できるよう収益化を模索していきたいと考えています。その具体的な施策として、現在県内で展開しているサッカースクールを今後はさらに拡大し、収益を確保していきます。それと同時に、アカデミーの裾野広げる普及活動を通じてサッカーに触れる多くの子どもたちにザスパを好きになってもらい、『いつかはアカデミーチームに所属したい』と思ってもらえるような好循環を作っていければと考えています。

おわりに、我々が掲げるビジョンの実現に向けた取り組みは、まだまだこれから本格化していく段階にあります。今後も『選手の成長』と『育成環境の充実』を最優先に、責任を持ってアカデミー運営に取り組んでまいります。皆さまにおかれましても、引き続き温かく見守り、サポートしていただけますと幸いです。本日はありがとうございました。

【シニアヴァイスプレジデント兼人事総務部長 中村聡】

中村「皆さん、こんにちは。そして、はじめまして。シニアヴァイスプレジデント兼人事総務部長として7月1日に着任しました。主に経営面、組織運営面から、細貝社長をはじめ、その他の経営陣を盛り立てると同時に、人事、総務のバックオフィス面からクラブを支えていきたいと思います。群馬の皆さんとともに未来を切り拓いていきたいと思っております。これからよろしくお願いいたします」

【シニアヴァイスプレジデント兼経理部長 髙山英二】

髙山「皆さん、こんにちは。現在、経理部は財務と資金の管理・統括業務を行っております。これからはじまります2026/27シーズンにおきましては、効率的な財務の策定・管理・実行でクラブを支えていきたいと思っております。ぜひ、皆さまご支援のほどよろしくお願いいたします」

【質疑応答】

Q:J3優勝、J2昇格がクラブとして大事な目標となってくると思いますが、それに対する具体的な数値目標があれば教えてください(メディア)。

佐藤「具体的な数字は特に設定していません。強化部内でも、これくらい必要だという数字はありますが、表立ってそれを発信しているわけではありません。まずは目の前の試合にきっちりと勝つ、その試合に勝つためにしっかりと準備をするというだけです」

Q:群馬県内には35市町村ありますが、地域が盛り上がるようなお祭りへの参加などの活動にもより一層力を入れてほしいと切に願っています。地域を盛り上げるための、試合日以外での施策などはありますか(来場者)。

細貝「ありがとうございます。群馬県内にあるプロサッカークラブですので、自分たちでしっかりとしたチームを作っていきたいと思っています。マーケティング部がホームタウン活動にも力を入れており、前橋市以外の地域の方々と連携したり、包括連携協定を結んだりしています。もちろんこれも明確な意図を持って、どこと、どのタイミングで結ぶのか、ということもしっかりと見極めながらやっています。より地域の方にザスパを知ってもらう、より関係を深めることでクラブの価値を高めていきたいと思っています」

:他クラブでは小中学生の団体観戦を授業として組んでいたりするようですが、ザスパでこのような企画を行う予定はありますか(来場者)。

細貝「現時点で、団体での招待について確実に決まっているわけではありませんが、地域の方々とは連携してさまざまな取り組みを行っている状況です。たとえば朝、学校で行う『おはよう運動』で学校や子どもたちにアプローチする。まずはザスパ群馬を知ってもらう、ということを行っていて、今後も行政としっかりと連携・協議した上で、できることとできないことを判断して取り組んでいきたいと思っています」

:集客面での具体的な話がなかったと思いますが、百年構想リーグは確か平均観客数が3,400名でした。お隣の栃木は7,000人ぐらいでした。新シーズンではアウェイ側の来場者数も減ってくるので、3,000人弱も考えられると思いますが、そこに対しての反省点と改善策を聞かせてください(来場者)。

細貝「集客に関する部分では、全体的に課題があると思っています。百年構想リーグでは平均で3,309人でした。そこで2026/27シーズンではまず、4,200人を目指すことを目標にしています。では、どうやって伸ばしていくかですが、J3リーグになりますと、どうしてもアウェイの、特に遠くのクラブの方々に来ていただくことが難しくなってきます。そこで年に数回、しっかりと集客の山となる集客試合を決めて、マーケティング部を中心にそのための施策を進めている状況です。また、百年構想リーグでなかなか集客が伸びなかったことに関しては、どこにアプローチするのがベストなのか、データを取りながら進めている状況です」